クロコダイル×ビビ
Part2
657 :クロコダイル×ビビ8:2010/09/19(日) 11:03:42 ID:wKxDJd7B
復興中の街を視察しに行くと書き置きを残しビビは宮殿を出る。
目立たないよう髪の毛をローブで隠し、カルーではなくマツゲに乗りレインベースへと向かう。
被害の少なかったレインベースは既に復興し、多くのカジノが営業を再開している。
あいつがいるとすれば、レインディナーズ跡に再建された新しいカジノに違いない。
レインベースの住人は被害が少なかった事もあり、クロコダイルがカジノを経営していた時代に恩恵を受けた者が沢山いたため
クロコダイルに対しての憎しみはアラバスタ内では最も薄く、未だに崇拝している者が少なくないという。
マツゲを宿屋に預けカジノへと向かう。
だてに元・BWのフロンティアエージェントだったわけではない。
警備の隙を突き、カジノの奥へ奥へと忍び込む。
一番のVIP部屋であろう部屋の扉の前に立ち、豪華な取っ手に力を込めると扉は簡単に開いた。
以前のように地下水槽に続く階段はなく、目を惹く豪華な家具で彩られた紛れもないVIPルームであった。
壁には大きなサイズの毛皮がかけられている。あのコートにサイズが合う者など、クロコダイルしかいない。
音を立てずに中に入ると奥の部屋のからシャワー音が聞こえてきた。
そうだ、クロコダイルの弱点は水。
水で身体が濡れている時ならば通常攻撃が効くのだというルフィの話を思い出した。
護身用の孔雀の羽のような刃物がついたリングを指にかけるとシャワー室へ向かう。
今ならあの男を殺せる…!?
その時、シャワー室にいる男のシルエットの動きが止まった。
「来たようだな…。馬鹿な真似はやめておけ。廊下の突き当たりの部屋にダズ…、ミスター1がいる。
まさかお前の腕ごときで実の能力の無い今の俺に勝てるとでも思っているのか?
それに、国民のお手本の王女が他人との約束を破っちゃいけねェな…だろ?クハハ。」
シャワー室から2mは裕に超える大柄な男が姿を現す。
既にビビの戦意は喪失していた。
そうだ、冷静に考えればこの男に勝てる見込みは何一つないのだ。
一糸まとわぬ姿で髪の水気をタオルでぬぐっているクロコダイルは豪華な装飾の施された天蓋付きのベッドに腰を落とす。
先日にも同じ光景を見たとビビは思い返した。
658 :クロコダイル×ビビ9:2010/09/19(日) 11:11:03 ID:wKxDJd7B
「シャワー浴びたかったら浴びても良いぜェ。俺はどっちでもかまわねェが…。」
ビビは乱暴にローブを脱ぎ、髪を結っていた金具を取り外すとゆったりとした服を床に落とし、
上品なレースがあしらわれた白いビスチェとショーツだけの姿へと変わる。
「さっさと終わらせましょう…!あなたが飽きれば私はすぐに帰れてあなたはアラバスタから去る。でしょう?」
ビビはクロコダイルの前に進むと白いビスチェの背中にあるジッパーに手をかけるとクロコダイルがその手を掴む。
「おおっと、そこから先は男の仕事だ。初物は初めてなモンで加減は分からねェが、忘れられねェ夜にしてやるぜ。」
クロコダイルがビビのビスチェのジッパーを下げ、ゆっくりと取り外すと年齢不相応の大きな胸がブルンとこぼれ出る。
「この身体を…一晩あなたに捧げる…。」
ビビはクロコダイルの瞳を見つめながら筋肉質な太い腕に手をかける。
たった一晩で皆が救われるのなら…
ベッドに腰掛けたクロコダイルにビビはゆっくりと、おそるおそる口付ける。
「キスもした事ねェのか?クハハ。…俺が今日、全てを刻み込んでやるぜェ。大人のキスってのはこうやるんだ。」
義手で腰を抱き、右手でビビの後頭部を掴むと乱暴に唇を奪う。
「…んっ、…ふぅ…」
ビビの口の中にクロコダイルの舌が進入し舌に絡みつく。
時には強く、弱く、優しく舌を刺激しビビに初めての快楽を植え付けていく。
「…ん…はあっ…」
ビビがクロコダイルから顔を離し、そのまま崩れ落ちるとクロコダイルの手で支えられる。
「息継ぎのタイミングがわからねェか?まあいい、序々に慣れていくもんだ。
キスだけで身体が火照ってるのか?…お楽しみはこれからだろう…?さあ、前回のおさらいだ。」
前回のおさらい…。ビビはゆっくりとしゃがむとクロコダイルのペニスをそっと咥え込む。
舌で竿を絡めとりながら頭を上下に動かす。
