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男「俺、影薄くね?」メイド「仕様です、ご主人様」
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1: :2012/2/28(火) 17:29:20 ID:zrmPsL1RCc
男「だって普通逆じゃない?主人が前でメイドとか使用人は後ろにいるもんだろ」

メイド「それ、いつの時代の常識ですか?」

男「いや、最近だけど」

メイド「ご主人様、もう使用人が後ろで控えているという時代は終わったのです」

男「どんな時代だよ」



343: :2012/3/21(水) 16:29:48 ID:tMc2zNw67k
男「メイドは?」

メイド長「用事があると言って、今日は休暇を取りました」

男「そっか…」

メイド長「残念ですか?」ニヤニヤ

男「べ、別に!!」

メイド長「つまり…ドキドキしなくて済むと」

男「なん!?・・・あ」

メイド長「ふふ」ニヤニヤ

男「っ〜〜〜!!」

男「朝食、出来てるんですよね?」

メイド長「ええ」

男「はぁ…食べますよ」
344: :2012/3/21(水) 16:36:49 ID:tMc2zNw67k
〜〜〜食堂〜〜〜

父「おはよ〜」

男「おう…」

父「何々〜?メイドさんいなくて寂しいの〜?」

男「なんで皆、俺とメイドをセットにしたがるんだ?」

父「だって男君のメイドさんだし」

メイド長「雇い主は旦那様ですが、契約名義には男様のお名前がございますので、メイドは男様の所持物となります」

男「メイドは物じゃない」

メイド長「失礼、そうでしたわね」

父「男君、今日は学校は?」

男「いくよ、皆の顔みたいし、先生を安心させたいし」

父「そっか、いってらっしゃい」

男「いってきます」
345: :2012/3/21(水) 16:53:40 ID:t3/Jq2u1wc
〜〜〜学校〜〜〜

男「久しぶりの学校だな…といっても1日しか経ってないけど」

男「お、あれは友だな…おーい、友ー」

友「男!?お前生きてたのか!?」

男「勝手に殺すな!!」

友「早く職員室にいって先生に顔を見せてこい!!」

男「わ、わかったよ」
346: :2012/3/21(水) 16:57:53 ID:t3/Jq2u1wc
〜〜〜職員室〜〜〜

男「失礼しまーす」

先生「は〜い♪」

先生「・・・男君!?」

男「ど、ども…」

先生「男君〜!!」

ぎゅーー!!

