百物語 第一回
Part85
Part1<<
Part81
Part82
Part83
Part84
Part85
Part86
Part87
Part88
Part89
>>Part100
評価する!(7989)
百物語一覧に戻る
評価する!(7989)
百物語一覧に戻る
421 :ナナフシぎ :2006/07/23(日) 05:07:14 ID:Z0P8M1B00
「 ダルマ 」 ノンフィク 1/3
これは俺の友達Kの家に泊まったときの話。
俺の友達は霊感があり、しょっちゅう幽霊をみている。俺も最初半信半疑だったが
さきほどにも書いた実体験をしてから完全に信じるようになった。
彼曰く、彼の家には霊道があるそうだ。新月の夜になると霊道は完璧に開かれ、
幽霊がうようよ出てくるそうだ。そんな日に俺は泊まった
泊まった友達は俺のほかに三人いた。俺たちはまず和式の広い畳の部屋に行った。
絵に描いたような和式の部屋で熊の置物に刀があった。
するとKが「あれ?さっき見たときと熊の向きちがう・・・」っと言いだした。
俺たちは「いくらなんでも来て早々それはないっしょw」っとKをバカにした。
Kは微笑していたが明らかにそれは周りに気を使ったような笑いだとわかった。
422 :ナナフシぎ :2006/07/23(日) 05:08:08 ID:Z0P8M1B00
2/3
その部屋で俺たちはKの恐怖体験を聞くことにした。
部屋で一人でいると押されたり肩を叩かれたりといったものだった。
俺たちは徐々に恐怖を積もらせていった。そして明らかにその部屋の空気も変わっていた。
俺は「なんかこの部屋やけに広く感じない?端がないような・・・」
っと不安感からなのか感じたことを言った。すると友人Tが
「俺も!!やっぱりなんかおかしいよね?なんかこの空間だけ広いけど閉じ込められてる感じ・・・・」
と言い俺も激しく同感した。そして俺はもう一つ気になってしょうがないことがあった。
423 :ナナフシぎ :2006/07/23(日) 05:10:15 ID:Z0P8M1B00
3/3
神棚に乗っているダルマだ。普通ダルマは片方眼を書いてめでたいことがあったらもう
片方の眼をかくはずなんだが、友人の家のダルマは両目とも白目だった。
おれは「なんでダルマ両方白目なんだよ」っとKに突っ込んだ。
友人たちはみんなそれに気づいた瞬間一気に顔が青ざめていた。
「気味悪ぅ・・・・」っと口々に言った。
Kは「え!?両目かいたはずなのに・・・・」っと小声で言った。
沈黙。
するとKが突然「あ、あああ!」と何かに怯え伏せてしまった。
そして神棚を見ずに 「・・・今ダルマどうなってる?」っと聞いてきた別に普通・・・っと思い振り返ったが
明らかにさっきとダルマの雰囲気が違う。ダルマの所だけ空気が歪んだ感じだ。
「なんか変・・・。」と俺は答えた。Kは「長い髪がだんだん出てきてた」っと言った。
それから振り返りまたダルマを再度みるとあの雰囲気は消えていた。Kにそれを伝えると
Kはダルマを見た。そして「もうなにもいない・・・。」っと言った。
そのダルマになにがあってそうなったのかは知らないがつくづく不気味な体験だった。
【完】
「 ダルマ 」 ノンフィク 1/3
これは俺の友達Kの家に泊まったときの話。
俺の友達は霊感があり、しょっちゅう幽霊をみている。俺も最初半信半疑だったが
さきほどにも書いた実体験をしてから完全に信じるようになった。
彼曰く、彼の家には霊道があるそうだ。新月の夜になると霊道は完璧に開かれ、
幽霊がうようよ出てくるそうだ。そんな日に俺は泊まった
泊まった友達は俺のほかに三人いた。俺たちはまず和式の広い畳の部屋に行った。
絵に描いたような和式の部屋で熊の置物に刀があった。
するとKが「あれ?さっき見たときと熊の向きちがう・・・」っと言いだした。
俺たちは「いくらなんでも来て早々それはないっしょw」っとKをバカにした。
