男「だって普通逆じゃない?主人が前でメイドとか使用人は後ろにいるもんだろ」
メイド「それ、いつの時代の常識ですか?」
男「いや、最近だけど」
メイド「ご主人様、もう使用人が後ろで控えているという時代は終わったのです」
男「どんな時代だよ」
504: 1 番外編:2012/3/28(水) 17:06:47 ID:EuhTDj6Ga6
男「このノートにお前の先生に対する愛とか想いとかを書き殴ってみろ」
友「よ、よし…」
友「えーと、まずやっぱり美人な所だろ…それからスタイルがいい所だろ…それから可愛い所だろ…それからちっちゃい所だろ…」
男「・・・この辺だけ聞いてたら完璧な変態だよな」
メイド「まあそうですね」
505: 1 番外編:2012/3/28(水) 17:13:05 ID:EuhTDj6Ga6
友「書けたぜ!!」
男「どらどら」
男「・・・」
男「メイド、これコピー取って」
メイド「はい」
友「で?どうすんだ?」
男「これをこのまま先生の家に送る」
友「やめい!!」
メイド「ああ先生…先生を想う度に胸が締め付けられるような感覚に…これは先生への愛なのでしょうか?僕は先生の事が…」
友「読み上げるな!!」
506: 1 番外編:2012/3/28(水) 17:18:24 ID:EuhTDj6Ga6
男「はっはっは、とまあ、冗談はこれくらいにして」
友「マジで頼むぜ…」
男「今から告ってこい」
友「!?」
男「やんなくてウダウダするより、やって斬られた方がスッキリするぜっ!!」
友「・・・なんでフラれる前提?」
男「一緒に作戦を考えたところで、実行に移すのはお前なんだ。俺達はサポートや後押ししか出来ない…進みべき道を切り開くのは…お前しか出来ない事なんだ!!」
友「!!」
友「男…俺間違ってたよ…」
友「俺、先生に気持ちをぶつけてくる!!じゃあな!!」
バタン!!
メイド「途中からめんどくさくなりましたね?」
男「・・・まあな」
507: 1 番外編:2012/3/28(水) 17:26:13 ID:XwPswQ0f5w
男「ま、学校が始まれば嫌でも分かるだろ」
メイド「男さんが行かれてないだけで、学校はありますよ」
男「卒業式までいく意味無いし、出席数足りてるし、優秀だし」
メイド「随分嫌味な言い方ですね」
男「・・・お前といる時間が欲しいから・・・無理矢理作ったんだがな」
メイド「・・・え」
男「寝るぞー」ガバッ
メイド「きゃっ!!」
メイド「・・・強引ですね」
男「眠いんだよ…お休み」
男「zzz」
メイド「寝つきの良さだけはいいですね」
508: 1 番外編:2012/3/28(水) 17:32:31 ID:EuhTDj6Ga6
ガチャ
母「男〜?」
メイド「あ」
母「あら、お邪魔だったかしら?」
メイド「いえ、それより助けて下さい。引っ付いて取れないんです」
母「あらあら、また小さい頃の癖が出てるのね」
メイド「癖?」
母「男は無意識に何かに抱きついて寝るのよ」
母「人形とか、枕とか、あと凄い時は柱に」
メイド「なんでなんですかね」
母「甘えたいからじゃない?ふふ」
メイド「この年で甘えたいですか」
母「今じゃ恥ずかしがってあまりやらなくなったけど、久しぶりに見たわ〜」
母「こういう所はやっぱり子供ね…」
メイド「・・・」
母「それで?ひっぺがす?」
メイド「もうすこし…このままでいいです」
509: 1 番外編:2012/3/28(水) 17:38:23 ID:XwPswQ0f5w
母「男が起きたら、用事があるって、伝えてね」
メイド「わかりました」
バタン
メイド「甘えたい…ですか」
メイド「この身長と見た目のせいで何度も幼く見られましたが…甘えてもらうのも中々いいものですね…」
メイド「男さん…好きですよ」
