女剣士「目指せ!城塞都市!」魔法使い「はじまりのはじまり」
Part18
265 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 19:42:21.37 ID:Hq8l2HbAO
更新します
終わったら色々質問したり教えてくれたら嬉しいです
266 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 19:44:12.21 ID:Hq8l2HbAO
ーーエピローグーー
ーー春の月ーー
女剣士「町の民家もいくらか建ってきたな」
魔法使い「あれだけの戦争をしたのに、物好きね」
僧侶「魔法使いちゃん喋り方変わった」
魔法使い「ん、そうかな?」
魔法使い「ヒャッハー!」
女剣士「そう言う意味じゃないだろ」
僧侶「なんだか幸せそうだし!」
女剣士「私以外に生きる理由が出来たんだろ」
魔法使い「まあそれよりさ、勇者祭りの計画なんだけど……」
女剣士「ああ、もう商人がお祭りのノウハウを作っちゃったからさ」
僧侶「また色々やりたいな〜」
女剣士「だよな、次は東の森開拓でもやろうか?」
魔法使い「もはやズタズタで森も南にしか無いけど」
魔法使い「とりあえず私が目覚めて最初のお祭りなんだから、目一杯楽しみたいな!」
僧侶「さんせいっ!」
女剣士「そうだ、魔法使いと僧侶と屋台巡りしたかったんだよ」
魔法使い「今回は商人くんに甘えちゃおうかな?」
商人「ええ、結構ですよ」
商人「なぜか最近メイド長さんがよく手伝ってくださるんで、正直僕もそんなにすることがないんですよ」
267 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 19:45:48.81 ID:Hq8l2HbAO
女剣士「あんまりいちゃいちゃするようなら雷神剣一発入れとくか」
魔法使い「どこの鬼畜よ」
僧侶「まだまだいっぱい書類仕事は残っているのだっ」
女剣士「もぉ、判子押すだけだろ?」
魔法使い「まあ私と賢者君でだいたい目を通してるからね」
僧侶「はい、判子お願いしますっ」
女剣士「ん〜? なになに……」
女剣士「なんで僧侶のおやつの領収書があんの?」
僧侶「」
僧侶「それはミスっ!」
魔法使い「あはは、今度私がおごってあげるよ」
268 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 19:47:24.06 ID:Hq8l2HbAO
ヤマナミ王「はろ〜」
魔法使い「変わったと言えばこの人でしょ」
僧侶「タイガン王子さんに見習ってるらしいよっ」
女剣士「明らかに師を誤ってるでしょ、それ」
ヤマナミ王「まあまあ、今回そのタイガン王子がタイガン王位即位式やるからさ」
ヤマナミ王「皆に招待状持ってきたんだよ〜」
女剣士「お、いよいよか」
魔法使い「タイガン王は残念だったわ……」
僧侶「うん……」
ヤマナミ王「まあそれはそれ、これはおめでたい席だからさ、楽しんでよ」
女剣士「もうすぐうちの勇者祭りもありますから、遊びに来てください」
ヤマナミ王「うん、メイド長ちゃんがイカ焼きが美味かったって毎日主張してたから連れてくるよ」
魔法使い「んで、女剣士と進展はあるの?」
ヤマナミ王「ぐう……」
魔法使い「寝るな」
女剣士「まあ全く無いんだけど」
魔法使い「鬼畜なフラグブレーカー現る」
僧侶「この子がお嫁に行けるか心配ですっ」
269 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 19:49:30.50 ID:Hq8l2HbAO
賢者「ただいま帰りました」
僧侶「お帰りなさいっ」
僧侶「ご飯にしますか?」
賢者「ああ、もうお昼ですね」
魔法使い「よし、私が有り難い飯を作ります」
女剣士「十人前ほど余分に頼む、大工頭たちも呼んであるんだ」