Kは微笑していたが明らかにそれは周りに気を使ったような笑いだとわかった。
422 :ナナフシぎ :2006/07/23(日) 05:08:08 ID:Z0P8M1B00
2/3
その部屋で俺たちはKの恐怖体験を聞くことにした。
部屋で一人でいると押されたり肩を叩かれたりといったものだった。
俺たちは徐々に恐怖を積もらせていった。そして明らかにその部屋の空気も変わっていた。
俺は「なんかこの部屋やけに広く感じない?端がないような・・・」
っと不安感からなのか感じたことを言った。すると友人Tが
「俺も!!やっぱりなんかおかしいよね?なんかこの空間だけ広いけど閉じ込められてる感じ・・・・」
と言い俺も激しく同感した。そして俺はもう一つ気になってしょうがないことがあった。
423 :ナナフシぎ :2006/07/23(日) 05:10:15 ID:Z0P8M1B00
3/3
神棚に乗っているダルマだ。普通ダルマは片方眼を書いてめでたいことがあったらもう
片方の眼をかくはずなんだが、友人の家のダルマは両目とも白目だった。
おれは「なんでダルマ両方白目なんだよ」っとKに突っ込んだ。
友人たちはみんなそれに気づいた瞬間一気に顔が青ざめていた。
「気味悪ぅ・・・・」っと口々に言った。
Kは「え!?両目かいたはずなのに・・・・」っと小声で言った。
沈黙。
するとKが突然「あ、あああ!」と何かに怯え伏せてしまった。
そして神棚を見ずに 「・・・今ダルマどうなってる?」っと聞いてきた別に普通・・・っと思い振り返ったが
明らかにさっきとダルマの雰囲気が違う。ダルマの所だけ空気が歪んだ感じだ。
「なんか変・・・。」と俺は答えた。Kは「長い髪がだんだん出てきてた」っと言った。
それから振り返りまたダルマを再度みるとあの雰囲気は消えていた。Kにそれを伝えると
Kはダルマを見た。そして「もうなにもいない・・・。」っと言った。
そのダルマになにがあってそうなったのかは知らないがつくづく不気味な体験だった。
【完】
百物語 第一回
Part1<< Part81 Part82 Part83 Part84 Part85 Part86 Part87 Part88 Part89 >>Part100
評価する!(7989)
百物語一覧に戻る
怖い系の人気記事
百物語
→記事を読む
本当に危ないところを見つけてしまった
スレタイの場所に行き知人が一人行方不明になってしまったHINA ◆PhwWyNAAxY。VIPPERに助けを求め名乗りでた◆tGLUbl280sだったが得体の知れないモノを見てから行方不明になってしまう。また、同様に名乗りでた区らしき市民 ◆34uqqSkMzsも怪しい集団を目撃する。釣りと真実が交差する物語。果たして物語の結末は・・・?
→記事を読む
短編シリーズ
→記事を読む
毒男の怖い話とか音楽とか雑談とか
音楽をお供に、上質な怪談を味わってみませんか?
→記事を読む
師匠シリーズ
→記事を読む
唯一の友達の性癖が理解できない。
唯一の友達に唾液を求められ、VIPPERに助けを求める>>1。しかし運が悪いことに安価は「今北産業」で、スレの存在を友達に知られてしまう。そして事は予想だにしなかった展開に…!!
→記事を読む
守護霊「ゴルゴマタギ」
かのゴルゴそっくりなマタギの守護霊が憑いている友人を持つ報告者。そしてたびたび危機に巻き込まれるが、そのゴルゴよって救われる友人。愉快な心霊話に終わるかと思いきや、事態は予想外に大きくなっていき、そして…
→記事を読む
屋根裏から変な音する。獣害に詳しいやつ来てくれ
いっそ獣害だった方が救いはあった。
→記事を読む
笑い女
あなたは最近いつ人に笑われましたか?その声は耳に残ってはいませんか?居た。居た。居た。
→記事を読む
【都市伝説】都市伝説を語る会管理人が選ぶ【50選】
→記事を読む