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俺が北の大地で試された話

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一難去ってまた一難。
Part1
1:名も無き被検体774号+:2013/05/08(水) 22:14:33.86 ID:fYMmtsqi0
誰に話しても信じてくれなさそうだが、せめてここで語らせてくれ
質問とかにはなるべく答えるからさ

2:名も無き被検体774号+:2013/05/08(水) 22:15:21.10 ID:JSBkQLYq0
所詮2ちゃんねるなので話半分で聞くから大丈夫だ興味ある

3:名も無き被検体774号+:2013/05/08(水) 22:18:55.31 ID:IltyIdDp0
はよはよ

4:名も無き被検体774号+:2013/05/08(水) 22:19:51.41 ID:fYMmtsqi0
>>2 >>3
ありがとう、一人でも読んでくれる人がいたら心強いよ
書いてくわ、質問あったら適宜教えてね
俺は今年で大学二年生、スレタイにもある通り北の大地のFラン大学生なんだ。
二年生になっても俺はあまり友達もいなかったが、何とか楽しい学生生活を送っていた。

5:名も無き被検体774号+:2013/05/08(水) 22:27:12.82 ID:fYMmtsqi0
その大学は生物を主に取り扱うから、自然と動物や環境に興味が湧くんだよね。
俺はせっかく北の大地に住んでるんだから、大自然の中で一日過ごしたい、あわよくば動物を観察したいと思い始めた。
この時期はまだところどころ山に残雪があるけど、山菜採りで賑わうので、俺はある日、山で一泊する計画を立てた。


6:名も無き被検体774号+:2013/05/08(水) 22:35:43.06 ID:fYMmtsqi0
どんどん書いてくよ
決行日、リュックには以下の物を入れたんだよ。
・水
・食糧
・筆記用具
・鉈?みたいなもの
・カメラ
・携帯のポータブル充電器
・ラジオ
・タオル
・父親から借りた折り畳み式のテント
こんな感じ
目的地の山は人里から近いし、山菜採りの人もいるしで親はあまり心配しなかったのを覚えている。

7:名も無き被検体774号+:2013/05/08(水) 22:46:23.86 ID:fYMmtsqi0
あれ、誰も見てない?

8:名も無き被検体774号+:2013/05/08(水) 22:46:55.93 ID:JSBkQLYq0
時々眺めてるよ

9:名も無き被検体774号+:2013/05/08(水) 22:47:17.15 ID:3Rr5w3WL0
見てる

10:名も無き被検体774号+:2013/05/08(水) 22:54:09.00 ID:fYMmtsqi0
みんなありがとう
ぶっちゃけトンデモ話だからほんと話半分で聞いてね
準備万端となった俺はぐっすりと寝れた。
次の日リュックを背負い、バスを乗り継ぎ歩いて20分くらいの山へ来た。
まだ木々の葉は緑色ではなく、ところどころ残雪があったけど、俺は非常にわくわくしていた。
何故ならこんなイベントは久しぶりで、すぐにでも山の中に突撃したかった。
けどここで本当に突撃しては命を落とすかもしれない、この山では度々ヒグマが出るので、クマ除け行為が必須だった。

11:名も無き被検体774号+:2013/05/08(水) 23:00:20.06 ID:fYMmtsqi0
しかし多少の知識はあった俺、ラジオの音量を上げて山に入っていった。
野球中継を聞きながら草木をかき分けると、本当に心が洗われていくようだった。
少し歩くと小さな川があった。辺りは何かが草を押し倒したような風景で、これも自然の醍醐味だと、俺は野帳にその時の状況を書いた。

12:名も無き被検体774号+:2013/05/08(水) 23:03:02.00 ID:VvbDGE6a0
もしかして同じ大学か

13:名も無き被検体774号+:2013/05/08(水) 23:03:13.43 ID:fYMmtsqi0
野帳うpした方がいいかな?

