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エド×ウィン、アル×メイ、リン×ラン、オリ×スカー

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【ロリも】鋼の錬金術師・第12エロ研究所【熟女も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1261100206/

720 :645 ◆76GZCuKHvM :2010/06/20(日) 06:28:26 ID:UQLu+d3B
・エド×ウィン、アル×メイ、リン×ラン、オリ×スカー
・原作最終回準拠?設定、3年後くらいだと思ってください。
・ぶっちゃけ下ネタ系小話です。苦手な人はスルーで。
 
温泉宿・おんなのこのヒミツ編
1/4
ここはイシュヴァールのとある温泉宿。
…なんでそんなところが存在してなんで全員そこにいるのかなんてことは聞いてはいけない。
そういう話だということで納得するように。
着替え一式を抱えて大浴場「女湯」ののれんをくぐったウィンリィが先客を見つけて声をあげた。
「リザさーん」
「あら、ウィンリィさん」
濃紺に白抜きで桜の花を散らした浴衣を着込んだリザ・ホークアイが肩越しに振り返りにっこりと笑った。
「お先にお風呂いただいたわ」
洗い立ての髪を結い上げ、襟の合わせを直す彼女にはしっとりとした大人の色香が漂っている。
ふっくらと盛り上がった胸元、えんじ色の帯をきゅっと結んだウエスト、形のよいおしり。
いいなーリザさんってばやっぱりすてきなプロポーションだなー直に見たかったなー。
「せっかくだからご一緒したかったですー」
「ごめんなさいね。じゃあ、みなさんごゆっくり」
ウィンリィの後からついてきたメイ、ランファンの二人にも笑いかけて彼女は脱衣場を出て行った。
「残念。…まあいいや、お風呂お風呂っと♪」
荷物を入れる棚を確保し、ためらいなくタンクトップを脱いだウィンリィの豊かな胸がぷるん、と揺れる。
「…ランファンさん、メイさん、どうかしました?」
「い、いヤ別に」
「何でもないでス」
それを見てしまい思わず動きを止めた二人は、ごまかすように服を脱ぎながらそれぞれ己の胸元を確認してこっそりため息をついた。

721 :645 ◆76GZCuKHvM :2010/06/20(日) 06:30:16 ID:UQLu+d3B
2/4
湯気を透かして見た浴場の広さに歓声が上がる。
「わぁ、広ーい」
「向こうに露天風呂もあるみたいですヨ」
「じゃああとで行こうねっ」
大浴場は3人の貸し切り状態。
湯船につかる前にまずは髪と体を洗って。
トリートメントした髪の水気を切って邪魔にならないように結い上げていたウィンリィが、
鏡に写るメイの背中にふと視線を止めた。
「あれメイさん、そこ虫さされ?」
「?」
「背中のここ。赤くなってる」
と振り返りにじりよって指さした場所は、
よくよく見れば…虫さされ独特の刺し口はなくただ鬱血しているだけで。
…それはつまり、えーと、身に覚えがありますがもしかして。
「ごっごめんなさい、それキスマークっ」
わざわざ言わなくてもいいことを…
指摘されたメイが真っ赤になってほおを両手で押さえた。あっ可愛い。
ということは相手はもちろんアルフォンス君ですねそうですかー。
「…お熱いなぁ」
ちゃんとやることやってるんだー、とニヤニヤしながらひじでつんつんと脇腹をつつくウィンリィの、
いつもはポニーテールの毛束で隠れているうなじの生え際に近いところに真新しい鬱血の痕、発見。
「ウィンリィさんだって人のこと言えないじゃないですカ、ここっ」
メイの逆襲を受け、鏡に映して確認したウィンリィが記憶を探って赤くなってほおを両手で押さえる。
「エドってば、わざわざ昨日ー…」
「アル様もでス…」
「…そういうところが兄弟よね、あの二人」
「似てますよネ…」
お揃いのポーズではぁ、とため息をついて顔を見合わせて苦笑して、二人は背中の流しっこに入った。
「ウィンリィさん、胸おっきいですよネ」
「んー、あたしはもう少し小さい方がよかったな。いろいろ邪魔になるんだもん」
「贅沢な悩みじゃないですかそレ」
「メイさんくらいの方が絶対いいですってー何着ても似合うじゃない」
きゃいきゃいと盛り上がる二人に背を向けたままそそくさとせっけんの泡を流し終わったランファンがこっそり浴槽に向かった。
ぶくぶくぶく、と肩を越えて鼻の下まで湯に沈む。