「今回は胸で挟んでもらおうか?」
659 :クロコダイル×ビビ10:2010/09/19(日) 11:17:06 ID:wKxDJd7B
クロコダイルは右手で向かい合ったビビの左手を取るとペニスを胸で挟み込むように促す。
ビビは弾力のある大きな胸でクロコダイルを挟み込み上下に胸を動かしながらカリを口に含み舌で尿道を刺激する。
「前回より上達したじゃねェか。…1回出すぞ。」
満足そうな表情を浮かべるとクロコダイルはビビの頭を押さえ口の中に精液を吐き出す。
ビビは一瞬眉をしかめたが、前回の約束通り吐き出す事なく飲み干した。
クロコダイルは息切れしているビビを抱え上げると乱暴にべッドの中央に投げ出しそのまま覆い被さる
ビビは年不相応の大きな胸を掴み上げられ、中央の薄いピンク色の突起を指に挟まれると身体が小さく揺れた。
「王女様は胸で感じるのか…?」
クロコダイルがビビの耳元で囁く。
「そんな…事…」
ビビの顔が一瞬にして赤く染まりその顔をとっさに手の甲で隠す。
その様子を楽しそうに見つめると、クロコダイルはビビの右胸の中央にある小さな突起を口に含み舐め上げた。
ビビの乳首は先ほどよりも固く天井に向けてつき上がる。
「…くっ…」
左の胸にも同じように刺激を上げた所でビビが小さく声を上げる。
「…感じているのを我慢してるのか?宿敵相手に喘ぎ声なんかだせねェって所か?…
まあ良い、いつまでそうしてられるか見物だ。」
クロコダイルは右手で胸を弄びつつ、左手の鉤爪をショーツに引っ掛け紙のように肌から千切り取ると布の残骸がベッドの隅に飛び散る。
鉤爪のある方の腕で軽く腰を高く持ち上げられるとビビの最も大事な部分が外気とクロコダイルの目前に晒された。
「これはこれは綺麗なマンコだ…まさにこの国のお宝だ。なァ、王女様。」
「…い、いやぁ!見ないで!…」
660 :クロコダイル×ビビ11:2010/09/19(日) 11:30:07 ID:wKxDJd7B
手で顔を覆ったビビの願いが受け入れられる事もなく、指で汚れなき割れ目を開くと中へと舌を這わせ始めた。
舌が動かされる度にビビの身体が小刻みに震え、意識に反して美しい花の中心からいやらしい蜜をにじませる。
上にある肉芽に吸い付かれた瞬間に胸が大きく上下に揺れた。
「うっ…!」
快楽に逆らうようにビビは声を押し殺した。
「こんなに濡れているのにまだ我慢するとは強情な王女様だ。そろそろ中にお邪魔するぜ…。」
クロコダイルは自分のペニスをビビの割れ目にあてがうとそのまま強引に中へとねじり込ませる。
「…いっいやぁー!!」
今まで感じた事の無い違和感と激痛が下半身に駆け巡り、ビビはそれから逃れようと大きくもがくがクロコダイルはびくともしない。
「ホラ見ろ、先が入ったぜ…。」
激痛に支配されたビビの耳にはクロコダイルの声は届かない。
そのまま一気に奥へと突き入れると引き裂かれる痛みにビビが声にならない悲鳴をあげた。
「どうだ?宿敵の俺に貫かれた感想は。俺は最高に気分が良いぜェ…!」
「…サイアクよ!!これで満足?!」
目に沢山の涙を浮かべ痛みに耐えながらも気丈にビビは言い返す。
苦しんで死んだ者達や酷い目に遭った友人達の痛みに比べたらこんな痛みはささいな物だとビビは自分に言い聞かせる。
「サイアクか…?上等だ。しかし、さすがにきつい…。俺の物を中からぎゅうぎゅうに締めつけてくるねェ…。これは歓迎してるって事だろ?」
クロコダイルはにやりと笑うとそのまま腰を動かし始めた。
腰が打ち付けられる音、肉がこすれあう卑猥な音と序々に荒くなるクロコダイルの息遣いの音が響き
何度も腰を打ち付けられ痛みと悔しさと恥かしさで朦朧とした意識の中、別の感覚が生まれ始める。
深く、強く打ち込まれる度に自身の息も荒く体温が上がり、打ち込まれている部分を中心に波打つように別の感覚が押し寄せる。
その感覚が短くなり深く、強く打ち込まれた瞬間、ビビの身体が大きく跳ね、頭の中で視界が弾け快楽が駆け巡る。
「…はぁんっ…!」
自分の口から漏れた声に信じられないと言わんばかりのビビが口を抑え横を向くと、
クロコダイルがビビの顎を掴み自分へと向かせる。
「今、イッたんだろ…?宿敵に貫かれてイケるとはとんだ淫乱な王女様だ…!」
ニヤニヤと笑いながら更に腰を打ち付ける。
「ちがっ…誰がっ…アンタ…なんか…に!!…あっ」
