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死んだ彼女が毎日夢に出てくるんだけど

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Part5
111 :名も無き被検体774号+:2011/07/05(火) 22:31:22.84 ID:wtc1+/Sz0
本当スレ汚してすまないが、
読んでてわけわかんないくらいに泣いてる。
自然死以外で人が亡くなるのは、こればっかりは運命でしかないからどうしようもなくて、いきなりやってくる。
簡単に、わかる、なんて言われて気分わるいかもしれないけど、わかるよ、本当に辛いよな。頑張れよ。
絶対忘れることなんてできないから、この先もしかしたら1に他のいい人が見つかっても、彼女とも思い出大事にしてあげろよ。
目の下いてえ。

112 :1:2011/07/05(火) 22:38:42.56 ID:DNJx3V170
彼女の包帯が取れて、俺は彼女を放課後呼び出した。
運動場が騒がしかったけど、俺はその近くにあって人気の少ない駐輪場に彼女を呼んだ。
彼女はあまり話したこともない俺に呼ばれて、きょとんとしていた。
「ああー・・えっと、けが、大丈夫?」
話の糸口を探して、そんなことを言った。
「えっ、うん、大丈夫!ありがとう!もー、間違ってベランダから落ちちゃってさーww」
彼女は明るい笑顔でそう言った。
「そうか、えっと、あのー」
「うん」
「今、彼氏とかっているの?」
「えっ!?wいないよ、なんで?」
「あのーもう、あのさあ、わかるやろ?w」
「え?え、あああ、そ、そういうこと?」
こんな時までウジウジへたれてる俺は、彼女に察しろの合図を送った。
彼女はそれを汲んでくれて、あははと可笑しそうに笑った。
>>111
全然スレ汚しなんかじゃないよ、本当にありがとな。
運命だよなあ、仕方ないんだ、こればっかりは。
わかってくれて嬉しいよ。ほんとにありがとう。

113 :1:2011/07/05(火) 22:44:44.17 ID:DNJx3V170
「わかるよな?w」
俺は笑ってる彼女に、もう一回そう言った。
「わかるよーwわかるけど、ちゃんと言ってよwそんなことw」
彼女はいたずらに笑って見せた。
なんか、あ、いけるのかな?って思った俺は覚悟を決めた。
「好きだから・・付き合って・・下、さい」
「いやw」
「えっ!?」
俺が顔をあげると、彼女はにやにや笑っていた。
「嘘、いいよ!!」
そういった彼女は、してやったり、みたいな顔をしていた。
俺は無意識かなんかわからないけど、よっしゃあああ、と口に出していた。
彼女はちょっと驚きながら、ははは、ありがとね、と言ってくれたのを覚えてる。
ちょっとうるうるくるわ、懐かしいwおっさんは涙腺弱くてだめだなw

114 :名も無き被検体774号+:2011/07/05(火) 22:47:20.32 ID:Iramb8Il0
和むね。

115 :名も無き被検体774号+:2011/07/05(火) 22:50:59.18 ID:Xe0doMTG0
夢と同じセリフ・・・
泣けてきた


116 :1:2011/07/05(火) 22:51:49.18 ID:DNJx3V170
そうして晴れて彼女と付き合えることになった俺。
この時初めて連絡先交換して、順番おかしいよね、と彼女に笑われた。
俺は彼女と付き合えたことが嬉しくて、彼女も俺のこと好きで居てくれたんだなって勝手に思って舞い上がってた。
でもそんな期待は、もろくも崩れ去った。
彼女は俺のこと、好きでも何でもなかったんだと、すぐに気付いた。
まず彼女からは絶対連絡が来ない。
遊びに誘っても断られる。
好きって言ってもありがとう、しか返ってこない。
たまりかねた俺は、「多分お前、俺のこと好きじゃないんだよな」とメールした。
メールってとこがどこまでもチキンである。
そしたら彼女の野郎、「ごめんね」って返事してきやがったwww
俺は「いいよ」って返した。何も良くないけど、好かれてなくても、付き合っていたかった。
彼女は「別れよう」って返事を俺に寄こしてきた。
「別れない」って送った。返事は無かった。

117 :名も無き被検体774号+:2011/07/05(火) 22:54:49.33 ID:+BLP8v7A0
感情移入しすぎて涙がとまらん。
語ってくれ。最後まで聞くぞ。

118 :名も無き被検体774号+:2011/07/05(火) 22:57:48.25 ID:MGWmJtSw0
あぁ、なんだろう。
ほんとに涙でそうなんだよ・・。
なんでなんだろうな・・・。
運命って残酷すぎるわ。

