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男「て、テケテケ……!?」
[8] -25 -50 

1: 郵便屋:2011/10/29(土) 01:31:32 ID:wnLpg.lGXw
季節は春――

出会いと別れの季節

今年、高校2年生になった男にも、出会いがあった。

後輩「ねぇ、男先輩、僕の話を聞いてくれません?」

男「だが断る。この男のもっとも――」

後輩「それじゃあ話しますね」

男「あれぇ!?」


※このSSはフィクションです
登場する人物、団体、地名、一部の都市伝説などの名称はたぶんすべて架空のものです
また、物語の進行上、現実に存在する都市伝説の設定を一部変えているので、そこら辺ご了承くださいまし。
あと、文章や内容変でも大目に見てやってください(切実)。


696: 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/3/29(木) 08:31:59 ID:ss50EpOVDo
三分後にて

大家「か、勝てない!」

口裂「50戦中、50敗!」

アンサー「どうする?次から目隠しでもしようか?」

源「……いや、降参だ。正直これ以上は時間の無駄だ」

源「我が主の順番を飛ばしておいてこれじゃあ……くっ、ざまぁねぇな」

アンサー「物事の結果を知っている我輩にその答えはよろしくなかったな」

残り回答数7回
697: 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/3/29(木) 08:33:52 ID:JN3GEsjmXI
友(どうすりゃいい?考えれば考えるほど分からねぇ!)

テケテケ(せめて何かヒントがあれば……)

口裂(有効だと感じる回答すら何も思い浮かばないわね)

大家(そもそも、この無茶難題な質問にすぐに答えられるわけがない)

トリック(こんなとき神様なら、なんと答えるのでしょうか)

女「みんな答えないの?なら、次は私が答えるね」
698: 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/3/29(木) 08:35:35 ID:2csgTXzvVI
女「私は今、どういう思いでこの教室を出たいと思っているでしょうか?」

アンサー「……!」

アンサー「……もちろん、男君を助けるためだろう?」

女「違います。早く晩御飯が食べたいからでした」

友「はぁ?」

アンサー「クッククク、クハ、クハハハハ!見事だよ!我輩の完敗だ!」

友「え?何?どういうこと?」
699: 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/3/29(木) 08:37:37 ID:SHIfJkK4AE
アンサー「我輩は物事の結果は何でも知ってるが、そこにどういう思いがあるかは知らない!」

アンサー「いや、しかし驚いたよ。こんなにすぐに答えられるとはね」

女「えーだってアンサーさんヒントたくさんバラまいてたじゃん」

テケテケ「え!?いつのまに!?」

女「まず、鏡の答えの時、何でも知ってる人なら絶対に使わないであろう言葉、"おそらく"とアンサーさんが言ってたでしょ?」

鏡「そう言われれば、確かに言っていたね」
700: 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/3/29(木) 08:39:57 ID:/M3MmV683k
女「そしてジャンケン勝負だけど、何でも知ってるんだったらアンサーさんが実際に対決しなくてもいいんだよ」

女「だって何でも知ってるんだからね。ジャンケンしている時に大家さんがグーを出すふりをしてチョキと見せかけてパーのような感じでグーという風に思っていたら、それに合わせてタイミングよくそう言えばいいよね?」

女「それができないってことは、人の心が読めないってこと。つまり、知らないってことだからね」

源(人の心が読めない、俺は無意識にそれを前提にしていた。いや、俺だけじゃない。ここにいる全員がそれを前提にしていたはずだ。それをこんな風に答えるとは……この女、我が主以上のバカか、それとも、天才か?)
701: 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/3/29(木) 08:42:11 ID:cm06SJ0Ur2
アンサー「なるほど。詳しい解説をしてもらいありがとう。より我輩は負けを実感できたよ」

メリー「あれ?気がついたら何か終わってた」

アンサー「教室からはもう出られるよ。君達が死神に勝てるよう、祈っておこう」

友「よし、行くぞ!」

友を筆頭に、次々と教室を飛び出していく

口裂「あなたは行かないの?」

大家「ちょっと、仕事仲間に手助けを頼もうと思ってね」
702: 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/3/29(木) 08:44:02 ID:xSUxzuKwUQ
大家「もしもし、僕だ。至急リチャードを寄越してほしい」

運転手「何があったか分からないけど、それは無理よ」

運転手「私達、特にリチャードは、まだ安静にしてなきゃダメなの」

大家「そうか……」

運転手「そうだ、最近仲良くなった面白い奴をそっちに送ってあげるわ」

大家「戦闘力は?」

運転手「私とリチャードをこんな目にあわせた張本人」

大家「そうか、それなら期待できそうだ」
703: 562:2012/3/29(木) 16:45:24 ID:QCThRSSDfI
ライダーさんキター!?
704: 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/4/1(日) 17:03:35 ID:rHMAurpPQA
皆さんの応援のおかげでついにこのSSもランキング1位になることができました!(日付見てみ)

投票、支援、そして読んでくれた皆様ありがとうございます!