魔法使い「久しぶりの大人数、結構厳しいミッションですな」
僧侶「みんなでつくろっ」
女剣士「それはいいな」
魔法使い「シチューとかは時間がかかるし……混ぜご飯にしようかな」
僧侶「ご飯あるよ」
魔法使い「じゃあそれを中心に鍋物とか焼き物を作るかな……」
ヤマナミ王「いただきます」
魔法使い「食ってくの?」
魔法使い「いや、歓迎だけど」
女剣士「よし、腕を振るうか!」
僧侶「……魔王くんも帰ってこないかな」
270 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 19:51:26.01 ID:Hq8l2HbAO
ヤマナミ王「魔王くん……じゃなくてコトー王くんは先日うちに来ていたよ」
魔法使い「今は何をしてるって?」
ヤマナミ王「国造りしてるってさ」
ヤマナミ王「よっぽど君らのが楽しそうだったのかな」
ヤマナミ王「あと、闇の封印石なるアイテムの管理と」
ヤマナミ王「三国同盟の申し込みがあった」
魔法使い「!」
僧侶「ホントに封印完成したんだね……、なんか悔しいなあ」
ヤマナミ王「いや、あれは彼にしか作れなかったんだよ」
ヤマナミ王「自分の体から闇の衣を剥いで結界に使ったんだって」
僧侶「!」
僧侶「そっか、それがあったんだ」ブツブツ
魔法使い「僧侶ちゃんは意外に研究者肌だねえ」
賢者「天才ってこういう人なんでしょうね」
女剣士「これにずいぶん助けられてきたんだな」
魔法使い「閃きもすごいけど知識も幅広い」
僧侶「んもう、ほめるの禁止っ///」
271 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 19:52:36.21 ID:Hq8l2HbAO
僧侶「でももう闇の衣ないんだね」
魔法使い「まあ仮にも魔王だから大丈夫なんでしょ」
女剣士「生きていればまた会えるさ」
ヤマナミ王「まあ三国同盟作るんだから我々も守るしね」
魔法使い「……問題も起こる」
ヤマナミ王「まあな」
魔法使い「よし、飛びっきり美味い魚食わせる、待ってて!」
ヤマナミ王「楽しみだ」
賢者「楽しみですね」
272 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 19:54:29.83 ID:Hq8l2HbAO
メイド長「終わった終わった〜、いか〜いかやき〜」
商人「お腹空きましたね」
メイド長「兄ちゃん城を空にするなよ」
ヤマナミ王「大丈夫だよ、今の大臣は身内なんだから」
メイド長「甘えすぎ」
賢者「いいじゃないですか、そのお陰で私もあなたに会えますし」
メイド長「ん///」
ヤマナミ王「いちゃいちゃ禁止令だそっかな」
メイド長「ウチが暴動起こすわ」
賢者「魔王くんも優秀な側近さんがいるんだから帰ってきたらいいのになあ」
メイド長「なんかあるの?」
賢者「彼を待ってる人もいるでしょう」
メイド長「まあかなり頑張り屋でいい男だしねえ」
賢者「灼けますね」ハハッ
ヤマナミ王「早速浮気だな」ハハッ
メイド長「ウチで遊ぶなと///」
商人「僕も誰かいい人いないかなあ」
メイド長「商人くんもいい男じゃない、誰か紹介しようか?」
ヤマナミ王「ああ、メイドに彼くらいの年の可愛い子いたな、派遣するか」
メイド長「さっそく呼んでくるかな」
賢者「いつも行動速いですねえ」
メイド長「ウチはスパイもやってるわけで、なんでも速くないとね」
商人「戦闘はパワータイプなのに」
273 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 19:57:31.50 ID:Hq8l2HbAO
メイド長「あの祭りまたやってよ〜、リベンジしたい」
ヤマナミ王「僕も今度は呼んでよ? 参加はしないけど」
商人「それは箔がつきますからこちらからお願いしたいくらいです」
