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765：🎏 名無しと申します：2018/5/17(木) 14:32:47 ID:9kZJHFy3iE
>>764
正解。
森の中にある小屋に住み猟師をやっている男がいた。時々危険な獣に襲われることもあったが、やりがいのある仕事だった。
ある日男は森の中で古い祠を見つけた。お供えをすると、突然目の前に神を名乗る人物が現れた。
「これはこれは、久しぶりの参拝者だ。どれ、気分が良いから私にできることなら何でも叶えてあげよう。
いや、しかしあまり連続で頼まれても困るな。一年に一回、お供えと願いを引き替えにしようか」
「はあ、そう言われても・・・」
「何でも言ってごらん。例えば、空を飛んでみたいというのでも叶えられる。それとも美人の妻が欲しいかな」
「妻はもういます。特にないので、今はとりあえず平和に暮らせればいいです」
「本当にそんなことでいいのかい？」
「はい」
「無欲だね。しかし、気に入った。では来年また会おう」
そう言い残して神は消えた。
翌年、あれは夢だったのかもと思いつつも、約束通り男は祠に供え物をした。
「やあ、では今年の願いを聞こうか」
「わあ。本物だったんですね」
「もちろんさ。それで？」
「ううん、半信半疑だったので何も考えてませんでした。今年も同じで良いです」
「そうか。ふむ。ではまた」
更に翌年。去年のお供えで夢ではなかったと分かったので、男はちゃんとした願いを考えてきた。
「さて、今年こそは叶えがいのある願いが欲しいな」
「確か、空も飛べると言いましたね。今年はそれをお願いできますか」
「ああいいだろう。今日一日楽しみ給え」
すぐに男の身体が浮いた。頭に思い描いた通りの軌跡を描いて空を飛べる。
男はその感覚をすっかり暗くなるまで楽しんだ。再び地に降りた男が言う。
「これは、今までずいぶんともったいないことをしていたみたいだ。こんな素晴らしい機会を無駄にしていたなんて」
「ははは、喜んでもらえて私も嬉しいよ。それでは」
神は姿を消し、男は森の小屋へと帰った。来年は何をお願いしようか楽しく考えながら。
しかし、数日もせずに男は怯えて引きこもってしまった。
766：🎏 名無しと申します：2018/5/17(木) 19:22:22 ID:hjBIkp6m.s
今年、ってことは来年まで毎日飛ぶとか？
寝てる間にも飛んじゃってたりして
767：🎏 名無しと申します：2018/5/17(木) 20:25:49 ID:L7EQBzLwDw
今までは平和を願ってたから平和だったけど、今年は違う願い事したから平和じゃなくなったんかな
768：🎏 名無しと申します：2018/5/21(月) 11:18:15 ID:2T9BaVFW1I
>>767
正解。
中学校に入ってから、ひとりのいじめっ子にずっといじめられていた。
自分の持ち物にしねと書かれていたり、殴られたりもしていた。
俺はちょっと鬱になっていたと思う。
心配する母にガキだった俺はきつく当たって、暴力をふるうこともあった。
すごい荒れた日の翌朝、顔を腫らした母が笑顔で
「今日はあなたの好きなハンバーグが入ってるから」
って弁当を渡してくれた。
申し訳ないやら、情けないやらで泣きそうになりながら、俺は学校に行った。
その日の昼にいじめっ子が昼ご飯を忘れたからって、俺に絡んできたんだよ。
せっかく母ちゃんが作った弁当なのに、俺はいじめっ子に殴られて弁当を奪われた。
「お前の弁当うめぇなｗｗｗ」
って言いながら全部食われたあげく、空の弁当を投げつけられた。
学校を飛び出して、悔しくて俺は泣きながら家に帰ったんだよ。
家についたら母ちゃんもなぜか既に泣いていて、初めて早退した俺に驚きながらも強く抱きしめられた。
翌日からいじめはなくなった。
769：🎏 名無しと申します：2018/5/21(月) 22:50:14 ID:HFWdxhSBgk
母ちゃんはハンバーグに毒入れてたんやね
770：🎏 名無しと申します：2018/5/25(金) 21:41:53 ID:ZWGdq30sQs
>>769
正解。
俺はずっと頭を抱えて悩んでいた。
お袋が部屋に入ってくる。悲鳴を上げて出て行く。なんなんだよ。
姉貴が部屋に入ってくる。白目をむいて気絶しやがった。
親父が部屋に入ってくる。一目散にドアを力任せに閉めやがった。
はぁ、うちの家族はみんな狂ってるみたいだ。
771：🎏 名無しと申します：2018/5/27(日) 01:04:50 ID:8wkUaf0hoQ
>>770
抱えていたのは誰かの頭部で
俺は誰かを殺してしまったってことかな？
772：🎏 名無しと申します：2018/5/30(水) 08:32:42 ID:ZWGdq30sQs
>>771
正解。そんなの見たら家族だって気絶する
ある日僕は、｢十年後の自分が見える｣というカメラを露天商から買った。
半信半疑だった僕は冗談半分で自分を撮ってみた。しかし、なにも写らない。
｢なんだ、壊れてんじゃんか！｣
そこで通りかかった友人を撮ってみた。
するとそこには、ホームレスになっている友人が写っていた。
あーあ…。
友人の未来が心配になった。
773：🎏 名無しと申します：2018/6/1(金) 03:52:16 ID:uFlTjnaLPE
友人は写ったのに僕は写らなかった
十年後には僕はいない
年単位の寿命カウントダウンはいりまーすってこと？
774：🎏 名無しと申します：2018/6/2(土) 12:50:04 ID:d/44zR8Mds
>>773
正解。
私はある劇場を経営している
資金繰りの悪化でもうそろそろ潰れてしまうがね
今日は最終日、演目も全て終わったのだが最後くらい私も何かやってみよう
きっと明日はたくさんの人が劇場に訪れてくれるだろうな
775：🎏 名無しと申します：2018/6/2(土) 23:54:37 ID:uFlTjnaLPE
舞台で華々しく自ら命を捨てるおつもりか？！
明日来るのは警察やら報道関係…とか？
776：🎏 名無しと申します：2018/6/3(日) 18:09:51 ID:Unk5xwhHvY
>>775
たぶんこれだな
今日何かやらかすのに、人来るのが明日ってことはまともなことはやらないな
777：🎏 名無しと申します：2018/6/3(日) 18:51:35 ID:d/44zR8Mds
>>775
正解。
母と息子が、自宅の前にある公園で遊んでいた。
母｢ねぇ、お砂遊びは終わってもう家に帰りましょう。｣
息子｢やだよー、ママだって昨日パパとお砂遊びしてたじゃないか。｣
母｢あらやだ、見てたのね。
それじゃあ今晩は、あなたとお砂遊びをしなきゃね。｣
778：🎏 名無しと申します：2018/6/3(日) 19:53:37 ID:3/fuFHEyz.
