俺のしょうもない思い出を話そうと思う。誰か聞いて
Part8S子「なんなんですかー(`・ω・´)」
オレ「い、いやいや……w」
S子「オレさんおもしろーいw(・∀・)」
オレ「は、ははは……ww」
チラッと、目線を下に提げる。
S子の魅力的なスカートと、そのスカートから伸びる黒ストッキングの足を見る。
ふっくらとした健康的な太もも、ただふと過ぎずスラッと綺麗なラインを描く足。
股の所に手を置き、モジモジとしているその仕草(やましい事してないよ)
にしても、本当に綺麗な足だ。
ストッキングのしたの足も、肌の様に白く綺麗なんだろう……。
S子「もー!オレさん何見ているんですかっww(´∀`*)」
顔は照れ臭そうに笑っていたよ。
俺も笑いながら「へへっ」って思っていた。
恥ずかしがるように、S子が左手で俺の右肩を押した。
正確には、右肩をS子の左手がすり抜け、背中へ流れたのだが。
オレ「えっ( ゚д゚ )」
途 端 、 視 界 が 暗 転 し た 。
186 :◆Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)10:15:52 ID:NxZVmT20u
右肩に強烈に重いドロッとしたような、
ズズッと車で100キロ以上出した時のGが掛かっているような、
妙な感覚が右肩を襲った。
暗転する視界が空を映し出す。
ボーッとオレが眺めていると、係員らしき人が走って来て何か声を上げてる。
その横でS子が「オレさん!オレさん!」って叫んでいた。
オレは地面に吸い寄せられるかの様に肩を持って行かれ、
起き上がりたくとも力が入らず、声も出ず。
オレ(これ金縛り?)
多分違う。
押さえつけられると言うより、そこに体の感覚が無いのだ。
S子「オレさん!オレさん!」
オレ「は、ははは……(´∀`;)」
俺は妙に冷静に、ただS子の顔を見て元気が出る様に笑う。
係員は容赦なくバケツの水を俺にかける。
溺れかける。
ーー気が付けば、病院に居た。
親父「起きたか!」
親父が俯いてて、俺が目を開けた時「(゚∀゚)」と嬉しそうな顔をした。
ああ、迷惑かけたんだなーって申し訳なく思った。
S子「……(´;ω;`)」
その横に、S子が泣きそうな顔で少し浮いて立っていた。(10cmぐらい)
ちょっと怖かった。
175 :名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)08:59:44 ID:bC5sAWkgy
今北
ネトゲはなんてゲーム?
187 :◆Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)10:18:56 ID:NxZVmT20u
切の良い所で、休憩するよ。
>>175
たぶん、分かる人は分かるんじゃないかな?
一応伏せておくよ。
因みに俺も社長もニトも専門も、皆現役。
強いて違うところを言えば、ニトが増えたことだ(ゲフンゲフン
188 :◆Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)10:51:37 ID:NxZVmT20u
再開する。
お医者様がきて「熱中症でしょう」と言われた。
園の人たちで応急処置し、救急車で運ばれてったそうだ。
医者「熱も下がり、汗も出てるし安心でしょう」
そう言うと、医者は出て行った。
親父は、恐らくS子と会っているからだと、言いたそうなことを沢山言って来た。
少し頭に来たが、親心で行っていると思うと、何も言えなかく、ただ黙って聞いた。
その後ろにS子が居たが、S子は怒るよりも、申し訳なさそうな顔で俺を見ていた。
親父「●●(親戚)に電話した、すぐに北海道に行くぞ」
オレまさかの東北旅行決定。
拒否権はなさそうだった、ちなみに確認したのか数珠のことを知ってた。
オレ「……ちなみに、その子が今そこに居るんだけど」
親父のバッと、驚いた顔を今でもよく覚えてる。
同時に、凄く怒っている様な、怖い顔をしていた。
親父「……どこに居る?」
オレ「もういないよ」
嘘だけど、ほどなくしてS子は親父の顔を見ると廊下へ出て行った。
小さくだけど、頭を下げていたと思う。
