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男「て、テケテケ……!?」
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1:🎏 郵便屋:2011/10/29(土) 01:31:32 ID:wnLpg.lGXw
季節は春――

出会いと別れの季節

今年、高校2年生になった男にも、出会いがあった。

後輩「ねぇ、男先輩、僕の話を聞いてくれません?」

男「だが断る。この男のもっとも――」

後輩「それじゃあ話しますね」

男「あれぇ!?」


※このSSはフィクションです
登場する人物、団体、地名、一部の都市伝説などの名称はたぶんすべて架空のものです
また、物語の進行上、現実に存在する都市伝説の設定を一部変えているので、そこら辺ご了承くださいまし。
あと、文章や内容変でも大目に見てやってください(切実)。


811:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/6/22(金) 23:19:22 ID:JPvOOvBWCc
大家「やっと見つけたよ、クッチー」

口裂「何でそんなに馴れ馴れしいのよ」

大家「だって僕達は将r」

口裂「ま、どうでもいいわ。さて、あとは男になんとかしてもらいましょう」

その頃、放送室にて
812:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/6/22(金) 23:20:39 ID:JPvOOvBWCc
男「ない!?何で!?」

男(初めて来たところならいざ知らず、俺が通ってる学校だぞ!場所を間違えるわけがない!)

男「じゃあ何でないんだ!?放送室の扉が!」

『声が丸聞こえだぞ、人間よ』

男「!?」
813:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/6/22(金) 23:21:18 ID:JPvOOvBWCc
『私の名はクラブ。死神一族の長男だ』

『私の鎌は空間を切り取ることができる。私は、放送室の扉からの空間を切り取った』

『よって、この放送室に入ることはおろか、見つけることすらお前にはできない』

『この能力はダイヤ、ハート、スペードが死んだら発動するよう設定しておいた。まさか本当に死ぬとは思わなかったが、念には念を入れといて良かったというところか』

『どうせもう入ってこれんのだ、放送を止めてなくて殺しても構わんだろう。この学校に最後に流れる校内放送は、カタリヤの断末魔だ!』
814:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/6/22(金) 23:21:58 ID:JPvOOvBWCc
『男さん、残念ですが、あなたは間に合わなかったみたいですね』

男「後輩!」

『死神クラブと言いましたね?僕は今、カタリヤの恩恵を使えない状態にあります。ですから最期に言いたいことがあるのですが、しゃべって構いませんね?』

『……いいだろう』

男「おい、後輩、最期なんて言うんじゃねぇよ!」

『男さん、カタリヤが僕を合わせて今現在二人いるのはご存知ですね?そのもう一人とは、男さん


あなたの妹です』
815:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/6/22(金) 23:22:56 ID:.x/57tent6
男の妹の誘拐事件
その犯人は、死神だった!

男「……は?」

『妹さんは言いました。お兄ちゃんを助けてあげて、と』

だから後輩は、ラブホテル殺人事件の都市伝説の内容を変えてまで、男を助けた
だから後輩は、男が人間同盟のお守りを持っているという事前情報を元に、テケテケや鏡達を最初に男に合わせた

『そこまでだ、カタリヤ。なに、心配するな。痛みは感じないように殺してやる』
816:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/6/22(金) 23:23:37 ID:JPvOOvBWCc
男「くそッ!殺されてたまるか!後輩が俺を助けるために頑張ってくれたんだったら、次は俺が助ける番だ!」

男「それに、妹を誘拐した糞野郎も一発ぶん殴りてぇ!」

男「なのに!くそッ!どうすりゃいいんだよ!」

?「男、諦めないで!私達がついてるから!」
817:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/6/22(金) 23:24:19 ID:JPvOOvBWCc
教室にて

アンサー「放送を聞いたら、間に合わなかっただって?男君、我輩は確かに言ったはずだぞ」

アンサー「間に合う、と」

放送室内にて

死神クラブが今にも鎌を降り下ろそうとしている時、後輩の携帯電話が鳴り響いた

後輩「電話を無視するのも悪いので、出てもよろしいでしょうか?」

クラブ「……構わん」

後輩「ありがとうございます」ピッ




メリー「あたしメリーさん、今あなたの後ろにいるの」
818:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/6/22(金) 23:26:19 ID:8SJ2pcjahM
男「待たせたな、後輩」