パパはお庭に埋まってる。
そして今夜は僕の番ってことか(-。-;)
779：🎏 名無しと申します：2018/6/7(木) 21:07:03 ID:PsIYd6RZQE
ママ怖い
780：🎏 名無しと申します：2018/6/8(金) 09:27:40 ID:wNi0DGFkB6
>>778
正解。
ある日僕はとある部屋に案内された。
その部屋は何もなく、真ん中に携帯ゲーム機１台がポツンとあるだけだった。
そして案内人は言った。
「そのゲーム機の中にはRPGのソフトが入っています。
クリアするまでこの部屋から出ることはできませんが、もしクリアできたら１億円を差し上げましょう。
どうです？参加しますか？」
なんだ、それだけで１億円もらえるのか、よしやろう。
僕は意気込んで部屋に入った。
781：🎏 名無しと申します：2018/6/8(金) 15:27:46 ID:3/fuFHEyz.
>>780
水も食料も無い部屋でRPGをクリアするまで部屋から出入り禁止、
人は１日水を飲まないだけで脱水症状で意識が混濁しますし、
食事を１日とらなくても急性の栄養失調で意識が混濁する。
つまりクリアする前に渇死か飢死の二者択一って事ですかね？
782：🎏 名無しと申します：2018/6/8(金) 17:02:01 ID:Ch073rLGu2
>>780
マジでゲーム機があるだけで、テレビもないんじゃない？
そもそもプレイできないっていう
783：🎏 名無しと申します：2018/6/8(金) 17:52:59 ID:cfWMleawE.
>>780
ＲＰＧツクールやな
あれやってもちゃんと完成したことないねん
っていう冗談は置いといて、単純にクリアするまでゲーム機の充電がもたないからかな？
784：🎏 名無しと申します：2018/6/8(金) 21:12:52 ID:wNi0DGFkB6
>>783
正解。充電ケーブルもコンセントも部屋にはないからね。
俺たち家族は最近新しい家に引っ越した。
新しい家は一軒家で築年数が短いのにかなりの格安だったから、友達には「事故物件なんじゃ？」と言われたけど、今のところ何もない。
ご近所さんだって、とっても優しい。
たまにおすそ分けなんて言って、料理の余りやお菓子をもらう時もある。
しかし、１ヶ月くらい過ぎた頃から妻の体調が悪くなり、「視線を感じる」と怯えるようになった。
やはり、いわく付きの物件だったのだろうか？
この家が建つ前は何があったのか隣のおばさんに聞いてみると、
「ああ、うちの畑だったのよ。うちの主人がいなくなってからは手入れも出来ないし、手放しちゃったんだけどね」
おばさんは少し寂しそうにそう言った。
そういえば、おばさんの家族が出入りしている所は見ないな。
寂しいから、色々とうちに世話を焼いてくれるのだろう。
日曜日。相変わらず具合の悪い妻に変わり、子どもと遊んでやろうと庭に出た。
庭には以前の住人も子持ちだったのか、小さな砂場がある。
そこで砂遊びをさせていると、砂の中から真新しいクマのぬいぐるみが出てきた。
前に住んでいた子どもが埋めたのか？
手に取ろうとして違和感を感じ、慌てて手を離した。
胴体の部分が赤い糸で縫い直されており、びっちりと針が埋め込まれていた。
もし先に子どもが触っていたら…。
俺はゾッとして警察を呼んだ。
庭に警察が来て、必死に説明したけど
「まぁ、単なるイタズラなんじゃないですか？またなんかあったら言ってください。」
なんて、あまり真剣に取り合ってくれなかった。
そんなやり取りをしていたら、隣のおばさんがひょっこり顔を出してきた。
「どうしたの？」
「気味悪い人形が庭に埋めてあったんです。悪意があるとしか思えません。」
「怖いわねぇ。それでお子さんは？」
「え？」
「怪我とかは大丈夫だった？」
俺は明日にでも引っ越すことを決めた。
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