クロコダイルはビビを抱え上げ、両腕でビビの脚をM字に大きく開かせると鏡張りの横壁の前へと立ち上がり
繋がった部分をビビにわざと見せるように鏡に近づいた。
662 :クロコダイル×ビビ12:2010/09/19(日) 11:56:55 ID:wKxDJd7B
「…よーく見なァ!女王として俺に貫かれながら女として悦んでいるお前の姿を…
!…絶景だねェ。クハハ。」
「…ちがっ…!いやぁ!!」
顔を覆いながら涙を流すがクロコダイルの責めは止まらない。
更に激しく身体を揺さぶられ続けると再び波が押し寄せ始めるのを感じビビが下唇を噛み、気をそらそうとこらえる。
ビビの青い髪にクロコダイルの黒い前髪がかかる。
上半身を屈めたクロコダイルはビビの右耳をひと舐めした後に囁く。
「もう、王女様のプライドなんか捨てちまえ…。快楽に身を委ねろ…お前はただの『女』だ。」
深く貫かれた瞬間2度目の快楽の波が押し寄せ、ビビの中で何かが弾けた。
「らめえぇぇー!イッちゃうぅー!…はあンっ…あんっ…!」
再度大きくビビの身体が揺れると中でクロコダイルを締め付ける。
中の肉ヒダが幾重にもペニスを包み込みクロコダイルも快楽に任せるようにビビの中に「どくどく」と大量の精液を流し込む。
大量の精子が注がれる度にビビの身体が跳ね、中でクロコダイルの精子を絞り取るかのようにうごめく。
「堕ちたか…。」
クロコダイルがビビから自身を引き抜くと、ビビの脚のから赤い血と白濁色の液体が大理石の床へと流れ落ちた。
目の焦点の合ってないビビを再びベッドの中へと降ろすとクロコダイルは優しくビビを抱き寄せる。
「約束は果たされた…。だがお前ももう分かってるんだろう?『力』が無ければこの国を守れない事ぐらい。
…俺は今後の為に資金を増やしたい。別にお前に金をせびるつもりはねェ。…以前のようにカジノを経営するのも悪くねェと思ってな…。
その間、この俺に抱かれ続けるならこの国とお前を守ってやっても良い。」
クロコダイルは大事な物を扱うようにビビの髪の毛を梳き優しく語りかける。
実際、ビビの身体はクロコダイルにとって想像以上の快楽をもたらした。
金塊はすぐに回収できたのでこの国をすぐに出ても何も問題はないが、甘美な肉体を暫らく味わうのも悪くないという色欲が湧き出したのだ。
飽きたら再びこの手で何もかも壊してしまえば良い。
虚ろな瞳で自分を見つめる青い宝石のような美しい女の唇を奪いながら、クロコダイルは笑みを浮かべた。
663 :クロコダイル×ビビ13:2010/09/19(日) 12:15:46 ID:wKxDJd7B
ー2年後ー
アラバスタには国外からの観光客がひしめきあう世界有数の経済大国へと発展していた。
カジノやギャンブル、舞台や娼館といった娯楽施設、テーマパークが多く並び、人々の笑い声が響き渡る。
アラバスタの国民達は観光客の金で潤い人口が爆発的に増え、数年前まで軍と市民が戦い
街がなくなるような悲劇があったとは考えられないような豊かさに溢れていた。
2年の間に全てのカジノ店をクロコダイルが牛耳り、そこで儲けた大金で国王軍と反乱軍の戦いで被害に遭った者達に「賠償金」として多額のベリーが支払われた事と
外部からの侵略で打撃を受けた村や街に多額の寄付をした事と
この国に定期的に攻め込んでくる海賊団を制裁する事で
クロコダイルは再び国民達の信頼を得る事に成功した。
カジノの上客に天竜人を数人抱える事で懸賞金がかかっているにも関わらず海軍は手を出せず
表舞台には出ないものの王女の愛人だという事は既に国民周知の事であり
王宮に住んでいる事からアラバスタ内では「王」のように崇められていた。
アラバスタでは麦わら海賊団の女スパイがクロコダイルを罠に嵌め彼を失脚させたが
彼は王女への愛を貫くため監獄を脱出しアラバスタに戻り国を守り抜く事で王女に愛を受け入れられたという逸話が正史へと塗り替えられていた。
首都のアルバーナの外れに大きな屋敷が聳え立つ。
コブラ王が娘に王座を譲った後、そこで隠居生活を送っているという。
かつてこの国の王だった男が色とりどりの明かりで夜を失った街を窓から眺める。
先に聳え立つ王宮の傍の一等地にはスパイダーズカフェが建ち、元BWエージェントだった者達が経営し市民と観光客に人気を博しているという。
「我々がここに幽閉され2年経ちましたが、先程訪れたクロコダイルは今更何を…?
