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ショートストーリー
オーク「くっ…殺せ!!」女騎士「ブヒィィィィィィ!!」

オーク「くっ…殺せ!!」女騎士「ブヒィィィィィィ!!」
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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/05(日) 01:03:04.51 ID:Mr6etMoSO
とある街の一軒家
その一室に女騎士とオークの姿があった
オーク「俺を縛りあげてどうするつもりだ!!」
女騎士「ブヒィィィィィィィィ!!」
オーク「くっ…俺はお前なんかに負けたり……」
女騎士「ブッヒィィィィィィィィィィィィ!!」
オーク「…………おぅ」
女騎士「あ?」
オーク「そのブヒィってのは何だ?」
女騎士「オークっぽいだろ?」
オーク「あ?」
女騎士「あ?」
オーク「……テメーがたまには配役変えたいって言ったんだよな?」
女騎士「だからオークっぽさ出してんじゃねーか……クソが」
オーク「んだ?」
女騎士「あ?やんのか?」
オーク「チッ……」
女騎士「んな事より、お前もちゃんとやれよ」
オーク「あ?……ちゃんとやってんだろーが」
女騎士「もっと女騎士感出せや」
オーク「うっせぇな……」
女騎士「……んだとコノヤロウ!!」
オーク「分かったからでけぇ声出すんじゃねぇよ!!」

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/05(日) 01:04:22.16 ID:Mr6etMoSO
女騎士の手がオークの胸に伸びる
女騎士「クククッ…お楽しみの時間だぜぇ……」
オーク「んほぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
女騎士「ず…ずいぶん敏感じゃねーか……こっちはどうだ?」
胸にあてられていた手がオークの股間に向かう
オーク「んほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
オーク「そこはらめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
女騎士「…………おぅ」
オーク「あ?」
女騎士「そりゃ何の真似だ?」
オーク「女騎士っぽいだろ?」
女騎士「ざけんじゃねぇ!!」
オーク「んだコラ!!」
女騎士「アタシが一回でも『んほぉ』なんて言った事あったか?」
オーク「あぁ、そうだったな……お前は毎晩ヒィヒィ言って……」
女騎士「おいぃぃぃぃぃぃ!!」
オーク「あ?」
女騎士「テメー何言ってんだ?殺すぞ?」
オーク「本当の事じゃねーか……毎晩俺の下でアンアン……」
女騎士「テメェェェェェェェェェェェ!!」
その時、不意に部屋の扉が開かれた

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/05(日) 01:05:20.82 ID:Mr6etMoSO
開けられた扉から少年オークと人間の少女が姿を見せる
少年オーク「お父さん…お母さん……」
少女「ケン…カ……?」
女騎士「チッ…お前が大声出すから子供が起きちゃったじゃねーか」
オーク「でけぇ声出したのはテメーだよ」
女騎士「あ?」
オーク「あ?」
女騎士「ブタみてーな顔してイキってんじゃねーぞ?」
少年オーク「えっ……」
女騎士「大丈夫、お前はカッコいいよ……アタシの自慢の息子だ」
少年オーク「お母さん……」
女騎士「あぁ、我が家にブタは一匹で十分だ」
オーク「はっはぁ♪」
女騎士「何笑ってんだ?……あ?」
オーク「確かに一匹で十分だな……メスブタ一匹でよぉ……」
女騎士「……オモシレー事言うじゃねーか」
オーク「何度も言わせんな…毎晩俺の下で……」
女騎士「子供の前で何言ってんだコラァ!!」
オーク「悪かったな!!口が滑ったんだよ!!」

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/05(日) 01:06:18.99 ID:Mr6etMoSO
女騎士とオークは正面から睨み合う
オーク「……」
女騎士「……」
少女「お兄ちゃん……」
少年オーク「まぁ…大丈夫だろ……」
少女「うん……」
少年オーク「お母さん、耳栓ってどこだっけ?」
女騎士はオークを睨みながら答える
女騎士「薬箱の中だ」
少年オーク「えっと…コレか……」
少年オーク「じゃあボク達は寝るからね?」
女騎士「あぁ、おやすみ」
オーク「暖かくして寝るんだぞ」
少年オーク「はーい」
少女「おやすみ〜」
子供達が部屋に戻っても女騎士とオークは睨み合いを続けていた

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/05(日) 01:07:13.71 ID:Mr6etMoSO
オーク「……」
女騎士「……」
オーク「チッ……俺達も寝るか」
女騎士「……そうだな」
オークと女騎士は並んでベッドに入る
そして、しばらくすると女騎士がモゾモゾと体を動かし始めた
オーク「んだよ、早く寝ろや」
女騎士「うるせぇな…中途半端だったからムラムラしてんだよ……」
オーク「あ?」
女騎士「あ?」
オーク「ヤんのかテメー!!」
女騎士「上等だボケが!!」
オーク「ブヒィィィィィィィィィィィィ!!」
女騎士「んほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/05(日) 01:08:12.52 ID:Mr6etMoSO
その頃、子供達の部屋では
少年オーク(耳栓しても聞こえるのか……)
少女「……お兄ちゃん」
少年オーク「どうした?」
少女「私…妹が欲しいな……」
少年オーク「たぶん……弟もできると思うぞ」
少女「そっかぁ……じゃあ一人ずつ欲しいな……」
少年オーク(それくらいじゃ終わらないかもな……)
少女「お兄ちゃん?」
少年オーク「いや、何でもない……早く寝なさい」
少女「はーい」
少年オーク「……」
少女「……」
少年オーク(あっ…また始まったみたいだ……)
少女「お兄ちゃん……」
少年オーク「気にしないで寝るんだ」
少女「…………んほぉ」
少年オーク「……やめなさい」

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/05(日) 01:08:39.87 ID:Mr6etMoSO
終わり

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/05(日) 01:11:15.67 ID:QZWQr362o
ブヒィィイィイィイィ

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/05(日) 01:28:49.62 ID:zyRrf0IEO
乙です
「んほぉ」って呟く少女可愛い
少年オークはいいお兄ちゃんなんだろうな…
蛙の子は蛙にならない事を祈る

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/05(日) 01:30:10.32 ID:IpWGv6IDO
なんだこのバカップルは……良いぞもっとヤれ
少年オークは強く生きろ

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/05(日) 01:51:58.91 ID:XbbKZ5AAO
良い子らや…ほろり