商人「あ、ヤマナミ商人さんにはすごくお世話になってます、先日竜の骨や肉をいただきました」
賢者「有り難いことですが、魔物については乱獲や虐殺を禁止する法律を作って規制はしてください」
ヤマナミ王「ん、同盟の件もあって魔物を追い詰めるようなあらゆる行為は禁止される」
賢者「それはいいですね」
ヤマナミ王「同時に破壊神信仰については厳しく監視される法律も作った」
メイド長「まあ当然か、今は破壊神の傷跡も癒えきってないし」
賢者「ここの皆さんは何回でもぶっ倒すって言いそうですけど」
ヤマナミ王「女剣士ちゃんたちなら余裕かもね〜」
274 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 19:59:42.48 ID:Hq8l2HbAO
商人「あ、いい香り」
メイド長「ウチも手伝ってくるわ」
賢者「そうですね」
商人「配膳やります」
賢者「そうですね、やりましょう」
ヤマナミ王「たまにはいいね」
賢者「陛下も?」
ヤマナミ王「ここにいる時は陛下はやめてよ〜」
賢者「まあたまにはいいですかね」
ヤマナミ王「君も柔らかくなったねぇ」
娘主「美味い飯の匂いがする」
眼帯「腹減ったな」
大工たち「お招きありがとう、僧侶ちゃ〜ん!」
僧侶「はいはい〜」パタパタ
僧侶「あ、みんないらっしゃいっ!」
女剣士「できたのから運んで〜」
ヤマナミ王「よしきた!」
女剣士「え、王は座っててくださいよ」
ヤマナミ王「たまに動かないと太っちゃうよ」
女剣士「それは可愛くないので、じゃあ頼みます」
賢者(結構仲良いですね)
僧侶(だねっ!)
275 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 20:01:18.28 ID:Hq8l2HbAO
騎士「ただいま、お腹へった」
僧侶「お帰りーっ!」
魔法使い「あ、お帰りっ」
騎士「ただいま!」チュッ
女剣士「ヤマナミ王、いちゃいちゃ禁止令を」
ヤマナミ王「妹が暴れちゃう」
魔法使い「あんたたちもいちゃいちゃすればいいのに」
商人「僕がキレます」
大工たち「俺たちには僧侶ちゃんがいるぜっ」
商人「そうですね!」
賢者(ん〜、彼女にも待ち人がいるんですけどね)
メイド長(やっぱりね)
賢者(あ、バレちゃった)
メイド長(内緒になってないから)
賢者(お見逸れしました)
メイド長「ちょっと失礼」
賢者(?)
賢者(あれ、どこに行くんです?)
女剣士「ごはんは?」
メイド長「一人分追加で」
女剣士「は?」
メイド長「帰還魔法」シュン
シュン
メイド長「ただいま」
メイド娘「はっ!?ここはっ!?」
メイド娘「メイド長さまが現れたと思ったらっ」
メイド娘「メイド長さまっ、ここはどちらですか?」
商人「オリファンにようこそっ!」
女剣士「行動速すぎるだろ……」
魔法使い「もともとメイド長ちゃんは行動派」
女剣士「商人もな」
276 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 20:02:53.97 ID:Hq8l2HbAO
僧侶「手が足りなくて困ってたのっ」
僧侶「お願いしますっ」
メイド娘「あ、はいっ」
メイド長「あんたが良かったらこっちで働いて欲しい、給金は今まで通り」
メイド娘「でも……私は尊敬するメイド長さまの下で働きたいのですが……」
メイド長「今ウチはほぼこっちに居るし」
賢者「確かに」
メイド娘「で、ではお手伝いしますっ」
メイド長「……」ニヤリ
賢者(……本当に策略家なんだから……今のメイド長さんの仕事は商人君の補佐じゃないですか)
商人「で、ではよろしくお願いしますっ」
メイド娘「あっ、はいっ、こちらこそっ」
賢者(しかもちょっと僧侶さんに似てる娘を選ぶ辺りが抜かりない)
メイド長(自分以外のこういった話は大好物ですから!)