最近、ビビ様は表に顔を出さないと聞きます。まさか、奴はビビ様を…?!」
チャカがコブラに詰め寄る。
その腕には海楼石で作られた腕輪がはめられている。横にいるペルも同様だ。
沐浴中のクロコダイルに奇襲をかけたものの失敗し、海楼石の腕輪をはめられ王の護衛という名目で屋敷に幽閉されている。
「ビビが懐妊し来月辺り子が産まれるそうだ…。勿論、腹の子の父親はクロコダイルだ。」
コブラが静かに言い放つとチャカとペルの頬に涙が伝う。
「おいたわしや…。大事な友人を亡くされ憔悴していたビビ様の心の隙を突き、心ばかりか身体までも…!」
「我々に力があればビビ様をこんな目に遭わせる事にはならなかったというのに…!」
「私の『国は人』という考えは間違ってはおらぬ。チャカ、ペルよ、窓の外にいる人々は不幸か?
争いと殺し合いをし、子供達は水に飢え泣いているか?女達は野党に襲われ泣いているか?
…我々の思い描いていた『国』ではないかもしれぬが今この国の人々は懐も心も潤っている…」
「ですが、王よ…!」
ペルがコブラをすがるような目で見る。
「以前、反乱軍達がアルバーナに攻めてきた時、我等が命を落したとしても
国を愛する者が次の王となり人々を導くと信じていたからこそ命を惜しまなかったのだ。
だが、あの時は国外からの侵略であり我らが死んだ後に残された民には酷い生活が待っていただろう。
時として綺麗事は通用しないものだ。力が正義になる事もある…。」
664 :クロコダイル×ビビ14:2010/09/19(日) 12:32:30 ID:wKxDJd7B
「王…?」
「一時的に心と身体を支配されたとしても、そのままでいるような女ではない。我が娘は。」
「王、何を…?」
チャカとペルが怪訝な表情でコブラを見つめる。
「お前達が実質的な王であるクロコダイルに対し奇襲をかけたにも関わらず何故、死刑にならず悪魔の実の力を封じられただけでここに幽閉されたと思う?」
「それは…?!」
「ビビが奴を懐柔させるのに成功したとは考えつかなかったのか…?」
「…!…」
「子が生まれたらイガラムだけでは手いっぱいだろうと…子供の教育のため我々を王宮に戻してくれるそうだ。
おそらくお前達のその腕輪も外してもらえるだろう。
子の父親が誰であるかは問題ではない。ビビの子である事が重要なのだ。
あの男に忠誠を誓えという酷な事は言わん、我が孫を正しい『王』にするため尽力してくれんか?」
「…この命尽きるまで…!」
チャカとペルがコブラにひざまづいた。
クロコダイルよ…。死ぬまでこの国を守り続けてもらう。それがお前に課せられた「罪」なのだ。
窓に映ったコブラの瞳には黒い炎が灯っていた。
王宮の片隅で元ミスター1ことダズ・ボーネスは城内に滞在する兵士の子供達に囲まれていた。
「ダズさん、先週また悪い海賊団やっつけたんでしょー?すっげー!」
「やっぱダズさんは俺達のヒーローだぜ!!」
「俺達、将来ダズさんみたいに強くなって王女様やこの国を守りたいんだ!」
「…子供は早く帰って寝ろ…。」
子供達にヒーローコールを連呼されるダズの顔はまんざらでもなさそうだった。
そんな姿を尻目に大柄な男が王宮の廊下を歩く。
この王宮内で最も豪華で大きな扉の前に立つとそっと扉を開いた。
「マイ・クイーン!気分はどうだ?!」
クロコダイルが大きなバナナワニのぬいぐるみを携えて部屋へと入る。
「おおっと、妊婦と子供にタバコの煙は「毒」だったなァ…。」
そう呟くと部屋の入口近くにある灰皿で葉巻の火を消す。
そのクロコダイルに駆け寄ってくるのはこの国の王女ネフェルタリ・ビビである。
既にそのお腹は大きく、座っていた椅子には生まれてくる子供のための縫いかけの産着が残されていた。
「まあ、また子供の玩具?生まれるのは来月よ?」
クロコダイルはビビを抱えるとベッドに降ろし、その大きなお腹に耳を当てるように優しく抱きしめる。
「…来月には家族が揃う。俺の新しいファミリー達だ。クハハ。」
「…そうね。きっと賑やかになるわ…。」
クロコダイルの頭を優しく抱きしめながら窓の外に広がる豊かな国を眺めると
ビビは静かにほくそ笑んだ。
(終)
復興中の街を視察しに行くと書き置きを残しビビは宮殿を出る。
