季節は春――
出会いと別れの季節
今年、高校2年生になった男にも、出会いがあった。
後輩「ねぇ、男先輩、僕の話を聞いてくれません?」
男「だが断る。この男のもっとも――」
後輩「それじゃあ話しますね」
男「あれぇ!?」
※このSSはフィクションです
登場する人物、団体、地名、一部の都市伝説などの名称はたぶんすべて架空のものです
また、物語の進行上、現実に存在する都市伝説の設定を一部変えているので、そこら辺ご了承くださいまし。
あと、文章や内容変でも大目に見てやってください(切実)。
572: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/2/8(水) 23:33:39 ID:ktUt9u0AiY
テケテケ「運転手さん、ごめんなさい。私達が北海道に行きたいなんて言わなければ…」
運転手「大丈夫よ。この程度のケガなんて日常茶飯事」
男「それはそれでどうかと思いますけどね」
運転手「むしろ謝るのはこっち。大家の奴にあなた達を無事に送り届けるよう言われたのに、あなた達をケガさせちゃった」
テケテケ「運転手さんやリチャードさんに比べれば、こんなの平気だよ!」
男「それに、俺は過去を少し克服することができましたから」
運転手「…そう」
573: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/2/8(水) 23:34:52 ID:aMwffahcKs
運転手「さて、話はここまでにしましょう」
運転手「別に入院してるってわけじゃないし、あなた達、もう行きなさい」
男「でも、いったいどうやって北海道に行けばいいのか…」
テケテケ「バスとかだと私が目立っちゃうし…」
運転手「あら、言ってなかったわね。ここ、北海道よ」
574: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/2/8(水) 23:36:11 ID:k3w4nXfceM
北海道ホテルにて
男(ホテルの従業員は流石、接客のプロ。テケテケを見ても騒がず、むしろ車椅子を用意してくれた)
男(だが、何で)
男「何で相部屋なんだ!」
テケテケ「仕方ないじゃん。お金あまりないんだし」
575: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/2/8(水) 23:37:52 ID:S2cKUGff36
テケテケ「それじゃあ、男は北海道観光してきなよ」
男「お前は?」
テケテケ「ほら、私はこんな姿だし…」
男「いや、今日はもう疲れたし、外も暗いし、寝よう」
男「んで、明日一緒に見に行こう。大丈夫、車椅子に乗ってりゃなんとかなるって」
テケテケ「男……うん!」
576: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/2/8(水) 23:39:48 ID:hWvCoopnsE
早朝にて
テケテケ「うーん、寒い……寒い?」
男達の泊まった部屋の窓は割れていて、冷たい風が入ってきている
テケテケ「このホテルボロいね、男」
テケテケはチラッと、隣の男の寝ていたベッドを見る。その布団には、膨らみがなかった
テケテケ「男!?」
勢いよく布団をめくる。そこには、血溜まりがあった
577: 名無しさん@読者の声:2012/2/9(木) 07:23:43 ID:DUhRPK3kfQ
狽ィ、男ー!!!
郵便屋さん 大丈夫
リアル優先していいのよ?
むしろ 忙しいのに更新ありがとうね
578: 名無しさん@読者の声:2012/2/9(木) 09:13:16 ID:AqVAKg4XNI
更新お疲れ様です!
無理せずご自分のペースでやればいいと思いますよw
郵便屋さんと不憫な女父に支援C
579: 名無しさん@読者の声:2012/2/13(月) 00:24:56 ID:jpkDZXm8CE
支援あげ
580: 名無しさん@読者の声:2012/2/13(月) 02:00:12 ID:r517UsUXT6
面白くて一気に読んでしまった…続きが気になりますが、ゆっくり無理なし更新で頑張ってください!
つC
581: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/2/14(火) 01:06:09 ID:p3vEpZeNwk
>>577男がどんな状態かはすぐに分かりますよ
そしてありがたいお言葉、本当にありがとうございます
>>578支援ありがとー!
女父の分も貰っておきますね
>>579支援ありがとー!
>>580支援ありがとー!
面白いと言ってくださったのはありがたいですが、別にゆっくりまったり読んでも構わないのよ?