722 :645 ◆76GZCuKHvM :2010/06/20(日) 06:31:26 ID:UQLu+d3B
3/4
「はい、交代〜」
ウィンリィがメイの後ろに回る。
泡立て直したタオルを首筋から背中に滑らせて、こすって、肩胛骨の間の鬱血をつんっと指でつつく。
「ここにキスマークってこーとーはー…」
耳元にぼそぼそ。
「大胆〜」
「だっ大胆っていうか、いつもそうなんデ」
「えええいつもその格好で!?」
「だって、…アルフォンス様が上だと、重いんでス…」
「ああそうよね、エドもねー終わったら思いっきり体重乗せてくるから息苦しくって。特にほら、あいつ左足機械鎧だし」
「バランス取れなくないですカ?そレ」
「それはそうでもないけど、冬がイヤ。金属だから冷たいんだもん、冷めちゃう」
めったにできない分とっても楽しいぶっちゃけガールズトークに一人足りないことに気付いた二人が浴槽の方に目を向けた。
「ランファン」
「ランファンさん、一人で逃げるのはダメですよ」
「そうそう、一度聞きたいと思ってたんでス」
即席ながら素晴らしいチームワークを発揮してランファンを壁際に追いつめる。
「リンとハ」
「リンさんとはどうなってるんですか」
両側から声をそろえて問いつめられて、それまでに聞かされた会話と湯の熱さにのぼせそうになっていたランファンはつい素直に
「わっ若とはまだ何モ」
答えてしまった。
しまった、と思ったときはもう遅い。
「まだ?」
「何モ?」
ウィンリィとメイの瞳がきらーんと光る。
「えええリンさん何やってんのーっ」
「ランファン、…時には自分から迫ることも大事かト」
「そそそそんナ、若とはそんな関係でハ」
「じゃあどういう関係?」
墓穴掘りまくりの相手に突っ込むのは楽しい。とっっっても、楽しい。
「好きなんでしょー」
「好きですよネ。主と護衛とかいう関係越えテ」
ぶくぶくぶく。
「ね?」
「ネ?」
こくん。
「やっぱりー!」
尋問成功。ウィンリィとメイは手を取り合って歓声を上げた。
「ねね、じゃあせっかくだから、今夜、告白しません?」
「この機を逃してハ、もう機会はないですヨ」
「いやだって若とエルリックの兄弟は同室」
「空けさせまス」
「うん、エドとアルはこっちの部屋に来ればいいし、ねー」
「ネー」
勝手に話がまとまっていく。ランファン絶体絶命。

723 :645 ◆76GZCuKHvM :2010/06/20(日) 06:31:54 ID:UQLu+d3B
4/4
と、ガラリと音を立てて入り口が開いた。
「やかましい」
淡い金色の髪をきっちりと結い上げて、
「全く…風呂くらい静かに入れんのか」
どん、と前に張り出した半円球型の豊かな胸、引き締まったウエスト、豊かなヒップ。脚が長くて腰の位置も高い。
見事なプロポーションを隠しもせずに堂々と、オリヴィエ・ミラ・アームストロングが入ってくる。
その迫力に息を呑み、
「オリヴィエさんすっごーい、ナイスバディー! うらやましいですー!!」
ウィンリィが勢いよく全身から湯を滴らせながら立ち上がった。
洗い場のオリヴィエの後ろでタオルにせっけんを泡立て背中を流す準備をしながら目をキラキラさせて問いかける。
「うわあお肌つるつる! いつもどんなお手入れしてらっしゃるんですかー!?」
他意のない素直な賞賛を受けるのは悪い気分ではない。
オリヴィエは会心の笑みを浮かべて答えた。
「アームストロング家に代々伝わる美容法だ」
…一方、浴槽ではシン組の二人ががっくりと肩を落としていた。
それぞれ、自分の胸に手を当てる。
小さな手のひらでも包み込める程度のささやかなふくらみと、
それよりはあると思うがやっぱりどちらかというと控えめなふくらみ。
確認して、洗い場のアメストリス組をちらりと見て、同時につぶやいた。
「アメストリス人の女なんテ、みんな敵ダ…」