目立たないよう髪の毛をローブで隠し、カルーではなくマツゲに乗りレインベースへと向かう。
被害の少なかったレインベースは既に復興し、多くのカジノが営業を再開している。
あいつがいるとすれば、レインディナーズ跡に再建された新しいカジノに違いない。
レインベースの住人は被害が少なかった事もあり、クロコダイルがカジノを経営していた時代に恩恵を受けた者が沢山いたため
クロコダイルに対しての憎しみはアラバスタ内では最も薄く、未だに崇拝している者が少なくないという。
マツゲを宿屋に預けカジノへと向かう。
だてに元・BWのフロンティアエージェントだったわけではない。
警備の隙を突き、カジノの奥へ奥へと忍び込む。
一番のVIP部屋であろう部屋の扉の前に立ち、豪華な取っ手に力を込めると扉は簡単に開いた。
以前のように地下水槽に続く階段はなく、目を惹く豪華な家具で彩られた紛れもないVIPルームであった。
壁には大きなサイズの毛皮がかけられている。あのコートにサイズが合う者など、クロコダイルしかいない。
音を立てずに中に入ると奥の部屋のからシャワー音が聞こえてきた。
そうだ、クロコダイルの弱点は水。
水で身体が濡れている時ならば通常攻撃が効くのだというルフィの話を思い出した。
護身用の孔雀の羽のような刃物がついたリングを指にかけるとシャワー室へ向かう。
今ならあの男を殺せる…!?
その時、シャワー室にいる男のシルエットの動きが止まった。
「来たようだな…。馬鹿な真似はやめておけ。廊下の突き当たりの部屋にダズ…、ミスター1がいる。
まさかお前の腕ごときで実の能力の無い今の俺に勝てるとでも思っているのか?
それに、国民のお手本の王女が他人との約束を破っちゃいけねェな…だろ?クハハ。」
シャワー室から2mは裕に超える大柄な男が姿を現す。
既にビビの戦意は喪失していた。
そうだ、冷静に考えればこの男に勝てる見込みは何一つないのだ。
一糸まとわぬ姿で髪の水気をタオルでぬぐっているクロコダイルは豪華な装飾の施された天蓋付きのベッドに腰を落とす。
先日にも同じ光景を見たとビビは思い返した。
658 :クロコダイル×ビビ9:2010/09/19(日) 11:11:03 ID:wKxDJd7B
「シャワー浴びたかったら浴びても良いぜェ。俺はどっちでもかまわねェが…。」
ビビは乱暴にローブを脱ぎ、髪を結っていた金具を取り外すとゆったりとした服を床に落とし、
上品なレースがあしらわれた白いビスチェとショーツだけの姿へと変わる。
「さっさと終わらせましょう…!あなたが飽きれば私はすぐに帰れてあなたはアラバスタから去る。でしょう?」
ビビはクロコダイルの前に進むと白いビスチェの背中にあるジッパーに手をかけるとクロコダイルがその手を掴む。
「おおっと、そこから先は男の仕事だ。初物は初めてなモンで加減は分からねェが、忘れられねェ夜にしてやるぜ。」
クロコダイルがビビのビスチェのジッパーを下げ、ゆっくりと取り外すと年齢不相応の大きな胸がブルンとこぼれ出る。
「この身体を…一晩あなたに捧げる…。」
ビビはクロコダイルの瞳を見つめながら筋肉質な太い腕に手をかける。
たった一晩で皆が救われるのなら…
ベッドに腰掛けたクロコダイルにビビはゆっくりと、おそるおそる口付ける。
「キスもした事ねェのか?クハハ。…俺が今日、全てを刻み込んでやるぜェ。大人のキスってのはこうやるんだ。」
義手で腰を抱き、右手でビビの後頭部を掴むと乱暴に唇を奪う。
「…んっ、…ふぅ…」
ビビの口の中にクロコダイルの舌が進入し舌に絡みつく。
時には強く、弱く、優しく舌を刺激しビビに初めての快楽を植え付けていく。
「…ん…はあっ…」
ビビがクロコダイルから顔を離し、そのまま崩れ落ちるとクロコダイルの手で支えられる。
「息継ぎのタイミングがわからねェか?まあいい、序々に慣れていくもんだ。
キスだけで身体が火照ってるのか?…お楽しみはこれからだろう…?さあ、前回のおさらいだ。」
前回のおさらい…。ビビはゆっくりとしゃがむとクロコダイルのペニスをそっと咥え込む。
舌で竿を絡めとりながら頭を上下に動かす。
「今回は胸で挟んでもらおうか?」
659 :クロコダイル×ビビ10:2010/09/19(日) 11:17:06 ID:wKxDJd7B
