男「だって普通逆じゃない?主人が前でメイドとか使用人は後ろにいるもんだろ」
メイド「それ、いつの時代の常識ですか?」
男「いや、最近だけど」
メイド「ご主人様、もう使用人が後ろで控えているという時代は終わったのです」
男「どんな時代だよ」
432: 1 番外編:2012/3/24(土) 22:22:47 ID:ztocGFKUqs
〜メイド控え室〜
メイド「ん…ここは…?」
メイド長「気がつきましたか?」
メイド「あ…メイド長…」
メイド「私…倒れて…!?」
メイド「そうだ!!ご主人様の目の前で!!」ガバッ
メイド長「落ち着きなさい」
メイド長「男様は自室で待機なさってもらってます」
メイド長「さ、何があったか…一つ残らず説明してもらいますからね」
メイド「・・・はい」
433: 1 番外編:2012/3/24(土) 22:29:31 ID:U3bVcj/5qQ
〜〜〜現在〜〜〜
メイド「(あのあと、メイド長…いえ、お母様に散々笑われましたね)」
メイド「ふふ」
男「ん?なんで笑ってるんだ?」
メイド「いいえ、何も」
メイド「男さん、私、頑張って男さんに似合うような女になりますね」
男「なんだよ…急に…ってか、いいよそんなの」
男「お前はお前のままでいてくれることが、一番いいんだから…」
メイド「・・・はい」
番外編1 fin
434: 1:2012/3/24(土) 22:30:40 ID:U3bVcj/5qQ
>>431
ありがとうございます!!
いいのかい?私は誘われたらホイホイついていくような女だぜ?
435: 1 番外編2:2012/3/24(土) 22:37:41 ID:U3bVcj/5qQ
父「母さん!!この服なんてどうかな!?」
母「いいと思いますよ」
父「よーし!!じゃあこれにしちゃおっかな!!」
母「折角ですから、私の服まあなたが選んでくださる?」
父「え!?僕が!?」
母「ええ」ニコ
父「困ったなぁ…僕、センス無いんだよなぁ…」
母「大丈夫ですよ」ピトッ
父「母さん…」
母「大事なのは…気持ち、ですから」
父「うん…」
436: 1 番外編2:2012/3/24(土) 22:43:50 ID:U3bVcj/5qQ
男「朝から随分ラブラブなのな」
父「男君」
母「おはよう」
男「おはよう、メイド…じゃなかった、母さん」
母「ふふ、まだしっくりこない?」
男「まあね」
メイド「おはようごさいます、お父様、お母様」
父「おうふ、メイドさんにお父様って呼ばれると、なんかドキドキするね」
母「・・・」
父「冗談だよ!!そんなに怖い顔しないで!!愛してるよ」
母「まあ…いいです」
男「あれ、絶対に照れてるな…」ヒソヒソ
メイド「ああいうのは分かりやすいですね…」ヒソヒソ
437: 1 番外編2:2012/3/24(土) 22:49:03 ID:ztocGFKUqs
父「あ、男君」
男「ん?」
父「今日、僕と母さんは出かけるからね」
男「いいけど…どこに?」
父「ふふふ…デート…恥ずかし」
男「うわっ、うざ」
父「そんなわけで若い頃を思い出して行ってくる!!」
男「行ってらっしゃい、思い出作ってこいよ〜」
父「うん!!頑張るよ!!」
母「留守は任せましたよ」
バタン
男「・・・」
438: 1 番外編2(投下終了):2012/3/24(土) 23:06:03 ID:U3bVcj/5qQ
男「なあ、メイド」
メイド「なんですか?」
男「遊園地の事を覚えてるか?」
メイド「忘れるはずがありませんよ、私が初めて男さんを名前でお呼びした日ですから」
男「その時さ、父さん達が俺達の事を尾行してたんだよな?」
メイド「私の記憶ではそうなってますね」
男「よし…仕返しするか」
メイド「はい?」
男「いくぞメイド」ガチャ
メイド「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!!男さん!?」タッ