119 :1:2011/07/05(火) 22:57:56.34 ID:DNJx3V170
俺は彼女に毎日メールした。返事がある時もあれば無い時もあった。
何度も彼女を、なんでお前はそうなんだよって責めたりした。
彼女は暗い顔をして、ごめんとしか言わなかった。
俺はもう、だめなんだろうなって思った。
もう高校受験が近かった。
彼女と俺の志望校は別々で、このままいけば絶対離れ離れしか選択肢は無かった。
俺はこっそり彼女と同じ高校を志望した。
お前の成績じゃ無理だろうがwwばかかwwと担任に爆笑された。
でもなんか知らないけど受かった。
いや、ごめん、ほんとは一問だけ、どうしてもどうしてもどうしても受かりたくて、隣の奴カンニングした。
ほんとあんときの奴ごめん。
でもどうしても受かりたかった。彼女は合格確実だったし、俺も一緒に居たかったんだ。
でも入学したらそいつはいなかったし、もっといい高校行ったって信じてるぜ!
ごめん、ありがとな!!!・・ほんとごめんよ

122 :1:2011/07/05(火) 23:05:27.34 ID:DNJx3V170
結局なんやかんやで同じ高校に滑り込めた俺だったけど、彼女とは全然連絡を取れてなかった。
というか彼女wwメアド変えやがったwwwそんなに俺が嫌いかwwww
でも俺は、どんなに嫌がられても彼女が好きだった。
相手を思って身を引くとか、そんな高等テクニック持ってないから、押せ押せどんどんだった。
彼女にもどんどん嫌われていくのがすごくよくわかった。
ある時珍しく、彼女の方からメールが来た。
「海行きたい。つれてけ〜」
他の女にされたらキレてる自分勝手だが、俺はこの時飛び上がるくらい嬉しかった。
神様ありがとうとマジで思った。
「つれてくよ!!いつ!?」
「いつでも〜」
「じゃあ来週は!?」
「早すぎるでしょw来月でw」
この時5月中旬くらいだったと思う。俺は夢の来月に向けて筋トレを始めた。

121 :名も無き被検体774号+:2011/07/05(火) 23:02:39.08 ID:qChBarrX0
話の途中ですまんが>>1と彼女に名前を付けてくれたらありがたい。無理にとは言わんが

123 :1:2011/07/05(火) 23:08:47.26 ID:DNJx3V170
>>121
そうだよな、実はおれも思ってたw
じゃあ俺は岡本真也で。彼女は佐々木あゆみにでもしとくわw
意味はないけど本名の響きとの兼ね合いで決めた。

124 :1:2011/07/05(火) 23:13:30.93 ID:DNJx3V170
因みにこの時俺たちは、まだ名字で呼びあってた。
海の約束を取り付けてからはメールがくるかと思ったのに、
彼女は日にちを決めると前日までメールしてこなかった。
「明日、○○のとこの海ね。最寄りの駅で現地集合」
そんなそっけないメールでも嬉しすぎて保護した。
当日、彼女と駅で落ち合った。可愛すぎて失神するかと思った。
そもそも私服の彼女を見たのも初めてだったし、ショートパンツから出た生足、うなじ・・
昨日散々抜いてきたというのに、俺の息子がアップを始めた。

125 :名も無き被検体774号+:2011/07/05(火) 23:17:45.19 ID:haRT5R8gO
>>124
デート前日抜くやついんのかよ
知らんけど
とDTの俺が言ってみた

126 :1:2011/07/05(火) 23:19:58.96 ID:DNJx3V170
「岡本の目線きもい」
彼女はそう言うと、さっさと駅を出た。
彼女はこの頃にはかなり手厳しくなってたが、俺は特に気にしていなかった。
俺があまりにしつこいから怒ってるのかなとか、
反抗期かなとか、思春期なのかなとか、よくわからない理由で納得していた。
しばらく歩くと海に着いた。
意外と人も沢山いて、そう大きくない海水浴場なんだけど、結構にぎわっていた。
「うみーーーー!!」
彼女が突然はしゃぎ出した。
「い、いきなりテンションあがったなw」
「うん、だって私、海に来るの人生で2回目!!」と言って彼女は笑った。
久しぶりの笑顔だった。
俺がその辺でTシャツを脱ぎはじめると、
彼女はそれをじっと見つめて何かに迷ったあと、着替えてくる、とどこかへ消えた。
>>125
そりゃあ抜くさwていうかお前も近畿地方の人間だろw違ったらごめん

