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一緒に日本対オランダ戦を見ようと約束していた彼女に今日フられた

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Part2
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/19(土) 22:45:48.01 ID:hEvg6ntn0
俺「まあ、でも、仲が良いというか、ね」
N「でも、さすがにここまで来たらね・・・」
バッグの中から携帯電話を取り出すN。
N「これ、見て」
そう言って手渡される携帯電話。画面は着信履歴の画面。
そこには、数分間隔でEの名前がずらーっと表示されていた。
俺「・・・ああ」
N「一時期は着信拒否にしたこともあったけど、すぐ怖くなって、やめた」
俺「怖くなったって?」
N「凄い、怒られてさ。もう、本当にEなの? って思うくらい、怖い顔で」
俺「・・・それは、また」
というか、そんな話を俺にしてどうするの?

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/19(土) 22:49:47.59 ID:hEvg6ntn0
俺「えーと、警察とか、そういうのは?」
N「そこまで大袈裟にすることでも・・・」
俺「いや、でも、精神的にきついだろ、それ。本人にはどう言ってんの」
N「何度も、言ったりしてるけど、でも、だめで・・・」
俺「今日は、Eはどうしてんの?」
N「わからない。部屋にいるんじゃないかな」
俺「ふぅん・・・」
・・・まさか、この状況を見張ってるなんてことないだろうな。

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/19(土) 22:53:43.68 ID:hEvg6ntn0
俺「で、どうする」
N「えっ?」
俺「警察に言う気もない。でも、このままなのも嫌なんだろ?」
N「・・・うん。最近は、夜、いつも部屋に来るし・・・。朝も・・・毎朝起こしに来るし・・・」
N「・・・正直・・・ちょっと、疲れちゃったかな・・・」
俺「俺から言おうか?」
N「・・・・・・」
俺「俺が言ったところで、どうなるものでもないかもしれないけど」
俺「というか、そうしてほしいから話したんじゃないのか?」
N「違うよ、ただ、ちょっと、話を聞いてもらいたかっただけで」
俺「親とかには?」
首を左右に振るN。
俺「んー・・・、まあ、じゃあ、とりあえず、俺が言ってみるか・・・」

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/19(土) 22:58:15.33 ID:hEvg6ntn0
N「そんな、悪いよ。巻き込んじゃうし」
俺「話した時点で巻き込まれてるって」
それに、親にも話していない話相手に俺を選んでくれたことは少し嬉しかった。
それがたとえただ単にストレス解消のためだけの話相手であったとしても。
奢ると言ったが聞かないNとワリカンでコーヒー代を払い、喫茶店を出る。
そうして、NとEが住んでいるアパートへふたりで向かう。
どうして特に何も考えることなくこういう行為に及んでしまったのだろう。
今思えば、そう後悔してやまない。
関わらなければ良かったのだ。
そうすれば、この後のことも避けられたはずだった。
俺はバカだった。浮かれて、能天気だった。

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/19(土) 23:03:55.06 ID:hEvg6ntn0
Eの部屋だという部屋のインターフォンを押す。
ややしてから、チェーンのかけられる音。
それから、ほんの少しだけドアが開いた。
E「・・・はい?」
暗いが、Eの顔は認識できた。なんとなく小学校の頃の面影が見て取れた。
E「・・・え?」
俺の顔を見て、少し目を丸くするE。
E「Kくん・・・?」
俺「うん。悪いね、突然」
EはNと違って笑顔を見せることなく、それどころか逆に眉をしかめた。
E「・・・どういう」
そこで、Eは俺の後ろにNが立っていることに気づいたようだ。
瞳孔を開かせ、口元をゆがめた。笑ったのだろうか。
E「・・・説明してほしいな、Nちゃん」
N「あ、うん。えっと、偶然Kくんに会ってね」
E「・・・偶然?」
チェーンがかかったままのドアの向こうから。
E「そんなわけないでしょ」