439: 名無しさん@読者の声:2012/3/25(日) 03:12:04 ID:KfXyWg53NY
さぎしの作品は隠してもさぎしだとわかりやすい
特に毎日更新なとことか、すでにさぎしの特徴といえる
そしてそのさぎしの特徴が読者にとって有り難く、ファンにとって毎日会える喜びとなる
つまり何を言いたいかというと、大好きです
長文すまん、スマホに代えたばかりでROMしかできなかった反動が……
440: 名無しさん@読者の声:2012/3/25(日) 10:07:11 ID:is79/5bWLs
>>421
420の者です。
よかろう…。ではまず、ご主人様たる私と話すときは必ず語尾にニャをつけるんだ。ちなみに恥ずかしがりながらだとなお良い。それとメイド服のスカートの丈は長くないと許さないぞ。短いのは邪道だ。あんな淫らな格好、ご主人様以外に見せてはならないと私は思うのだ。それに誰に尻尾を振っても構わんが舐めあげるのは私だけにしたまえ。
ところで今回の作品は、とても微笑ましくて暖かく安心して読める王道的な展開でしたが、どこかでキャラや展開をはっちゃけさせたり、読者の期待を裏切って意外性を持たせたり、ストーリーに異常性をいれて引き立てたり。
例えるなら綺麗な絵に少し汚れを入れるような。彼氏彼女を自分色に染め上げるような。>>1さんは綺麗な絵や立派な彼氏は作れているので、難しいでしょうがあとはそれだけでさらに面白くなるはずです。
441: 1:2012/3/25(日) 12:56:46 ID:Bfj0tx5aEw
>>439
お疲れ様です(`ω´)
つ旦〜
更新率だけは異様に高いですからリアルタイム遭遇余裕と前に言われたことがありましてね、それ以来更新には力をいれております
>>440
わ、わかりましたニャア…ご主人様ぁ…ですから…見捨てないで下さいニャア…
綺麗な色はそのままして楽しみたいと思ってる私には少々難しい課題ですニャア、下手に汚して取り返しがつかなくニャッたら困りますし…
精進してみますニャ
ご意見ありがとうございますニャ、ご主人様
442: 1 番外編2:2012/3/25(日) 13:02:14 ID:Bfj0tx5aEw
〜〜〜商店街〜〜〜
男「デートに商店街かよ…しけてんな」コソコソ
メイド「あの…男さん…」
男「なんだよ?」
メイド「仕返しって、何をするんですか?」
男「決まってるだろ、尾行だ」
メイド「・・・」
男「見失うから集中するからな」
メイド「(尾行ってかなり難しいのをお気づきになってないのか…)」
443: 1 番外編2:2012/3/25(日) 13:11:24 ID:Bfj0tx5aEw
父「ねえ母さん、この梟の置物どうかな!?」
母「そうですね…この花飾りとセットで購入すると可愛いかもしれません」
父「よ〜し、じゃあ、これとこれと…」
母「・・・あなた」
父「何?」
母「もしかしなくても、あの二人に対抗してますよね?」
父「・・・ばれた?」
母「分かりやすいですからね、あなたは」
父「だって形が欲しいし〜」
母「私は、あなたさえ側にいてくれれば…それだけで何も必要無いくらい幸せですよ」
父「う、うん…」
母「ふふふ…」
444: 1 番外編2:2012/3/25(日) 13:25:44 ID:Bfj0tx5aEw
男「すげえな…あんな恥ずかしい事を恥じらいなく…流石母さん」
男「あんなこと言われたら、大概の男はコロリだな…なあメイド」
メイド「モフモフ…」
男「・・・何してるんだ?」
メイド「え!?あ、す、すみません!!」
男「いや…構わないけど…欲しいのか?」
メイド「え!?そ、そんなには…」
男「・・・ふ〜ん」
男「すいません、これ下さい」
メイド「!?」
男「ほら、モフってろ」
メイド「・・・えへへ」
男「っ!!は、はやく追いかけるぞ!!」