賢者(でしょうねー)
魔法使い「楽しくなりそうね」
277 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 20:05:51.14 ID:Hq8l2HbAO
その後、皆で食卓を囲み、楽しい会話がかわされた
そのまま破壊神討伐記念パーティーのようになってしまい、激務に追われる新タイガン王をヤマナミ王が引っ張ってきて一緒に飲み始めたりした
楽しい空気の中、僧侶はふ、と寂しさを感じる
犬兄「ワンワン!」
僧侶「あ、犬ちゃん、今は入ってきたら駄目だよ」
犬兄「ワンッワン!」
僧侶「んもー、いつも言うこと良く聞くのに……」
僧侶は仕方なく犬と外に出た
魔王「おわっ、なんだ犬どもっ」ドサッ
犬弟「くうん」ペロペロ
魔王「あははっ、仕方ないなこいつぅ!」
犬妹「ワンワン!」ペロペロ
魔王「可愛い奴らめっ!」アハハッ
僧侶「ま、魔王くん?」
魔王「あ、ただいま〜、僧侶ちゃん!」
僧侶はニッコリ笑って答えた
僧侶「うん、……おかえりっ!」
ーーおしまいっーー
278 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします :2014/02/05(水) 20:17:10.00 ID:RUgNGXZm0
乙乙!
素晴らしいと思う!あと、リア充は爆発しやがれ。
279 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 20:19:01.08 ID:Hq8l2HbAO
終わりました
たぶん終わりました
消化不良だったらすみません
色々感想とか質問して下さいお願いしますっ
派生のお話とかも考えて無くは無いですが、次は別ジャンルのオリジナルで行きたいです
とにかく魔法使いが勝手にヒャッハーしてくれたので終われました
ありがとう魔法使い!
なんか次の話のご要望とかあればご遠慮なくっ!
拙いですが頑張ります、楽しかったので!
281 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします :2014/02/05(水) 20:25:47.17 ID:j80rtpMo0
乙
282 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします :2014/02/06(木) 02:27:21.50 ID:wtAgQf8Eo
おつ、勇者が死んでから色々だったなあ
283 :いかやき ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/08(土) 19:14:56.00 ID:7axp+PpAO
次はオリジナルで行くつもりですが、これの続編を三本思いついたので同時に行くかも知れません
日曜の夜にこちらのスレはHTML化依頼を出しますので、それまでに質問等あればお願いします
>>281-282
レスありがとうございます!
勇者って存在は物語作りでは案外邪魔なんですよね……
これからも勇者を迫害し続ける予定ですw
これからいかやきのコテで頑張ります!
美味しいよね!
ではでは。
更新します
終わったら色々質問したり教えてくれたら嬉しいです
266 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 19:44:12.21 ID:Hq8l2HbAO
ーーエピローグーー
ーー春の月ーー
女剣士「町の民家もいくらか建ってきたな」
魔法使い「あれだけの戦争をしたのに、物好きね」
僧侶「魔法使いちゃん喋り方変わった」
魔法使い「ん、そうかな?」
魔法使い「ヒャッハー!」
女剣士「そう言う意味じゃないだろ」
僧侶「なんだか幸せそうだし!」
女剣士「私以外に生きる理由が出来たんだろ」
魔法使い「まあそれよりさ、勇者祭りの計画なんだけど……」
女剣士「ああ、もう商人がお祭りのノウハウを作っちゃったからさ」
僧侶「また色々やりたいな〜」
女剣士「だよな、次は東の森開拓でもやろうか?」
魔法使い「もはやズタズタで森も南にしか無いけど」
魔法使い「とりあえず私が目覚めて最初のお祭りなんだから、目一杯楽しみたいな!」
僧侶「さんせいっ!」
女剣士「そうだ、魔法使いと僧侶と屋台巡りしたかったんだよ」