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/19(土) 23:10:55.98 ID:hEvg6ntn0
俺「EがNと同じところに住んでるって聞いたからさ、折角だと思って」
E「何が折角なの?」
俺「というか、Eさぁ」
E「何」
俺「Nのことも少しは考えてやれよ」
E「・・・はぁ?」
ああ、なんてストレートに言ってしまったんだろう、あの時の俺は。
もっと他の言いようが山ほどあっただろうに。
俺「いや、ほら、親しき仲にも礼儀ありっていうか」
E「何、意味分かんないんだけど、いきなり説教でもしに来たの?」
俺「説教っていうか」
E「うざったいなぁ、もう・・・」
E「Nから何言われたのか知らないけど、私たちのことはKくんに関係ないでしょ」
E「こっちはこっちで仲良くやってるんだから、部外者が口を挟んでこないでよ」
その言い方が、どうにも俺をイラつかせた。
明らかにNは困っているのに、その身勝手な言い分が。
だから、あんなことを口走ってしまった。
俺「部外者なんかじゃねえよ」
E「部外者じゃん」
俺「彼女のことは放っておけない」
(゚Д゚ )

61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/19(土) 23:16:42.25 ID:hEvg6ntn0
明らかに動揺するドアの向こうのE
E「・・・は?」
見るからに動揺している俺の後ろのN
N「・・・え?」
そして「やっちまった」と言わんばかりの俺。
でも、その時の俺は、完全に「このまま引き下がるわけにいかない」思考だった。
俺「あんまり人の彼女に、迷惑かけないでくれ」
E「はっ、何・・・? 意味わかんない。彼女って、何、どういうこと?」
すがるような目でNを見るE。NEC
N「えっ、あっ、えっと・・・今まで黙ってて、ごめん」
咄嗟に話を合わせるN。
N「うん、あの。そういうことだから。だから、あんまり、なんていうか、介入されても、困る」
俺「そうそう、俺がいるからさ。もうEはNのことあまり構ったりしないでほしいかな、と」
E「・・・何それ。気持ち悪い」
気持ち悪い呼ばわりされました。

63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/19(土) 23:19:41.04 ID:hEvg6ntn0
ごめん、ちょっと今メールしながらだったから時間かかった
これからペース上げていきます
E「は、なんで。だって、ずっと会ってなかったでしょ、ふたり」
俺「ん、まあ。付き合い始めたのは最近だし」
E「・・・ちょっと待って」
言って、部屋のチェーンを外すE。
E「ふたりとも、入って。とりあえず」
それは、話が長くなるフラグですか。
こっちだって混乱して頭の整理出来てないのにこれ以上突っつかれたらやばい。
俺「い、いや。それだけ言いに来ただけだから」
E「入れって」
俺「失礼しまーす」

64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/19(土) 23:23:15.57 ID:hEvg6ntn0
部屋の中は綺麗に片付いていた。
綺麗というより、無機質だ。
女の子の部屋はあまり(全然です見栄張ってすみません)知らないけど、嫌にシンプルに片付いている。
生活空間という感じがあまりしない。
E「座って」
顔を見合わせる俺とN。
E「座りなよ」
俺「は、はい」
ふたりしてフローリングの上に座る。
あの、座布団とかは・・・ありませんよね、すみません。
ちゃっかり自分はクッションの上に座るE。
E「・・・いつから付き合ってんの?」
俺「あー・・・春から」
E「どうして」
俺「愛に理由はいらないんじゃないかな」
E「は?」
俺「ごめんなさい」
もうやだこの部屋。

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/19(土) 23:26:40.51 ID:hEvg6ntn0
E「で、何? あなたたちが付き合い始めました。だから、あたしは邪魔ですと。そういうこと?」
俺「いや、そこまでは・・・」
E「じゃあ、どういうことだっての」
俺「落ち着いて。だからね。ちょっと、君のNに対する接し方が、いささか過剰なんじゃないかなと」
E「どこが。友達だもん。いいじゃん、別に」
俺「いや、友達の範疇を超えてるというか」
E「どこがだよ」
俺「いやあ、構い過ぎなんだって。関わりすぎ。Nだってひとりの時間とか持ちたいんだよ」
E「Nがそう言ったの?」
俺「うん、まあ・・・」
N「言ったよ」

