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百物語2013

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Part69
227 :代理投稿 ◆YJf7AjT32aOX :2013/08/24(土) 04:25:15.82 ID:hqzLBEKk0
【第六十九話】 ヨサック ◆skAMDOCpdQ 様 『流れ星』
私が4歳位の時の話。
夜、祖母と銭湯に行った帰り、駐車場を横切ろうとしたら空中に何かがある。
4階位の高さに、バスケットボールより大きい、真ん丸で白く光る何か。
とても眩しいそれは、左右にゆっくりと振り子運動をしていた。
口を開けてただ見入るしかない私に祖母は一言
「変わった流れ星だねぇ〜」
な、流れ星!?あれが!??
幼心にも違うだろうと思ったが、祖母は有無を言わさず私の手を引いて、その場を離れた。
私が振り返り見ている間ずっと、その光は揺れていた…
数年後、UFOの動き方に振り子運動がある、と知った私は「あれはUFOだったんだ!」と納得し、友人にも「UFO見た事あるよ〜」と自慢げに話していた。
その後祖母が亡くなり、通夜の晩、母と思い出話をしていると例のUFOの話題になった。
「あれね、お祖母ちゃん火の玉だって言ってたよ」と母。
「お前が帰って来て大騒ぎするから、お祖母ちゃんに訊いたら、火の玉だと思うって震えてた…」
そう言えばあれを見た駐車場の隣は廃病院だった。何で今まで気付かなかったんだろう。
祖母の必死の誤魔化しのお陰か。誤魔化し下手すぎて、強烈な思い出になっちゃったけれど。
その夜は「変わった流れ星」を思い出して、母と笑って、少し泣いた。
【終】

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