2chまとめサイトモバイル
ショートストーリー
少女「私が欲しかった物はこんな物なはずがない……」/神様「何でも願いを一つ叶えてやろう」/男「なぜ君は笑わないの?」/女「私実はタイムリーパーなんだ〜」

少女「私が欲しかった物はこんな物なはずがない……」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1398674142/

1 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/28(月) 17:35:42 ID:1MLLY0EE
私の名前は『北野 葉瑠』。 私は生まれつき『感情』と言う物をほとんど所持していない
だから私は、『嬉しい』『恥ずかしい』『寂しい』『楽しい』などの基本的な感情から、『好き』『嫌い』『苦しい』などの感情も持ち合わせていない。 
私が感じることのできる感情はただ一つ……
『悲しい』だけだ

2 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/28(月) 17:44:25 ID:1MLLY0EE
私は『悲しい』と言うことしか感じることができない。 つまり、この世の中は私にとっては生きる地獄に等しい
『楽しい』と感じることは無い癖に、『悲しい』と感じる。
『嬉しい』と感じない癖に、『悲しい』と感じる。
私は『楽しい』や『嬉しい』が、どれだけ素晴らしい感情なのか、わからない。
『好き』や『嫌い』がどんな物なのかも、わからない。
こんな私を、初めて見た人はみんなこう言う『感情が無いってどんな感じなの?』と……
その時、私はいつも決まってこう言う
「私は、感情が無いから、わからない」と

3 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/28(月) 17:51:41 ID:1MLLY0EE
だけど彼だけは違った。 彼だけは私に
「感情なんて要らないさ、必要ない」
って言った。私は彼の言っている意味がわからなかった。 私には感情がないから、なんとも思わないだけなのかもしれない。 彼はこの言葉に続けて
「僕のがあげられるなら、君にあげたいよ……」
と言った。 私は
「……ならちょうだい」
と欲しいと言う感情が無い癖に言った。 
「じゃあ君に、僕の感情をあげよう」
と彼は言った

4 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/28(月) 17:59:26 ID:1MLLY0EE
その日から、私は彼と一番長く行動した。 お昼を食べるにも、帰るにも、どこに行くのにもいつも一緒に行動した。 彼が言った通りなのかどうかわからないが、私は感情と言う物が、できてきた。
初めて『楽しい』と思った時は、とても楽しいと思ったし
『嬉しい』と思った時は、とても嬉かった。
『楽しい』や『嬉しい』が、こんな素晴らしい感情だったのか!!!と気づいた時は『幸せ』と感じた
感情は連鎖のように沸き上がって来た。中には『持ってない方が良かったな』と言う感情もあった。

5 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/28(月) 18:05:09 ID:1MLLY0EE
私は彼と出会って、感情をほぼ全て取り戻した。と言うよりかは『手に入れた』と言った方が正しいのかな?
とにかく、私はほぼ全ての感情を経験した。 灰色だった人生が、彼のおかげで虹色に変わった。 私に感情を与えてくれた彼は、私にとって命を救ってくれた人よりも、恩を感じる。
私は彼が本当に感情を、くれたのかと思った。 でもそれは違った。 彼の感情は、消えることは無かった。

6 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/28(月) 18:13:01 ID:1MLLY0EE
私はまだ経験していない『恋愛』と言う感情に興味があった。 マンガを読むと、『恋愛』と言う感情は、とても素晴らしい物のようだ。 彼もまだ『恋愛』と言う物を体験したことがないらしい。
『恋愛』とはどのような物なのか……
私は、これを考えて一年が経過した。
彼は「警察官になる」と言う夢を実現し、今警察官として働いている。 
私は彼が私の側に居なくなって初めて気がついた

