男「だって普通逆じゃない?主人が前でメイドとか使用人は後ろにいるもんだろ」
メイド「それ、いつの時代の常識ですか?」
男「いや、最近だけど」
メイド「ご主人様、もう使用人が後ろで控えているという時代は終わったのです」
男「どんな時代だよ」
165: 1:2012/3/9(金) 15:36:14 ID:x/WheDfGzA
男「・・・」
メイド「スタンプ枠…多いですね」
男「なあ、普通のスタンプラリーって大体10個くらいだよな?」
メイド「普通なら…ですね」
男「どうみてもこれ20近くあるんだけど…」
メイド「完成出来る人がいない理由がわかりましたね」
男「ま、やってみるか」
メイド「やるんですか?」
男「スタンプラリーってのは、園内全部を見回せるように作られてるんだ、だが俺達が歩いてきた道に少なくともそれらしいのが5つはあった。つまり…全部を見回らずとも完成させられるんだよ」
メイド「では、何故完成した人が一人も?」
男「恐らくかなり見つけづらい場所にあるんだろうな」
166: 1:2012/3/9(金) 20:03:27 ID:jM.ghpyKtA
男「用紙を見ると一つのエリアに3つくらいあるが…」
メイド「この辺りにも2つありますね」
男「なんにせよ、考えるのは後だな…先に乗れるやつに乗っておこう」
メイド「そうですね」
男「で、この辺りでお前にあまり負担がかからない乗り物は…」
男「メリーゴーランドか…」
167: 1:2012/3/10(土) 00:08:54 ID:2SudqHvQ.s
男「しっかし…メリーゴーランドねえ…」
メイド「お嫌いですか?」
男「いや、男のくせに女々しい物が好きだなぁ…って」
メイド「いいじゃないですか、好きですよ」
男「まあ…多分行けばわかるな」
メイド「?」
168: 1:2012/3/10(土) 00:12:12 ID:2SudqHvQ.s
メイド「色んな馬がありますね」
男「種類が豊富なんだろ、いいことだ」
メイド「ご主人様は何にお乗りになりますか?」
男「スタンダードに馬って答えたい所だが…俺としてはあれに乗りたいな」
メイド「馬車…ですか」
係員「それでは、馬が動き出しますので、近くの馬にお乗り下さい」
男「やべ、乗るぞ」グイ
メイド「は、はい」
169: 1:2012/3/10(土) 00:16:18 ID:2SudqHvQ.s
メイド「・・・」
男「・・・」
メイド「な、なんで向かい合うんですか?」
男「いや…なんか」
メイド「・・・」
男「メイド」
メイド「なんですか?ご主人様」
男「あ、いや…ご主人様に戻したんだな…って」
メイド「え?あ…」
男「ま、まあ!!その方がしっくりするしさ、無理に呼ばなくても…」
メイド「ご主人様は…」
男「!!」
メイド「ご主人様は、どちらのお呼び方がお好きでしたか?」
男「え…あの…」
男「名前…かな」
メイド「そうですか」
メイド「男さん…」
170: 1:2012/3/10(土) 00:19:55 ID:2SudqHvQ.s
メイド「・・・」
男「いや…その…あれだ」
男「なんか…いい」
男「うん…いい」
メイド「・・・ふふ」
男「な、なんだよ?」
メイド「慌てている男さんを見ていたら…緊張している自分が馬鹿らしく思えてきまして」
男「な!?」
メイド「ようやくいつもの自分に戻れました、ありがとうございます」
男「なんだよそれ…」
メイド「ふふ、男さんのおかげですよ?」
男「そっか…よかった」
メイド「はい」
171: 1:2012/3/10(土) 00:23:07 ID:2SudqHvQ.s
父「おうふ…甘酸っぱいねぇ」
メイド長「それを影から覗く私達は一体なんなんでしょうね」
父「言わないで…」
メイド長「・・・お気づきですか?」
父「うん…尾行けられてる」
メイド長「男様を狙ってるのでしょうか?」
父「多分ね…」
メイド長「どうします?」
父「隙を見つけて掃除しといて」
メイド長「かしこまりました」
172: 1:2012/3/10(土) 00:52:07 ID:pWE5oakQ0w
男「意外に楽しめたな」
メイド「ただ回ってるだけとはいえ、景色が違って見えますからね…」
男「なあ…メイド」
メイド「なんですか?」
男「ひょっとしてさ…俺達尾行けられてる?」
メイド「!!・・・何故?」
男「いや…なんとなくってやつだからさ…それより、気づいてたのか?」
メイド「はい…男さんにご迷惑をお掛けしたくなかったので」
男「そっか…」
メイド「ご安心下さい、隙を見つけて片付けておきます」
男「いや…俺にも手伝わせてくれ」
173: 1(投下終了):2012/3/10(土) 00:54:49 ID:2SudqHvQ.s
