季節は春――
出会いと別れの季節
今年、高校2年生になった男にも、出会いがあった。
後輩「ねぇ、男先輩、僕の話を聞いてくれません?」
男「だが断る。この男のもっとも――」
後輩「それじゃあ話しますね」
男「あれぇ!?」
※このSSはフィクションです
登場する人物、団体、地名、一部の都市伝説などの名称はたぶんすべて架空のものです
また、物語の進行上、現実に存在する都市伝説の設定を一部変えているので、そこら辺ご了承くださいまし。
あと、文章や内容変でも大目に見てやってください(切実)。
672: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/3/23(金) 02:34:50 ID:fCrP/vAiJc
モブJ「何だ?今の放送」
モブW「さあwwイタズラじゃねww」
ざわ… ざわ…
まだ部活中の体育館や部室棟から大きなざわめき声が、男達のいる教室まで聞こえてくる
口裂「大変なことになったわね」
673: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/3/23(金) 02:36:05 ID:xfBBVlgUSU
『あなた達は!』
放送はまだ繋がっていた
『鍵が締まっていたはずです!いくらあなた達でm』
『うっせェぞ、カタリヤのガキィ!』
『止めろ、スペード。まだ、放送は聞こえている。カタリヤを殺すのは、この放送を止めてからだ』
『だが、こっちの世界の機械は少々ややこしい。止めるまで、スペードとハートは見張りをやっていてくれ』
『ちッ、しャァねェな』
『分かりました。兄上』
674: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/3/23(金) 02:37:36 ID:MjTo0WShvc
男「何だよ、この会話。カタリヤを、後輩を殺すってどういうことだよ!」
アンサー「あの世の上層部は、死神がミスをしてカタリヤを解放したことをまだ知らない。だから知られる前に、死神はカタリヤを殺し、なかったことにするつもりだ」
男「そんな……」
アンサー「彼女を助けたければ、放送室に行くんだな。まだ間に合うかも……いや、絶対に間に合う。何故なら我輩は、それを知っているからな」
怪人アンサーの話を半ばに、勢いよく走り出す男
675: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/3/23(金) 02:39:35 ID:Crz6xJC852
友「待て、男!俺達も一緒n」
アンサー「残念だが、それはできないな。君達は我輩の都市伝説に則り、我輩の質問に答えてもらう」
友「くっ……!」カキカキ
1.教室から出られない\(^o^)/(1)
2.【祝!】初めての北海道!超楽しみ!【アニメ化!】(167)
3.【祝!】同じクラスの女子が男友達の家からでてきたんだが【映画化!】(647)
4.【祝!】俺の友達がドSなんだが【ドラマ化!】(418)
676: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/3/25(日) 11:51:45 ID:xfBBVlgUSU
横断歩道にて
ダイヤ「都市伝説はっけーん」
美絵「何や、あいつ」
ダイヤ「ここは人目につくけど、ま、いいやー」
死神ダイヤは、何もない空間から鎌を取り出す
ダイヤ「兄貴から都市伝説は消しとけって言われたし、消しますかー」
美絵「あいつ、死神や!」
677: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/3/25(日) 11:53:17 ID:.Hz5jJ08lQ
死神ダイヤは横断歩道を跳び、一気に向こう側にいる美絵の目の前へ
美絵「……!!」
ダイヤ「死んじゃってねー」
死神ダイヤは、その手に持つ大鎌を大きく振りかぶる
美絵(こいつが鎌を降り下ろす前に、ウチはスタコラサッサやで!)
モブG「う、うわぁぁ!」
美絵(ウチの後ろに人!?しかも、腰抜けて動けてへん!あかん、ウチが避けたら、この人が殺される)
678: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/3/25(日) 11:54:52 ID:7/ngPJy5m.
美絵「ハハ、あかんなぁ。男と後輩に合う前なら、何も思わず避けれたやろなぁ」
ダイヤ「?」
美絵「少なくとも、ウチの恩恵が原因以外で死なせたくない。ウチは、この人を守りたいんや!」
それは、男との出会いで少しだけでも受け取った、人間同盟の意思だった
ダイヤ「ふん、そんなに消えたいなら、さっさと消してやるよー!」
モブG「ひぃぃぃ!!」
679: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/3/25(日) 11:56:19 ID:YROOb0wjZs
そのモブGの悲鳴は、一発の銃声により掻き消された
銃弾は見事、死神ダイヤの降り下ろす鎌に当たり軌道をずらし、美絵とモブGが切り裂かれるのを防いだ
女父「パトロールに来てみれば、危ないところだったな」
警察「喫茶店近くにて、鎌を持った少年が暴れています。至急、応援をお願いします」
女父「さて、君は現行犯逮捕だ。武器を棄ててもらおうか?」
ダイヤ「へっ、嫌だよーだ」
警察組織 VS 死神ダイヤ
680: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/3/25(日) 11:57:59 ID:Crz6xJC852
学校にて
モブT「く、来るな!」
モブQ「誰か!助けて!」
放送室からだいぶ離れたところで、遊びで放送室に近づいてきたモブ達を、死神ハートが追っていた
ハート「待て!」
死神ハートが廊下の曲がり角を曲がったところで
ハート「きゃん!」
死神ハートは盛大に転んだ
ハート「これは……縄跳び?それがピンと張って……誰だ!」
681: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/3/25(日) 11:59:22 ID:Y038A0Kxjs
ガイコツ「ひとぉぉつ!学園の平和を守る!」