14:名も無き被検体774号+:2013/05/08(水) 23:03:29.40 ID:1nvVm8Rk0
もしかして後輩か

15:名も無き被検体774号+:2013/05/08(水) 23:06:41.76 ID:fYMmtsqi0
>>12 >>14 生き物とか環境とか扱うよ、もしかしたら大学ですれ違ってるかもな
一応野帳うpするわ、ちょい待ってて

19:名も無き被検体774号+:2013/05/08(水) 23:22:14.50 ID:fYMmtsqi0
サイズ大きかったか
[写真を見る]

20:名も無き被検体774号+:2013/05/08(水) 23:23:26.40 ID:ZTkCFZiRO
見れたけど野帳てなんやねん

22:名も無き被検体774号+:2013/05/08(水) 23:28:11.81 ID:fYMmtsqi0
>>20
なんかその場所の記録みたいな?
どんな状況かーとか何がいたーとか、まあ観察結果みたいに思ってくれれば
俺はこの野帳にもある「押し倒された道」を進み続けたわけよ。
正直今となっては本当に山舐めていた。
俺は空手習っているんだけど、一応黒帯だし、鉈持ってるしで敵無しと思っていた。ほんとバカだよね
この後俺はシカとも会った。
今エゾシカが増えすぎて大変と授業で習ったので、ここでも野帳を書いた

23:名も無き被検体774号+:2013/05/08(水) 23:34:04.90 ID:q/p75Osr0
野帳のうpより続きが気になるww

25:名も無き被検体774号+:2013/05/08(水) 23:40:13.89 ID:fYMmtsqi0
>>23
次から重要な野帳しかうpしないわwww
[写真を見る]
エゾシカに会ってご機嫌な俺は、お菓子を食いながらさらに山の奥へと進んでいった。
道なき道を進むと不思議と勇気がわくんだな、俺はずんずん進んだ。
進み続けて五分したかな、道に迷った。


26:名も無き被検体774号+:2013/05/08(水) 23:44:12.18 ID:fYMmtsqi0
けれど俺はあまり焦らなかったんだ。
どうせそこまで広い森でもないし、元来た方角に戻れば帰れる、そう言い聞かせて俺は歩いた。
みんなわかってると思うけど、山の中で元来た方角なんて、絶対にわかりっこない。
しかも風景なんて押し倒された道以外似たようなもんばっかりだから、それこそ鳥でなければ帰れない。
でも俺は進んだんだよね、なんでだろ。

27:名も無き被検体774号+:2013/05/08(水) 23:50:27.75 ID:NjFDCpqX0
>>1バカめwwwwww

28:名も無き被検体774号+:2013/05/08(水) 23:50:29.45 ID:3Rr5w3WL0
方位磁石持ってるならいいけどそうじゃないなら方角なんて分かりっこねえだろ

29:名も無き被検体774号+:2013/05/08(水) 23:54:44.88 ID:ZTkCFZiRO
て言うか北海道って今の時期もまだかなり寒いんじゃない?
恐ろしい…

30:名も無き被検体774号+:2013/05/08(水) 23:59:50.35 ID:fYMmtsqi0
みんなの言うとおり、ほんとバカ
あの時の俺に会ったら殴り倒してるところ
段々と日も暮れてきたころ、追い続けていた「押し倒された道」もいつの間にか消えていた。
そのため俺は元入ってきた地点を目指して歩き始めた。
たしかこんときは特に生物もいないし草もありきたりなものばかりでつまらなかったのを覚えている。
しばらく歩くと困った事に、道が分からなくなっていた。

32:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 00:07:17.16 ID:fYMmtsqi0
勿論携帯は圏外、ラジオもとぎれとぎれで雑音が入る。
さすがのバカな俺でも、ようやく事態は急速に悪化していることに気が付いた。
「野帳を書いている暇はない、急いで帰らなくちゃ」
これしか頭に無かった。
駆け足で山を進むと、さっき辿っていた「押し倒された道」を見つけた。
安堵した俺はその道をたどり始めた、なぜならこれを辿れば入山地点まで戻れると信じていたからだ。
でも俺は最悪のケースを考えてはいなかった。
それはこの道は「さっきの道」ではない道かもしれないということだった。

34:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 00:12:51.25 ID:Qeuj9jXhP
草木が何者かが通ったことにより倒れてる道じゃね?

35:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 00:15:30.49 ID:6hrzO1jNO
獣道…

36:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 00:20:39.15 ID:G6IoBKtG0
おいおい、登山道とか林道じゃなくて、
獣道を進んで行ったのか!
よく生きて帰れたな

37:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 00:22:02.82 ID:dFhjpHQb0
面白いわ。続きはよ!

39:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 00:24:01.06 ID:13p7UWIs0
小走りからダッシュに変わったのはいいが、どうもさっきと様子がおかしい。
20分くらい走ってるのに、一向に入山地点に着かない。
ふっと前を見ると、なんか開けてるんだよね、そこの場所。すごく静かだった。
「あぁ、やっちゃった」って呟いたのははっきり覚えてるわ。
大きな木、その根元に不自然に開いた穴。
明らかにヒグマの巣だった。
画像は今描いたスケッチ
[写真を見る]

41:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 00:31:10.85 ID:Hw3iwiZe0
やっちまったな

42:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 00:33:34.97 ID:iIcgBLLc0
押し倒して移動する生物っていえば熊か

38:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 00:23:23.08 ID:iIcgBLLc0
草が押し倒されていたなら反対側から見るとわからないんじゃないのか

44:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 00:36:48.79 ID:13p7UWIs0
>>38
すまん、押し倒されたというより「なぎ倒された」って感じだわ
映画とかでさ、敵とかにばったり会ったら無音になる演出あるじゃん?あれのまんま
全く音無いの。たった何秒だと思うけど、ほんとに音無いんだ
その無音が終わると今度はやけに自分の呼吸が聞こえるのよ。
もともと寒かったからかもしれんが、手はすごく冷たかったのが印象的だった
あたりは夕暮れだけど、幸いヒグマは巣穴にはいなかった。
俺は何故かゆっくりと巣穴から立ち去った。途中枝につまずいたけど、何とかそこから脱出した。

45:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 00:40:09.89 ID:6hrzO1jNO
巣穴にいてくれた方が良かったんじゃないの?
ヤツは山のどこかにいる
の方がコワイ

47:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 00:54:07.95 ID:13p7UWIs0
なんとか巣穴から逃げれた俺は、すでに体中がへとへとに疲れていて、精神的にも辛かった。
そこで、比較的開けた場所を見つけたので俺はそこで野営をすることにした。
何で野営なんかするんだ、早く帰れよと言われるだろうが、身体がいう事を聞かないんだよ。無理だよあれは。
幸運な事にそこはラジオの電波もよかったので、ラジオの音量を最大にして夜を越す事にした。
辺りはもうほとんど辺りが見えなくなっていた、時間の流れが速かったんだと思う。
持ってきたおにぎりをほおばると、何だか母親を思い出して少し泣いた。
「うっうっ」と嗚咽が漏れていたけど、なんとか泣き止んでお茶を飲んでいた。

48:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 00:57:46.82 ID:by1DPSTR0
クマには結局会わなかったの?

50:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 01:02:55.38 ID:13p7UWIs0
そういやID変わってるな、俺が1です
>>48
どうなったか書いてくから待っててくれ
腹ごしらえも済んだし、やる事も無いので横になって携帯でゲームをしていた時の事だった。
風が吹いてサワサワと凪ぐ草の音に聞き入っていると、まあ、定番だけど、パキ、パキって音が遠くで鳴っていた。
飛び起きた俺は、咄嗟にポケットに手を突っ込んだ。
デジカメが無かった。

51:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 01:10:54.00 ID:13p7UWIs0
俺はどうしてかラジオの電源を落とし、その足音の出所、発信者を探った。
音の大きさはシカやタヌキのそれではないと確信した、何となくというか、重量感?が違った。
ラジオとかの音かけてたら近寄ってこない。
常識が壊された瞬間だった。ヒグマはデジカメについた匂いをたよりに、俺に興味を持ってやってきたのだ。
俺の呼吸音は犬みたいに早くなり、ただ声を出さずじっと下だけ見ていた。
途中で寝た振りもしたと思う。

52:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 01:22:56.56 ID:13p7UWIs0
だけど俺の努力もむなしくヒグマはすぐそこまでやってきていた。
ゴフッゴフッと鼻息を荒くするヒグマは、テントの中にデジカメと同じ匂いがする物があると気づいたんだろな。
テントまで一直線のヒグマに、俺はずっと一点を見つめていた。不思議と心地が良かった。
もう死ぬかもしれないのに、なぜか俺は満たされた様な心地だった。

53: 忍法帖【Lv=5,xxxP】(1+0:8):2013/05/09(木) 01:26:34.40 ID:GZHK3Fce0
ほう

54:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 01:28:02.17 ID:iIcgBLLc0
なぜラジオを消したのか・・・

56:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 02:24:21.64 ID:Dae+r36D0
これは興味深い
>>1がどうやって生還したのか興味は尽きない
ゆっくりでいいので書いて行ってくれ

65:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 11:08:34.61 ID:jmxSnjpR0
少しだけ書くわ
俺は近づいてくるヒグマに対して、なんか謝ってた。
「ごめんなさい、ほんとごめんなさい」って
なんというか、太刀打ち出来ない存在には謝ってしまうよな。でもヒグマはくるんだよ、当たり前だけど
果たしてヒグマはテントの隣まで来ちゃってた。
口がすごく渇いて、胸はものすごい勢いで鼓動してるし、もう死ぬと思った。
お経が頭の中で流れはじめたとき、あることに気が付いた。
テントの入り口とは逆のほうからヒグマが来てるんだよ。
これは逃げれるかもしれないと考えた俺は、ゆっくりリュックの中の鉈を取り出して、よろっと立ち上がったわけだ。
この時まだヒグマはテントの匂い嗅いでだと思う。

72:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 13:30:45.80 ID:o0SkAvKQ0
くまのサイズは?デカいのけ?

76:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 16:49:39.86 ID:13p7UWIs0
またIDかわったが1だ
いま学校から帰ってきたが、少ししたらバイトいかなくてはならない
申し訳ないがまたしても少しだけ書いてく
>>72
結構大きかったよ、2,3メートルはあったかな、うろ覚えごめん
立ち上がったはいいけど、テントの入り口はジッパーみたいので閉めてあるので、その音でヒグマが気が付いたらやばい。
だから力を込めて静かに静かにジッパーみたいなのを、ゆっくり下していった。
が、iphoneのマナーモードのツマミが何かひっかかったのか、勝手に「ブーン」て鳴った。
と同時にヒグマの鼻が横向いたり斜め下向いてたのが、こっち向いた。

77:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 17:04:14.53 ID:4OfQR6v50
こええ…
1人山行でカモシカに遭遇した時ですら、カモシカとわかるまでビビって動けなかった自分には、
北海道で単独山に入る1を尊敬するわ

78:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 17:05:15.48 ID:13p7UWIs0
もうね、この時ばかりはiphone叩き割りたくなった
焦った俺はふうふう言いながらマナーモード解除したりまた入れたりしてた。おかしくなってたと思う
ヒグマはとっくにこっちに気付いてるから俺はジッパーを一気に下げて外に転げ出た。
外はすごく寒くて、暗くて、ちょっと雨が降ってたから地面がぬかるんでた。
確かヒグマは背中を見せたら駄目なんだよな
咄嗟に俺はこれだけ思い出して、ヒグマの方を見た。
正真正銘のヒグマでした。
動物園でしか見たことないし、ましてや野生だから、どこか神々しささえ覚えた。
ヒグマもいきなり俺が出てきたから面食らったのか、ずっとこっち見てる。
この時、俺とヒグマはテントを挟んで2メートルくらい。
不思議と震えたりはしなかったな、ただ思考がぐちゃぐちゃだったわ
家族の事、友達の事、彼女の事、なぜかバス停の時刻表とか思い出した。

79:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 17:07:38.36 ID:u5w/S25g0
>>78
彼女とか居もしない存在が頭に浮かぶくらい切羽詰まってたんだな…

80:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 17:20:23.30 ID:13p7UWIs0
>>78
実在するわwww山行くって言ったら本気で泣かれたけど、なんとか説得したのさ
刃牙でピクルが初めて研究員と対峙した時のシーンを思い出してほしい。
研究員は真顔で「デカイッッ」とか「銃きくの???」とか考えてたじゃん。
まんまあれと一緒。
俺は「大きい」とか「急所は鼻だっけ」とか「三毛別の事件もこんな感じか」なんて考えてた。でもほんの三秒程度だったと思う。
まあヒグマもずっと待ってるわけじゃないよね、とうとう威嚇音出してきた。
「ガフッ」だか「ブフッ」っていう音?だった。
ごめん、ちょっとバイト行ってくる
10時過ぎには戻れるから、その間「ヒグマ 威嚇」と調べて動画でも見ててほしい。
俺の下手な文章じゃ緊迫感伝わらないと思うから……。
それではすまんが、いってきます

86:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 21:41:39.34 ID:U8tFNqLo0
ひぐまの嗅覚はイヌの60倍とも言われてる
不信な匂いには敏感で敵を縄張りから排除するために出てきた可能性

98:名も無き被検体774号+:2013/05/09(木) 22:59:20.42 ID:13p7UWIs0
こっからがさらに夢物語の様になってくぞ
ちなみに警察には届けてない、話しても信じないだろうし、進んで巣穴に近づくバカまで世話出来ないだろうし
ヒグマの威嚇の音って怖いよな、けっこう長く空手やってたけど、本当の「殺気」って何かが肌を撫でる感じだった。
あんまり怖いんで頭がおかしくなったのか、俺はゆっくりとバンザイをするように鉈を構えた。
ちなみにバンザイなど体を大きく見せる事により、クマが逃げたという話は後から聞いたが、もう本能でやった感じだったわ。

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