クロコダイルは右手で向かい合ったビビの左手を取るとペニスを胸で挟み込むように促す。
ビビは弾力のある大きな胸でクロコダイルを挟み込み上下に胸を動かしながらカリを口に含み舌で尿道を刺激する。
「前回より上達したじゃねェか。…1回出すぞ。」
満足そうな表情を浮かべるとクロコダイルはビビの頭を押さえ口の中に精液を吐き出す。
ビビは一瞬眉をしかめたが、前回の約束通り吐き出す事なく飲み干した。
クロコダイルは息切れしているビビを抱え上げると乱暴にべッドの中央に投げ出しそのまま覆い被さる
ビビは年不相応の大きな胸を掴み上げられ、中央の薄いピンク色の突起を指に挟まれると身体が小さく揺れた。
「王女様は胸で感じるのか…?」
クロコダイルがビビの耳元で囁く。
「そんな…事…」
ビビの顔が一瞬にして赤く染まりその顔をとっさに手の甲で隠す。
その様子を楽しそうに見つめると、クロコダイルはビビの右胸の中央にある小さな突起を口に含み舐め上げた。
ビビの乳首は先ほどよりも固く天井に向けてつき上がる。
「…くっ…」
左の胸にも同じように刺激を上げた所でビビが小さく声を上げる。
「…感じているのを我慢してるのか?宿敵相手に喘ぎ声なんかだせねェって所か?…
まあ良い、いつまでそうしてられるか見物だ。」
クロコダイルは右手で胸を弄びつつ、左手の鉤爪をショーツに引っ掛け紙のように肌から千切り取ると布の残骸がベッドの隅に飛び散る。
鉤爪のある方の腕で軽く腰を高く持ち上げられるとビビの最も大事な部分が外気とクロコダイルの目前に晒された。
「これはこれは綺麗なマンコだ…まさにこの国のお宝だ。なァ、王女様。」
「…い、いやぁ!見ないで!…」
660 :クロコダイル×ビビ11:2010/09/19(日) 11:30:07 ID:wKxDJd7B
手で顔を覆ったビビの願いが受け入れられる事もなく、指で汚れなき割れ目を開くと中へと舌を這わせ始めた。
舌が動かされる度にビビの身体が小刻みに震え、意識に反して美しい花の中心からいやらしい蜜をにじませる。
上にある肉芽に吸い付かれた瞬間に胸が大きく上下に揺れた。
「うっ…!」
快楽に逆らうようにビビは声を押し殺した。
「こんなに濡れているのにまだ我慢するとは強情な王女様だ。そろそろ中にお邪魔するぜ…。」
クロコダイルは自分のペニスをビビの割れ目にあてがうとそのまま強引に中へとねじり込ませる。
「…いっいやぁー!!」
今まで感じた事の無い違和感と激痛が下半身に駆け巡り、ビビはそれから逃れようと大きくもがくがクロコダイルはびくともしない。
「ホラ見ろ、先が入ったぜ…。」
激痛に支配されたビビの耳にはクロコダイルの声は届かない。
そのまま一気に奥へと突き入れると引き裂かれる痛みにビビが声にならない悲鳴をあげた。
「どうだ?宿敵の俺に貫かれた感想は。俺は最高に気分が良いぜェ…!」
「…サイアクよ!!これで満足?!」
目に沢山の涙を浮かべ痛みに耐えながらも気丈にビビは言い返す。
苦しんで死んだ者達や酷い目に遭った友人達の痛みに比べたらこんな痛みはささいな物だとビビは自分に言い聞かせる。
「サイアクか…?上等だ。しかし、さすがにきつい…。俺の物を中からぎゅうぎゅうに締めつけてくるねェ…。これは歓迎してるって事だろ?」
クロコダイルはにやりと笑うとそのまま腰を動かし始めた。
腰が打ち付けられる音、肉がこすれあう卑猥な音と序々に荒くなるクロコダイルの息遣いの音が響き
何度も腰を打ち付けられ痛みと悔しさと恥かしさで朦朧とした意識の中、別の感覚が生まれ始める。
深く、強く打ち込まれる度に自身の息も荒く体温が上がり、打ち込まれている部分を中心に波打つように別の感覚が押し寄せる。
その感覚が短くなり深く、強く打ち込まれた瞬間、ビビの身体が大きく跳ね、頭の中で視界が弾け快楽が駆け巡る。
「…はぁんっ…!」
自分の口から漏れた声に信じられないと言わんばかりのビビが口を抑え横を向くと、
クロコダイルがビビの顎を掴み自分へと向かせる。
「今、イッたんだろ…?宿敵に貫かれてイケるとはとんだ淫乱な王女様だ…!」
ニヤニヤと笑いながら更に腰を打ち付ける。
「ちがっ…誰がっ…アンタ…なんか…に!!…あっ」
