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世にも奇妙っぽいタイトルを書いたら、誰かがそれっぽいあらすじをつけてくれるスレ

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一番奇妙なのは、その発想力と文才を別の場所で使いこなさないオマイラでしょう。
Part1
1 :名無しさん@おーぷん:2018/04/17(火)21:21:44 ID:W2M
隙間産業

7 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)21:28:53 ID:XL4
>>1
中堅大学を卒業し真面目に働いてきた川西だったがついにリストラの対象になった。
人事部の先輩の口利きで転職はすんなりできた。だが、会社についての説明はほとんどない。
同時に入った2人を含め歓迎会を受けたが全く前職が異なる。
なぜこんな多様な人を集めてるのか。
興味本位で上司に会社の全体像を聞くのだが…

2 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)21:23:25 ID:bge
絵に描いた餅

83 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)23:05:36 ID:QHA
>>2
ある日、男は買った餅を食べようとした、しかし触感がおかしい
口から取り出してみると、それはしわくちゃになった餅の絵だった
なぜ餅と餅の絵を間違えたのか不思議に思う男、とりあえずその紙を置き、水を飲もうと水道の蛇口をひねった
すると今度は蛇口から水が書かれた絵が無数に出てくる 全く理解できない謎の光景に恐怖心を覚え、思わず後ろの壁にぶつかったが、なんと壁も紙の様に破れてしまった
おかしい、何もかもおかしい 手に取るものすべてが紙に書かれた絵という謎
恐怖心に耐え切れなくなった男はドアを突き破り、外に出た途端、あることに気づいた、気づいてしまった
男は、人類が滅亡した世界に生きており、その孤独感から逃げるために様々な景色の絵を描き、その世界に逃げていただけだったのだ・・・

4 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)21:26:26 ID:1Kt
いきすぎた男


10 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)21:40:18 ID:W2M
>>4
200歳を迎えた男の誕生日パーティーが開かれていた
人類として異常な節目に多くの報道陣が詰めかける
世界中がそのニュースに注目した
なにせ、男の半分も生きれば十分に長生きなのだから
そしてそのうち、男は研究対象になっていった
どうすれば男のような寿命を得られるのか?
どうすれば自分も永遠の命を選べるのか?
各国が目の色を変えて男を研究しだすと、どんどんそれは過激になり、ついには拷問と呼べる程の負荷が常に男にかけられるようになった
生きすぎた男は、行き過ぎた欲望の中で、生き過ぎたことを公開するのであった

9 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)21:36:05 ID:tkr
枠の外

14 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)21:57:32 ID:W2M
>>9
四角い枠で囲まれた国に、男は生まれた
国の端っこは枠で区切られ、枠から外にでることは固く禁じられていた
男は枠の外に興味を持ち、外に出てみたいと思った
禁じられていると止める人々や、男の目論見に気づいた警察との激しい戦い
男は銃弾を浴びながらも、死ぬぎりぎりの所で枠のふちにたどり着く
死ぬ前にせめて枠の外が見たい
最期の力を振り絞り、枠の外に踏み出すと看板が一つ
「二重枠」

11 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)21:41:26 ID:F4i
港の犬

24 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)22:28:55 ID:QHA
>>11
ある港に一頭の野良犬がいた
この犬は客船や貨物船が遠くから近づいてくると吠えるということで有名だった
しかしある時、その港はその役目を終え、周辺は閑散としてしまう
しかしなおも海の近くに居座る犬 そしてある時、突然大きな声で何度も何度も吠え出す 船の泊まるはずのない港で
同時刻、航空自衛隊が日本に向かう某国の大艦隊を発見していた・・・

13 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)21:42:09 ID:MJr
ブラック

32 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)22:46:37 ID:q7H
>>13
ある朝、サラリーマンが駅のカフェスタンドで聞いた耳慣れぬ言葉、それはミルクのブラック。
知らぬ間にそのミルクのブラックは世の中を席巻していたが何故か主人公は間が悪く一向に実物を目にする事が出来ない。
その間にも人々の話題に上るミルクのブラック、遂には流行語にまでなる始末。
ミルクは白いのにブラック? 主人公の思考は日を追うごとにその疑問に支配され……

15 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)22:04:33 ID:MwM
思った以上にむずいねん