445: 1 番外編2:2012/3/25(日) 13:32:52 ID:Bfj0tx5aEw
父「次はどこにいこうか?」
母「あなたが行きたい場所ならどこにでも」
父「そうだねぇ…」
父「お粗末な探偵さんが尾行してるしねぇ…」
母「あれでばれてないと思ってるのが不思議ですねぇ」
父「メイドさんの方はわからなかったけど、男君の気配でわかっちゃうからね〜」
母「適当な場所につれ回していい雰囲気にさせてあげますか」
父「母さんも悪だなぁ」
母「あなた程ではありませんよ」
446: 1 番外編2:2012/3/25(日) 13:43:01 ID:Bfj0tx5aEw
男「この距離じゃ何を話してるかよくわかんねぇな…」
メイド「(もう確実に尾行ばれてますよね…)」
男「メイド、何話してるか分かるか?」
メイド「・・・わかりません」
男「お前でもわからねーのか…参ったな…」
メイド「(本当はわかっていますが…あの二人に乗りますか…)」
男「動いた…追いかけるぞ」
メイド「はい」
447: 1 番外編2:2012/3/25(日) 16:49:47 ID:xLaDjm5IU.
〜〜〜公園〜〜〜
男「なんで商店街の次は公園なんだよ!?」
メイド「男さん、尾行中ですからあまり大きな声は…」
男「おっと…すまん」
メイド「いい天気ですから…和やかな場所に行きたいんじゃないんですか?」
男「あの二人、妙に平和ボケしてるところがあるからな…」
メイド「(あなたに言われたくはないと思うのですが…)」
448: 1 番外編2:2012/3/25(日) 16:53:08 ID:YfxFmfmEbs
父「いや〜男君絶好調だね」
母「尾行されててあれほど特定しやすい人も珍しいですね…ある意味才能ですね…メイドも大変でしょうに…」
父「いや、あの二人はあれで中々お似合いなんだよ…なんだかんだでお互いを気にかけてるからね」
メイド「・・・」
父「さ、僕たちもイチャつこうか?」
母「年をお考えになって下さいね」
父「・・・手厳しい」
449: 1 番外編2:2012/3/25(日) 16:59:43 ID:YfxFmfmEbs
メイド「全く…あのお二人は…」
男「なんか聞こえたか?」
メイド「私達の事を話していました、それともうしばらくここに滞在すると」
男「へー、俺達はなんて?」
メイド「お似合いだそうです」
男「なんだそりゃ」
メイド「・・・男さんは、どうですか?」
男「何が?」
メイド「その…えと…」
男「・・・お前はメイド時代が長すぎたんだな」
男「もっとガンガン自分の意見を言えよ?遠慮なんてしないで」
メイド「あう…」
男「じゃあ試しに、今一番お前が俺に聞きたい事を聞いてみろ」
メイド「え!?…えーと…」
男「ほら、早く」
メイド「あ、わ、私の…」
男「うん」
メイド「私のこと…好き…ですか?」
450: 1 番外編2:2012/3/25(日) 17:03:21 ID:xLaDjm5IU.
男「・・・」
メイド「///」
男「お前さ…なんでそんな質問するの?」
メイド「え?」
男「お前は俺がお前の事を嫌いだと思ってるのか?」
メイド「そんなことありません!!」
男「だろ?だからそんな質問は止めてくれ」
メイド「ご、ごめんなさい…」
男「・・・ちなみにさっきの質問の答えだが」
男「好きだから一緒にいるんだろうが」
メイド「・・・はい」
451: 1 番外編2:2012/3/25(日) 19:24:54 ID:O/WS8qimqI
父「うはっ、惚気るねぇ…」
母「真顔であんな事を言うのは一体誰に似たんでしょうかね?」
父「母さんでしょ」
母「私、あんなに真顔じゃありませんよ?」
父「いやいや、凄い勢いで真顔だからね?それでいてこっちが赤面するくらい恥ずかしい事を言うんだから…」
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