男「だって普通逆じゃない?主人が前でメイドとか使用人は後ろにいるもんだろ」
メイド「それ、いつの時代の常識ですか?」
男「いや、最近だけど」
メイド「ご主人様、もう使用人が後ろで控えているという時代は終わったのです」
男「どんな時代だよ」
168: 1:2012/3/10(土) 00:12:12 ID:2SudqHvQ.s
メイド「色んな馬がありますね」
男「種類が豊富なんだろ、いいことだ」
メイド「ご主人様は何にお乗りになりますか?」
男「スタンダードに馬って答えたい所だが…俺としてはあれに乗りたいな」
メイド「馬車…ですか」
係員「それでは、馬が動き出しますので、近くの馬にお乗り下さい」
男「やべ、乗るぞ」グイ
メイド「は、はい」
169: 1:2012/3/10(土) 00:16:18 ID:2SudqHvQ.s
メイド「・・・」
男「・・・」
メイド「な、なんで向かい合うんですか?」
男「いや…なんか」
メイド「・・・」
男「メイド」
メイド「なんですか?ご主人様」
男「あ、いや…ご主人様に戻したんだな…って」
メイド「え?あ…」
男「ま、まあ!!その方がしっくりするしさ、無理に呼ばなくても…」
メイド「ご主人様は…」
男「!!」
メイド「ご主人様は、どちらのお呼び方がお好きでしたか?」
男「え…あの…」
男「名前…かな」
メイド「そうですか」
メイド「男さん…」
170: 1:2012/3/10(土) 00:19:55 ID:2SudqHvQ.s
メイド「・・・」
男「いや…その…あれだ」
男「なんか…いい」
男「うん…いい」
メイド「・・・ふふ」
男「な、なんだよ?」
メイド「慌てている男さんを見ていたら…緊張している自分が馬鹿らしく思えてきまして」
男「な!?」
メイド「ようやくいつもの自分に戻れました、ありがとうございます」
男「なんだよそれ…」
メイド「ふふ、男さんのおかげですよ?」
男「そっか…よかった」
メイド「はい」
171: 1:2012/3/10(土) 00:23:07 ID:2SudqHvQ.s
父「おうふ…甘酸っぱいねぇ」
メイド長「それを影から覗く私達は一体なんなんでしょうね」
父「言わないで…」
メイド長「・・・お気づきですか?」
父「うん…尾行けられてる」
メイド長「男様を狙ってるのでしょうか?」
父「多分ね…」
メイド長「どうします?」
父「隙を見つけて掃除しといて」
メイド長「かしこまりました」
172: 1:2012/3/10(土) 00:52:07 ID:pWE5oakQ0w
男「意外に楽しめたな」
メイド「ただ回ってるだけとはいえ、景色が違って見えますからね…」
男「なあ…メイド」
メイド「なんですか?」
男「ひょっとしてさ…俺達尾行けられてる?」
メイド「!!・・・何故?」
男「いや…なんとなくってやつだからさ…それより、気づいてたのか?」
メイド「はい…男さんにご迷惑をお掛けしたくなかったので」
男「そっか…」
メイド「ご安心下さい、隙を見つけて片付けておきます」
男「いや…俺にも手伝わせてくれ」
173: 1(投下終了):2012/3/10(土) 00:54:49 ID:2SudqHvQ.s
メイド「手伝う?」
男「つまり…」ゴニョゴニョ
メイド「っ!?危険です!!危ないです!!何かあったら…」
男「そうならないようにお前がなんとかしてくれるんだろ?」
メイド「当然です!!」
男「俺の命…預けたぜ」
メイド「・・・かしこまりました」
男「じゃあ…やるぞ」
174: 1:2012/3/10(土) 07:21:35 ID:7Eqi6lmTD6
男「・・・」スタスタ
男「・・・いるんだろ?出てこいよ」
係員「なるほど…伊達に狙われてる訳ではない…か」
男「それ…誉めてんのか?」
係員「手荒な真似はしたくない…ただ、黙ってついてくるだけでいい」
男「抵抗したら?」
係員「少し動けなくなってもらう」
男「おいおい、流石に怪しまれるだろ」
係員「問題ない、ここは人気が無いし…それに」
係員「この格好だ、怪しまれることなく君を運べる」
男「そりゃそうだな」
175: 1:2012/3/10(土) 08:02:09 ID:7Eqi6lmTD6
係員「さあ、こっちにk…」
社員「待て」スチャ
係員「!?」
男「!!」
社員「二人とも動くな…動いたら撃つ」
男「銃!?」
係員「くっ!!」
男「(毎回思うんだが…日本だよな?こけ)」
社員「男は我が川越グループがもらい受ける」
男「物かなんかか」
社員「邪魔をするなら死んでもらう事になるっが!?」
ゴスッ!!ドサッ!!