17 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)22:17:53 ID:W2M
>>15
関西人の主人公は何をやらせてもそつなくこなすエリート人間
そんな彼には、誰にも言えないコンプレックスがあった
それは、スキップが出来ないこと
運動も非常に高いレベルで出来る彼だが、スキップだけはバランスが崩れ、思うように出来ないのだ
これじゃだめだ、みんなに笑われる
彼はコンプレックス解消のために練習を重ねるが、どうしてもうまくできない
ある日、友人に練習現場を見られてしまう
友人が見たのは、スキップをしようとしてバランスを崩し、そのまま前方伸身宙返り2回ひねりをして着地する主人公の姿だった
友人に気づいた主人公は、あきらめたように呟く
「思った以上にむずいねん」

20 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)22:24:17 ID:gbh
できるひと

26 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)22:39:47 ID:W2M
>>20
とある町に、「できるひと」という表札を掲げた家があった
近くに越してきた主人公は表札を見て、家の人間に興味を持つ
どんな自信家ならこんな表札たてれるんだ?
ところが、実際に会ってみると、家の主人はどちらかというとダメ人間
人当たりは悪くないが、いい年をして職を転々とするような人だった
主人公が街に越してきて数ヶ月、主人公の息子が探検と称して例の家の近くに行く
やい、駄目人間のくせに「できるひと」なんて表札たてるなよ
バカにしていると、表札に違和感を覚える
左側の断面がきれいなものでなく、まるで半分に砕いたかのような…
何かを蹴ったような感触
拾い上げてみると、表札と同じ材質で「包丁」と書いてある
主人が出てきた

21 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)22:24:42 ID:uB9
負ける

39 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)22:49:11 ID:s53
>>21
『負ける』
男は昔から運がなかった
幼い頃からじゃんけんに勝ったことはなく、勉強も遊びも恋愛も一度も勝ち誇る事が出来ずにいた
周りからはいじりの対象となるしかなく、社会人になってからも酒の肴として振り回され負け犬のレッテルを張られていた
ある日、いつもの様にいじられていた彼は選挙出馬という無理難題を押し付けられる
周囲は彼が惨敗した姿を肴に盛り上がりたいが為に話を押し通しただけだったのだが、何とここにきて当選という信じられない結果が生まれる
だが、生まれて初めて“勝ち”を掴んだ男の人生がここで大きく変わってしまうのだった

30 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)22:44:37 ID:W2M
笑う男

78 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)23:03:16 ID:0oD
>>30
笑う男
通勤途中いつも見かける男がいる。
その男は特徴のない顔つきだが笑顔だった。
昼夜問わず雨の日も風の日も。
時間や通勤手段を変えてみたが笑う男は行く先々で現れ、仕事も手につかなくなってしまった。
我慢の限界に達した俺はその男に怒鳴りつけた。
しかし、男は相変わらずニコニコと笑っていた。
そして一言「ありがとうございます…」と蚊の鳴くような声を漏らした。
男から笑顔が消えた瞬間、この世のものとは思えない絶望の表情になっていた。
怪訝になりながらも胸の支えが取れた俺は晴れやかな気分で歩く。
その顔は先ほどの男と見間違うほどにこやかな笑顔だった。


33 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)22:46:58 ID:tyA
多摩川のタマちゃん

60 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)22:58:03 ID:q7H
>>33
お見合いで結婚が決まった主人公は久方ぶりに帰省した実家の近くの川へと足を運ぶ。
夏の日差しに煌く川面を眺める内に主人公の脳裡を過るのは幼い日々を共に過ごした少女の姿。
良く出会った川に因んで主人公は彼女の事を多摩川のタマちゃんと呼んでいた。
物語は過去と現代を行き来する。夏の暑い日差しに眩む視界は主人公の奥に眠っていた遠い過去を呼び起こす……
何時の間にか消えてしまったあの娘、その日も暑い夏だった……
眩く輝く日差しを受けて鮮明に思い起こされる過去は、記憶の中にしか残らぬあの娘の真実を主人公へと告げる……
そして切ない初恋は数年の時を越えて今、終わりを迎えた。