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/19(土) 23:29:25.48 ID:hEvg6ntn0
E「えっ・・・?」
N「今までEちゃんに悪いと思って我慢してきたけど、いい加減限界だよ」
俺「ちょっ、Nさん、落ち着いてっ・・・」
N「何なの、昔っから付きまとってさ。学校が同じなのはまだいいよ」
N「でもなんで同じアパートに引っ越しまでしてくるわけ。おかしいよ、それって」
E「違う、私は、Nちゃんが心配で・・・ずっと傍にいたくて・・・」
N「そういうのが限界だって言ってんの!」
帰りたい。一刻も早く。

73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/19(土) 23:32:16.91 ID:hEvg6ntn0
E「酷いっ。なんでそんなこというのっ!?」
E「私、ずっとNちゃんのこと想ってきたのに・・・そんなのってないよ!」
N「私がEちゃんに守ってほしいだなんて頼んだことある? ないでしょ? そういうのね、余計なお世話っていうの」
俺「まぁまぁ・・・」
爽やかスマイルの俺。
俺「ふたりとも落ち着いてさ、こういうのはもっと冷静に・・・」
N「Kは私の味方だよね!」
俺「えっ。うん、まあ、うん、そうね・・・」
E「・・・そっか」
俺「へ」
E「Kくんがすべて悪いんだ・・・」
な ぜ に 。

75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/19(土) 23:32:34.50 ID:l0G0UvaC0
Eはユリ科な?

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/19(土) 23:33:33.96 ID:l0G0UvaC0
Eに刺されてK死亡だろww

81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/19(土) 23:35:00.73 ID:hEvg6ntn0
E「だっておかしいもん・・・。いきなりNがそんなことあたしに言うわけない」
充血したmでゆらりと俺を見るE。そして、その目つきがキッとした睨みに変わる。
E「君がNをそういう風にするよう唆したんだ。うん。それしかない」
俺「あ、あの」
N「違うよ、Kは何もしてないよっ。これは私とEの問題ーー」
E「・・・許せない」
俺「え」
E「お前が許せない」
こやつめははは。
ぜぜぜぜ全然怖くないぞ!

83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/19(土) 23:37:51.17 ID:hEvg6ntn0
N「ま、待って。なんでKに行くの? Kはホント、何もしてないよ。ただ私の悩みに付き合ってくれただけで」
E「悩み・・・って?」
N「それは、Eのことーー」
E「悩みなんだ、あたしが。私がNちゃんの悩みの種なんだ」
N「あの、悩みっていうか、だから、もう少し抑えてほしいっていうかね」
E「じゃあ、私が死ねばいいんだ」
ああもう何言ってんのこいつ・・・。

84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/19(土) 23:39:22.26 ID:hEvg6ntn0
俺「意味わかんねーって。なんでそうなるんだよ」
E「じゃあ、Kくん、死ぬ」
より意味がわからない。
俺「ちょっと待てって。こんなこと言いたくないけど、お前、ちょっとおかしくなってる」
E「かもね。あんたが出てきてからね」
もう泣きたい。

88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/19(土) 23:43:22.19 ID:hEvg6ntn0
俺「だからさ、もっとこう、一般的な友人関係に戻りさえすればいいんだよ」
俺「そうだよな、N」
N「えっ!? う、うん、そうそうっ。だから、そんな思い詰めないでーー」
E「もう関わるなってことでしょ? 要するに」
俺「いや、だから」
E「おふたりの邪魔になっちゃうもんね。知らなかったなぁ。そっか。付き合ってたんだ」
E「何も聞かされてなかったなー、あたし」
E「Kくんって、昔っから本当、隠し事上手だよね」
何がおかしいのかそこで笑いだすE。
俺「いやさ、正直、付き合ってるって言うのも咄嗟に出た嘘っていうか」
E「ほら、またすぐそうやって隠そうとする」
そこで立ちあがるE。
E「ちょっと待ってて」
そうして台所の方へとおぼつかない足取りで歩いていく。
非常に嫌な予感がした。

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/19(土) 23:45:39.33 ID:eJJ63Jlf0
俺とN逃げろー

91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/19(土) 23:46:36.56 ID:l0G0UvaC0
包丁フラグww