男「メイド…好き、だぞ〜」
メイド「!?」
男「zzz」
メイド「寝言ですか…」
メイド「次は正面から堂々と言ってもらいたいですね」
510: 1 番外編:2012/3/28(水) 20:04:54 ID:Zj.iYsX2Gk
男「ん…」
メイド「お目覚めですか?」
男「んあ…メイ…ド?」
男「っ!!////」バッ
メイド「あら、もう離れるんですか?」
男「ご、ごめん!!俺…つい!!」
メイド「いいですよ」
メイド「幼い頃からの癖、なんでしょう?」クス
男「・・・母さんか」
メイド「可愛らしくていいじゃないですか」
男「恥ずかしいだろ…」
メイド「・・・そうですね、確かに恥ずかしいですね」
メイド「ですから、私以外の人に抱きついたりしてはダメですよ?」
男「・・・うん」
511: 1 番外編:2012/3/28(水) 20:12:49 ID:wbvSXklqQk
メイド「そういえばお母様がお呼びになさってましたよ」
男「母さんが?」
男「・・・もう少ししたらいくよ」
メイド「お待たせしてよろしいのですか?」
男「ん…大丈夫だろ」
メイド「そうですか…」
男「ああ、お前といたいし」
メイド「まだ寝惚けてますね」
男「寝惚けてなんかねーよ」
メイド「じゃあそれを証明するためにお母様の所に行ってください」
男「なんだよ…行けばいいんだろ?行けば…」
バタン
メイド「・・・」
512: 1 番外編:2012/3/28(水) 20:30:48 ID:Zj.iYsX2Gk
メイド「まだ…心臓がドキドキしてますね…」
メイド「全く、不意打ちにも程かがありますよ」
メイド「いきなり…あんな…抱き締められた後で…」
メイド「・・・//」
メイド「はあ…少し頭冷やしま…」
父「[扉]∀・)」ニヤニヤ
メイド「・・・」
メイド「もしもし警察ですか?」
父「やめてぇ!!」
513: 1 番外編:2012/3/28(水) 20:47:05 ID:Zj.iYsX2Gk
メイド「どうしたんですか?お父様」
父「うん、とりあえず手に持ってる電話を置いてくれると助かるな」
メイド「・・・」スッ
父「で?男君とはどこまでいったの!?」
メイド「・・・商店街」
父「あー、近場だねー、でももっと遠くのデートスポットとかに…って違うよ!?」
父「キスとか、そっち方面のだよ!!」
メイド「添い寝はしました」
父「なん・・・だと?」
514: 1 番外編:2012/3/28(水) 20:57:35 ID:wbvSXklqQk
父「なんもされてないの!?」
メイド「ええ」
父「寝てる間に服を脱がされたりとかは!?」
メイド「されてませんね」
父「寝てる時に口の中に柔らかくヌメッとしたのが侵入したりとかは!?」
メイド「ありません…ていうか言い回しがなんか嫌です」
父「・・・ありえない」
515: 1 番外編:2012/3/28(水) 21:45:47 ID:wbvSXklqQk
父「男君も健全な男子高校生なのに…こんな可愛い子がすぐ近くで寝ててムラムラしないなんて…」
父「・・・育てかた間違えたかな?」
メイド「多分ムラムラはしてると思いますよ…でも、手が出せないんじゃないですかね」
父「それは分かる気がする」
父「男君も葛藤してるんだろうね…」
メイド「私は別に構いません、男さんが側にいるだけで、私を好きと言ってくれるだけで幸せですから」
父「健気だねぇ…おじさん泣いちゃうよ…」
父「後は母さんが説得してくれればいいんだけどな…」ボソリ
メイド「?」
516: 1 番外編(投下終了):2012/3/28(水) 23:37:42 ID:bfKAa5dNW6
男「母さん、来たよ」
母「座りなさい」
男「なんだよ、話って」
母「メイドちゃんとの事よ」
男「?」