メイド「背後ががら空きです。もう少し訓練なさい」
176: 1:2012/3/10(土) 08:05:20 ID:S00oMycDV2
係員「誰だ!!」
メイド「私はその方のメイ…」
メイド「・・・」
男「?」
メイド「通りすがりの一般市民です」
係員「くっ!!一般人に見られては仕方ない…喋れないように…」
メイド「それは結構ですが…」スッ
係員「(は、早い!?)」
メイド「少し気絶しててもらいます」ニコ
ドゴッ!!
係員「ごふっ!!」ドサッ
177: 1:2012/3/10(土) 08:07:47 ID:7Eqi6lmTD6
男「お疲れ」
メイド「はー、心臓に悪いですから二度と囮なんてなさらないで下さい」
男「効率いいのにな」
メイド「社員の存在に気づけなかった私に非がありますが…想定外の事態が起こらないとは限りません」
男「わかったよ」
メイド「本当ですか?」
男「ああ…戻ろうぜ」
メイド「はい」
178: 名無しさん@読者の声:2012/3/10(土) 09:59:53 ID:HyXIxrWsFo
つCCC
>>175で男が脳内で噛んでるよ(´・ω・`)
179: 1:2012/3/10(土) 10:34:15 ID:y8.dKN.ZXY
>>178
男「久々支援ありがとー」
メイド「久々のご支援で作者が狂喜乱舞したのは言うまでもありませんね」
男「後、>>175に関しては俺が間違えたんじゃない、作者が間違えたんだ」
180: 1:2012/3/10(土) 10:38:40 ID:y8.dKN.ZXY
男「・・・」
メイド「男さん?」
男「・・・」
メイド「(やはり先程の襲撃には不安だったん…)」
男「ポップコーンはやっぱり塩だよな…でもこのメロンソーダ味も気になるな…」
メイド「・・・」
男「なあメイド、どっちがい…」
男「・・・なんだよ、その目は?」
メイド「なんでもありません」
181: 1:2012/3/10(土) 10:43:57 ID:y8.dKN.ZXY
男「なあ、どっちがいい?」
メイド「私はあまり変な味は食べたくないですね」
男「そっか…じゃ塩でいいかな?」
メイド「男さんに一任いたします」
男「俺任せかよ…んーじゃあ」
男「塩2つでいいや」
182: 1:2012/3/10(土) 10:47:41 ID:y8.dKN.ZXY
メイド「これからどうなさるおつもりですか?」
男「あそこ行く」
メイド「水族館ですか…」
男「なんで遊園地なのに水族館があるのかは突っ込まないでおこうな」
メイド「これだけ大規模ならあってもおかしくはありませんけどね」
男「まあ、行きたいから行くんだけどな」
メイド「(とことん乙女思考ですね…)」
183: 名無しさん@読者の声:2012/3/10(土) 14:15:01 ID:JCMcRY0PdY
支援ガオレン
184: 名無しさん@読者の声:2012/3/10(土) 15:27:59 ID:887g2uN7O6
っC
ひ、久々にSS板覗いたら面白そうなSSがあったとか思ったわけじゃないんだからね!
185: 1:2012/3/10(土) 17:15:32 ID:yZSUsUOezc
>>183
男「砦蟹支援ありがとー」
メイド「作者は小躍りしてますが、その辺にしておいて…」
男「あいつで蟹鍋作ったら何百人分くらい作れるかな?」
メイド「全く話を聞いておりませんね」
>>184
男「ツンデレ支援ありがと、可愛いなぁ」
メイド「ご主人様はツンデレがお好きなんですか?」
男「人並みにはな」
メイド「そ、そんなこと別にどうでもいいんだからね」
男「驚く程に無表情、そしてなんかおかしい」
メイド「・・・精進するんだからね」
男「する気ねーだろ、後、語尾のレパートリーそれしかないのか?」
186: 1:2012/3/10(土) 17:21:42 ID:lqMk4Nbtn6
〜〜〜水族館〜〜〜
男「俺はさ、ある種水族館には妙なこだわりをもってんのな」
男「まあ、個人の価値観を押し付けてるっちゃ押し付けてるんだけどさ」
男「水族館ってのは優雅に泳ぐ魚を鑑賞して癒される物だと思うわけよ」
男「ロリショタがガラスに手をついてお魚さん!!ってはしゃぐのもまあ良し」
男「魚好きが来て魚をじっくり吟味するのも良しだがさ…」
男「なんで魚がこんなに少ないんだよ…」
メイド「ただ単に発注不足だからじゃないですか?」
187: 1:2012/3/10(土) 17:26:54 ID:lqMk4Nbtn6
男「なんか違うんだよな」
メイド「というと?」
男「巨大な水槽の中を縦横無尽に泳ぎ回る魚を見て、感動したいんだよ」
メイド「水槽は巨大ですよ」
男「水槽はな、問題は魚の種類とその数だ」
男「こんだけ大きいのにった数種類っておかしくないか?」
メイド「不自然と言われれば不自然ですね」
男「はぁ…まあしょうがないか」
メイド「男さんは魚がお好きなんですか?」
男「そこまでじゃない…ただ一人で見てるとその大きさとか広大さについ呑まれちゃうんだ」
男「だから…誰かと一緒に見たかったのかもな…」
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