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男「俺、影薄くね?」メイド「仕様です、ご主人様」
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1: :2012/2/28(火) 17:29:20 ID:zrmPsL1RCc
男「だって普通逆じゃない?主人が前でメイドとか使用人は後ろにいるもんだろ」

メイド「それ、いつの時代の常識ですか?」

男「いや、最近だけど」

メイド「ご主人様、もう使用人が後ろで控えているという時代は終わったのです」

男「どんな時代だよ」



116: :2012/3/5(月) 19:08:31 ID:IkYx9owoHI
メイド長「自然に臭い台詞を吐くのは旦那様譲りなんですかね」

メイド「!?」

男「メイド長さん!?」

メイド長「男様、このままではメイドが可哀想なので二、三点補足をしても?」

男「ど、どうぞ」

メイド長「まず、メイドを男様の元に向かうよう指示したのは私ですので、お叱りになるなら私に」

メイド長「それと、メイド長を任せられた身として屋敷内のメイドに指示が出来る権利をいただきました」

男「でも…俺はメイドに屋敷から出るなって命令を」

メイド長「私はメイドを屋敷内から出すなと指示はされてませんので」

男「あっ…」
117: :2012/3/5(月) 19:42:47 ID:FAS1GetzUI
メイド長「まあ、そういうわけですから、今後彼女をどうしても屋敷から出したくない場合は私にもお申し付けすると確実ですわよ」ニコ

メイド「・・・」

男「別に…そんなことどうだっていいんだよ」

男「ただ…メイドが無事ならそれで…」ボソ

メイド長「因みに男様」

男「ん?」

メイド長「先程メイドがいなくなったらと仰られてましたが…それはメイドも同じですよ」

メイド長「男様がいなくなられたら…多分彼女は」

男「父さんがいるから働き口には困らないだろ、対して損害はな…」

メイド長「それは…」

メイド「違います」
118: :2012/3/5(月) 20:14:33 ID:iVakDA.HWg
メイド「私はご主人様が小さい頃からずっとお仕えしております」

メイド「ご主人様の存在こそが私の生きる意味といっても過言ではありません」

男「んな、大袈裟な」

メイド長「あら、私も旦那様が生きる意味ですが?」

男「へ!?」

メイド「私はご主人様だけが全てなのです。ご主人様がいらっしゃって…お世話をさせていただければもう何も望まないのです」

男「・・・」

119: :2012/3/5(月) 23:09:12 ID:yy8uT.WIIA
メイド長「お互いいい感じに惚気たところで」

メイド「誰が惚気ましたか!!」

メイド長「男様、申し訳ありませんが…今日、菅野大地に接触なさいましたね?」

男「あ…うん」

メイド長「差し支えなければ、お話いただいてもよろしいですか?」

男「ああ…構わないですけど…」

男「一言で表すなら用意周到って人でしたね」

男「どこにでも部下を忍ばせて、自分の身の安全を確保して…俺やメイドまで守ってくれて」

メイド「私は別に守られなくても大丈夫でした」

男「あほ、相手は銃を持ってんだぞ?」

メイド「あの状況でも対処は可能でした」
120: :2012/3/5(月) 23:16:34 ID:yy8uT.WIIA
メイド長「話が拗れるのでメイドは変な対抗心を燃やさないで下さい」

メイド「なっ!?」

メイド長「嫉妬は見苦しいですよ」

メイド「誰が嫉妬なんか!!」

メイド長「話を戻しましょう、他に気になる点はございましたか?」

男「特に無かったですよ」

メイド長「ありがとうございます…私はお邪魔みたいですし、後はごゆっくり」

バタン
121: 1(投下終了):2012/3/5(月) 23:28:26 ID:yy8uT.WIIA
男「・・・」

メイド「・・・」

男「とにかく…あれだ、うん」

男「お前とは付き合い長いし、ただのメイドじゃなくて、こう…信頼出来るくらいっていうか…よくわかんねーな…」

男「頭の中、ゴチャゴチャだな…」

メイド「ご主人様、一度お休みになられたほうがいいかと」

男「そうだな…」

男「なぁ…その…」

メイド「?」

男「俺が眠るまで…ついててくれるか?」

メイド「・・・かしこまりました、ご主人様」ニコ
122: 名無しさん@読者の声:2012/3/6(火) 03:19:38 ID:sy4TdTqfb6
こういうの好きだわ
っC
123: :2012/3/6(火) 12:05:23 ID:mPJ5aJO1E2
>>122