魔法使い「今回は商人くんに甘えちゃおうかな?」
商人「ええ、結構ですよ」
商人「なぜか最近メイド長さんがよく手伝ってくださるんで、正直僕もそんなにすることがないんですよ」
267 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 19:45:48.81 ID:Hq8l2HbAO
女剣士「あんまりいちゃいちゃするようなら雷神剣一発入れとくか」
魔法使い「どこの鬼畜よ」
僧侶「まだまだいっぱい書類仕事は残っているのだっ」
女剣士「もぉ、判子押すだけだろ?」
魔法使い「まあ私と賢者君でだいたい目を通してるからね」
僧侶「はい、判子お願いしますっ」
女剣士「ん〜? なになに……」
女剣士「なんで僧侶のおやつの領収書があんの?」
僧侶「」
僧侶「それはミスっ!」
魔法使い「あはは、今度私がおごってあげるよ」
268 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 19:47:24.06 ID:Hq8l2HbAO
ヤマナミ王「はろ〜」
魔法使い「変わったと言えばこの人でしょ」
僧侶「タイガン王子さんに見習ってるらしいよっ」
女剣士「明らかに師を誤ってるでしょ、それ」
ヤマナミ王「まあまあ、今回そのタイガン王子がタイガン王位即位式やるからさ」
ヤマナミ王「皆に招待状持ってきたんだよ〜」
女剣士「お、いよいよか」
魔法使い「タイガン王は残念だったわ……」
僧侶「うん……」
ヤマナミ王「まあそれはそれ、これはおめでたい席だからさ、楽しんでよ」
女剣士「もうすぐうちの勇者祭りもありますから、遊びに来てください」
ヤマナミ王「うん、メイド長ちゃんがイカ焼きが美味かったって毎日主張してたから連れてくるよ」
魔法使い「んで、女剣士と進展はあるの?」
ヤマナミ王「ぐう……」
魔法使い「寝るな」
女剣士「まあ全く無いんだけど」
魔法使い「鬼畜なフラグブレーカー現る」
僧侶「この子がお嫁に行けるか心配ですっ」
269 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 19:49:30.50 ID:Hq8l2HbAO
賢者「ただいま帰りました」
僧侶「お帰りなさいっ」
僧侶「ご飯にしますか?」
賢者「ああ、もうお昼ですね」
魔法使い「よし、私が有り難い飯を作ります」
女剣士「十人前ほど余分に頼む、大工頭たちも呼んであるんだ」
魔法使い「久しぶりの大人数、結構厳しいミッションですな」
僧侶「みんなでつくろっ」
女剣士「それはいいな」
魔法使い「シチューとかは時間がかかるし……混ぜご飯にしようかな」
僧侶「ご飯あるよ」
魔法使い「じゃあそれを中心に鍋物とか焼き物を作るかな……」
ヤマナミ王「いただきます」
魔法使い「食ってくの?」
魔法使い「いや、歓迎だけど」
女剣士「よし、腕を振るうか!」
僧侶「……魔王くんも帰ってこないかな」
ヤマナミ王「魔王くん……じゃなくてコトー王くんは先日うちに来ていたよ」
魔法使い「今は何をしてるって?」
ヤマナミ王「国造りしてるってさ」
ヤマナミ王「よっぽど君らのが楽しそうだったのかな」
ヤマナミ王「あと、闇の封印石なるアイテムの管理と」
ヤマナミ王「三国同盟の申し込みがあった」
魔法使い「!」
僧侶「ホントに封印完成したんだね……、なんか悔しいなあ」
ヤマナミ王「いや、あれは彼にしか作れなかったんだよ」
ヤマナミ王「自分の体から闇の衣を剥いで結界に使ったんだって」
僧侶「!」
僧侶「そっか、それがあったんだ」ブツブツ
魔法使い「僧侶ちゃんは意外に研究者肌だねえ」
賢者「天才ってこういう人なんでしょうね」
女剣士「これにずいぶん助けられてきたんだな」
魔法使い「閃きもすごいけど知識も幅広い」
僧侶「んもう、ほめるの禁止っ///」
271 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 19:52:36.21 ID:Hq8l2HbAO
僧侶「でももう闇の衣ないんだね」
魔法使い「まあ仮にも魔王だから大丈夫なんでしょ」
女剣士「生きていればまた会えるさ」
ヤマナミ王「まあ三国同盟作るんだから我々も守るしね」
魔法使い「……問題も起こる」
ヤマナミ王「まあな」
