仙道×藤井
Part1
214 :仙道×藤井 1:2010/03/28(日) 16:07:50 ID:FdZvftDj
「あっ…」
ちょっと前に歩いていた、背の高い男の人が鞄の中の何かを取り出した時に何かが落ちた。
すぐさまその何かの所に走って行った。
「…生徒手帳…え、これ…」
その生徒手帳には
―陵南高校 仙道彰―
と書いてあった。
急いで仙道の姿を探したがすでに彼の姿はなくなっていた。
(どうしよう…届けた方がいいよね…?)
生徒手帳には住所が書いてあり少し遠いが藤井はその住所の元まで届けに行くことにした。
215 :仙道×藤井 2:2010/03/28(日) 16:08:41 ID:FdZvftDj
*
季節はすっかり秋になっていて外は少し肌寒い。
寒くなってきたなぁ。と感じながらもこの空気好きだなぁ。と思いながら藤井は生徒手帳に目をやる。海岸付近を歩いているため潮の空気がしてくる。
藤井はしばらく生徒手帳を見入ってしまっていた。
生徒手帳に貼ってある仙道の写真に見入っていたのだ。
「試合の時は凄いプレイに見入っちゃって顔はよく見てなかったけど…顔も結構…」
そんなこんなしているうちに生徒手帳にかいてある住所の付近来ていた。
「あ、ここだ…」
目の前には二階建てのアパートがあった。
201号室がどうやら仙道の住んでいる部屋のようだ。
階段を登ろうとするが
藤井はためらった。
急に緊張してきたのだ。
やっぱり渡せない。帰ろうかなという気持ちが込み上げてきた。
でもせっかくわざわざここまできたのだ。
とっとと渡してとっとと帰ろう。
藤井は階段を急いで駆け上がりインターホンを押した。
216 :仙道×藤井 3:2010/03/28(日) 16:09:29 ID:FdZvftDj
ピンポーン
この微妙な待ち時間が藤井を苦しめる。
あ、そうだドアの前に置いて帰ればよかった。
とインターホンを押したことを後悔した。
なんでそんな簡単なことを気づかなかったのかと自分を責めた。
そうだインターホンを押しちゃったけどドアの前に置いて帰ろう。
藤井は生徒手帳をドアの前に置こうとした時
ガチャ
ドアが開いた。
「あ…」
「ん……?君は?」
仙道だ。
しかも入浴後のようで前髪がたれていていつもとは違う雰囲気を醸し出している。
それにほのかにシャンプーの香りが漂ってきた。
大人びた大きな瞳に前髪が垂れた少し濡れた髪、それにシャンプーの香りに魅了してしまった藤井は身体が硬直してしまった。
217 :仙道×藤井 4:2010/03/28(日) 16:10:02 ID:FdZvftDj
「あの…なんかようですか?」
そんな藤井に仙道は再び、声をかける。
ハッ!と我に帰った藤井は持っていた生徒手帳を仙道に差し出した。
「これ、今日道で歩いてたら落とされていって…住所書いてあったんで…」
「ウソっ?!マジで?危ねぇ。わざわざありがとうございます」
右手を頭の上にもっていき左手で申し訳なさそうな笑顔で生徒手帳を受け取る男。
近くで見るとこんなに大人っぽくてかっこいいんだなぁ
うちの学校の流川君よりも仙道さんの方が私はいいなぁ
と彼女は思った。
「いえ…それじゃあ…」
「わざわざ、届けてもらったわけだしちょっとお茶でも飲んでいきません?」
「で、でも…」
「どうぞ入ってください」
藤井は仙道に言われるがまま家に入れさせられる。
家の中は特に必要なもの以外は置いていない1ルームのシンプルな部屋だった。
「あの…家族の人達は…」
「いないよ。」
「え?」
「一人暮らしなんです。家族は東京に住んでいて…」
「え?なんでですか…?」
「うん、今通ってる高校にね、スカウトされてね。遠いからね、借りてもらってるんですよ」
「スカウトってバスケですよね?」
「え?!」
仙道は驚いた顔をした。
そりゃあ当たり前の反応だろう。
「あ…私、湘北高校に通っていて…友達の付き添いで…バスケの試合、見に行ってるんで…陵南との試合も…」
仙道はなるほど。と言う顔をしていた。
218 :仙道×藤井 5:2010/03/28(日) 16:10:44 ID:FdZvftDj
「何年生?」
「1年です」
「そう。」
仙道はやかんに火をかけた。
「レモンティーと緑茶どっちがいい?」
「あ、えっとじゃ、じゃあレモンティーで…」
「了解」
仙道はニコっと爽やかな笑顔を藤井に向けた。
この人本当に私より1つ上なだけなのか?