病院の方は点滴が終わったら家に帰っていいと、言われた。
親父とオレは先生に頭を下げた。
その日S子に会うことはなかった。
家に帰宅してから、親父は「明日詳しく話す」と言うと自室に入って行った。
久しぶりに本当に怒ってる親父を見たと思う。
部屋の中からは、親戚に電話しているだろう親父の声がしていたが、
盗み聞きする訳でもなく、俺も自室へと戻っていった。
ベットに横になり、S子を考えた。
怒ってるだろうか、なんで庇ってあげられなかったのか。
気に病んでいないだろうか、どこかで泣いていないだろうか。
なにより「もう会えないのかな」と思うと、自然と涙が出てきた。
すごく苦しかった。
そんな気持ちを紛らす為に、俺はパソコンへと向かった。
190 :◆Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)11:03:05 ID:NxZVmT20u
専門「オレさーーーんwwwwwwこんばんわーwwwww」
専門は謎テンションだった。
後に知ったけど、その日は専門の誕生日だったらしい。
二ト「うっせーな、ガキ」
社長「まあまあ、二人とも^^:」
速攻でニトがツッコミを入れ、社長が宥めていた。
オレ「いやー、ちょっと病院に行ってまして」
専門「あれ?もしかして熱中症ですかー?」
専門は意外に勘が鋭い奴だった。
どうでも良い事を結構鋭く当ててくるタイプ。
オレ「……そうなんだけど」
専門「あー、幽霊絡みもありそうですねー……詳しく教えてくださいよ、旦那〜」
オレ((# ゚Д゚)うぜぇ……!!)
ぶっちゃけ主っきり机を蹴飛ばしてた。
それを聞えたのか専門の口調は大人しくなった。
社長「……なにがあったか、話してくれるかな?」
ニト「そうだぞー、相談ぐらい乗ってやるよ」
専門「そうですよ、教えてください」
オレ「実は……」
今日あったことを話した。
夢の中の守護霊のこと、数珠のこと、植物園言ったこと、
最初のS子のチカラ、花を見たこと、S子に叩かれてからおかしくなったこと
ニト「が、ガチすぎるわ……w」と苦笑いしていた。
専門は唸りながら何かを考えていたようだ。いや、言いづらかったのかもしれない。
俺が少し頼りにしていた社長は一言。
社長「親父さんの言う通りにしなさい。」とだけ、言った。
191 :◆Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)11:09:07 ID:NxZVmT20u
専門「でも、憑かれてる訳じゃないし、オレさんの話的には悪い霊じゃないんじゃないですか?(・∀・)」
ニト「とは言っても、除霊できるならするべきじゃないか?('A`)」
社長「私もそう思う。同時に、今回病院に運ばれるような事態になったのだから、真剣に考えなさい(`・ω・´)」
オレ「ですよね……(ヽ'ω`)」
専門「ただ、思うのですがーー」
専門の言葉に全員が集中する。
専門「オレさんに、祓う意思がなきゃ失敗しませんか?(・∀・)」
ニト('A`)「は?オレは祓う気あるんだろ?」
長(・ω・)「そうだよね、オレ君?」
オレ「…………実は、一緒に居たいと思ってる」
ようやく、俺は”S子とどうなりたいか”を初めて口にした瞬間だった。
192 :◆Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)11:15:39 ID:NxZVmT20u
ニトが「ばかじゃねーの?」と速攻だった。
ニト「身体的に影響出てて、ご家族さんも心配してくれてるんだぞ。
お前はもう少し自分を大切に考えたらどうなんだ?
それに俺だってテメーの相談に乗ってやってたんだぞ。
確かに幽霊と仲良くなってるお前とか思い浮かべたら面白かったけどよ、
お前の身体が駄目になるようなら、俺は其処まで望んじゃいねーよ。
てか、お前お祓いしろよ、メンドクセー奴だな。それだけだろ?
それにな、お前がそう感情を抱いている相手は”幽霊”だからな。
お前や俺が住んでる世界じゃねーんだよ、ボケ。
二次元に恋する系のオタク野郎か、気持ちワーナ。いや、お前の場合はもっとヒデーよ
何お前はその子の為に死ねるの?死んで会いに行けるの?
