2chまとめサイトモバイル

百物語 第一回

Facebook Twitter LINE はてなブックマーク
Part97
458 :エソ ◆0ODRXCXCaY :2006/07/23(日) 05:41:30 ID:8uYkFz2E0
第九十七話、赤い木。
これは友人の話。
近所にとても大きな公園がある。
自殺者木々が豊富なのでかどうかは知らないが、
数年に一回は自殺があった。
友人数人はそこで肝試しをすることになった。
雨が降っていたがいい雰囲気だ、ということで、
肝試しは行われることとなった。
公園に着いた一行は、公園の隅々を歩いて回った。
最後に残ったのは、大池と呼ばれる、
その名の通りの大きな池だった。
池に着いた一行のうち、前を行く一人があることに気付いた。
「あそこにある赤いの、なんだ?」
指差した先には大木が一本。
さっきも言ったけど、木々が豊富な公園だから、
大木の一本や二本、そこら辺に幾らでも生えている。
しかし、指差した大木は普通のそれと違い、
幹から葉っぱまで、全てが真っ赤だったのだと言う。
あまりに異様だったので、一行はそれに近づきしばらく
じっと見つめていたが、やはり怖くなって逃げた。
後日確認しに行ったら、その木は跡形も無く消えていたらしい。
「嘘だぁ」と茶化すと、真顔で怒るので、
本当にあったのだと自分では信じています。
―終―
【完】

怖い系の人気記事

百物語

本当に危ないところを見つけてしまった

スレタイの場所に行き知人が一人行方不明になってしまったHINA ◆PhwWyNAAxY。VIPPERに助けを求め名乗りでた◆tGLUbl280sだったが得体の知れないモノを見てから行方不明になってしまう。また、同様に名乗りでた区らしき市民 ◆34uqqSkMzsも怪しい集団を目撃する。釣りと真実が交差する物語。果たして物語の結末は・・・?

短編シリーズ

毒男の怖い話とか音楽とか雑談とか

音楽をお供に、上質な怪談を味わってみませんか?

師匠シリーズ

唯一の友達の性癖が理解できない。

唯一の友達に唾液を求められ、VIPPERに助けを求める>>1。しかし運が悪いことに安価は「今北産業」で、スレの存在を友達に知られてしまう。そして事は予想だにしなかった展開に…!!

守護霊「ゴルゴマタギ」

かのゴルゴそっくりなマタギの守護霊が憑いている友人を持つ報告者。そしてたびたび危機に巻き込まれるが、そのゴルゴよって救われる友人。愉快な心霊話に終わるかと思いきや、事態は予想外に大きくなっていき、そして…

屋根裏から変な音する。獣害に詳しいやつ来てくれ

いっそ獣害だった方が救いはあった。

笑い女

あなたは最近いつ人に笑われましたか?その声は耳に残ってはいませんか?居た。居た。居た。

【都市伝説】都市伝説を語る会管理人が選ぶ【50選】