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男「俺、影薄くね?」メイド「仕様です、ご主人様」
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1: :2012/2/28(火) 17:29:20 ID:zrmPsL1RCc
男「だって普通逆じゃない?主人が前でメイドとか使用人は後ろにいるもんだろ」

メイド「それ、いつの時代の常識ですか?」

男「いや、最近だけど」

メイド「ご主人様、もう使用人が後ろで控えているという時代は終わったのです」

男「どんな時代だよ」



263: :2012/3/15(木) 15:18:48 ID:4Xwv3wiqes
>>261

男「リア充じゃないからね!?」

メイド「ご主人様が爆発なされたら困りますね…」

男「メイド!!」

メイド「お給料がご主人様のメイド分引かれてしまいますから」

男「・・・」

メイド「支援感謝でございます」

>>262

男「え、その2つ以外に無いの?」

メイド「あると思いますか?」

男「ほら…支える援護と書いて…」

メイド「なるほど、では私は>>262様を支援します」

男「メイドー!?」
264: :2012/3/15(木) 15:27:14 ID:4Xwv3wiqes
父「ただいま〜」

メイド長「お帰りなさいませ」

父「男君が早退したって本当?」

メイド長「本当でございます」

父「そっかー、体調不良?」

メイド長「いえ、実は…」

父「・・・そっか、川越か」

父「男君は?」

メイド長「自室にておやすみになられております、メイドを側につかせてます」

父「メイドさんなら安心だね、僕も少し休もうかな」

メイド長「かしこまりました」
265: :2012/3/15(木) 20:21:28 ID:X70BnWGue.
〜〜〜男の寝室〜〜〜

父「男君〜?」

男「・・・」スースー

父「入っちゃうぞーって、もう入ってるけど」

父「・・・ごめんよ、僕の息子なばっかりに」

父「いつも危ない目に会わせちゃって…」

父「子供はいつも商売道具だよね…今も、昔も」

父「違う家の子だったら…こんな事にはならなかったんだろうね…」

父「君には幸せで平和な人生を歩んで欲しかった…でも、僕の、いや…この家の子供に産んでしまった…」

父「母さんと相談して…君だけは平和に歩ませたいと頑張ってきたつもりだった…けど」

父「結局君は危ない目に会い、君の周りにも迷惑がかかった」

父「本当に…ごめんよ」
266: :2012/3/15(木) 20:37:02 ID:vE6LRsgqDc
父「・・・」

男「・・・考え過ぎなんじゃねーの」

父「男君!?起きてたの?」

男「隣でぶつぶつやかましいんだよ…」

父「・・・」

男「父さんは…父さんと母さんは俺を産んだのが間違いだと思ってるのか?」

父「そんなわけない!!」

父「男君は誰よりも優しくて、人の事を思いやれる自慢の息子だよ!!」

男「そう思ってんならそれでいんじゃねーの?」
267: :2012/3/15(木) 20:51:49 ID:vE6LRsgqDc
父「・・・」

男「俺は父さんと母さんは…いないんだっけか」

父「それは…」

男「気にすんなよ、父さんの駄目さ加減に嫌気がさして実家に帰ったんだろ?」

父「実家に帰って…もう11年経つけどね…」

男「・・・なんか、古傷抉ってごめん」

父「別に気にしてないよ」

男「うわお、見事な棒読み」


268: :2012/3/15(木) 21:06:19 ID:vE6LRsgqDc
男「とにかく!!俺は父さんの息子で良かったって思ってるし、この家を恨んだ事なんて一度もない」

男「今通ってる学校にも我が儘言って入らせてもらってるんだから」

父「・・・うん」

男「俺こそ、いつも我が儘ばっかでさ…ごめん」

父「いやいや!!僕こそごめん!!」

男「後…感謝してる」

父「!!」

父「男君がデレたー!!」

タタタタタタ

男「ちょ!?恥ずかしい事叫びながら屋敷を走り回るんじゃねー!!」

ダダダダダダ
269: :2012/3/16(金) 00:04:08 ID:ftTWldGmzM
〜〜〜食堂〜〜〜

男「ゼエ…ハア…覚えてろよ…」

父「ふふふ…まだまだ…若い者には…負けないんだからね…」

メイド長「お二人とも、いい加減おいかけっこは止めてもらいたいです」

父「だって男君がデレたんだもん」

メイド長「男様がデレるのは確かに貴重ですが時と場合を考えて走ってください」

男「走らせちゃ駄目だろ!!」

メイド「ご主人様、あまり大きな声をお出しになると…」

男「うえっぷ…」

メイド「どうぞ、お水です」

男「ありがとう」
270: :2012/3/16(金) 00:15:23 ID:4LNUEkB3tw
父「男君、明日からだけど」

男「普通に学校いくからな」

父「うん、それはわかってる」

父「ただ、今の内に話しておきたい事があって…」

男「なんだよ…急に」

父「よく聞いてほしい、多分今言わないと永遠に話せない気がするから」

メイド長「・・・」

男「お、おう…」

父「実は…」

父「夜に飲む飲み物だけど今はココアの気分なんだけど、カフェオレも飲みたいんだよね」

男「・・・」

男「どうでもいいわ!!」
271: :2012/3/16(金) 00:17:55 ID:4LNUEkB3tw
父「ひ、ひどい!!真剣なのに!!」

男「だったら両方持ってきてもらえばいいだけの話だろ!!」

父「男君天才!?」

男「普通に気づけよ!!」

父「さっすがー!!」

男「もういい、寝る!!」

父「まだ寝るの〜?」

男「一気に眠くなったんだよ!!」

男「いくぞメイド!!」

メイド「かしこまりました」
272: 1(投下終了):2012/3/16(金) 00:20:20 ID:4LNUEkB3tw
メイド長「私としたことが少し焦ってしまいましたわ…」