メイド「支援感謝でございます」

メイド「今のシリアスムードからギャグやラブコメをちょいちょい挟みますby作者だそうです」

男「雰囲気ぶち壊しにも程があるだろ!?」

124: :2012/3/6(火) 12:28:51 ID:702jk76dIA
〜〜メイド控え室〜〜

ガチャ

メイド「ご主人様は無事にお眠りになられました」

メイド長「ご苦労様」

メイド「・・・」ストッ

メイド長「どう思います?」

メイド「菅野がご主人様に接触したのは偶然か必然か…ですか?」

メイド長「貴女はどう思います?」

メイド「直に会った感想を言うならば…野心溢れる人ですね」

メイド長「それはどういった意味合いで?」

メイド「良くも取れるし、悪くも取れます」

メイド長「そうですか」
125: :2012/3/6(火) 12:33:19 ID:rTaa1UodTg
メイド「メイド長は菅野と直接面識は?」

メイド長「一度だけ、といっても旦那様の影にいましたからあまり記憶に残してないとは思いますが」

メイド「旦那様は菅野の会社には投資なさってるんですよね」

メイド長「ええ、旦那様からはいつも彼は信頼のおける人物だと聞かされています」

メイド「・・・私はそんな風には見えませんでした」

父「彼は信頼の出来る人だよ」モグモグ

メイド長「旦那様!?」
126: :2012/3/6(火) 12:37:30 ID:tAbVF91eFE
メイド「いつから?」

父「廊下歩いてたら菅野君の名前が聞こえてきて忍び込んでみたらバッチリ」

父「彼はあの年で会社を任せられる程の優秀な人物だ、更に自分の仕事にも誇りを持っ…うぐ」

父「の、喉にお菓子が詰まった…お、お茶…」

メイド長「どうぞ」

父「ごくごく…ぷはー」

父「とまあ、彼は業績面から言ったら優秀だけど…人間性としては信頼してはないかな…」

父「その辺はメイドさんの観察力が正しいと思うよ」
127: :2012/3/6(火) 12:42:32 ID:VOJH1gSJ3U
メイド「旦那様は菅野の人柄に感銘を受け投資したのでは?」

父「違うよ、純粋に菅野君の作る商品や掲げる理想が皆を幸せに出来るからと思ったからさ」

父「もちろん菅野君自信も優秀な人物だよ、ただ…今の地位にのしあがるために使った手段を考えたら…ね」

父「それでも僕は菅野君の会社を支援している。少なくとも菅野君の作る商品はなんらかで社会に貢献しているからね」

父「男君は?」

メイド「お休みになられております」

父「そっか…」

父「男君には頼りない父親を見せないとね」

父「彼にはこの陰謀渦巻く世界はまだ早すぎる」
128: :2012/3/6(火) 12:44:39 ID:ZtKcLQrvRI
父「ところで明日って休日だよね?」

メイド長「はい、旦那様がお休みを取られている日です」

父「じゃあさ、皆でどっかいかない?」

メイド「構いませんが…どちらに?」

父「それは僕が決めるよ」

父「男君来てくれるかな〜」

メイド「来てくださいますよ…ご主人様なら」

父「うん」
129: :2012/3/6(火) 14:16:47 ID:bGFacmblSk
〜〜〜翌日〜〜〜

男「ふわぁ〜ねみぃ…」

男「父さんめ…いきなり朝早く起きろーだなんて、何考えてんだあの中年」

男「とにかく話だけ聞いてさっさと寝…」

父「[壁]_-)」

男「・・・よし!!寝るか!!」

父「突っ込んでー!!」ズサー

男「なんかきた!?」

父「なんかって何!?」


130: :2012/3/6(火) 14:19:50 ID:s34UTNp0wM
男「残念だが俺は壁からまるで恋する乙女みたいに遠慮がちに覗く父親なんて知らないな」

父「分かりやすい説明ありがとう」

男「で?なんだよ」

父「遊園地いこ!!」

男「・・・そんな小学生みたいに目をキラキラさせなくてもいいだろ…」

父「遊園地!!」

男「なんだこのオッサン」

父「えー、男君こないの〜?」

男「知らん、寝る」
131: :2012/3/6(火) 14:54:12 ID:qfgXbiLCSo
父「いいよーだ、屋敷のメイドさん達全員引き連れていくもんね〜」

男「はいはい、いってら…え?」

男「いやいやいやいや!!その間どうするんだよ!?職務に勤しむ人もいるだろ!!」

父「あ…」

男「あんた馬鹿だろ、ていうかメイドもか?」

父「うん、メイドさんも連れてくよ」

男「え…」

父「何〜?ひょっとして焼きもち焼いてるの〜?」ニヤニヤ

男「ち、違っ!!」
132: :2012/3/6(火) 14:56:24 ID:1buzyVW/1k
男「そ、それに!俺が命令すれば…」

メイド「申し訳ありませんご主人様」

男「のわあ!!」

メイド「本日は旦那様とメイド長からのお二方から命令されてまして」

父「・・・」ニヤニヤ

男「くっ…わかったよ!!いくよ!!行けばいいんだろ!!」

父「さっすが、話が分かるぅ!!」
133: :2012/3/6(火) 21:02:54 ID:PtH21cG2bY
男「で、結局誰が行くんだよ」

父「僕と男君とメイド長さんとメイドさん」

男「ふーん…四人か…」

父「Wデートだね」ニヤニヤ

男「埋まれ」

男「大体、メイドとデートなんて…」

メイド「・・・」ジー

男「う…デ、デートなんて…」

男「い、いいんじゃねーの…」

メイド「ふふ」

メイド長「(完璧に天然ですわね)」

父「流石僕の息子、天然さは群を抜いているね」

134: :2012/3/6(火) 21:08:20 ID:ResPR8T8fs
〜〜〜遊園地入口〜〜〜

男「なあ、父さん」

父「何かな?」

男「2つばかし聞いていいか?」

父「いいよ〜」

男「なんでスーツなの?」

父「似合ってるだろ?」

男「普通遊園地にスーツで来る人はいねーよ」

男「二つ目、なんで自主集合なの?皆で車でくればよかったじゃん」

父「女の子がおめかしして来るのを待つのもオツなもんだよ」

男「爺くさ…」

「「お待たせしました」」
135: :2012/3/6(火) 21:11:15 ID:ResPR8T8fs
男「ああ…来た…」

メイド長「どうでしょうか?久しぶりに袖を通しましたので」

父「おお〜」

男「いや…だからなんでスーツ?」

メイド長「ペアルック、でございます」

男「あほかぁ!!んなペアルックどこにもないわ!!」

父「ほらほら、メイド長さんの感想よりメイドさんの感想を言ってあげたら〜?」

男「わ、わかってるよ!!」
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