母「はっきり言うわね…婚約してからキス以上の事をしてないでしょ」
男「なっ!?か、母さんにはそんなこと関係ないだろ!!」
母「それがね、大有りなのよ」
母「可愛い初孫が出来るかどうかの時期なのに!!」
男「俺まだ高校生!!」
母「別に高校生が父親でもいいじゃない」
男「駄目だろ!!」
517: 1 番外編(投下終了はフェイク):2012/3/28(水) 23:59:08 ID:bfKAa5dNW6
母「可愛い初孫の顔を見たいという老い先短い母親の願いを聞いてくれないの?」
男「嘘こけ、まだ30半ばじゃねーか」
母「ふふ、とにかく孫は欲しいものなのよ」
男「そういうもんか?」
母「そういうもんなの」
男「子供か…」
518: 1 番外編:2012/3/29(木) 00:15:34 ID:bfKAa5dNW6
男「本音を言えば、メイドに触れたいよ…でも、こんなこと初めてだし…どうしていいかわかんねーんだよ」
男「乱暴にしたりして…拒絶されたら…」
母「男」ニコ
男「?」バキッ!!
男「いってぇぇぇ!!」
母「あんた、それでもキン○マついてんの?」
男「グーはねえだろ!!グーは!!」
母「あんたが好きになった女の子でしょうが!!信じてあげなさい!!」
男「・・・」
母「メイドちゃんはね、あんたといて凄く嬉しくて、幸せなんだって」
母「だから、あんたが愛の証を行動で示す方法、わかってるよね?」
男「・・・」
母「卒業式」
男「?」
母「卒業式終わったら、メイドちゃんを抱きなさい」
519: 1 番外編:2012/3/29(木) 00:20:38 ID:s34UTNp0wM
男「・・・」
母「メイドちゃんは、きっと待ってるよ…男を」
男「うん」
母「大丈夫、メイドちゃんはずっとあんたの側にいて支えてたんだから…拒絶なんてするわけないから…」
男「・・・うん」
母「しゃんとして、あなたは私達の自慢の息子なんだから…」
男「・・・ああ」
母「話はこれでおしまい、部屋に戻りなさい」
男「ありがとう、母さん」
バタン
母「・・・」
520: 1 番外編(本当に投下終了):2012/3/29(木) 00:30:42 ID:s34UTNp0wM
ガチャ
父「やあ」
母「お帰りなさい」
父「男君は?」
母「卒業式終わりに抱かせる」
父「卒業記念か、そりゃいいね」
母「ねえ、本当にキス以上してなかった?カマかけてみたけど図星みたいで」
父「添い寝はしてるみたいだよ、ただ寝てるだけだけど」
母「そう…」
父「心配?」
母「なんだかんだであの子奥手だからね」
父「でも、獣になってもらわないとね」
母「ヘタレだから心配」
父「はは、まあ信じようよ、僕達の息子を」
母「・・・ええ」
番外編 続く
521: (CωC):2012/3/29(木) 01:03:12 ID:xZgsXzpN3.
寂しがり屋の空気感じて支援注入ヽ(・ω・)ノ
522: 名無しさん@読者の声:2012/3/29(木) 01:26:43 ID:J/QHWuCNKY
2度目の卒業はkwsk
つC
523: 1:2012/3/29(木) 12:29:29 ID:AeHidzNwG.
>>522
二度目の卒業は少し厳しいですかね。理由としては
申し訳程度のエロしか書けない
書いてる内に赤面しちゃってまともに書けなくなる
強制sageじゃない
主な3つの理由から今回は(ていうか私の作品全部)描写は控えさせて頂きます。下手なエロ書いて見た人を不快にさせたら本末転倒ですし
>>521
べ、別に寂しがってなんかいませんし、ただsageで更新したい気分だっただけですし…
ありがとう…ございます
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