メイド長「旦那様があの事を男様に話すんじゃないかって」

父「今は話すべき時期じゃない、でもいつかは知らなきゃいけないよね」

父「男君が受け止めてくれるといいんだけど…」

メイド長「信じましょう…男様を」

父「・・・そうだね」
273: 1(投下遅れてすみません):2012/3/17(土) 00:12:27 ID:TtYSPXoATE
〜〜〜翌日〜〜〜

男「おはよ…」

父「おはよう、眠そうだね?」

男「ん、まあな…」

父「は!?まさか!?」

男「なんだよ…」

父「メイドさんと朝まで…」

男「・・・」

父「まさかの今夜は寝かさない編!?」

男「メイド長さん、コーヒーいれてくれませんか?」

メイド長「かしこまりました」

男「メイド、パン焼いてくれる?」

メイド「かしこまりました」

父「わーお、まさかの全スルー」
274: :2012/3/17(土) 00:17:12 ID:LyZuHi1WD6
男「う〜…学校行きたくねぇ…」

父「!!」

メイド「!!」

メイド長「!!」

父「メイド長さん!!」

メイド長「承知しております!!」

メイド長「ありとあらゆる手段を使って男様の交友関係を調べなさい!!また、そのなかで精神的嫌がらせを行いそうな人物のリストを出しなさい!!」

メイドA「はい!!」

メイド長「メイドは男様の精神ケアを!!」

メイド「かしこまりました!!」

父「男君!!大丈夫だからね!!皆がついてるよ!!」

男「・・・なんか、盛大な勘違いしてねぇ?」
275: :2012/3/17(土) 00:23:02 ID:LyZuHi1WD6
男「落ち着いてくれ、俺がいじめられるわけないだろ」

父「でも…男君が登校拒否だなんて…」

メイド長「何かあったとしか思えませんわね…」

メイド「いつもなら嬉々としてご登校なされるのに…」

男「昨日、何があった?」

父「・・・あ」

男「恥ずかしいんだよ…」

メイド長「それは確かに恥ずかしいですね」

男「だろ?その上絶対に早退理由を聞かれるぜ?」

父「あー、それは…」

メイド「非常に返答に困りますね」


276: :2012/3/17(土) 00:28:20 ID:LyZuHi1WD6
男「行くしかないのは…わかってんだけどな…」

父「いくのかい?」

男「ああ」ガタッ

男「行ってくる」

バタン

メイド「・・・」

父「・・・」

メイド長「男様は口では反抗しながらも体は従順に反応してしまう非常に調きょ…教育しやすい方でございますね」

父「それは思っても言っちゃいけないんじゃないかな?」

メイド長「その時の教育係は、メイドに任せましたよ」

父「任せちゃ駄目でしょ!?」

メイド「かしこまりました」

父「返事しちゃ駄目でしょ!?」
277: :2012/3/17(土) 00:33:36 ID:LyZuHi1WD6
〜〜〜学校〜〜〜

男「・・・」カサカサ

男「・・・」カサカサ

男「・・・」カサカサ

友「・・・Gか?お前」

男「うわあああ!?」

友「ぬわああ!?」

男「お、おおおお前か!?」

友「なんか、このやり取り、前にもしなかったか?」


278: :2012/3/17(土) 00:36:04 ID:LyZuHi1WD6
友「どうしたんだよ、そんなカサカサして」

男「いや…早退の理由がね?」

友「ああ、それなら任せとけ」

男「なんかあるのか!?」

友「ふ、この平成の孔明と呼ばれた俺に隙は無かった…」

男「頼りにしてるぜ」

友「任せろ」
279: :2012/3/17(土) 00:42:24 ID:LyZuHi1WD6
〜〜〜教室〜〜〜

先生「男君、昨日の早退の理由を教えてもらえるかな?友君も、昨日の欠席の理由を聞いてないなぁ…」

男「(やべー、あの温厚な先生がぶち切れてる…)」

男「(だが!!こっちには平成の孔明と呼ばれた友がいる!!)」

男「(さあ友、これをどう切り抜ける?)」

友「・・・」

男「(友…?)」

友「\(^o^)/」

男「今DEATHー!?」

先生「二人共放課後職員室に来なさい」
280: 1(投下終了):2012/3/17(土) 00:46:06 ID:TtYSPXoATE
〜〜〜昼休み〜〜〜

男「おいこら友てめえこの野郎!!」

友「すまん…あの笑顔なのに額に怒りマークが浮き出てる先生みたら…俺の策なんて無に等しかったんだ…」

男「だからって\(^o^)/はないだろ!?」

友「/(^o^)\よりはマシだと思ったんだが…」

男「どうでもいいわ!!」
281: :2012/3/17(土) 14:17:30 ID:Opd5Ib3YrA
男「どうすんだよ…絶対に聞かれるぜ…」

友「うーん、言うわけにはいかねーしな」

男「事情を知る人は少ない人がいいし、危険に晒せないし」

友「先生を巻き込むのは勘弁だしな」

男「本当はお前も巻き込みたくなかったけどな」

友「んなこと言うなよ、水臭いな」

男「・・・なんとかでっち上げるか」
282: :2012/3/17(土) 14:21:13 ID:Opd5Ib3YrA
〜〜〜職員室〜〜〜

先生「で?説明してもらうからね」

先生「まず、友君から」

友「あ〜、風邪です」

先生「なるほど、風邪ね…」

先生「じゃあなんでお家に電話したのに出てくれなかったのかな?」

友「えっと…」

先生「友君、誤魔化しは駄目だよ」

男「先生、友が休んだのは俺のせいなんです」

先生「男君?」

友「男!!お前…」


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