魔法使い「よし、飛びっきり美味い魚食わせる、待ってて!」
ヤマナミ王「楽しみだ」
賢者「楽しみですね」
272 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 19:54:29.83 ID:Hq8l2HbAO
メイド長「終わった終わった〜、いか〜いかやき〜」
商人「お腹空きましたね」
メイド長「兄ちゃん城を空にするなよ」
ヤマナミ王「大丈夫だよ、今の大臣は身内なんだから」
メイド長「甘えすぎ」
賢者「いいじゃないですか、そのお陰で私もあなたに会えますし」
メイド長「ん///」
ヤマナミ王「いちゃいちゃ禁止令だそっかな」
メイド長「ウチが暴動起こすわ」
賢者「魔王くんも優秀な側近さんがいるんだから帰ってきたらいいのになあ」
メイド長「なんかあるの?」
賢者「彼を待ってる人もいるでしょう」
メイド長「まあかなり頑張り屋でいい男だしねえ」
賢者「灼けますね」ハハッ
ヤマナミ王「早速浮気だな」ハハッ
メイド長「ウチで遊ぶなと///」
商人「僕も誰かいい人いないかなあ」
メイド長「商人くんもいい男じゃない、誰か紹介しようか?」
ヤマナミ王「ああ、メイドに彼くらいの年の可愛い子いたな、派遣するか」
メイド長「さっそく呼んでくるかな」
賢者「いつも行動速いですねえ」
メイド長「ウチはスパイもやってるわけで、なんでも速くないとね」
商人「戦闘はパワータイプなのに」
273 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 19:57:31.50 ID:Hq8l2HbAO
メイド長「あの祭りまたやってよ〜、リベンジしたい」
ヤマナミ王「僕も今度は呼んでよ? 参加はしないけど」
商人「それは箔がつきますからこちらからお願いしたいくらいです」
商人「あ、ヤマナミ商人さんにはすごくお世話になってます、先日竜の骨や肉をいただきました」
賢者「有り難いことですが、魔物については乱獲や虐殺を禁止する法律を作って規制はしてください」
ヤマナミ王「ん、同盟の件もあって魔物を追い詰めるようなあらゆる行為は禁止される」
賢者「それはいいですね」
ヤマナミ王「同時に破壊神信仰については厳しく監視される法律も作った」
メイド長「まあ当然か、今は破壊神の傷跡も癒えきってないし」
賢者「ここの皆さんは何回でもぶっ倒すって言いそうですけど」
ヤマナミ王「女剣士ちゃんたちなら余裕かもね〜」
274 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 19:59:42.48 ID:Hq8l2HbAO
商人「あ、いい香り」
メイド長「ウチも手伝ってくるわ」
賢者「そうですね」
商人「配膳やります」
賢者「そうですね、やりましょう」
ヤマナミ王「たまにはいいね」
賢者「陛下も?」
ヤマナミ王「ここにいる時は陛下はやめてよ〜」
賢者「まあたまにはいいですかね」
ヤマナミ王「君も柔らかくなったねぇ」
娘主「美味い飯の匂いがする」
眼帯「腹減ったな」
大工たち「お招きありがとう、僧侶ちゃ〜ん!」
僧侶「はいはい〜」パタパタ
僧侶「あ、みんないらっしゃいっ!」
女剣士「できたのから運んで〜」
ヤマナミ王「よしきた!」
女剣士「え、王は座っててくださいよ」
ヤマナミ王「たまに動かないと太っちゃうよ」
女剣士「それは可愛くないので、じゃあ頼みます」
賢者(結構仲良いですね)
僧侶(だねっ!)
275 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 20:01:18.28 ID:Hq8l2HbAO
騎士「ただいま、お腹へった」
僧侶「お帰りーっ!」
魔法使い「あ、お帰りっ」
騎士「ただいま!」チュッ
女剣士「ヤマナミ王、いちゃいちゃ禁止令を」
ヤマナミ王「妹が暴れちゃう」
魔法使い「あんたたちもいちゃいちゃすればいいのに」
商人「僕がキレます」
大工たち「俺たちには僧侶ちゃんがいるぜっ」
商人「そうですね!」
賢者(ん〜、彼女にも待ち人がいるんですけどね)
メイド長(やっぱりね)
賢者(あ、バレちゃった)
メイド長(内緒になってないから)
賢者(お見逸れしました)
メイド長「ちょっと失礼」
賢者(?)
賢者(あれ、どこに行くんです?)