メイド「手伝う?」
男「つまり…」ゴニョゴニョ
メイド「っ!?危険です!!危ないです!!何かあったら…」
男「そうならないようにお前がなんとかしてくれるんだろ?」
メイド「当然です!!」
男「俺の命…預けたぜ」
メイド「・・・かしこまりました」
男「じゃあ…やるぞ」
174: 1:2012/3/10(土) 07:21:35 ID:7Eqi6lmTD6
男「・・・」スタスタ
男「・・・いるんだろ?出てこいよ」
係員「なるほど…伊達に狙われてる訳ではない…か」
男「それ…誉めてんのか?」
係員「手荒な真似はしたくない…ただ、黙ってついてくるだけでいい」
男「抵抗したら?」
係員「少し動けなくなってもらう」
男「おいおい、流石に怪しまれるだろ」
係員「問題ない、ここは人気が無いし…それに」
係員「この格好だ、怪しまれることなく君を運べる」
男「そりゃそうだな」
175: 1:2012/3/10(土) 08:02:09 ID:7Eqi6lmTD6
係員「さあ、こっちにk…」
社員「待て」スチャ
係員「!?」
男「!!」
社員「二人とも動くな…動いたら撃つ」
男「銃!?」
係員「くっ!!」
男「(毎回思うんだが…日本だよな?こけ)」
社員「男は我が川越グループがもらい受ける」
男「物かなんかか」
社員「邪魔をするなら死んでもらう事になるっが!?」
ゴスッ!!ドサッ!!
メイド「背後ががら空きです。もう少し訓練なさい」
176: 1:2012/3/10(土) 08:05:20 ID:S00oMycDV2
係員「誰だ!!」
メイド「私はその方のメイ…」
メイド「・・・」
男「?」
メイド「通りすがりの一般市民です」
係員「くっ!!一般人に見られては仕方ない…喋れないように…」
メイド「それは結構ですが…」スッ
係員「(は、早い!?)」
メイド「少し気絶しててもらいます」ニコ
ドゴッ!!
係員「ごふっ!!」ドサッ
177: 1:2012/3/10(土) 08:07:47 ID:7Eqi6lmTD6
男「お疲れ」
メイド「はー、心臓に悪いですから二度と囮なんてなさらないで下さい」
男「効率いいのにな」
メイド「社員の存在に気づけなかった私に非がありますが…想定外の事態が起こらないとは限りません」
男「わかったよ」
メイド「本当ですか?」
男「ああ…戻ろうぜ」
メイド「はい」
178: 名無しさん@読者の声:2012/3/10(土) 09:59:53 ID:HyXIxrWsFo
つCCC
>>175で男が脳内で噛んでるよ(´・ω・`)
179: 1:2012/3/10(土) 10:34:15 ID:y8.dKN.ZXY
>>178
男「久々支援ありがとー」
メイド「久々のご支援で作者が狂喜乱舞したのは言うまでもありませんね」
男「後、>>175に関しては俺が間違えたんじゃない、作者が間違えたんだ」
180: 1:2012/3/10(土) 10:38:40 ID:y8.dKN.ZXY
男「・・・」
メイド「男さん?」
男「・・・」
メイド「(やはり先程の襲撃には不安だったん…)」
男「ポップコーンはやっぱり塩だよな…でもこのメロンソーダ味も気になるな…」
メイド「・・・」
男「なあメイド、どっちがい…」
男「・・・なんだよ、その目は?」
メイド「なんでもありません」
181: 1:2012/3/10(土) 10:43:57 ID:y8.dKN.ZXY
男「なあ、どっちがいい?」
メイド「私はあまり変な味は食べたくないですね」
男「そっか…じゃ塩でいいかな?」
メイド「男さんに一任いたします」
男「俺任せかよ…んーじゃあ」
男「塩2つでいいや」
182: 1:2012/3/10(土) 10:47:41 ID:y8.dKN.ZXY
メイド「これからどうなさるおつもりですか?」
男「あそこ行く」
メイド「水族館ですか…」
男「なんで遊園地なのに水族館があるのかは突っ込まないでおこうな」
メイド「これだけ大規模ならあってもおかしくはありませんけどね」
男「まあ、行きたいから行くんだけどな」
メイド「(とことん乙女思考ですね…)」
183: 名無しさん@読者の声:2012/3/10(土) 14:15:01 ID:JCMcRY0PdY
支援ガオレン
184: 名無しさん@読者の声:2012/3/10(土) 15:27:59 ID:887g2uN7O6
っC
ひ、久々にSS板覗いたら面白そうなSSがあったとか思ったわけじゃないんだからね!
253.37 KBytes
[4]最25 [5]最50 [6]最75
[*]前20 [0]戻る [#]次20
【うpろだ】
【スレ機能】【顔文字】