724 :645 ◆76GZCuKHvM :2010/06/20(日) 06:38:43 ID:UQLu+d3B
温泉宿 男どもの墓穴編
1/4
ここはイシュヴァール。とある温泉宿。
…なんでそんなところが存在してなんで全員そこにいるのかなんてことは聞いてはいけない。
そういう話だということで納得するように。 でないと泣く。
廊下でお風呂あがりの浴衣姿のリザ・ホークアイとすれ違って
大浴場「男湯」に入ったエドワード、アルフォンス、リンの三人は
大人の女性のしっとりとした色っぽさっていいもんだー、と思いっきり鼻の下を伸ばした。
「いいよなーうらやましいよなーマスタング大尉」
「中尉、胸大きいよね」
「うン、それはそれだけでいいことだナ」
アルフォンスとリンがうなずきあいながらしみじみとつぶやく。
自分の相手に不満はないが、豊かな胸のふくらみというのはその存在だけで男の幸福感を満たすものなのだ。
「でも僕らとメイたちって確か一緒くらいに部屋出てきたよね? 中尉は別?」
「ああ、中尉背中に入れ墨あるから一人で先に入ったんじゃないか?」
「鋼の」
どこから沸いて出たか、瞳に昏い光をたたえたロイ・マスタングがエドワードの後ろ髪をぐいっとひっつかんだ。
「なんでお前がリザの背中のことを知っている」
やべっ、と顔を引きつらせるエドワードにこわーい笑顔をぐいっと近づけて。
「どういうことかじっくり聞かせてもらおうか」
サウナルームへと引きずっていく。
…やがてぎゃー…と遠い悲鳴がそっちから響いてきた。
「あっち楽しそうだねー」
さっさと貸切状態の大浴場に入り、髪をわしわしと洗いながらアルフォンスが他人事のように言う。
「そ、そうだろうカ…」
結構修羅場ってる気がするんだけども、と顔をひきつらせながら隣で体を洗おうとしたリンは
友人の背中に気になるものを見つけてぴたりと動きを止めた。

725 :645 ◆76GZCuKHvM :2010/06/20(日) 06:39:16 ID:UQLu+d3B
2/4
まずは彼の腕をぺちぺちとたたいて注意をうながす。
「アルフォンス君立派になってよかったネ」
「あははー、ありがとうございます」
「デ、…背中のひっかき傷は誰につけられたのかナ?」
「メイですよ」
結構容赦なくしがみついてくるんですよねーいつもお風呂でお湯がしみてから気づくんですよーと
呑気に答えてから、アルフォンスは殺気を感じて振り返る。
「うちの妹に何しやがル」
「いや、一応公認ですから! 僕たち!!」
だってだけどさ、そうやって深いおつきあいの証拠見せられると
お兄ちゃんとしてはやっぱりショックなんだもーんといじけるリンの後頭部を
やっと誤解を解き解放されてやってきたエドワードがげいん、と殴った。
「てめえうちの弟に何絡んでやがる」
「そちらの弟さんがうちの可愛い妹に手を出した件について聞いているだけだヨ」
「ちゃんと『妹さんを僕にください』って言ったじゃないですか」
「つかアルいじめる前にさ、そっちはどうなってんの」
続いてやってきたロイも会話に参入。
「そうそう、君はシン皇帝なんだからいろんな美女をよりどりみどりだろう」
いやあうらやましい話だねー、とニヤニヤする二人にリンはあっさりと答える。
「そんなことはなイ。俺、後宮作るつもりないシ」
「それで…いいのか?」
「親父殿は各部族から嫁取ってたんで50人囲ってたけどネ、
…いろいろあったかラ、同じことはしたくなイ。俺にはランファンだけで十分」
あ、口が滑った。
「ほほーぅ」
「ランファンだけで十分、ですかー」
「お熱いことだねえ。…しかし拝見するにランファンさんはまだ処女じゃないのかな?」
爆・弾・発・言。
固まるリンと得意げなロイを交互に見やって、エドワードが叫ぶ。
「って大佐、普通に見ただけでそんなことまで分かんの!?」
「伊達に経験を積んでいるわけじゃないさ」
珍しく赤くなって沈黙したままのリンに、これはチャンスとばかりにアルフォンスがさくっと攻撃に転化した。
「リンさん、僕に絡む前に自分のことをどうにかしたほうがいいんじゃないですかー」
「いや申し訳ない、いくらなんでもまだ何もしてないとは思ってなかったな、うん」
カマかけ成功で得意満面のロイが追撃し、
「何もしてないってわけじャ」
「じゃあどこまでやってんだよ」
エドワードが止めをさす。
「い、いやそノ」
シン皇帝絶対絶命、と思われたその時。

