ネタバレすると聞いてて全然スッキリする話ではないし頭おかしいやつの語りになる
けど一応の区切りだと思って地道に書いてく
2: 東京名無しンピック2020:2020/7/3(金) 09:57:17 ID:rnxRQelrRw
先に言っておくとほんとゆっくり書いてく、見てくれる人がいたらごめんな
俺が子供の頃住んでいた地域はそこそこの田舎だった
家から道路挟んですぐに田んぼと、小さい定食屋があるまあ静かな場所で、今でも時々当時の家の夢を見る事がある。あんまり良い内容では無いけどな
そんな田舎でも家は細々と商売をやっていて、そこに本家の長男として産まれた俺は残念なことにめちゃくちゃに身体が弱かった。
アレルギーも出まくり肌もかぶれまくり、幼稚園では昼のおやつに出されるクッキーを召し上がる同組のハイカラ諸君を見ながらバリバリと煎餅を貪る毎日を送っているじじ臭い子どもだ
3: 東京名無しンピック2020:2020/7/3(金) 10:17:05 ID:lqECZdAZ8I
外に出て駆け回り遊具遊びなんかしてもすぐバテるし、美味い飯の話なんかも共有出来ない全方向隙無くつまらんガキだったが、先生は非常に真摯に対応してくれたし、それでも仲良くしてくれる友達は数人居た。
入園当時からの男の友達をM、女の友達をIとするが、その二人とは特に仲が良かった。どちらもインドア派のおとなしい奴らで、上述の理由で多数の男児のように小猿のごとく鼻を膨らませて暴れ回れなかった俺の事情とピタリと合ったのもあり、俺達はよく三人教室の隅の方でひっそりと積み木やお絵描き遊びをしながら話していた。
だが俺は二人と違い、身体がボドボドなのにも関わらず、精神だけは他の男児と変わらない立派なチンパンジーだったのだ
4: 東京名無しンピック2020:2020/7/3(金) 15:58:33 ID:fkOE12pxOw
ボドボドって?
とりあえず支援
5: 東京名無しンピック2020:2020/7/4(土) 11:49:19 ID:aJJ215nSVE
アレルギーで肌がボロボロってこと?
6: 東京名無しンピック2020:2020/7/4(土) 17:10:21 ID:cxFS.IqIAU
ボドボドってのは仮面ライダー用語で『ボロボロ』ってことです
半生って特撮関連か?
7: 東京名無しンピック2020:2020/7/4(土) 18:31:24 ID:l4v9Res/RI
あっ!オデノカラダハ ボドボドダか!
ありがとうスッキリしたwwwww
8: 東京名無しンピック2020:2020/7/4(土) 21:08:05 ID:wZS7O3rRh2
以降、ブレイドスレ?ww
9: 神様:2020/7/4(土) 22:17:09 ID:SgoC30RtCc
〜完〜
だゅ
10: 東京名無しンピック2020:2020/7/4(土) 22:18:37 ID:wMnM8L1XCw
いやいやいやいや
再開してくれ
11: 神様:2020/7/4(土) 22:22:31 ID:SgoC30RtCc
儂も小さい頃アトピーだったゅ
大好きだったのに乳アレルギーだったから玉子とか牛乳だめだったゅ
12: 東京名無しンピック2020:2020/7/4(土) 23:00:09 ID:/U6fs4/12M
支援!見てるよー!
13: 東京名無しンピック2020:2020/7/5(日) 15:33:41 ID:8hKalwRaSI
すまん用事が重なって書き込みできなかった。>>1です
>>4-7
解説されるのなかなか恥ずかしいなwwwありがとう
>>5、11
そうそう、アトピー持ち。特に腕が酷かったな俺は
MやIと遊ぶのは楽しかったしそれなりに満足もしていたんだが、やっぱり俺も他の奴らみたいに外ではしゃぎ回りたいという気持ちが強かった。
けど二人はもともと控えめな性格だからな、遊具の順番とかを抜かされても律儀に守ってる、みたいな事の積み重ねもあったらしく、誘ってもあまり外では遊びたがらなかったんだ。
それに、先生も俺が中で遊んでる方が安心だったみたいで、よく遠回しにそうするように言い聞かせられた。今思えばヒョロガリのアレルギー持ち喘息気味の子どもから目を離すのは怖いよな、よく見ててくれてありがたいと感じる。
けれどクソガキチンパンジーにそんな事が理解出来る訳もなく、どんどん俺の不満は溜まっていくばかりだった。
14: 神様:2020/7/5(日) 18:07:20 ID:SgoC30RtCc
見てるゅ
15: 東京名無しンピック2020:2020/7/5(日) 18:26:48 ID:aWJkNPNRP2
そんな鬱屈した思いが弾けるまでそう時間は掛からず、どうしたら制限をかけられず好きに遊び回れるか、どうしたら二人が一緒に外で遊んでくれるかを考えるようになった。
無論、この二つをクリアする妙案はなかなか思いつかず、しばらく頭を抱えることになる。
それでもなんとかならないかと模索すること数日。ある日のお昼寝時間、同じ組の子が寝付けずにグズり、先生に宥められながら寝かしつけられているのを横目に見て、俺は唐突に閃いた。
お昼寝時間にこっそり部屋を抜け出せば外で思う存分遊べるのでは?
実に子どもらしい杜撰な計画だが、その時の俺には天啓にすら思える神がかり的発想だったのだ。
思い立ったら即日、俺は翌日の午前を極めていつも通りに、ごく普通の様子で過ごした(つもり)。
当時は表面上聞き分けが良かったのが功を奏し、誰に怪しまれることも無い。
完璧だ!
自身の計画に致命的な欠陥がある事を突きつけられるまで、俺はそう慢心していた。
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