40 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)22:49:15 ID:X0t
不感症

54 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)22:55:21 ID:yXd
>>40
主人公のアサギはある日、謎の組織に感度が3000倍になる媚薬を盛られてしまう。
彼女が所属する組織の医療班は、媚薬を中和する為に感度を下げる薬を開発し、彼女に投与した。
その結果、彼女は薬の副作用で感度がゼロになってしまい、ありとあらゆる刺激から遮断されてしまう。
人の温もりすら感じなくなった彼女は、これまでと変わらず組織のために尽くすことが出来るのか。
全米が驚愕した衝撃のラストに、あなたは絶頂せずにはいられない。

48 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)22:50:40 ID:tyA
喋る自販機

55 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)22:55:47 ID:AkB
>>48
「お疲れ様!あたたかいお飲み物はいかがですか?」
深夜の道路、街灯の下にぽつりと佇む自動販売機は、私の数少ない話し相手。
40歳で独り身の私には、恋人はおろか友人すら居らず、来る日々を虚しく過ごしている。
そして、そんな私の唯一の癒しがこの自動販売機の音声「ひとみちゃん」なのだ
「ああ、頂こう」
小銭を入れ、いつも買うコーヒーのボタンを押す
ガタッと音が鳴り、取り出し口にコーヒー缶が現れた。
私は違和感を覚えつつも、おもむろにそれを取り出したーーー

69 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)23:01:37 ID:RdV
>>48
AIが人間の職を奪って久しい時代。
職を無くした男が偶然見つけた高給アルバイト。それは自動販売機の中に入りお客に一言励みや労いの言葉を伝えるという、誰にでも出来そうなアルバイトだった。
軽い気持ちで職に就いた男だが、一言言う度にお客を怒らせてしまい、ついにはクレームまで入ってしまう。
そんなある日、一人の杖をついた老人が飲み物を求めて男の入った自動販売機にやってくる。
しかし、その老人の様子が少しおかしいことに気づく男。どうやらその老人は目が見えない様子だった。
一言だけ声をかけるのが本来の仕事だったが、見ていられず老人に声をかけサポートしてしまう。
それから、その老人は毎日自動販売機に通うようになったのだがーー。

76 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)23:02:48 ID:s53
>>48
『喋る自販機』
彼が仕事帰りに立ち寄る自動販売機はAI音声で規定の台詞を喋る台だった
対人コミュニケーションが苦手な彼の唯一の癒しでありなくてはならない自動販売機に、ある時意味もなく語りかけてみるも当然反応はない
それでも彼は毎日自動販売機にその日あった事や最近の心境を語りかけた
ある日、彼がいつもの様に仕事帰りに寄ると
「お帰りなさい、貴方がくるのを待っていました」
と自動販売機はいつもと違う音声を発しー

59 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)22:57:58 ID:PWI
あっちむいて

120 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)23:18:01 ID:q7H
>>59
 なんで、なんで君が此処にいるのだろう?
だって君はもう……最愛の人は手の届かぬ場所に行ってしまったはずだった。
失意に沈んだボクに掛かったもう聞けるはずのなかった彼女の声『こっち向いて』
その声に顔を跳ね上げればこの先、決して捉える事の出来ないと思っていた彼女の姿。
帰って来てくれたんだと思ったんだ……冷たい手を握りながら彼女は言う『貴方は精一杯生きて……』
オワリの時が迫る瞬間に……今にも泣き出しそうな笑顔で彼女が言った『あっち向いて』

62 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)22:58:24 ID:ZNv
忘れる男

68 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)23:01:31 ID:yXd
>>62
男は物忘れがひどく、あるとき、思い切って自身の身体に消えないメモを刻み込むことにした。
思いつきが功をなし、男は身体を見ることで物事を思い出すようになる。
ほどなくして、男の身体はメモで埋め尽くされた。
だが、男は耳だけにメモをするのを忘れ、後にそれが取り返しの付かない悲劇を生むこととなる。

94 :名無しさん@おーぷん :2018/04/17(火)23:08:27 ID:YOD
>>62
男は忘れっぽく仕事が出来ず、上司に怒られる毎日を送っていた。
ある日見知らぬ男に怒られた事実さえも忘れる事ができるという薬を渡され、毎日服飲していた。
上司に怒られる度に薬を飲み、その量は徐々に増していった。
飲めば飲むほど記憶は消えていき、遂には自分の事も忘れてしまった。
「薬を飲まなきゃ。でも、なんで飲んでいたんだっけなぁ。」

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