どうしてこんなに大人っぽいのだろう。
藤井は白い半袖のTシャツに膝までの黒いダボっとしたズボンを履いている仙道の男らしい後ろ姿を見ながら思っていた。
「あ、ごめん名前聞いてなかったね。なんて言うの?」
「藤井です。」
「藤井さんね」
「はい」
「ねぇ、藤井さんも流川を応援してる人達のメンバーなの?」
「え…!!!!?ち、違いますよ!な、なんでですか…?」
藤井は驚いて早口になってしまった。
「いやぁ、試合見に来てるって言ってたからさ。湘北の女の子達は皆、あそこで応援してるのかなぁ?って」
「ち、違います!わ、私は赤木さんの妹の友達で一緒に見てるだけです…」
「へぇ」
仙道は沸騰したお湯をコップに注ぎ藤井の元に運んできた。
219 :仙道×藤井 6:2010/03/28(日) 16:11:21 ID:FdZvftDj
「ありがとうございます」
「いいえ」
仙道のあの優しそうな笑顔をみるたびに藤井の胸はドキっとなる。
やばい。ドキドキしている。
どうにかなりそうだ。
なんて色っぽい人なんだろうか。
「どうした?顔赤いよ?藤井さん」
仙道は藤井の顔を覗かせて問い掛けた。
「あ、赤くなんかなってません!!!!!!!!」
すぐさま仙道から顔を背ける。
顔が見れない…。
変な人だと思われたらどうしようか。
藤井は頭の中がこんがらがった。
しばらく沈黙が続いた。
何か話さねば。
「せ、仙道さんって…髪下ろしてると凄くセクシーなんですね…凄く…いつもと違って…色っぽいです」
「え?」
仙道は目を丸くしている。
「え?ぁ……!」
とっさにでてしまった言葉だった。なんでこんなこと口にしてしまったんだろう
藤井は今、この世が終わった。と思った。
220 :仙道×藤井 7:2010/03/28(日) 16:11:52 ID:FdZvftDj
「ななな、なんでもないです……!!忘れてください!!!!!……」
「藤井さん。」
「は、はい!?」
「誘ってる?」
「え…?」
「だって…そのかっこうにさっきの言葉。誘ってるとしか…」
藤井は自分の体制を見た。
膝は付いてふくらはぎだけ全開に広げた状態で座っている体制でスカートの中が見えている状態だった。藤井は一気に羞恥心が込み上げてきた。
「ハッ………!!
あ、わ、私帰りますね。レモンティーご馳走様した……」
藤井はとにかく今この場から去りたいと言うことで頭がいっぱいだった。
藤井は立ち上がり
「お、お邪魔しました…」
「あ、藤井さん!」
藤井は全力疾走で仙道の家をでた。
「ハァハァハァ…」
普段の自分じゃ考えられない。
どうしてあんないやらしい事ばかり考えて…。
しまいには口にだしちゃうし。
信じられない。
それにあんな体制…。
どうかしてるわ、本当に私。
仙道さんを困らせちゃって…私って最低よ。
しばらく歩いていると藤井はあることに気づいた。
「か、鞄……………忘れてきた……………」
221 :仙道×藤井 8:2010/03/28(日) 16:16:22 ID:FdZvftDj
また、戻るの?