男「うわっ!?先生!?」

先生「よがったー、よがっだよーうわーん!!」

男「ちょ!?泣かないで下さいぃ!!」

ザワザワ…ザワザワ…

男「は、話は後でちゃんとしますから!!」
347: :2012/3/21(水) 17:53:23 ID:tMc2zNw67k
〜〜〜昼休み〜〜〜

男「という感じの事が昨日にあったんですよ」

先生「ふへー」

友「やっぱり…住む世界が違うんだな…」

男「ちょ、見捨てんな」

男「そいや、俺が休んだ時どうでした?確かなんの連絡も入れてない気が…」

先生「連絡なら来ましたよ、お家のメイドさんから」

男「メイドから?」

先生「あ、お屋敷でお会いしたメイドさんじゃないメイドさんで…ワケわかんなくなってきた…」

友「要するに、お前が休むって連絡が入ったんだ」

先生「でも、私と友君は男君の家庭事情を知ってるわけだから、きっと何かあるって思ってたの」

友「そしたら予想通り誘拐拉致監禁」

先生「もう、びっくりしちゃった…」
348: :2012/3/21(水) 17:58:16 ID:t3/Jq2u1wc
男「すいません…」

先生「男君は悪くないよ!!悪いのは誘拐した人達なんですから」

友「そうだぜ、お前は被害者なわけだし」

男「誘拐した人達…か」

男「(そういや…結局あいつらは何処の回し者だったんだろうか…)」

男「(川越だと予想したけど…あの口振りじゃ違うみたいだし…菅野さんが間に合ってなかったらどうなってたかもわからないし…)」

男「(そいや、あいつらは俺の監視だけを任命されてたんだよな?)」

男「(何かさせる気なら他の指令が出るはずだし、少なくとも企業のトップが出るはずだ)」

男「(だけど菅野さんの予想以上に早い発見でそれは潰された…まてよ?)」

男「・・・そうか、そういう事だったのか」
349: :2012/3/21(水) 18:01:21 ID:tMc2zNw67k
先生「男君?」

友「男?」

男「すいません、早退します」ガタッ

先生「男君!?」

バタン!!

男「馬鹿だ!!なんでもっと早く気がつかなかった!?」

男「これなら全ての辻妻が合う、それどころか合点がいって、尚おかしくない」

男「くそっ!!メイド、無事でいてくれ!!」

タタタタタタ
350: :2012/3/21(水) 18:04:06 ID:tMc2zNw67k
〜〜〜屋敷〜〜〜

警備「男様!?」

男「父さんは!?」

警備「だ、旦那様はもうご出勤なされましたが…」

男「わかった!!」ダッ

警備「な、何が…とりあえず連絡を!!」

警備「男様がご帰宅なされましたが、何やら急用の様子でございます、繰り返します、男様が…」
351: :2012/3/21(水) 18:08:06 ID:t3/Jq2u1wc
男「判子よし、書類よし、護身具よし!!」

男「後は…」カチャ

男「・・・迷ってる暇はないな」スッ

メイド長「お待ちください」

男「メイド長さん!!」

メイド長「どこにいかれるおつもりですか?」

男「・・・別に、ちょっと出かけるだけだよ」

メイド長「護身具が必要になるお出かけでございますか?」

男「いかせて下さい」

メイド長「どこにいかれるのかをお伝え下さい」

男「・・・菅野企業本社」

メイド長「!!」
352: :2012/3/21(水) 21:08:28 ID:nMa6yiFU3s
メイド長「それは…つまり」

男「ようやくわかったんです、もっと早く気づくべきだったのに…はは、馬鹿ですよね」

メイド長「その可能性は私達も疑いました、しかし、あくまで可能性の段階…」

男「その可能性を確信に変えるために、メイドをいかせたんですよね?」

メイド長「・・・彼女が一番適任だと判断したからです」

男「それだけ聞ければ充分です」

メイド長「男様がわざわざいくほどの事でございますか?」
353: :2012/3/21(水) 21:14:29 ID:nMa6yiFU3s
男「向こうは…誘拐を平気でやるような企業です」

男「メイド一人くらい、殺して隠蔽なんて容易いでしょうよ」

メイド長「彼女を信じてあげないのですか?」

男「信じてますよ、いつもみたいに無表情でからかって、時々微笑んで…」

男「でも、あいつは俺のメイドである以前に、一人の女の子です」

男「女の子を一人でいかせるなんて、男として失格です」

メイド長「いかないで下さい」

男「断ります」

メイド長「・・・」

男「すいませんメイド長さん、でも決めた事ですから」

男「俺、行きます」
354: :2012/3/21(水) 21:17:28 ID:nMa6yiFU3s
メイド長「・・・こういう頑固な所も、あの人譲りなんですね・・・」

