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男「て、テケテケ……!?」
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1: 郵便屋:2011/10/29(土) 01:31:32 ID:wnLpg.lGXw
季節は春――

出会いと別れの季節

今年、高校2年生になった男にも、出会いがあった。

後輩「ねぇ、男先輩、僕の話を聞いてくれません?」

男「だが断る。この男のもっとも――」

後輩「それじゃあ話しますね」

男「あれぇ!?」


※このSSはフィクションです
登場する人物、団体、地名、一部の都市伝説などの名称はたぶんすべて架空のものです
また、物語の進行上、現実に存在する都市伝説の設定を一部変えているので、そこら辺ご了承くださいまし。
あと、文章や内容変でも大目に見てやってください(切実)。


480: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2012/1/15(日) 01:50:38 ID:UN9y8cEVAc
女「さっきから思ってたんだけど、スターは演技上手いのが嫉妬されて殺されたんだよね?」

スター「そうよ(棒)」

メリー「お世辞でもとてもそうは思えない」

メリー(棒読みの演技してるんじゃないかな!)

男「メリー、逆だ。心の声言ってるぞ」

メリー「ハッ!」
481: 郵便屋
◆jWU.FEbXOc:2012/1/15(日) 01:53:12 ID:sI.hF1SVaE
スター「仕方ないわね(棒)。それじゃあ、この白雪姫からイジワルな継母のセリフを言ってあげるわ(棒)」

スター「ああ!鏡よ鏡よ鏡さん、世界で一番美しいのは、だ・あ・れ?」

鏡「そんなことあたいに聞かれても…」

男「大丈夫、お前には聞いてねーよ」

テケテケ「それにしても、上手だね!」

スター「分かった?(棒)私の演技力(棒)」

口裂(画面の向こう側の人には伝わらないわね)
482: 郵便屋
◆jWU.FEbXOc:2012/1/15(日) 01:54:51 ID:s06.1JbxN2
男「まあ、上手いのは分かったけど、何で素は棒読みなんだ?」

スター「演技以外で感情なんて邪魔、そう思ってるの(棒)」

男「高校生から本格派!?」

スター「ただ、私にも演技できないものがある(棒)」

トリック「それは何ですの?」

スター「恐怖よ(棒)。数十年前、私が殺されたあの時の恐怖(棒)。あれを忘れないかぎり、私は恐怖の演技はできないわ(棒)」
483: 郵便屋
◆jWU.FEbXOc:2012/1/15(日) 01:56:25 ID:QL1ePmvFR6
正面玄関にて

テケテケ「なんか、かわいそうだったね」

トリック「そうですわね…」

女「でも、今思えばガイコツさんだって殺されたんだよね。予算がないからって……」

口裂「花ちゃんも、いじめが原因なんだから殺されたようなもんね」

男(そして、これから俺達が会いに行く奴も、殺された人間、か…)
484: 郵便屋
◆jWU.FEbXOc:2012/1/15(日) 23:18:28 ID:fmVm5SDO2A
正門にて

驚くことに、正門近くの桜の木には季節外れの桜の花が咲いていた

そして、桜の木の枝に一人、学ランを来た少年が座っていた

?「君達がここに来たことは、すでに影から聞いている」

?「おっと、自己紹介がまだだったね。僕の名前は"桜"。都市伝説、桜の木の下に埋まる男子学生だ」

桜「そして、チーム七不思議のリーダーでもある」
485: 郵便屋
◆jWU.FEbXOc:2012/1/15(日) 23:20:05 ID:fmVm5SDO2A
男(こいつが、あの個性的な奴らを纏めるリーダーか)

桜「僕の恩恵は桜の花を咲かせる。どんな木にも咲かせることができる」

桜「と言っても、春以外だとすぐに枯れるんだけどね」

桜「ところで聞きたいんだが、"やればできる"って言葉、エロくね?」

男「へ、変態だぁー!」
486: 郵便屋
◆jWU.FEbXOc:2012/1/15(日) 23:21:26 ID:w1YC/L5Ruc
桜「変態とは失礼な。だって"やればできる"だぜ?ナニをヤれば何ができるんだって思うだろう?」