クラブ「何ッ!?」

後輩の後ろから、男、テケテケ、メリーが現れる

後輩「男、さん、遅いよ、バカッ!本当に、怖かったんだからね……」

男「後輩は怖くなるとキャラが変わるのか」メモメモ
819:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/6/22(金) 23:27:07 ID:huMa12Pe32
男「さて、お前は一発ぶん殴りたいが、それは任せるぜ。テケテケ、メリー」

テケテケ「うん、任せて、男」

メリー「あたし非戦闘員なんだけど」

男「俺は今のうちに、願い事を」

クラブ「言わせんぞ!」

テケテケ「邪魔はさせないよ!」
820:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/6/22(金) 23:28:04 ID:huMa12Pe32
テケテケとメリーが死神クラブの体を押し、窓にぶつける

よろめいている死神クラブに、テケテケは素早くしがみつき、間接技をかけ動けなくする

男「俺の願いは!」

クラブ「言わせんと言っただろ!」

死神クラブは器用にテケテケの間接技をふりほどき、テケテケを男に投げる

テケテケ「きゃっ!」
男「うわっ!」
821:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/6/22(金) 23:28:56 ID:8SJ2pcjahM
クラブ「お前の願いが何だろうと、言わせるわけにはいかん!お前が願いを叶えると、カタリヤを解放したミスがバレるからな!」

クラブ「今カタリヤを殺せば、願いは叶えられない!死ねぇ!」

死神クラブが鎌を振るう直前、窓ガラスを突き破り一発の弾丸が死神クラブの腕を射ぬき、鎌を持つ力をなくした

クラブ「なん…だと…!」
822:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/6/22(金) 23:29:39 ID:huMa12Pe32
友「俺と鏡の予想通り、窓からは入れるようだな」

鏡「切り取ったのは扉からだと言ってたしね」

女「だから私がお父さんを呼んだ」

女父「お前の仲間であろう死神ダイヤに付き合わされ、この学校の近くにいたからな。すぐに駆けつけることができた」

トリック「ですので、ワタクシが取り憑いた弾丸であなたを狙い撃ちましたの」

警察「まあ、窓のすぐそばにいましたから、充分当たってたでしょうがね」
823:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/6/22(金) 23:30:43 ID:huMa12Pe32
男「みんな、美絵や首なしライダーまで……!」

クラブ「くそ…何故だ?お前達、人間や都市伝説ごときに、私が、この私がッ!」

男「人間や都市伝説ごときだぁ?自分のために他人や仲間を犠牲にするお前ごときに、負けてたまるかよ!」

男「生命の終わりはグッドエンドかもしれねぇ。バッドエンドかもしれねぇ。案外平凡にノーマルエンドってのもありかもな」

男「だけど、物語の最後はハッピーエンドって相場が決まってんだ!」

男「だから、この都市伝説という物語の終わりは、みんなが幸せになる願いだ!」
824:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/6/22(金) 23:31:23 ID:huMa12Pe32
口裂「頼んだわよ、男」

大家「頼んだよ、男君」

アマン「頼みましたよぉ、男さぁぁん」

犬「頼んだッスよ、男さん!」

ガイコツ「しっかりしろよ、男!」

花子「はわわ!男さん!」

影「頼んだぜ、人間」

七「……男」

スター「頑張りなさい、男」

桜「任せたよ、男君」

アンサー「男君、君の願いは我輩達の希望だ!」

源十郎「ぶちかませ!男!」
825:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/6/22(金) 23:32:21 ID:8SJ2pcjahM
警察「男さん!」

女父「頼んだぞ、男君」

警官達「いけぇぇぇ!男ぉぉぉ!」(※彼らは場のノリです)

美絵「頼んだで、男ぉ!」

ライダー「フン、やれ小僧!」

トリック「頼みましたわよ、男さん」

女「頑張って!男君!」

友「あとはお前次第だぜ、男!」

鏡「あたいらの期待に応えなよ、男!」

メリー「みんな勢揃いすると、最終回って感じがするね!」

後輩「任せましたよ、男…先輩!」
826:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/6/22(金) 23:33:09 ID:huMa12Pe32
テケテケ「……男」

男「どうした?テケテケ」

テケテケ「別に、私達のことは気にせず男の好きな願い事を叶えていいんだからね?」

男「……ありがとう、テケテケ。でも大丈夫さ。俺が好きなのは、お前だから」

テケテケ「お、おおお男!?」

男「じゃあ、言うぜ。俺の願いは……!」




第四部 後輩編 END
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