もっと自分が味わった状況を考えろよks」
DQN口調で、ニトは俺をまくし立てた。
社長「ニト君、少し黙れるか?(#^ω^)」
苛立った声で社長は言う。
ニト「え、ああ?」
社長「ニト君は優しいから、そう言うのかもしれないが」
ニト「きれいごとですよ、綺麗事」
社長「……そうだな、ただ言っちゃいけない事も言ったから気を付けろ」
ニト「うっせーな、昔から口は悪いだよ」
社長「 黙 れ 話 を 聞 け 」
ニト「 嫌 だ 、 糞 社 長 」
193 :◆Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)11:26:05 ID:NxZVmT20u
何故かバトルが始まっていた。
ニトに口のきき方を直せと、社長が怒鳴り。
ニトはお前の態度が偉そうだ、と社長を怒鳴り。
専門と俺は何も言えず、いや、止めようと苦笑いしてたけど、二人の闘いは凄かった。
ニトの音割れ怒鳴りボイスは凄かった。
専門「お前ら本当に煩いwwww何熱くなってるんだよwwww」
そこに油を注ぐかのように登場したのは、専門の爆笑した声だった。
専門「喧嘩するなよwwwwww」
社長「……ふむ」
ニト「んだ(゚Д゚#)ゴラァァァァァァァァァァァァア!!」
専門「貴方たちが喧嘩して決めた所で、無駄って分からないのですか?」
社長「ふむふむ……」
ニト「ああ゛《゚Д゚#》ゴラァァァァァァァァァァァァア!!」
専門「もうオレさんは、この話をこの会議チャットに持ち込まないでください。」
専門が、あのウザイ性格ながら、怒鳴りはするがニトも認めている長所を発揮していた。
『決断と切り捨』てが、何より早いのである。
300m掛かった装備も使おうとか考えず、速攻転用し、壊れても「ははは、壊れた」で済ませれる人なのだ。
チーム内でも揉め事があり、専門が仲裁に入るが。
ニトや、俺、骨顔さんが、マスターや他の役所持ちが来るまで待ちましょうと言う中、良くも悪くも一人で解決しようとする。
凄い場合はマスターに許可なく、メンバーを追放するようなこともする。
仲良こよしチームで唯一、残虐無比な性格している一面を持つのだ。
なお、チーム内で一番怖がられて居ると思う。揉めると面倒だし、ウザイし。
194 :◆Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)11:30:09 ID:NxZVmT20u
専門「もう一度いいますよ?」
専門「もうオレさんは、この話をこの会議チャットに持ち込まないでください。」
こう言う、言い方をしなければ、間違いなく専門のオレの中での株は上がっていた。
結局、ニトも社長も落ち着きを取り戻し、互いに「さっきは」と謝り合ってた。
なお、専門がヤバイぐらい、社長とニトに怒られてた。
専門「……誰か怒れる人が居てよかったですね(#・∀・)d」
ニト「うんだと《゚Д゚》ゴラァァァァァァァァァァァァア!!」
やはり、専門……お前、惜しいよ……本当におしい……。
社長「今回はすまなかった。とりあえず、相談は個別チャットで受けるよ」
ニト「はぁはぁ……そうだな。まあ、祓ってもらって来い」
専門「俺には個別に話を教えてほしいなー」
ニト「もう怒る気も失せたわ……(# ゚Д゚)はぁはぁ」
195 :名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)11:30:14 ID:Hwvgbf7er
ニートのニートたる所以がわかった感じだな
196 :◆Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)11:35:30 ID:NxZVmT20u
専門が個別チャットで、こう言って来た。
専門『多分、俺さん、S子さんのこと好きになってますよ(・∀・)ニヤニヤ』
オレ『ウンな訳ww(*^ω^)』
専門『好きだと、怖い物も、酷い物も、許せるんですよ♪(・∀・)』
オレ『……そうなの?』
専門『ただ……幽霊じゃなければねー、お祓いは免れませんよ。
でも、どうしても……って言うなら止めません。』
専門『で す が 、 彼 女 の 幸 せ を 考 え て あ げ て 。』
専門『もっともお祓いが、彼女の幸せな気もしないけど。』
何となく、俺の頭の中に深く突き刺さった。
197 :◆Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)11:37:10 ID:NxZVmT20u
その後、なんでそう思えるのか専門はこう言い締めくくった。
専門「俺も彼女にはそう言う感情を抱くので」
何故か、とても説得力を失った。
お前女ったらしだろうが……
ちなみにチーム内のリアル女が何故か専門を好きらしい。
何故こういう奴がモテるのだろうか。
198 :名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)11:40:52 ID:Hwvgbf7er