128 :1:2011/07/05(火) 23:25:47.28 ID:DNJx3V170
再び出てきた彼女は白いビキニだった。
ほほう、ロリ巨乳ですか、いいですねえとか思う暇もなく、「見んな!」と怒られた。
でもその後は海に入ってしまえば彼女はずっとニコニコしてて優しかった。
昼には海の家でご飯を食べた。俺は焼きそば、彼女はカレーを食べた。
そのあと泳いで休憩してるときには、彼女はサプライズでかき氷を買ってきてくれた。
俺はその時、初めて気付いてしまった。
彼女の腕が、洗濯板みたいにぼこぼこなことに。
俺は言葉を失った。胸が詰まったみたいだった。
何の傷かって、聞かなくてもわかるくらいひどかった。
でも言えなくて、言ったら傷つけそうで、でももし常習してるのならもうやめて欲しくて、
かき氷を差し出した彼女の腕をつかんで、じっと黙ってしまった。

130 :1:2011/07/05(火) 23:30:17.91 ID:DNJx3V170
彼女は眉を下げて笑った。「ごめんね」と言った。
俺は今までのどんなごめんねを聞いた時よりも悲しくなって、
砂浜の屋根の下で彼女と座ったまま、声を殺しながら泣いてしまった。
なんかもうたまらなかった。
彼女が死んでしまうかもとか、死にたいのかもとか、なんかよくわからないけど、
なんでなんでどうしてって気持ちがぐちゃぐちゃになっていた。
混乱して泣いたってのが近いかもしれない。
彼女は心底びっくりしているようだった。
「なんで泣くの?」と言って俺の背中をなでた。
そろそろ人もまばらになってきていた。

134 :1:2011/07/05(火) 23:35:24.93 ID:DNJx3V170
日が落ちるにつれて、結構肌寒くなってきた。
彼女は着替えてくると言って席をはずした後、水を持ってきてくれた。
「あげるよ、てか着替えないの?」
彼女に聞かれたが、着替えたら帰らなくちゃいけないから、俺は着替えたくなかった。
それを言うと彼女は笑っていた。
「じゃあまだ帰らないから着替えなよ」
「うん・・」
「疑ってる?」
「うん」
「wwほんとに帰らないからw
 私、日が落ちてからの海が見たくて、今日誘ったんだもんw
 岡本が10時前に集合とか言い出すから合わせたけどさw」
そう言われるとなんだか恥ずかしくなってきた俺は、そそくさと着替えに行った。
戻ってくるとさらに人は減っていて、彼女は座って海を眺めていた。

131 :名も無き被検体774号+:2011/07/05(火) 23:33:44.46 ID:yx8HVwB8O
そろそろ日付も変わるし、1の話を読みたいから酉つけてほしいな。

135 :1 ◆USprDF8a9Xfm :2011/07/05(火) 23:36:41.84 ID:DNJx3V170
これで酉ついたかな?
ちょっとコーヒー買ってくる


136 : 忍法帖【Lv=21,xxxPT】 :2011/07/05(火) 23:42:13.03 ID:J4myay+q0
あああ明日テストなのに続きが気になる

137 :名も無き被検体774号+:2011/07/05(火) 23:46:06.40 ID:uoUjnT/w0
めっちゃ続き気になってテスト勉強ができんorz

138 :名も無き被検体774号+:2011/07/05(火) 23:46:23.98 ID:yB4eVoKjO
>>136
勉強しろww
気持ちは分かるがw

139 :名も無き被検体774号+:2011/07/05(火) 23:46:24.46 ID:haRT5R8gO
>>136
大丈夫だ、俺も明日テストあるけどねw

140 :名も無き被検体774号+:2011/07/05(火) 23:47:53.23 ID:PhPxPumK0
明日テストのやつ大杉だろww

141 :名も無き被検体774号+:2011/07/05(火) 23:48:29.86 ID:sxRNSt6Z0
いやまじで酒なんか飲むんじゃなかった
目から変な液体出てくる
もうやだ
俺も昔彼女が亡くなったんだわ
でももう夢には出てこないな
亡くなった時は頻繁に夢に出てきてたけれども
まぁ今じゃその事を理解してくれてずっと側にいてくれた子が奥さんですがねw
とりあえず支援
もっと1の話聞きたいわ

142 :名も無き被検体774号+:2011/07/05(火) 23:52:37.38 ID:sxRNSt6Z0
てかテストのやつ勉強しろおwww
明日になっても残ってるだろwww
ここびっぷらだしwwww

143 :1 ◆USprDF8a9Xfm :2011/07/05(火) 23:56:16.77 ID:DNJx3V170
>>132
いや、こちらこそこんな話聞いてくれてありがとう。
胸がちょっと軽くなるよ
>>133
俺は兄貴いるけど弟はいないぞ、>>133のお兄さんも大変なんだな・・
>>136-137 >>139
お前らは勉強しろwwww
でもありがとね
>>141
俺の方がその話聞いて泣きそうだわ
俺は夢であえるだけ幸せなのかな。
でも>>141も今は新しい幸せ掴んだんだよな、ほんとにおめでとう。
奥さん大事にしてあげて下さい。

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