7 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/28(月) 18:23:01 ID:1MLLY0EE
私は彼に『恋愛』つまり『恋い』をしていることに気がついた。 私は彼を見ると、とても胸の鼓動が早くなり、ろれつが回らなくなり、しまいには彼の前だと顔が熱くなってしまう。 私はこれが『恋愛』と言う感情だと気づいたのは、最近のことだ。 私が今まで体験したかった最後の『感情』は、最悪の物だった。
彼のことを考えると、胸が苦しくてつらい。 夜も眠れないし、食事もできない。
私が求めていた感情《物》はこんなに苦しく、つらい感情《物》のはずでは無かったんだ……

8 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/28(月) 18:31:23 ID:1MLLY0EE
こうして私は……
全ての感情を取り戻した。
だけどなんでだろうか?
私は、手に入れたばかりの感情を『要らない』と思ってしまう……
こんなにつらいとわかっていたら、こんな感情《物》なんて彼から貰わなかっただろう……
私は今、彼が前に言っていた
『感情なんて要らないさ、必要ない』
と言うことが良くわかった
そして私は、その彼と同じ道を進むことにした
こんな感情《物》を捨てる方法を彼と探す為に……
       〜fin〜

9 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/28(月) 18:35:49 ID:1MLLY0EE
10レス行かなかった……
これでこのSSは終わりです。
読んでくださった方々、本当にありがとうございました。

10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/28(月) 19:19:02 ID:LTBHXcEE
短かったけど良かった

11 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/28(月) 19:27:01 ID:1MLLY0EE
>>10 ありがとうございます。 次はもう少し長い物を書けるようにがんばります

12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/28(月) 20:36:28 ID:WxG53ByA
おつおつ


神様「何でも願いを一つ叶えてやろう」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1398690020/

1 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/28(月) 22:00:20 ID:1MLLY0EE
ある日、いきなり神様が僕たち夫婦の前に現れてこう言った
「願いを一つ叶えてやる」と
僕たちは、半信半疑ながらも願いを言うことにした。

2 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/28(月) 22:06:39 ID:1MLLY0EE
僕は『妻である彼女と、永遠に一緒にいること』を
彼女は『夫である僕と、一生を過ごすこと』をそれぞれ願った。
願いは正直叶ったかどうかわからなかった。 それはそうだ、今目に見える願いでは無いから、叶っている証明ができない
でも、神様と名乗る人物は
「それなら、おやすいご用さ」
と僕たちを指さしながら言った。 しかし僕はこの願いを一生後悔することになる

3 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/28(月) 22:13:12 ID:1MLLY0EE
願いを言った最初の年に、僕たちの間に子どもができた。 その子どもに、僕と彼女から一文字ずつ取った名前にした。
次の年には、子どもが捕まり立ちをするようになり、翌年には歩けるようになった
僕はその時、とても幸せに感じた。
その次の年からは、幼稚園に行かせた。 幸せだと、とても時間が経つのが早く感じた。
その次の年は、幼稚園の運動会で、元気に走ってた

4 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/28(月) 22:24:13 ID:1MLLY0EE
その次の次の年には、幼稚園を卒園し、小学校に入学した。相変わらず時間が経つのが早く感じ、気づくと僕たちの子どもは小学校を卒業し、中学生になった。
僕たちの子どもは、彼女に似たのかとても賢く成績がとてもよかった。
そして、小学校より短い中学校を卒業して、僕たちの子どもは有名な高校に入学した。
たぶん彼女に似たおかげだろう。 その頃から、僕たちの子どもは笑うようになった。
僕は、子ども生まれてからこの方、自分の子どもの笑顔なんて見たことがなかったから、とても嬉しかったのを覚えている。
そして僕たちの子どもは急に『警察官になる』と言い出して勉強し始めた。

5 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/28(月) 22:34:39 ID:1MLLY0EE
その翌年、僕たちの子どもは高校を卒業し、警察学校に行くことになった
その10ヶ月後には、無事警察官になり働いていた
それから僕たちは、GWや元旦、お盆などに自分たちの子どもが帰ってくるのを楽しみにした
そんな生活が20年以上続いたある年、僕たちの子どもはまた笑わなくなってしまった
その年から、彼女は僕たちに笑顔を見せることは無くなった

6 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/28(月) 22:43:17 ID:1MLLY0EE
それから20年くらい経ったけど、自分たちの子どもは一度も笑顔を見せることは無かった。
その次の年に、僕の妻が死んだ。 僕はその時に神様に自分が願ったことの本当の意味を知った
まず、彼女の遺体は燃えないし腐らなくなった。
僕はこの時に、自分たちが新婚だった時に神様を名乗る人に、お願いをしたことを思い出した。
彼女は『僕と一生過ごす』これは言うまでも無く叶った。
では、僕の願いは叶ったのだろうか?