それはできない。
気まずい。
でも鞄がないのわ…。
藤井は諦めて仙道の家に戻ることにした。
**
インターホンをゆっくり押した。
ガチャ
ドアが開いた。
「おかえり」
仙道はニッコリと変わらない笑顔で迎えた
「あの、鞄忘れちゃって…」
「うんうん。さっき持っていこうとしたら藤井さんすでにいなくてさ。明日、湘北にもっていこうと思ったよ。 はい、鞄」
「ありがとうございます……」
藤井は終始仙道の顔を見ずにそのまま立ち去ろうとする。
「送るよ」
「いや、いいです!!!!!!大丈夫です……!!!!!!」
これ以上、仙道さんと一緒にいたらおかしくなってしまう
「ダメだよ。藤井さんみたいな可愛い子、暗いのに一人で帰させられない」
「え?」
藤井は仙道の顔を見た。
222 :仙道×藤井 9:2010/03/28(日) 16:18:51 ID:FdZvftDj
「やっと顔見てくれた」
仙道の大人びた眼差しでこちらを見つめてくる。
藤井は再び顔を背ける。
「見れません」
「え?」
「そんな目で見つめられたら…見たくても見れないです」
「藤井さん…」
仙道が今、どんな顔をしているかどうかはなんとなくわかる。
きっと困ってるのだろう。
仙道は家をでて鍵をしめて藤井の頭をポンっと優しく叩き
さぁ、いこうか。
と眉を落としたちょっと困ったような顔で彼女に言った。
「仙道さん…」
「ん?」
「ごめんなさい」
「な、なにどうしたの?いきなり」
「私、仙道さんの事、困らせてばかりです」
223 :仙道×藤井 10:2010/03/28(日) 16:20:08 ID:FdZvftDj
「そんなことないよ?」
何かされたっけ?
という顔でこちらをみている。
「なんか…よくわからないです…。」
「それじゃあ、わからないよ」
子供をなだめるような顔をしてこちらを見ている。
「仙道さんといると変な気持ちになっちゃうんです…さっき言ったようなこととか考えちゃったり私、どうかしてるんです。今も一緒にいるとどうにかなっちゃいそうで…。やっぱり一人で帰ります。ありがとうございました」
軽く仙道にお辞儀をし、
帰ろうとした。
がすぐに女の細い腕を男の大きい手が掴んだ。
「よし、家に戻ろう」
「あっ…」
ちょっと前に歩いていた、背の高い男の人が鞄の中の何かを取り出した時に何かが落ちた。
すぐさまその何かの所に走って行った。
「…生徒手帳…え、これ…」
その生徒手帳には
―陵南高校 仙道彰―
と書いてあった。
急いで仙道の姿を探したがすでに彼の姿はなくなっていた。
(どうしよう…届けた方がいいよね…?)
生徒手帳には住所が書いてあり少し遠いが藤井はその住所の元まで届けに行くことにした。
215 :仙道×藤井 2:2010/03/28(日) 16:08:41 ID:FdZvftDj
*
季節はすっかり秋になっていて外は少し肌寒い。
寒くなってきたなぁ。と感じながらもこの空気好きだなぁ。と思いながら藤井は生徒手帳に目をやる。海岸付近を歩いているため潮の空気がしてくる。
藤井はしばらく生徒手帳を見入ってしまっていた。
生徒手帳に貼ってある仙道の写真に見入っていたのだ。
「試合の時は凄いプレイに見入っちゃって顔はよく見てなかったけど…顔も結構…」
そんなこんなしているうちに生徒手帳にかいてある住所の付近来ていた。
「あ、ここだ…」
目の前には二階建てのアパートがあった。
201号室がどうやら仙道の住んでいる部屋のようだ。
階段を登ろうとするが
藤井はためらった。
急に緊張してきたのだ。
やっぱり渡せない。帰ろうかなという気持ちが込み上げてきた。
でもせっかくわざわざここまできたのだ。
とっとと渡してとっとと帰ろう。
藤井は階段を急いで駆け上がりインターホンを押した。
216 :仙道×藤井 3:2010/03/28(日) 16:09:29 ID:FdZvftDj
ピンポーン
この微妙な待ち時間が藤井を苦しめる。
あ、そうだドアの前に置いて帰ればよかった。
とインターホンを押したことを後悔した。
なんでそんな簡単なことを気づかなかったのかと自分を責めた。
そうだインターホンを押しちゃったけどドアの前に置いて帰ろう。
藤井は生徒手帳をドアの前に置こうとした時
ガチャ
ドアが開いた。
「あ…」
「ん……?君は?」
仙道だ。
