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ゾロ×たしぎ

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【エロスの島から】ワンピース8【やって来た】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1125155965/

146 :1:2005/11/24(木) 22:39:58 ID:pVb5NagP
グランドラインの中の、名も解らぬ冬島。
季節は初冬。
今にも雪が振り出しそうな天気だった。
ログが溜まるまでの暇つぶしのつもりだったのだが
『クソッ・・・
油断した。
名は判らぬがあの男、中々の使い手だった。』
紙一重だった。
あの男の鋭い突きに咄嗟に身を捻り、ゾロの袈裟斬りが相手に右肩から入った。
だが、わずかに急所は逸れたものの相手の鋭い斬先はゾロの脇腹に深々と突き刺さった。
『修業が足らねぇな・・・』
そう呟くと、近くの木にもたれかかると静かに目を閉じた。
―少し寝むりゃぁ、回復するだろ。
そのままゾロは深く眠りについた。

147 :2:2005/11/24(木) 22:41:12 ID:pVb5NagP
『せっかくの休暇だぁ、刀位置いてけ。ばかやろう。』
そう言われ、スモーカーさんに追い出されるように下船した。
羽根を伸ばせと言われても、ヒラヒラした服や装飾品にはあまり興味がない。
今、戻ったところでスモーカーさんに何か言われるだろう。
街をブラつくのを止め、林を散歩し時間を潰すコトにした。
腰に刀がないと落ち着かない。
そんなコトを考えながら歩いていると、積もる枯れ葉の上に不穏な痕を見つけた。
『何故、こんな所に血痕が・・・?』
辺りを見渡すと点々と続いている。
これは穏やかではない。
少し先に目をやると、人が倒れている。
慌てて駆け寄るが、その凄惨さに思わず身がすくんだ。
脈を確かめるまでもない。
この男はもう、息をしていないだろう。
右肩から左脇腹にかけてばっさりと斬られている。
『この男。確か、8500万ベリーの賞金首だ。
賞金稼ぎに狙われた?』
だが、そうだとしたら死体がそのまま野ざらしにされているのはおかしい。
たしぎは警戒しながら辺りを捜索する事にした。

148 :3:2005/11/24(木) 22:42:40 ID:pVb5NagP
空からは雪が舞ってきた。
さらに点々と続いている血痕を辿って行くと、木の根に男がもたれかかっているのが見えた。
全身の毛が逆立つ。
『ロロノア・ゾロ・・・!!』
脇腹の辺りに深手を追っている。
生きているのだろうか?
膝をつき、首の脈を確かめた。
生きてはいるが、出血が酷い。
ロロノアが目を覚ました。
『・・・くいな?』
くいな?
私の事だろうか?
俺はくいなとの約束を思い出していた。
あと、どれ程であの男に追いつけるのだろう。
その時、首に何か冷たいものが触れた。
夢か現か幻か・・・
目を開くとそこにはくいながいた。
思わずくいなの名を呼ぶが、あぁ、そんな筈はないと気付く。
くそ・・・また、この女海兵か。
よりにもよって、こんな時に。
『あ゙?どーゆうつもりだ?お前。』
たしぎといったか、この女。
上着を脱ぐと、中に着ていたシャツを、俺の脇腹にキツく巻き始めた。
『ただの応急処置です。
出血の量が多かったので・・・』
そう言うと手際良く処置をしていく。
くそっこの女はどうも苦手だ。
何考えてやがる。

149 :4:2005/11/24(木) 22:45:13 ID:pVb5NagP
『聞きたい事があります。
あの時・・・ローグタウンで、私に留めを刺さなかったのは何故ですか?』
『だから、お前の顔が気にくわねェんだよっ!』
人を馬鹿にしてる!
思わずかっと熱くなる。
『私が女だからですか?!』
『うるせェな!!!』
『男のあなたには解らないでしょうね。
男に生まれたかったなんて私の気持ちは!!!』
『・・・言ったろ。昔死んだ親友に似過ぎてんだよ。
考え方まで似てやがる・・・俺にお前は斬れねぇ。』
『・・・私は私で、あなたの親友ではありません。』
『んなこたぁ判ってるよ。
おりゃぁ、怪我のせいで気が立ってんだ。
このままここにいるなら犯すぞ。この野郎。』
ロロノアの言葉にカチンときたが、この場を動く気にはならなかった。
いつ亡くなったのか知らないが、ロロノアはその人に想いを寄せていたのだろう。
悲しい人。そう思った。
『いいえ。私はこの場を動きません。
あなたの身柄を巡視船に連行します。』
『あ゙?おりゃ、忠告したからな。
おめぇが悪ィんだぞ』
そういうとロロノアは私の胸倉を掴むと強引に私の唇を奪った。
本当に何を考えてやがる。
自分がどんな状況にいるか解ってんのか?こいつ。

150 :5:2005/11/24(木) 22:48:21 ID:pVb5NagP
唇を奪っても、怯むどころか動じもしねぇ。
くそっ本当に知らねぇからな。
そのまま木の幹に押し付け、下着と一緒にシャツをたくし上げた。
今度は深く口の中を貧った。
舌を差し込むと、たしぎも追う様に舌を絡めてくる。
それが何だか気持ちよく、口腔内をさらに侵していく。
左手でたしぎの腕を抑えながら、あいた片手で掌に納まる程の胸を形が変わる程好きな様に揉んだ。
先端を舌でべろりと舐めると、小さく声が漏れてきた。
そのまま舌先で舐めたり、音がする程吸い付き執拗に責め立てる。
『ふ・・・ぁあ、んっ』
先程よりも大きくなったたしぎの声を聞きながら、何でこんな事になったんだろうと思う。
たしぎのベルトに手をかけ、ズボンの中に進入すると薄い布越しにも判るほ度に濡れていた。
『こんだけ濡れてちゃ、気持ち悪ィだろ。』
『ハァハァ・・・え?』
そのまま下着ごとズボンを脱がすと、木の幹に抱き付かせる様な体勢に変えさせる。
後ろから抱き抱える様に下半身に手を伸ばす。
筋をグチャグチャとなぞり、蜜を絡み取る。
突起を指で剥きだしに強く刺激すると、たしぎの反応が更に激しくなっていく。
『ン。ぁ・・・あんっ。ぃヤァ・・・』