7 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/28(月) 22:50:18 ID:1MLLY0EE
僕の願いは『彼女と永遠に一緒にいる』これがもし叶ってしまったとしたら……
僕は彼女と『永遠』の時を過ごすことになる。つまり僕は死ねない、彼女の肉体も消えない……
僕の願ったことは、途轍もない物だった……
僕はこれに気づいたときには、自分の子どもが死んでしまっていた。
僕は、年を取りシワが増え、老いるのに死なない。
例え地球が滅びても死なない

8 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/28(月) 22:57:21 ID:1MLLY0EE
もし手足がもげ、目や耳が使えなくなったとしたら……
僕はそう考えると、怖くなった
僕は『不死』と言う、『世界で一番良い物』を神様に送って貰った『世界一の不幸者』である
気づいてくれ若い頃の僕、君が願っていることは、きっと後悔することになる……
そんなことを伝えるために僕は、時間を戻そうと必死に努力した

9 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/28(月) 23:00:11 ID:1MLLY0EE
この行動が、歴史を大きく変えるとも知らずに……
     〜fin〜

10 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/28(月) 23:06:22 ID:1MLLY0EE
また超短くなっちゃった……
紙に書いた時は長かったのにな……
はい、このSSは今日書いた奴の続きと言うか、違う視点からの物です。
次こそは長くしてやる……

11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/29(火) 03:48:59 ID:M7XVJQAU
歴史がどう変わったのか知りたい

12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/29(火) 08:45:15 ID:9B8AzqVg
感情かない女の両親か?

13 :アナアキ ◆/QkCJpfbfE:2014/04/29(火) 13:39:04 ID:rg/hEi.g
>>11 それは今書いてますよ〜
>>12 それはちょっとお答できません……

14 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/29(火) 13:48:28 ID:M7XVJQAU
>>13
楽しみに待ってる
男の方の両親?

15 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/29(火) 22:32:41 ID:rg/hEi.g
>>13 酉ミスです
>>14 ありがとうございます


男「なぜ君は笑わないの?」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1399026984/

1 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/05/02(金) 19:36:24 ID:Lu4X8sJ2
僕は好きな人がいた
その人はいつも笑わない
僕は彼女に聞いてみた『なぜ笑わないの?』って
すると彼女は
「私には感情が無いから……」
って答えた。感情が無いと言う彼女の目はとても悲しそうに見えた。
だから僕はそんな彼女に好かれたくて心にもないことを言った『感情なんて要らない』と

2 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/05/02(金) 19:47:16 ID:Lu4X8sJ2
その後に続いて僕は『僕のをあげられるなら、君にあげたい』と言った
すると感情の無いはずの彼女は、とても驚いたような目をしていた
僕はこの時気づいた
彼女は感情が無い訳じゃないって事に
ただ感情に気づいていないだけだって事に
その後彼女は
「……ならちょうだい」
って言った。僕はこの時に、彼女が感情に気づいていないだけだって事に、確信を持った
僕は彼女に感情と言う物を教えるために『じゃあ君に僕の感情をあげる』って言った
すると彼女は僕に付いて来るようになった
お昼の時も、帰りの時も
僕は彼女といるときが一番幸せだった

3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/05/02(金) 19:51:36 ID:PCrlXfTE
また、お前か
期待