しかも入浴後のようで前髪がたれていていつもとは違う雰囲気を醸し出している。
それにほのかにシャンプーの香りが漂ってきた。
大人びた大きな瞳に前髪が垂れた少し濡れた髪、それにシャンプーの香りに魅了してしまった藤井は身体が硬直してしまった。
217 :仙道×藤井 4:2010/03/28(日) 16:10:02 ID:FdZvftDj
「あの…なんかようですか?」
そんな藤井に仙道は再び、声をかける。
ハッ!と我に帰った藤井は持っていた生徒手帳を仙道に差し出した。
「これ、今日道で歩いてたら落とされていって…住所書いてあったんで…」
「ウソっ?!マジで?危ねぇ。わざわざありがとうございます」
右手を頭の上にもっていき左手で申し訳なさそうな笑顔で生徒手帳を受け取る男。
近くで見るとこんなに大人っぽくてかっこいいんだなぁ
うちの学校の流川君よりも仙道さんの方が私はいいなぁ
と彼女は思った。
「いえ…それじゃあ…」
「わざわざ、届けてもらったわけだしちょっとお茶でも飲んでいきません?」
「で、でも…」
「どうぞ入ってください」
藤井は仙道に言われるがまま家に入れさせられる。
家の中は特に必要なもの以外は置いていない1ルームのシンプルな部屋だった。
「あの…家族の人達は…」
「いないよ。」
「え?」
「一人暮らしなんです。家族は東京に住んでいて…」
「え?なんでですか…?」
「うん、今通ってる高校にね、スカウトされてね。遠いからね、借りてもらってるんですよ」
「スカウトってバスケですよね?」
「え?!」
仙道は驚いた顔をした。
そりゃあ当たり前の反応だろう。
「あ…私、湘北高校に通っていて…友達の付き添いで…バスケの試合、見に行ってるんで…陵南との試合も…」
仙道はなるほど。と言う顔をしていた。
218 :仙道×藤井 5:2010/03/28(日) 16:10:44 ID:FdZvftDj
「何年生?」
「1年です」
「そう。」
仙道はやかんに火をかけた。
「レモンティーと緑茶どっちがいい?」
「あ、えっとじゃ、じゃあレモンティーで…」
「了解」
仙道はニコっと爽やかな笑顔を藤井に向けた。
この人本当に私より1つ上なだけなのか?
どうしてこんなに大人っぽいのだろう。
藤井は白い半袖のTシャツに膝までの黒いダボっとしたズボンを履いている仙道の男らしい後ろ姿を見ながら思っていた。
「あ、ごめん名前聞いてなかったね。なんて言うの?」
「藤井です。」
「藤井さんね」
「はい」
「ねぇ、藤井さんも流川を応援してる人達のメンバーなの?」
「え…!!!!?ち、違いますよ!な、なんでですか…?」
藤井は驚いて早口になってしまった。
「いやぁ、試合見に来てるって言ってたからさ。湘北の女の子達は皆、あそこで応援してるのかなぁ?って」
「ち、違います!わ、私は赤木さんの妹の友達で一緒に見てるだけです…」
「へぇ」
仙道は沸騰したお湯をコップに注ぎ藤井の元に運んできた。
「ありがとうございます」
「いいえ」
仙道のあの優しそうな笑顔をみるたびに藤井の胸はドキっとなる。
やばい。ドキドキしている。
どうにかなりそうだ。
なんて色っぽい人なんだろうか。
「どうした?顔赤いよ?藤井さん」
仙道は藤井の顔を覗かせて問い掛けた。
「あ、赤くなんかなってません!!!!!!!!」
すぐさま仙道から顔を背ける。
顔が見れない…。
変な人だと思われたらどうしようか。
藤井は頭の中がこんがらがった。
しばらく沈黙が続いた。
何か話さねば。
「せ、仙道さんって…髪下ろしてると凄くセクシーなんですね…凄く…いつもと違って…色っぽいです」
「え?」
仙道は目を丸くしている。
「え?ぁ……!」
とっさにでてしまった言葉だった。なんでこんなこと口にしてしまったんだろう
藤井は今、この世が終わった。と思った。
220 :仙道×藤井 7:2010/03/28(日) 16:11:52 ID:FdZvftDj
「ななな、なんでもないです……!!忘れてください!!!!!……」
「藤井さん。」
「は、はい!?」
「誘ってる?」
「え…?」
「だって…そのかっこうにさっきの言葉。誘ってるとしか…」
藤井は自分の体制を見た。
膝は付いてふくらはぎだけ全開に広げた状態で座っている体制でスカートの中が見えている状態だった。藤井は一気に羞恥心が込み上げてきた。
「ハッ………!!