92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/19(土) 23:46:36.65 ID:HRZWJyWP0
これはやべえ

94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/19(土) 23:47:26.37 ID:hEvg6ntn0
まさか、そんな。
漫画やドラマじゃあるまいし。
そんな、ねぇ。
しばらくして出てきたEの手の上には、カステラがあった。
なんだろう。カステラの角に頭ぶつけて死ねとでも?
E「これ、親戚からもらったの。良かったらみんなで食べない?」
俺「いや、そんなお構いなくっ」
N「うん、私たち、ちょっと用事あるし。ねっ」
俺「ああ、そうそう。用事がね」
E「これからふたりで? 仲いいね」
にっこりとほほ笑むE。
E「でも、悪いものじゃないから。食べていってよ。ひとりじゃ食べきれない量でさー」
穏やかな笑顔のE。
E「それじゃあ、3人分に切り分けないとね!」
うわーい、包丁のお出ましだー。

95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/19(土) 23:51:49.74 ID:hEvg6ntn0
俺「あwせdrftgyふじこlp;@」

(訳:もももももも、もちつけ!!)
N「あの、ほんと、大丈夫だから! 大丈夫だから、ねっ、Eちゃん!」
E「食べていってくれないんだ。冷たくなったね、Nちゃん」
N「そんなことないよ。でも、さっきちょっと喫茶店で軽食済ませちゃって」
E「Kくんと? 仲いいね。羨ましいな」
俺には包丁の刃先がキランと光るのが見えた。
俺「あ、俺が切ろうか。自炊してるから、包丁の扱いは慣れてるんだ」
E「ううん、私がやる」
そのやるってどっちの意味で?
そこでN、俺の手を取って、
N「ごめんEちゃん。ほんと、大丈夫だから! ちょっと用事あるからいくね! ごめん!」
そうしてふたりしてEの部屋を出た。
結局俺がしたことは事態を悪くしただけだったのではないか?

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/19(土) 23:57:33.01 ID:hEvg6ntn0
俺「ごめん・・・」
N「そんな、Kが謝ることっ」
ふたりして駅前まで戻り、さっきとは違う喫茶店内で。
N「それに、ちょっと、嬉しかったよ」
俺「・・・何が」
N「うん、私のこと、庇おうとしてくれて」
・・・俺、そんなことしたっけ。終始チキンだったような。
N「本当にKが彼氏だったら頼もしいのにな」
俺「何言ってんだ」
それよりも問題はこれから先だ。
俺「どうする、これから。帰ったところで、Eがいるだろ」
N「そうだね・・・」
俺「やっぱりさ、一度警察に行った方がいいって。包丁取り出してたぞ。あれ、十分犯罪だろ」
N「でも、それはちょっと可愛そうな気が・・・」
俺「そんな思いやりでこっちに被害及んだら馬鹿みたいだろ」
N「うん・・・」
俺「俺も一緒についてくから、だから、行こう警察」
N「・・・ごめんね」
俺「いいって」
そして警察へ。

104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/20(日) 00:02:59.84 ID:JIC/7VWq0
その後のことを簡単に話すとこうなる
俺たち「へいポリスマン、ヘルプミー!」
俺たち「かくかくしかじか」
P「けしからん、もっとやれ」
で、一緒についてきてくれて色々揉めるも最終的にEは厳重注意。
Nは何かあったらすぐに警察に電話するように言われる。
その後は、不気味なくらいに静かな日々が続いた。
大学でもEはNにそれまではずっと一緒についてまわっていたのが、それ以降は挨拶を交わす程度のつきあいに。
毎晩のようにかけていた電話はすっかりかからなくなり、部屋に遊びに来ることもなくなった。
そういうことをNから電話で聞いて、俺も少しは胸をなでおろしたものだった。
俺のしたことも無駄ではなかっただと思うと、ほっとした。
そうして、俺の方も平穏な日々を過ごしていた。
Eが俺のアパートの前で立っているのを見るまでは。

105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/20(日) 00:04:28.57 ID:dOpQ3btB0
KOEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!