クロコダイルはビビを抱え上げ、両腕でビビの脚をM字に大きく開かせると鏡張りの横壁の前へと立ち上がり
繋がった部分をビビにわざと見せるように鏡に近づいた。
662 :クロコダイル×ビビ12:2010/09/19(日) 11:56:55 ID:wKxDJd7B
「…よーく見なァ!女王として俺に貫かれながら女として悦んでいるお前の姿を…
!…絶景だねェ。クハハ。」
「…ちがっ…!いやぁ!!」
顔を覆いながら涙を流すがクロコダイルの責めは止まらない。
更に激しく身体を揺さぶられ続けると再び波が押し寄せ始めるのを感じビビが下唇を噛み、気をそらそうとこらえる。
ビビの青い髪にクロコダイルの黒い前髪がかかる。
上半身を屈めたクロコダイルはビビの右耳をひと舐めした後に囁く。
「もう、王女様のプライドなんか捨てちまえ…。快楽に身を委ねろ…お前はただの『女』だ。」
深く貫かれた瞬間2度目の快楽の波が押し寄せ、ビビの中で何かが弾けた。
「らめえぇぇー!イッちゃうぅー!…はあンっ…あんっ…!」
再度大きくビビの身体が揺れると中でクロコダイルを締め付ける。
中の肉ヒダが幾重にもペニスを包み込みクロコダイルも快楽に任せるようにビビの中に「どくどく」と大量の精液を流し込む。
大量の精子が注がれる度にビビの身体が跳ね、中でクロコダイルの精子を絞り取るかのようにうごめく。
「堕ちたか…。」
クロコダイルがビビから自身を引き抜くと、ビビの脚のから赤い血と白濁色の液体が大理石の床へと流れ落ちた。
目の焦点の合ってないビビを再びベッドの中へと降ろすとクロコダイルは優しくビビを抱き寄せる。
「約束は果たされた…。だがお前ももう分かってるんだろう?『力』が無ければこの国を守れない事ぐらい。
…俺は今後の為に資金を増やしたい。別にお前に金をせびるつもりはねェ。…以前のようにカジノを経営するのも悪くねェと思ってな…。
その間、この俺に抱かれ続けるならこの国とお前を守ってやっても良い。」
クロコダイルは大事な物を扱うようにビビの髪の毛を梳き優しく語りかける。
実際、ビビの身体はクロコダイルにとって想像以上の快楽をもたらした。
金塊はすぐに回収できたのでこの国をすぐに出ても何も問題はないが、甘美な肉体を暫らく味わうのも悪くないという色欲が湧き出したのだ。
飽きたら再びこの手で何もかも壊してしまえば良い。
虚ろな瞳で自分を見つめる青い宝石のような美しい女の唇を奪いながら、クロコダイルは笑みを浮かべた。
ー2年後ー
アラバスタには国外からの観光客がひしめきあう世界有数の経済大国へと発展していた。
カジノやギャンブル、舞台や娼館といった娯楽施設、テーマパークが多く並び、人々の笑い声が響き渡る。
アラバスタの国民達は観光客の金で潤い人口が爆発的に増え、数年前まで軍と市民が戦い
街がなくなるような悲劇があったとは考えられないような豊かさに溢れていた。
2年の間に全てのカジノ店をクロコダイルが牛耳り、そこで儲けた大金で国王軍と反乱軍の戦いで被害に遭った者達に「賠償金」として多額のベリーが支払われた事と
外部からの侵略で打撃を受けた村や街に多額の寄付をした事と
この国に定期的に攻め込んでくる海賊団を制裁する事で
クロコダイルは再び国民達の信頼を得る事に成功した。
カジノの上客に天竜人を数人抱える事で懸賞金がかかっているにも関わらず海軍は手を出せず
表舞台には出ないものの王女の愛人だという事は既に国民周知の事であり
王宮に住んでいる事からアラバスタ内では「王」のように崇められていた。
アラバスタでは麦わら海賊団の女スパイがクロコダイルを罠に嵌め彼を失脚させたが
彼は王女への愛を貫くため監獄を脱出しアラバスタに戻り国を守り抜く事で王女に愛を受け入れられたという逸話が正史へと塗り替えられていた。
首都のアルバーナの外れに大きな屋敷が聳え立つ。
コブラ王が娘に王座を譲った後、そこで隠居生活を送っているという。
かつてこの国の王だった男が色とりどりの明かりで夜を失った街を窓から眺める。
先に聳え立つ王宮の傍の一等地にはスパイダーズカフェが建ち、元BWエージェントだった者達が経営し市民と観光客に人気を博しているという。
「我々がここに幽閉され2年経ちましたが、先程訪れたクロコダイルは今更何を…?