>>197
どうしようもないクズ男好きな女多いよね・・
うちの職場に恩を仇で返しまくるクズ野郎がいるんだけど、同じ職場の人妻と不倫して、更に独身の女とも付き合ってるわ。
そういう男とつきあう女もろくでもないのしかおらんから、お互いクズ同士引き付けあうのかも。
199 :◆Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)11:49:00 ID:NxZVmT20u
S子に出会って5日目。
その日の夢は、怒男も呆れた様に「(´Д`)ハァ…」と言う顔をしていた。
なんでそう言う顔をしているかは、直に分かった。
ただ、今日の場面は怒男が門の前に立ち、「あれあれ(´Д`)ハァ…」と指さしていた。
バッと、目が覚める。
頭にピリッと電気が走る。
そ の 日 、 S 子 は 家 の 前 で 体 育 座 り し て い た 。
足を寄せ、膝にデコを当てて、太ももの下に手を回し。
俯いていて髪の毛が顔を隠している。ただ泣いているように見えた。
S子は、我が家の門に背中を向けて座っている。
朝5時頃だったと思う。俺は迷わず外へ飛び出した。
202 :◆Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)11:54:59 ID:NxZVmT20u
S子「オレさん(´・ω・`)」
オレ「(・∀・)!」
S子「(´・ω・`).;:…(´・ω...:.;::..(´・;::: .:.;: 」
S子は俺の顔を見ると、どこかにすーっと消えて行った。
歩くように道路を歩き出して、消えて行った。
いや、本当に空気に溶け込む下の様に薄くなって消えて行ったんだよね。
オレは酷く悲しい気持ちになった。
ただ、こんな朝から叫ぶにも、叫ぶにしても相手は幽霊だ……。
俺は自身の声を抑え込み、家へ戻るしかなかった。
204 :◆Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)12:01:45 ID:NxZVmT20u
朝、親父と遭遇。
親父「その子でも来てたのか?」
オレ「うん……」
親父「参ったな……憑りつかれてるじゃないか」
オレ「それは無いと思う」
とは言うも、親父は聞く耳を持たなかった。
そして、北海道へ向かう話になった。
親父「オレはついていけない。だから、お前だけ行って来い」
予定は来週らしい。
それまで出来るだけS子には近づかず、家の中で大人しくして居ろと言われた。
バイトが来週から始まるはずだったが、急きょ延長してもらった。
夏休みに調子こいてオーナーと俺で学生を雇いまくったのが幸いして、かなり長く貰えた。
205 :◆Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)12:06:06 ID:NxZVmT20u
で も さ 。
俺 が 我 慢 で き る わ け が 無 か っ た 。
今すぐにもS子に会いたかった。
それも分っていただろう、親父は、親戚たちは、俺にあることを隠していた。
208 :名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)12:11:22 ID:Hwvgbf7er
勘のいい俺の予想するオチは、
1の婆ちゃんが爺ちゃんに邪王炎殺黒龍波を放って大団円やと思う。
>>208甘いな
>>1の100パーセントの力を見くびるな
210 :名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)12:20:21 ID:Hwvgbf7er
>>209
そして、S子はよく見たら戸愚呂兄だった
211 :名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)15:28:31 ID:YgbwFNBV8
S子の妄想で抜いたりしねーの?
212 :名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)16:24:29 ID:izvIXBnUE
イチ失踪かな。
213 :◆Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)16:32:35 ID:NxZVmT20u
すまん、体調崩したみたいで頭が痛い。
怠さもやばい。
もう少しよくなったら続き話します。
>>208-210
黒龍波じゃないけど、こないだ祖母が黒スイカを祖父に投げつけてた。破ッ!
>>211
そりゃ……ねぇ……。
この先見ていれば分かるよ。
>>212
どうも怠い+頭痛い……。
俺のしょうもない思い出を話そうと思う。誰か聞いて
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