726 :645 ◆76GZCuKHvM :2010/06/20(日) 06:39:46 ID:UQLu+d3B
3/4
ガラリ、と音を立てて入り口が開いた。何となくそっちを見た全員がびしっと固まる。
入ってきた人物の腕に肩に胸に腹に脚に盛り上がった筋肉といい褐色の肌といい
彼の呼び名の元である額の傷といい、両腕の錬成陣の入れ墨といい全身を飾る傷跡といい
普通に大迫力な相手であるのはもちろんだが、それよりも。
(…デカい…!)
御立派なのは身長と筋肉だけじゃないんですねスカーさん、と。
一気に毒気を抜かれた若者3人はそそくさと体を流し、お湯につかることにする。
「あーこっちは露天風呂ないんだ。残念」
「今の時間は女湯の方からしか入れないはずダ」
「ちぇー」
じゃのぞきに行ってみっか、と湯船の中を動き出すエドワードの後ろ髪をアルフォンスとリンがそれぞれひっつかむ。
「メイの」
「ランファンの」
「裸見たら許さないからね、兄さんでも」
そのセリフは固有名詞を変えれば自分だって同じだけど、
なら一緒に見に行けばおたがいさまでいいじゃないかー。
そんな騒動が繰り広げられている傍ら、
いつのまにかしっかり酒と杯を持ち込み浴槽につかって楽しんでいるロイが是非一献、と体を洗い終えたスカーを手招きした。
「あー俺らもー」
「未成年は脱衣場でフルーツ牛乳でも飲んでろ」
めざとく寄ってくる未成年3人にしっしっと手を振って追い払い、大人2人は酒を酌み交わす。
かつては仇敵同士だったが、今はイシュヴァール復興という同じ目的のために邁進する仲間だ。
あえて言葉にはしないが感慨深いものがある。
と、そのしみじみとした沈黙をぶち破ったのはリンだった。
「そういえばスカー殿、オリヴィエ・ミラ・アームストロング殿に食われたって話本当?」

727 :645 ◆76GZCuKHvM :2010/06/20(日) 06:40:16 ID:UQLu+d3B
4/4
爆・弾・発・言・パート2。
丁度杯の中身を口に含んだところだったスカーが思いっきりむせ、手酌していたロイは杯から酒をあふれさせる。
もちろんエルリック兄弟も唖然とする。
「んで今はイシュヴァールから北にわざわざ通い夫だと聞いてるんだけド」
「驚いたな。私もその話は初耳だ。…よく有給申請出す理由はそれか」
褐色の肌のせいで分かりにくいが確かに赤くなって黙りこくっているスカーの様子は言葉よりも雄弁で。
視線を交わしあった残り4人はしみじみとそれぞれの感想を述べた。
「アームストロング姉…いや、美人だけどさー」
「美人だけど…ねエ」
「…よく、その気になったよね…?」
「うん、私ならどうするかと思うと多分使い物にならんな、情けない話だが」
「いやその」
スカーがぼそりと答える。
「オリヴィエ殿は、…すごいぞ」
そういう話題に興味津々なお年頃の若者3人に加えて経験豊富なはずのロイまでもががっとスカーを取り囲んだ。
「ど、どのようニ」
「まず………で」
「おお」
「………な感じで、こう、………」
「うわお」
「それから……、……で」
「そ、そんなことまデ…」
「おいおい、私だってそんなことはしてもらったことがないぞ」
ちなみに。
この男湯での一連の会話が秘密の何かの仕組を使ってとある一室でばっちり録音されていることを、
彼らはまだ知らない…

(ヒント:アームストロング家所有の温泉宿)
おわり。

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