最近、ビビ様は表に顔を出さないと聞きます。まさか、奴はビビ様を…?!」
チャカがコブラに詰め寄る。
その腕には海楼石で作られた腕輪がはめられている。横にいるペルも同様だ。
沐浴中のクロコダイルに奇襲をかけたものの失敗し、海楼石の腕輪をはめられ王の護衛という名目で屋敷に幽閉されている。
「ビビが懐妊し来月辺り子が産まれるそうだ…。勿論、腹の子の父親はクロコダイルだ。」
コブラが静かに言い放つとチャカとペルの頬に涙が伝う。
「おいたわしや…。大事な友人を亡くされ憔悴していたビビ様の心の隙を突き、心ばかりか身体までも…!」
「我々に力があればビビ様をこんな目に遭わせる事にはならなかったというのに…!」
「私の『国は人』という考えは間違ってはおらぬ。チャカ、ペルよ、窓の外にいる人々は不幸か?
争いと殺し合いをし、子供達は水に飢え泣いているか?女達は野党に襲われ泣いているか?
…我々の思い描いていた『国』ではないかもしれぬが今この国の人々は懐も心も潤っている…」
「ですが、王よ…!」
ペルがコブラをすがるような目で見る。
「以前、反乱軍達がアルバーナに攻めてきた時、我等が命を落したとしても
国を愛する者が次の王となり人々を導くと信じていたからこそ命を惜しまなかったのだ。
だが、あの時は国外からの侵略であり我らが死んだ後に残された民には酷い生活が待っていただろう。
時として綺麗事は通用しないものだ。力が正義になる事もある…。」
664 :クロコダイル×ビビ14:2010/09/19(日) 12:32:30 ID:wKxDJd7B
「王…?」
「一時的に心と身体を支配されたとしても、そのままでいるような女ではない。我が娘は。」
「王、何を…?」
チャカとペルが怪訝な表情でコブラを見つめる。
「お前達が実質的な王であるクロコダイルに対し奇襲をかけたにも関わらず何故、死刑にならず悪魔の実の力を封じられただけでここに幽閉されたと思う?」
「それは…?!」
「ビビが奴を懐柔させるのに成功したとは考えつかなかったのか…?」
「…!…」
「子が生まれたらイガラムだけでは手いっぱいだろうと…子供の教育のため我々を王宮に戻してくれるそうだ。
おそらくお前達のその腕輪も外してもらえるだろう。
子の父親が誰であるかは問題ではない。ビビの子である事が重要なのだ。
あの男に忠誠を誓えという酷な事は言わん、我が孫を正しい『王』にするため尽力してくれんか?」
「…この命尽きるまで…!」
チャカとペルがコブラにひざまづいた。
クロコダイルよ…。死ぬまでこの国を守り続けてもらう。それがお前に課せられた「罪」なのだ。
窓に映ったコブラの瞳には黒い炎が灯っていた。
王宮の片隅で元ミスター1ことダズ・ボーネスは城内に滞在する兵士の子供達に囲まれていた。
「ダズさん、先週また悪い海賊団やっつけたんでしょー?すっげー!」
「やっぱダズさんは俺達のヒーローだぜ!!」
「俺達、将来ダズさんみたいに強くなって王女様やこの国を守りたいんだ!」
「…子供は早く帰って寝ろ…。」
子供達にヒーローコールを連呼されるダズの顔はまんざらでもなさそうだった。
そんな姿を尻目に大柄な男が王宮の廊下を歩く。
この王宮内で最も豪華で大きな扉の前に立つとそっと扉を開いた。
「マイ・クイーン!気分はどうだ?!」
クロコダイルが大きなバナナワニのぬいぐるみを携えて部屋へと入る。
「おおっと、妊婦と子供にタバコの煙は「毒」だったなァ…。」
そう呟くと部屋の入口近くにある灰皿で葉巻の火を消す。
そのクロコダイルに駆け寄ってくるのはこの国の王女ネフェルタリ・ビビである。
既にそのお腹は大きく、座っていた椅子には生まれてくる子供のための縫いかけの産着が残されていた。
「まあ、また子供の玩具?生まれるのは来月よ?」
クロコダイルはビビを抱えるとベッドに降ろし、その大きなお腹に耳を当てるように優しく抱きしめる。
「…来月には家族が揃う。俺の新しいファミリー達だ。クハハ。」
「…そうね。きっと賑やかになるわ…。」
クロコダイルの頭を優しく抱きしめながら窓の外に広がる豊かな国を眺めると
ビビは静かにほくそ笑んだ。
(終)
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