そして皆さんのおかげでまたランクインすることができました
ありがとうございます!
ですが、まだ忙しい日々が続きそうなので、皆さんがおっしゃるように無理せずゆっくり自分のペースで更新していきたいと思います
582: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/2/14(火) 01:06:42 ID:p3vEpZeNwk
自然公園にて
そこには、左腕から血が滴っている男がいた
男「ゼェ…ハァ…」
男「痛っ!」
男(くそ、いきなり何なんだあの野郎!)
アマン「逃がしませんよぉ」
男「!」
583: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/2/14(火) 01:08:08 ID:BZHYCrXrlw
解し屋アマンは、持っている自分の武器、チェーンソーの電源を入れる
アマン「解して解して解して解して解してあげまぁぁす」
男(もうダメだぁ。おしまいだぁ)
?「ダメだよ、こんなとこでチェーンソー振り回しちゃ」
男「あ、あんた、何で!?」
大家「何でって、テケちゃんに君を探すよう頼まれてね」
584: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/2/14(火) 01:11:06 ID:BZHYCrXrlw
北海道ホテルにて
鏡「これは緊急事態だ」
北海道ホテルにはメリーの恩恵により、鏡が来ていた
メリー「女とトリックも連れてきたよ!」
女「男が大変ってどういうこと!?」
テケテケ「じ、実は…」
585: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/2/14(火) 01:12:46 ID:cY5DZefR8c
女「うそ、そんなことが……!」
トリック「まだ何も言ってませんわ!」
女「てへぺろ」
テケテケ「とりあえず、男が誰かに襲われているみたいだから、皆で探してほしいの!」
メリー「口裂けと大家は?」
鏡「口裂け女と大家は先に探しに向かったよ」
586: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/2/14(火) 01:14:10 ID:h4F3elAXVw
女「それじゃあ、探しに行こう!」
トリック「お待ちください」
テケテケ「何言ってるの!急がないと!」
トリック「男さんの携帯に電話はしたのですか?」
鏡「電話したが、電源が切れてる」
トリック「忘れたのですか?私の能力」
587: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/2/19(日) 01:38:09 ID:cPyZimQKa.
自然公園にて
アマン「邪魔をするのですかぁ?邪魔をするのでしたら、仕方ありませんねぇ。あなたも、解しまぁぁす」
大家「…男君、君に言いたいことがある」
男「何ですか?」
大家「ぶっちゃけ僕戦えない」
男「大丈夫です、最初から期待してないんで」
588: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/2/19(日) 01:39:22 ID:p3vEpZeNwk
大家「てか僕は君を探してほしいってしか言われてないんだけど!」
大家「だから僕が先に見つけて口裂けさんにいいところ見せようと思ったんだけど!」
大家「だから僕はホテルから続いている君の血痕を見つけても黙っておいたんだこど!」
大家「まさかこんな展開になってるなんて信じられないよ!」
男「あんたの考えが信じられねぇわ」
589: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/2/19(日) 01:40:34 ID:wuqsecO6N.
アマン「茶番は終わりですかぁ?」
アマンはゆっくりと近づいていく
アマン「小便は済ませましたかぁ?神様にお祈りはぁ?公園の隅でガクガク震える準備はOKでぇぇすかぁ?」
大家「あ、まだです」
アマン「早くしてくださいぃ」
男「待つのかよ」
590: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/2/19(日) 01:42:15 ID:cPyZimQKa.
テケテケ「大丈夫?男!」
男「テケテケ!それにお前らも!」
男の後ろから、テケテケ、鏡、メリーが現れる
アマン「邪魔がぁ、また入りまぁぁしたかぁ」
テケテケ達が男を守るように前に出てきたので、自然とアマンは標的を、テケテケ達へと変える
591: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/2/19(日) 01:43:38 ID:tkBS9rLKlY
北海道ホテルにて
女「私一人で留守番か」
女(男の寝ていた布団…)キョロキョロ
女「クンカクンカスーハー」
トリック「……女さん」
女「……!えと、あの!み、見なかったことにしてください…」
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