あ、わ、私帰りますね。レモンティーご馳走様した……」
藤井はとにかく今この場から去りたいと言うことで頭がいっぱいだった。
藤井は立ち上がり
「お、お邪魔しました…」
「あ、藤井さん!」
藤井は全力疾走で仙道の家をでた。
「ハァハァハァ…」
普段の自分じゃ考えられない。
どうしてあんないやらしい事ばかり考えて…。
しまいには口にだしちゃうし。
信じられない。
それにあんな体制…。
どうかしてるわ、本当に私。
仙道さんを困らせちゃって…私って最低よ。
しばらく歩いていると藤井はあることに気づいた。
「か、鞄……………忘れてきた……………」
221 :仙道×藤井 8:2010/03/28(日) 16:16:22 ID:FdZvftDj
また、戻るの?
それはできない。
気まずい。
でも鞄がないのわ…。
藤井は諦めて仙道の家に戻ることにした。
**
インターホンをゆっくり押した。
ガチャ
ドアが開いた。
「おかえり」
仙道はニッコリと変わらない笑顔で迎えた
「あの、鞄忘れちゃって…」
「うんうん。さっき持っていこうとしたら藤井さんすでにいなくてさ。明日、湘北にもっていこうと思ったよ。 はい、鞄」
「ありがとうございます……」
藤井は終始仙道の顔を見ずにそのまま立ち去ろうとする。
「送るよ」
「いや、いいです!!!!!!大丈夫です……!!!!!!」
これ以上、仙道さんと一緒にいたらおかしくなってしまう
「ダメだよ。藤井さんみたいな可愛い子、暗いのに一人で帰させられない」
「え?」
藤井は仙道の顔を見た。
222 :仙道×藤井 9:2010/03/28(日) 16:18:51 ID:FdZvftDj
「やっと顔見てくれた」
仙道の大人びた眼差しでこちらを見つめてくる。
藤井は再び顔を背ける。
「見れません」
「え?」
「そんな目で見つめられたら…見たくても見れないです」
「藤井さん…」
仙道が今、どんな顔をしているかどうかはなんとなくわかる。
きっと困ってるのだろう。
仙道は家をでて鍵をしめて藤井の頭をポンっと優しく叩き
さぁ、いこうか。
と眉を落としたちょっと困ったような顔で彼女に言った。
「仙道さん…」
「ん?」
「ごめんなさい」
「な、なにどうしたの?いきなり」
「私、仙道さんの事、困らせてばかりです」
223 :仙道×藤井 10:2010/03/28(日) 16:20:08 ID:FdZvftDj
「そんなことないよ?」
何かされたっけ?
という顔でこちらをみている。
「なんか…よくわからないです…。」
「それじゃあ、わからないよ」
子供をなだめるような顔をしてこちらを見ている。
「仙道さんといると変な気持ちになっちゃうんです…さっき言ったようなこととか考えちゃったり私、どうかしてるんです。今も一緒にいるとどうにかなっちゃいそうで…。やっぱり一人で帰ります。ありがとうございました」
軽く仙道にお辞儀をし、
帰ろうとした。
がすぐに女の細い腕を男の大きい手が掴んだ。
「よし、家に戻ろう」
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