女剣士「ごはんは?」
メイド長「一人分追加で」
女剣士「は?」
メイド長「帰還魔法」シュン
シュン
メイド長「ただいま」
メイド娘「はっ!?ここはっ!?」
メイド娘「メイド長さまが現れたと思ったらっ」
メイド娘「メイド長さまっ、ここはどちらですか?」
商人「オリファンにようこそっ!」
女剣士「行動速すぎるだろ……」
魔法使い「もともとメイド長ちゃんは行動派」
女剣士「商人もな」
276 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 20:02:53.97 ID:Hq8l2HbAO
僧侶「手が足りなくて困ってたのっ」
僧侶「お願いしますっ」
メイド娘「あ、はいっ」
メイド長「あんたが良かったらこっちで働いて欲しい、給金は今まで通り」
メイド娘「でも……私は尊敬するメイド長さまの下で働きたいのですが……」
メイド長「今ウチはほぼこっちに居るし」
賢者「確かに」
メイド娘「で、ではお手伝いしますっ」
メイド長「……」ニヤリ
賢者(……本当に策略家なんだから……今のメイド長さんの仕事は商人君の補佐じゃないですか)
商人「で、ではよろしくお願いしますっ」
メイド娘「あっ、はいっ、こちらこそっ」
賢者(しかもちょっと僧侶さんに似てる娘を選ぶ辺りが抜かりない)
メイド長(自分以外のこういった話は大好物ですから!)
賢者(でしょうねー)
魔法使い「楽しくなりそうね」
277 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 20:05:51.14 ID:Hq8l2HbAO
その後、皆で食卓を囲み、楽しい会話がかわされた
そのまま破壊神討伐記念パーティーのようになってしまい、激務に追われる新タイガン王をヤマナミ王が引っ張ってきて一緒に飲み始めたりした
楽しい空気の中、僧侶はふ、と寂しさを感じる
犬兄「ワンワン!」
僧侶「あ、犬ちゃん、今は入ってきたら駄目だよ」
犬兄「ワンッワン!」
僧侶「んもー、いつも言うこと良く聞くのに……」
僧侶は仕方なく犬と外に出た
魔王「おわっ、なんだ犬どもっ」ドサッ
犬弟「くうん」ペロペロ
魔王「あははっ、仕方ないなこいつぅ!」
犬妹「ワンワン!」ペロペロ
魔王「可愛い奴らめっ!」アハハッ
僧侶「ま、魔王くん?」
魔王「あ、ただいま〜、僧侶ちゃん!」
僧侶はニッコリ笑って答えた
僧侶「うん、……おかえりっ!」
ーーおしまいっーー
278 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします :2014/02/05(水) 20:17:10.00 ID:RUgNGXZm0
乙乙!
素晴らしいと思う!あと、リア充は爆発しやがれ。
279 : ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/05(水) 20:19:01.08 ID:Hq8l2HbAO
終わりました
たぶん終わりました
消化不良だったらすみません
色々感想とか質問して下さいお願いしますっ
派生のお話とかも考えて無くは無いですが、次は別ジャンルのオリジナルで行きたいです
とにかく魔法使いが勝手にヒャッハーしてくれたので終われました
ありがとう魔法使い!
なんか次の話のご要望とかあればご遠慮なくっ!
拙いですが頑張ります、楽しかったので!
281 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします :2014/02/05(水) 20:25:47.17 ID:j80rtpMo0
乙
282 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします :2014/02/06(木) 02:27:21.50 ID:wtAgQf8Eo
おつ、勇者が死んでから色々だったなあ
283 :いかやき ◆J9pjHtW.ylNB :2014/02/08(土) 19:14:56.00 ID:7axp+PpAO
次はオリジナルで行くつもりですが、これの続編を三本思いついたので同時に行くかも知れません
日曜の夜にこちらのスレはHTML化依頼を出しますので、それまでに質問等あればお願いします
>>281-282
レスありがとうございます!
勇者って存在は物語作りでは案外邪魔なんですよね……
これからも勇者を迫害し続ける予定ですw
これからいかやきのコテで頑張ります!
美味しいよね!
ではでは。