4 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/05/02(金) 19:54:47 ID:Lu4X8sJ2
それからしばらくすると彼女は笑うようになった
ようやく自分の感情に気づいたようだった
それからと言うもの彼女はよく表情を変えて見せた
泣いたり、笑ったり、怒ったり、笑ったり……
僕は彼女の笑顔を見る度に『僕はやっぱり彼女のことが好きだ』って事を実感した
しかし幸せの時はそう長くは続かなかった

5 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/05/02(金) 20:01:20 ID:Lu4X8sJ2
僕は彼女より年が一つ上だった
だから僕は彼女よりも早く仕事に就いた
それからと言うもの彼女と会う時間は減った
と言うよりも全く無くなった
僕にはそれが耐えきれなかった
僕は『彼女は僕のことを覚えているのだろうか?』とか思ってしまう
僕が彼女の事を忘れられないまま一年が過ぎた
僕は『もう彼女は僕のことを忘れている頃だろう』と思っていた

7 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/05/02(金) 20:11:44 ID:Lu4X8sJ2
そう思っていた矢先に彼女は僕の目の前に現れた
僕の仕事の後輩として
でも僕はとても嬉かったと同時に、忘れられているかもしれないことが悲しかった
しかし現実は僕の思っていたことと反対に動き出した
いきなり彼女から僕に話しかけてくれたんだ
「久しぶりだね。また私と一緒にいてくれる?」って
僕はこの時『また彼女と一緒にいれる』と言うことが、とても嬉しかった
だから僕は即答したよ『もちろん』って

9 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/05/02(金) 20:28:48 ID:Lu4X8sJ2
それから僕たちは空白だった一年間を埋めるかのように昔話をした
僕は一年前と変わらない彼女を見てとても嬉しくなった
するといきなり彼女は僕に向かってこう言った
「ね、ねぇ?わ、わ私君と一緒にし、したい事が……あるんだけど」
ってところどころ噛みながら言った
僕は彼女に『なにをしたいの?』と聞いてみた
すると今まで見せたことの無いような黒い笑みで
「感情を捨てに」
と言った。
僕はこの時の笑みを一生忘れないことだろう
今まで一緒に過ごした時間が嘘のように
短い時間の流れに飲み込まれ
僕の知っている彼女はいなくなった
         〜fin〜

10 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/05/02(金) 20:32:40 ID:Lu4X8sJ2
すみません貼り忘れてました
少女「私が欲しかった物はこんな物なはずがない……」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1398674142/
これの関連SSです

11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/05/02(金) 21:16:20 ID:hs1cmT4s
この2人が感情を捨てる編もある?

12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/05/02(金) 21:41:45 ID:PCrlXfTE


13 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/05/06(火) 16:26:42 ID:QwvNBO96
>>11 それはちょっと……
>>12 ありがと!!


女「私実はタイムリーパーなんだ〜」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1398781155/

1 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/29(火) 23:19:15 ID:rg/hEi.g
神様「何でも一つ願いを叶えてやろう」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1398690020/
に関連したSSです。
もしかしたらまた短くなるかもしれませんが、ゆっくりと進めていきたいと思います

2 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/29(火) 23:34:29 ID:rg/hEi.g
私はなぜか時間が飛べた。
急に飛べるようになった訳ではなく、物心付いた頃からできた
しかも私ができるのは『タイムスリップ』ではなく『タイムリープ』の方
この双方の違いは、『過去の世界に行く』のか『時間が戻る』かの違い
タイムスリップは過去の世界に行く。つまり現在の自分と過去の自分が同じ場所に混在する。例えば、『タイムマシンで過去に行く』などはタイムスリップになる
タイムリープは時間が戻る。つまり過去の自分になると言うこと。例えば『強くてニューゲーム』は、タイムリープになる
私ができるのは、タイムリープ……強くてニューゲームの方