花子「ふ、ふたぁつ!はわわ、セリフ忘れました!ごめんにゃ、噛んじゃった、ごめんなさい!」
スター「3つみんなの人気者☆ミ」
犬「相変わらずスターは演技がうまいッス!あ、次私の番だったッス!忘れてたッス!」
桜「七人合わせてラッキーセブン!ただいま参上!」
682: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/3/25(日) 12:00:54 ID:8E/OsEWieY
ガイコツ「ってゴルァ!台本通りやりやがれ!」
花子「はわわ、ごめんなさい!でも、その、セリフ長くて、覚えられなくて……ごめんなさい」シュン…
犬「あ、私台本なくしたッス!」
ガイコツ「ったく、テメェらちゃんとやりやがれ!だから俺達は嘗められんだよ!とりあえず、新しい台本だ!こんなこともあろうかと、花子のセリフは短いものに、雌犬の台本はなくさないように首に掛けれるようにしといたぞ!ゴルァ!」
犬「準備よすぎるッス!」
スター「流石ガイコツ!私達がめんどくさいと思うことを平然とやってのける!」
桜「そこに痺れる!けど憧れないィィ!」
ハート「……何だこれ」
チーム七不思議 VS 死神ハート
683: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/3/25(日) 12:03:52 ID:V8xW.j8Tvs
学校、また別の場所にて
そこもまた、放送室からは離れていた
スペード「テメェらのその妙な武器と、この俺の剣。さァ、どっちが強いか比べようぜ!」
そこでは、複数の教師がさすまたを持ち、死神スペードを威嚇していた
しかし、当の本人はそんな威嚇なんてものともしていなかった
スペード「おい、来ねェのか?じャァ、こっちから行くぞ」
684: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/3/25(日) 12:05:36 ID:Y038A0Kxjs
教師A「う、うおぉぉぉ!」
一人の教師がシビレを切らし、死神スペードに突撃する
スペード「迷いがある。遅ェ。ダメな攻撃だ」
死神スペードは剣の柄に手を置く
すると、教師達の持つさすまたはバラバラに切断された
教師B「な、何だこいつ、ヤバイぞ!」
685: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/3/25(日) 12:07:18 ID:uXoiEP5.4c
教師C「う、うわぁぁぁぁ!」
一人の教師の悲鳴と同時に、教師達は一目散にその場から逃げ出す
スペード「逃げてんじャねェぞォ!」
死神スペードは、逃げる教師達を追いかけようとするが
?「どぉぉこ見てるんでぇぇすかぁ?あなたの相手は私でぇぇすよぉ」
一人の少女に邪魔される
アマン「あなたを解して解して解して解して解してあげましょぉぉう」
スペード「ほォ、テメェは迷いのない、いい目だ。じャァ、テメェの剣と俺の剣、どっちが強いか比べようぜ!」
解し屋アマン VS 死神スペード
686: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/3/29(木) 08:18:15 ID:Y94rLx4y/E
更新スピードと比例してランキングの順位が下がっている気がしますが、まだ投票してくれる人がいるだけありがたいです
支援してくれる皆様、投票してくれる皆様、読んでくれる皆様、ありがとうございます
それでは、VS怪人アンサー始まります
687: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/3/29(木) 08:18:43 ID:EkZRbngOOM
学校、教室にて
大家「友君、今の電話は……」
友「解し屋アマンに電話した。俺と鏡の魂を渡す約束で」
テケテケ「解し屋アマンって、消えたんじゃないの?」
鏡「どうやらあたい達と同じように、復活したみたいだね」
口裂「だけど、大丈夫かしら?私と戦ってボロ負けの彼女が、死神に勝てるとは思えないわ」
友「勝てなくてもいい。男が後輩を助けるまでの時間稼ぎになれば」
688: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/3/29(木) 08:19:54 ID:dup4gf7dzA
アンサー「さて、もうそろそろ我輩も質問を出そう。今回は特別に一人が答えを言うだけで構わん。つまり、皆合わせて9回の回答の内、1つ正解が出れば全員助かる」
アンサー「ただし、答えると宣言したら絶対に答えてもらうぞ」
アンサー「さあ、質問だ。"我輩の、知らないことを教えてくれ"」
メリー「何でも知ってる怪人アンサーの知らないこと!?」
トリック「そんなの不可能ですわ!」
鏡「いや、怪人アンサーの質問には必ず抜け道があるはず。そうだね、これならどうだい?」
鏡「世界で一番美しい人」
689: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/3/29(木) 08:21:20 ID:YB/lT8ItTw
アンサー「残念ながら知ってるよ」
鏡「……!何で!?」
アンサー「おそらく君はこう考えたのだろう。世界に多数いる人種。その人種の中でも考えの違う個人。その中で一番美しい者など決められないと」
鏡「ああ、そうさ。じゃあなんだい?あんたは世界で一番美しい人が分かるって言うのかい?」
アンサー「いいや。世界で一番美しい人は"いない"。これが答えだ」
鏡「……!」
残り回答数8回
690: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/3/29(木) 08:22:42 ID:ss50EpOVDo
鏡「すまないね。迂闊だった。もう少し考えるべきだったよ」
友「そんなことねぇよ。俺はいい線いってると思ったし」
メリー「次はあたしが答えるよ!ずばり、八年後の今日の天気h」
源「その答えは止めた方がいいぜ。我が主よ」
メリー「どうして?源十郎」
691: 名無しさん@読者の声:2012/3/29(木) 08:24:04 ID:DjuoQuAmdo
郵便屋#garakuta
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