151 :6:2005/11/24(木) 22:51:16 ID:pVb5NagP
『良い癖に。気持ち良いんだろ?』
『ぁあっ・・・ダメ、イ・・・っちゃぅ』
『あぁ。イっちまぇ。』一気に高みに昇らされ、背中から脳天にかけて電撃が駆け抜けた。
膝がガクガクし、その場に崩れかかるとロロノアが脇腹辺りに手をまわし、支えてくれた。
『入れるぞ。』
そう言うと、ロロノアは一気に私の中に入れてきた。
激しく突き上げられ、イったばかりで敏感になった体はまた、快感が昇りつめてきた。
『あっダ・・・メっまた、ィっ・・・ちゃ』
『何度でもイっちまえっ!』
海軍と海賊
追う者と追われる者
決して結ばれる筈の無い二人
そんな背徳感が余計に私を感じさせる。
すぐに高みに昇りつめ、再びイかされた。
あぁ、私はこの人に惹かれているんだな。
きっと、初めて逢ったあの時からずっと。
今まで認める事の出来なかった感情を、今なら素直に受け止められる。
海のような女だと思った。
深みに嵌まれば嵌まる程、それが何だか解らなくなる。
油断をすれば足を獲られ、どんどん引きずり込まれる。
俺はこの女に溺れていった。
たしぎは既に限界なのか、俺の支え無しには立っていられない様子だった。

152 :7:2005/11/24(木) 22:54:36 ID:pVb5NagP
無理もねェ。
あれだけイってりゃ。
俺の方も限界が近い。
左腕でたしぎを支えるように抱え込み、右手で腰を掴むと動きを早めた。
たしぎの中は脈打って、俺に絡み付く様に締め上げてきた。
『ン・・・イクぞっ』
『アぁっ・・・わ、たしも。イクっ』
そのまま俺達は同時に果てた。
たしぎを後ろから抱えたまま、その場にへたり込んだ。
イラついていたとはいえ、何でこんな形でこの女を抱いちまったんだろう。
くいなに似てるからか?
いや、違ェな。
愛なんて言葉を使うと陳腐になるが、
たしぎの真っ直ぐに見てくる瞳にどうしようもなく惹かれちまったんだ。
後悔なんてしねェが、傷つけたかと思うと罪悪感が沸く。
『おい。』
『・・・何ですか?』
疲労感からか力が抜けているらしく、だらりと俺にもたれたまま返事をした。
『・・・その、なんつーか、悪かったな。
お前を傷つけた。』
『・・・私はあなたの警告を無視して、自分の意志でこの場に留まったんです。
別に、私は傷ついていません。』
『・・・俺と一緒に来ないか?』
『何を・・・』
『馬鹿なこと言ってんのは判ってる。』

153 :8:2005/11/24(木) 22:57:08 ID:pVb5NagP
『そんな・・・
私は海兵です。』
消え入りそうな声でたしぎは呟いた。
それから、俺達は一言も交わさずその場に寄り添い続けた。
どれ程そうしてたか、不意にたしぎが立ち上がると俺に背を向けたまま服を拾い始めた。
『私はこれから服を着ます。
服を着終わればあなたの身柄を拘束し、巡視船に連行します。
その間あなたはその場を動かずにいて下さい。』その言葉に裏を含んでいる気がした。
俺に逃げろと言ってんのか?
『解りましたか?』
『ん・・・あぁ。』
一瞬、俺はたしぎになら捕らえられても良いかと思った。
きっと、これがたしぎの精一杯の返事なんだろう。
緩慢な動作で服を着ていくたしぎに俺は背を向け、薄く積もり出した雪の中にたしぎを残し、その場を離れた。
ベルトを締め、上着を着込み振り返ると、そこにはロロノアは居なかった。
積もり始めた雪に、ロロノアの足跡が点々と続いていた。
これを辿れば追い付くだろう。
上手くいけば、麦藁一味も根絶やしにできる。
でも、そんな気にはなれなかった。

154 :名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 23:01:35 ID:pVb5NagP
この様子だと、きっと夜までに雪は深く積もるだろう。
ロロノアの血も足跡も、二人がここにいた痕跡は消えてしまうだろう。
ここは冬島。
一度雪が降り始めれば、春まで雪が熔ける事は無い。
ロロノアの言葉が私の胸に刺さって抜けない。
― 俺と一緒にこないか?
私は海兵で
ロロノアは海賊。
一緒に行く事など許されない。
二人がここに居た跡など全て消えてしまえばいい。
ロロノアの足跡が消えかかるまで、私はその場に佇んでいた。
『・・・スモーカーさんの所に帰ろう。
死体の事を報告しなくては。』
スモーカーさんの所に早く帰りたかった。
『帰ろう。』
船に戻ればいつもの日常が待ってる。
もう一度呟くと私はロロノアの足跡に背を向けその場をあとにした。
-end-

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