>>703あなたはライダーさんに惚れた方ですね

ですが残念ながらライダーさんはもう出てこないんですよ(日付見てみ)

すみません
705: 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/4/1(日) 17:04:33 ID:rHMAurpPQA
運転手「というわけで、あの町に寄ってくれないかしら」

ライダー「ふむ、構わんぞ。あの小僧にも会いたいと思っていたところだからな」

運転手「……ところであなた、今どこにいるの?」

ライダー「ちょうど、その町だ。じゃ、切るぞ」ピッ

ライダー「……この町のどこに行けばいいか聞き忘れたな」
706: 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/4/1(日) 17:06:30 ID:n5h324VbgQ
時は少し戻り、横断歩道にて

響く銃声
聞こえる悲鳴
警察によって誘導される一般人

女父「どういうことだ?鉛弾を受けた大鎌が吹っ飛ばないっていうのは」

ダイヤ「ボク、見た目に反して力強いんだよねー」

死神ダイヤはその力を見せつけるように、地面を殴り抉る

女父「……!おいおい、あの華奢な腕のどこにあんな力があるんだ?何だ、サイヤ人か?」

ダイヤ「サイヤ人は結構筋骨粒々としてると思うけどねー」
707: 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/4/1(日) 17:08:57 ID:zpm2v1c/Vk
女父「気を取り直して、さあ、来いよ若いの。鎌なんて捨ててかかってこい」

ダイヤ「うーん、人間は殺しちゃダメなんだよなー。でもなー。久しぶりに全力出したいんだよなー」

ダイヤ「…うん、ごちゃごちゃ考えるのは苦手だなー。まー、死んだら死んだで、その時考えよー」

ダイヤ「よし、いくよー!」

女父(あの少年は力は強い。だが、遠距離から銃で撃て……ば!?)

女父の思考の途中、その思考を根本から覆すようなスピードで、死神ダイヤは女父の目の前にいた

女父「な……!?」

死神ダイヤは持っている大鎌を横に薙ぐ
708: 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/4/1(日) 17:10:29 ID:zxAAmrCPCM
美絵「って、何ボーッと突っ立ってんねん!早よ避けぇや!」

女父「え?……っと!」

近くにいた美絵が、女父警部を押し倒し大鎌の軌道から避けさせる

美絵「はい!早よ立って!逃げるで!」

無理矢理起こし、手を引いて逃げる

美絵「不幸中の幸いは、あの死神の攻撃速度が遅いとこやな」
709: 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/4/1(日) 17:12:10 ID:ppbfUw9gck
女父「おい、君は誰だ?一般人なら逃げろ。ここは危険だぞ」

美絵「おっさん、またエライ悪いタイミングでウチのこと見えるようなったなあ。ま、おっさんの運がいいこと祈るわ」

美絵「ウチは本間美絵。都市伝説や」

女父「都市伝せt……!」

逃げる方向にいたのは、死神ダイヤ

ダイヤ「逃がさないよー」

美絵「速い!」
710: 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/4/1(日) 17:14:17 ID:S8TNKRDKGA
女父「来た道を戻るぞ!」

ダイヤ「逃がさないってー」

しかしまわりこまれた!

美絵「こいつ、攻撃動作のまま移動しとる!」

美絵「……おっさん、こいつが狙ってるのはウチや。おっさんは逃げろ」

女父「それはできないな。警察官の仕事は、市民を守ることだ。都市伝説であれ何であれ、この町に住む者を守ることが、私の役目だ!」
711: 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/4/1(日) 17:16:13 ID:HFfkNRJW3o
一発の発砲音

ダイヤ「ぐっ…あっ…!」

持っている大鎌が消え、死神ダイヤは倒れる

その右肩からは、血が噴き出している

警察「お待たせしました。警部」

死神ダイヤの後方にいたのは、警察と盾を装備した警官達

警官A「大丈夫ですか?女父警部!」

警官B「今助けにいきますよ!」
712: 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/4/1(日) 17:18:06 ID:mcm5FORzMQ
女父「お前ら……!」

警官C「動くなよ、逮捕だ」

警官D「こいつまだ少年じゃないっすか」

ダイヤ「くそ、嘗めるなよ。人間がッ!」

死神ダイヤの近くにいた警官Cと警官Dが殴られ、吹っ飛ばされる
713: 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/4/1(日) 17:20:15 ID:PGFkfSUPTY
警官E「早く手錠を!」

ダイヤ「死ね、死ね!ボクをこけにしやがって!全員殴り殺してやる!」

死神ダイヤは警官Fに掴みかかる

警察「まずい!」

ダイヤ「死ねぇぇぇ!」

ライダー「さっきから死ね死ねうるさいぞ、小童」

死神ダイヤは、バイクに乗った首なしライダーに轢き飛ばされる
714: 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/4/3(火) 23:03:33 ID:BHstRlOLqc
警官G「な、何だ、こいつ!?首がねぇ!」

警官H「つーか、普通に人轢いた!」

女父「君、美絵と言ったね?彼はいったい?」

美絵「たぶんやけど、都市伝説の首なしライダーや思うで。でも妙や。男からの話によると、首なしライダーはもう消えたはず」

女父「男君と知り合いなのか!?」

美絵「その話は後やで、おっさん。首なしライダー、あんた何でおるんや?」
715: 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/4/3(火) 23:04:50 ID:lkw/3/B24Q
ライダー「さあ、何でだろうな。ところで、あの小童は何だ?危なそうだったんで轢いてしまったが」

美絵「……死神や」

ライダー「ほう、あれが」

ダイヤ「どいつもこいつも、僕をバカにしやがって」

ライダー「死神というのは、丈夫なようだな」

ダイヤ「うるさいぞ、首なしライダー。まずは君から、あの時みたいに切り刻んでやる」
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