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シカマルXテマリ

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【イチャ】NARUTOのエロパロ20【パラ】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1369388090/

224 :シカマルXテマリ「立場」:2013/10/23(水) 01:06:00.53 ID:OiJDPfaa
前から暫く間が空きまして申し訳ないです。何とかお届け出来ました。
以下注意です。
・シカマルXテマリです。二人のイチャイチャは大人しいぐらい大人です。ご容赦を
・今回エッチが無いです。シカマルXテマリの足コキとかテマリの責めは次の時に。それは絶対します。本当は書きたかった!でも今回は無しで
・思いのほか短いです。短文でも我慢出来たら是非。
以上大丈夫な方は始まり始まり〜

225 :シカマルXテマリ「立場」その1:2013/10/23(水) 01:07:18.39 ID:OiJDPfaa
上忍となったテマリを通じて、砂隠れと木ノ葉の両里は順調にその関係を改善していった。
その陰ではシカマルも中忍ながらも木ノ葉の外交に少なからず参加し、円滑な連絡と根回しが出来たのも大きな一因と言えた。
ナルトが自来也と修行の旅に出てもうすぐ3年となるその位の時期である。
「これでやっと終わった。砂隠れと木ノ葉、両里の関係正常化の式典ということもあって長い式典ではあったな。」
「ご苦労さん、これでやっと砂と木の葉は以前にも増して良好な関係になったな。流石は若干19歳で上忍になっただけのことはあるな。」
「コラ、茶化すな。でも今はお世辞でも嬉しい。やっと大きな山を越えたと実感している。シカマルにも感謝している。」
今しがた終えた式典は両国の関係を象徴するような大きな式典だった。式典は祝賀会とその周りでのお祭りに移行している。
今行われてる祝賀会ではいまだ我愛羅やカンクロウもそれぞれ役目に応じて未だ手が離せない。
テマリも本来なら手が離せないのだが、シカマルの機転で巧くそれぞれの役目を終えることに至ったのだ。
本来なら未だ着慣れないこのドレスに身を包み、大名達に愛想笑いやお世辞で辟易しているはずだった。
「今日の事といい、シカマルには本当に感謝している。ありがとうシカマル」
微笑むテマリ。黒いドレスは歳よりもずっと大人びた雰囲気を醸し出していた。
元々長女という事もあり、幼少よりいつも長女としての役目を背負ってきたことが今の大人の雰囲気を醸し出す要因にもなっているのである。
だからこの衣装はその雰囲気をより一層大人の女性に見せている。
大きく開いた背中は透けるような色の白さを見せつけている。
前も凄く布が少ない胸元の谷間が丸見えで大きな式典で重要な役目でない限り御免こうむっていたのであろうほどであった。
今回は自分が主に行ってきた任務である。先日我愛羅が砂影になったばかりだった。まだ砂隠れは一見一枚板のようだが、小さな亀裂がまだまだ実際に存在した。
我愛羅が人柱力で強大な力を有し、先代砂影の子息であるので砂影になれた。だが、それだけでは人心は掴めない。
大きな成果が必要だった。
結束が我愛羅の元で盤石になるまで、1つの失敗も許されない。今回は大事な任務でもあった。
だから、今回の成功はテマリにとって何よりも嬉しいのだ。
「まあ、それもすべてテマリが砂隠れの方の根回しからなにから全て滞りなく行って来たからさ。俺は楽をさせてもらったほうさ。こっちこそお礼を言いたいぜ。」
「そんなに謙遜するな。大蛇丸の起こした木ノ葉崩しは失敗に終わったが、多くの犠牲も出た。口に出さなくても木ノ葉には砂隠れに恨みを抱く者も多くいる事だろう。それを旨く収め
てくれたからこそ今日も式典を開けたのだ。やはり、お前は凄い」
「その件なら俺なんかよりも綱手様が尽力したんだ。俺なんかよりずっとな。だから俺は楽な仕事ばかりさせてもらったのさ。ん?なんだ」
距離が近づく二人。

226 :シカマルXテマリ「立場」その2:2013/10/23(水) 01:08:22.29 ID:OiJDPfaa
「いや、でも今は私はシカマルにお礼がしたいのだ。受け取ってくれぬか?それとも私ではイヤか?」
「何言ってんだよ。俺は下心で協力したんじゃないぜ。両里の行く末を考えたらその方がずっといいと思って微力ながら協力したんだ。気にするな」
「では私の気が済むようにさせてくれ。これも外交と思ってくれても構わない」
二人は祝賀会の会場から離れた見晴らしのいいこの場所で二人きり。テマリが動いた。
重なる二人の唇。会場の外はお祭り騒ぎもあり花火が二人を照らす。
キスは連なる花火の爆音の中で終わり、それに続いて何を言っているか判らないがテマリの口元は何かを伝えていた。
「なんだって?」、
「なんでもない。ありがとうシカマル」
くるりと踵を返すとドレス姿のテマリに後ろに花火が光る。
光のアクセサリーがテマリの美しさを一層引き立たせて、ドレスに編み込まれた細かな黒い装飾の金属の細工と宝石が光って本当に光を纏ったかのように見えた。
「ああ、綺麗だぜテマリ」
言った瞬間に凄く恥ずかしいセリフを言った事に気づくシカマル。一瞬しまったと思ったが、出てしまった言葉は仕舞えないので微笑んで流した。
テマリも急な言葉に最初は驚き、やがて穏やかに笑って嬉しさを伝えた。多分テマリも恥ずかしいのか、少し頬を赤くして嬉しいと一言だけ返した。
シカマルは今回の式典では表向きは会場の警備隊長。タキシードではなく中忍の装備である。しかし綱手の計らいもありその実質的な役目はテマリの警護なのである。
式典では横にずっと突き従うナイトのような役目だった。
今二人だけなのもシカマルの機転もあるのだが、シカマルには影の役目だった部分での評価は無いが綱手からのせめてものご褒美なのかもしれない。
今の二人の距離は今の立場通りだった。テマリは砂隠れのVIP、シカマルは木ノ葉の一中忍。
「いつかさ」
「ん、なんだ?シカマル」
何を言ってくるのか凄く期待しているテマリ。いつもの優位な立場を維持しつつシカマルに問いかけた。
「いつか俺が上忍になった時、またこの場所で会おうな」
「会ってどうするんだ?私は今でもいいんだぞ。」
シカマルの気持ちを見透かして答えるテマリ。本当はテマリが今、一番聞きたいのだ。
「いや、男につり合いが取れていないと恰好付かねえじゃねえか。だからそれまではまだ言わねえ。」
「出た。いつもの男が女に負けらないとかいう屁理屈か。まあ、良いさ、お前がそうしたいならな。」
穏やかに微笑むテマリにはいつか必ずまた二人だけで会う日が来るという確信があった。その時は堂々と自分を迎えに来てくれるという楽しみもあった。
「出来るだけ早くな。待ってる。」
言葉はぶっきら棒だが、間違いなく今まで一番幸せそうな笑顔をしていたテマリであった。
(完)

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