108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/20(日) 00:06:02.27 ID:+zv0GdxeO
こうすけヤベーwww

109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/20(日) 00:06:20.41 ID:JIC/7VWq0
あの忌まわしき夏の日から4か月ほど経っており、
季節はすっかり年末モードだった。
大学から自転車で帰ってきた俺の視線に入ってきたのがそれだった。
一度引き返して10分くらいあたりを回ってから戻ったけどまだいた。
当然と言えば当然か。
俺は観念して、自転車から降り、それを押しながらEに声をかける。
ジャンバーのポケットの中に入っていたペンを左手でぎゅっと握りしめながら。
俺「や。どうしたの」
E「あ、Kくん。奇遇だね」
んなわけあるか。

111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/20(日) 00:07:17.86 ID:bgiXOaQq0
こうすけさされるパターンだよこれ

112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/20(日) 00:07:41.00 ID:ck9kzynmO
こうすけ抹殺フラグw

115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/20(日) 00:08:45.13 ID:uBjrYNez0
うp主、とうとうEに刺されたか?

117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/20(日) 00:09:29.77 ID:JIC/7VWq0
とりあえずは相手に敵意を向けないことだ。
相手が敵意を持っているのなら、それを排除することだ。
俺「えーと、よくわかったね。俺の住んでるところ」
E「探したよ」
俺「え」
E「Kくんがどこの大学通ってるかは知ってたから、そう難しいことじゃなかった」
俺「そ、そういうもんなの?」
E「今は情報化社会だし。人の口には戸は立てられないともいうしね」
俺「そ、そう」
な、何言ってんだ?
俺「で、どうしたのかな」
E「うん、お礼に来たの」

125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/20(日) 00:15:01.10 ID:JIC/7VWq0
俺「お礼・・・」
その単語を聞いて血のついたナイフが頭に浮かんだのは言うまでもない。
中に誰もいないじゃないとか言われたらどうしよう。
そんなことを思いながらEの言葉を待っていると、
E「あの夏の日ね。あのとき、KくんやNに叱咤されて、私、変わることが出来た」
叱咤した覚えはない。
E「私、あなたたちのおかげでようやく普通になれた気がするんだ」
そう言って、Eは俺に、驚くことに頭を下げた。
E「ごめん、迷惑かけて。あの時私、どうかしてた」
俺はその姿に戸惑わずにはいられない。
俺「えっ、いいよそんなっ。やめてくれっ」
E「本当に、ありがとう」
そうしてEは頭を上げる。
その表情は、実に清々しいものであった。
E「それだけ言いに来たの。ごめんね。時間取らせて¥。じゃあね」
そう言うと、背を向けて立ち去るE。
なんだったんだ・・・?
まあ、改心したのであればいいことだ。
部屋の前に、動物の死体が置いてあった。

127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/20(日) 00:16:15.01 ID:bgiXOaQq0
陰湿だなおいwww

128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/20(日) 00:16:32.57 ID:MFgGF3X0O
うわぁ…

130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/20(日) 00:18:14.44 ID:I3Eas4iE0
KOEEEEEEEEEEEE!
動物の死体っておまえ…orz

131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/20(日) 00:18:27.64 ID:ck9kzynmO
動物キター

132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/20(日) 00:19:24.01 ID:JIC/7VWq0
わからないさ。
これがEがしたことかなんて、わからない。
ただ、彼女がした可能性は99%だろ。どう考えても。
残りの1%はこの動物がたまたま俺の部屋の前でのたれ死んだ説。
俺は土を掘って動物を埋葬してやった後、
部屋のベッドに横になり、携帯電話を手に取った。
ほとんど無意識に、Nに電話してみた。
繋がらなかったらそれまでだったが、3、4コールで相手が出てくれた。
N『K? 久しぶりっ、どうしたの?』
俺「その後どうかと思ってさ・・・」
N『あ、心配してくれてるんだ』
なんだか嬉しそうなN。
N『大丈夫だよ、あれからは本当に、何にもないの。怖いくらいw』
俺「そっか・・・。じゃ、よかった・・・」
標的が変わったのか・・・。

133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/06/20(日) 00:19:45.77 ID:b72rI/VUO
うわああああ

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