3 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/29(火) 23:52:42 ID:rg/hEi.g
でも私ができるタイムリープは少し違った。
私のタイムリープは、現在の姿のまま過去に戻る。だからあまりたくさんの時間を戻ると、体の大きさなどで周りの人に怪しまれてしまうため多くの時間は戻れない。それに、私が生まれた日よりも前には戻れない
でも未来もこの姿のまま未来にも行ける。しかも普通のタイムリープと違って、自分が生きているはずがないほど未来でも行ける
物心付いた頃から使えたタイムリープは、誰でもできることだと思っていた
だから私はタイムリープを使っていろいろなことをした

4 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/30(水) 00:04:55 ID:rOSQVEA.
テストがある時は、未来へ行き答えを見てそのテストを受けた。だから満点は当然だった。他の人は
「100点とかすごいね!!!」
とか言ってたけど、人は皆タイムリープが使えると思っていた私は、『逆に何で満点を取れないんだ?』とか思った。
好きな人に告白をして振られた時には、それを無かった事にしたりした。
しかし私は気が付いた。普通の人は時間を飛べないと
この時私は自分のやったことを後悔した
普通の人はやり直しが効かない人生を自分は何度も行き来している
自分の失敗を無かった事にしてる。なのに成功したら残しておく……

5 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/30(水) 00:24:13 ID:rOSQVEA.
こんな卑怯な私がこの世界で生きていていい訳が無い
そう思った私は、一番の友達に
「私実はタイムリーパーだったんだよ」
と言って私はこの時代から逃げた。私を知っている人がいないほど遠い未来へと
10年…50年…100年…150年…200年と飛んでいくうちに、知り合いは誰一人いなくなった
この広い世界で、また私は人生をやり直そうと決意した

6 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/30(水) 00:52:35 ID:rOSQVEA.
人生がやり直せる私はやはり卑怯者だと思った
私はどこだかわからない道を、ひたすら歩いた
すると家の前で、もの凄い機械をいじっている人がいた
私はその人が何を作っているのか気になったので、『何を作っているの?』と聞くとその人は
「ん?タイムマシンだよ」
と答えた。私はその人の声に聞き覚えがあった。記憶の物より掠れているが、確かにその声だった

7 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/30(水) 01:02:37 ID:rOSQVEA.
私はその声の人が自分の一番の友人だと気づいた。
私は知っている人がいるこの時代が怖くなってまた時間を飛んだ。
500年ほど飛んだ世界はさっきの世界とは思えなかった。
空は青くない、水は黒い……
そんな世界で私は人生をやり直そうと二度目の決意をした。
私はまたどこだかわからない道を歩いていた
するとまた機械をいじっている人がいた
まさかと思って声をかけてみた……そのまさかだった
私はまたその人から逃げるように時間を飛んだ

8 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/30(水) 01:10:21 ID:rOSQVEA.
さらに100年飛んでもその人はいた
200年飛んでもまだいた
300年、400年……
何年飛んでもその人は存在した。人間の寿命を遙かに越える年月を飛んだのに……
私はその人から逃げるように時間を飛び続けた。
いつしか私は思った
私は人生をやり直せないんじゃないかと……
私は絶望した。 もう一度飛んで彼がいたらもう……

9 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/30(水) 01:19:54 ID:rOSQVEA.
そう思って時間を飛んだ
するとその世界にはもう彼がいなかった……
私は飛び跳ねて喜んだ。 私は彼から逃げるために、時間を飛び続けて20歳の年を取って37歳になっていた
私の人生はここからまた始まるんだ
知らない世界で生きていくんだ
私はこの世界に大きな希望を持ちながら、大きな一歩を踏み出した
                  〜fin〜

10 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/30(水) 01:25:19 ID:rOSQVEA.
もう10レス行かないのが当たり前になってきてしまった……
はいこのSSは終わりです
物語を長くする方法が知りたい……

11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/30(水) 02:16:56 ID:BeuqSKec
面白かったですおつおつ

12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/30(水) 08:26:17 ID:CD5Ihfjk
ショートショートってことで良いんでね?

13 :アナアキ ◆IYbi.dCFgs:2014/04/30(水) 15:58:41 ID:rOSQVEA.
>>11 ありがと!!
>>12 SSSかな?