男「?」

メイド長「雇用主には逆らえませんね」スッ

メイド長「無事にメイドとお帰りになることを願っています」

男「・・・ありがとうございます」

バタン

メイド長「・・・」

メイド長「血は…争えないわね…」
355: :2012/3/21(水) 21:22:57 ID:7EhbzSfeaI
〜菅野企業本社受付〜

メイド「すいません、菅野社長に面会したいのですが」

受付「(メイド!?)はぁ、アポイントメントはお取りでしょうか?」

メイド「ありません、必要無いので」

受付「必要無いって…」

メイド「犯罪を暴くのに、いちいち会う約束を取らないといけないんですか?」

受付「貴女!!何を…!?」

トンッ

メイド「申し訳ありませんが、しばらく眠っててもらいます、それと…」

メイド「これ(カードキー)借りていきますね」
356: :2012/3/21(水) 21:31:04 ID:7EhbzSfeaI
〜〜〜地下通路〜〜〜

メイド「睨んだ通り、地下通路がありましたね」

メイド「正規のルートでは強硬突破は難しいですからね」

「そこのメイドさん、こんな所で何をしておいでかな?」

メイド「っ!?」ヒョイ

「おやおや、ただのメイドさんじゃあないみたいだねぇ」

メイド「そちらこそ、姿を現したらどうですか?」

「くくく、これは失礼」

バサッ

鴉野「どうも、私、烏野と申す者です、以後お見知りおきを…」

メイド「鴉野ですか、名前の通り鴉のような格好をなさってますね」

鴉野「ありがとうございます、私幼少の頃から鴉が大好きでしてね…」

メイド「なるほど、趣味の延長ですか」
357: :2012/3/21(水) 21:36:31 ID:nMa6yiFU3s
鴉野「さて、世間話もそこそこに…本日はどういったご用件で?」

メイド「ここにいるなら、思い浮かぶのは少ないでしょう?」

鴉野「・・・ああ、迷子ですか?いや、ドジッ娘メイドさん可愛いですねぇ」

メイド「残念ながら違いますね」

鴉野「おや残念、エスコート差し上げようかと、こう見えて女性のエスコートには定評があるんですよ、私」

メイド「なるほど、では機会があれば是非お願いしたいですね」

鴉野「貴女のような可愛らしい方なら是非、で?本件は?」

メイド「そちらの社長の悪事を暴きに」ニコ

鴉野「なるほどなるほど、では…ここを通すわけにもいきませんし、かといってはいさようならと帰すわけにもいかない…というわけで」

鴉野「お死になさい」

ヒュン
358: :2012/3/21(水) 21:39:32 ID:nMa6yiFU3s
メイド「・・・」パシッ

鴉野「!?」

メイド「いいナイフですね、黒く塗ってあるのが実に好きです」

メイド「では、お返しいたします」

ヒュン

鴉野「くっ!!」ヒョイ

鴉野「早く…次の…!?」

メイド「通らせて、いただきます」

鴉野「(は、速…)」

ドゴッ!!

鴉野「う…ぐ…」ドサ

メイド「・・・っ」ポタポタ

メイド「先に…進みますか」
359: :2012/3/21(水) 21:47:26 ID:7EhbzSfeaI
皆さん、こんばんは

物語の雰囲気を壊さない為に今までこういったレスは控えて来ましたが、お知らせしとこうと思いまして

鋭い方ならお気づきではあると思いますが…このSSはもうすぐ完結いたします

それで完結した後の話ですが、まあ完結してから話せよって方もいらっしゃるでしょうし手短に

まず、何のリクエストもなければ削除の方向で行きたいと思います
保管してもいいという心優しい方がいれば保管したいと思います。優柔不断すみません

それと同じで需要があれば番外編、後日談、別視点からのモノローグetc…

とにかく、様々な意見をお待ちしております
それでは今日の投下はこれにて終了となります

みてくださった方々
ありがとうございました
ここまでのご回覧
お疲れ様でした
360: 名無しさん@読者の声:2012/3/21(水) 23:09:35 ID:qmh5YAfdUw

保管は絶対



番外編は1がいいのならやってほしい
361: 名無しさん@読者の声:2012/3/22(木) 02:05:22 ID:FP/uf.9xpk
後日談希望
C
保管も希望
362: 名無しさん@読者の声:2012/3/22(木) 14:02:52 ID:J/QHWuCNKY
保管庫で育ってきた私は保管希望
つC
253.37 KBytes

名前:
sage:


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