男「思わねーよ!ってか何でいきなりそんなこと聞いた!?」

桜「あと思ってるのがね」

男「まだあんの!?」

口裂「みんな、特にメリーちゃん、耳を閉じときなさい」

メリー「分かった!」
487: 郵便屋
◆jWU.FEbXOc:2012/1/15(日) 23:23:20 ID:7Z2YiUeokA
桜「世界史でのことなんだけどね」

男「どうせアヘン戦争がアハン戦争に見えたとかだろ」

桜「え、君そんなこと思ってたの?うわっ、引くわー…」

男「!?」

桜「僕が思ってたのはね、女真族っているじゃん。僕はそんな名前なんだから当然女だけの部族だと思ってたのよ」

男「あんたの考えの方が引くわ!」

桜「それがあれだよ。何だよヌルハチって。おっさんじゃねーかよ。純情な男子高校生の心を踏みにじられたよ」

男「あんたの言動からは純情さが感じられねーよ!あとヌルハチに謝っとけ」
488: 郵便屋
◆jWU.FEbXOc:2012/1/15(日) 23:24:45 ID:wb5M/vrMhE
桜「まあ、これでだいたい僕のキャラが伝わっただろう」

男「変態ってことしか分からんのだが」

桜「さて、本題に入らせてもらおう」

桜の顔が真剣になる

桜「君達にはもう、帰ってもらう」

口裂「それは、どういう事かしら?」
489: 郵便屋
◆jWU.FEbXOc:2012/1/15(日) 23:26:33 ID:Y3jQYCeSEs
桜「もう君らを楽しませる奴はいないんだ」

女「それは、あと二人はいないってこと?」

桜「ちょっと違うな。二人には会えない、だよ」

テケテケ「でも、人事担当だった影さんは?」

桜「影は、元人間でね。あいつも僕と同じく殺されたらしい」

桜「人間に出会うことに僕やスター、ガイコツ、そして花子はもうだいぶ慣れたが、あいつはまだ怖いみたいなんだ」

トリック「そう、だったのですか…」
490: 郵便屋
◆jWU.FEbXOc:2012/1/15(日) 23:29:16 ID:XsHBS5fZCU
桜「それに、君達の生死にも関わってくるからね」

男「七不思議の七番目、か」

桜「その通り」

桜「だから君達には、お帰り願いたいんだ」

女「そういうことなら、仕方ないね」

鏡「ああ、そうだね」

桜「まあ、ここに来るのは大丈夫だから、また暇だったら来てほしい」

メリー「うん!」
491: 郵便屋
◆jWU.FEbXOc:2012/1/15(日) 23:31:00 ID:iVrzPrlVFw
それから夜が明ける前に、男達は家に帰った

七人中五人が殺されているチーム七不思議

彼らは全く、怖い存在ではありませんでした

本当に怖いのは、罪を犯しておきながらものうのうと生きている

人間の方なのかもしれません


第二部 女編 END
492: 郵便屋
◆jWU.FEbXOc:2012/1/15(日) 23:32:52 ID:7jvGHV0huQ
次回、お品書き

・首なしライダー

・解し屋アマン

の2本でお送りしたいと思います
493: 郵便屋
◆jWU.FEbXOc:2012/1/17(火) 23:58:02 ID:3OZMVoxomE
都市伝説の資料(パソコン)が実家にしかないので、まだ書き溜め少ない第三部の更新がちょい遅れます

とりあえず番外編投下します
494: 郵便屋
◆jWU.FEbXOc:2012/1/17(火) 23:59:39 ID:3OZMVoxomE
用務員室にて

一人の少女と一つの少年の形をした影が、畳の上に座っていた

影「奴ら、帰ったっぽいな」

七「……」コクン

影「俺もお前も人間に会わなくてすんだな。よかったよかった」

七「……」コクン
495: 郵便屋
◆jWU.FEbXOc:2012/1/18(水) 00:01:30 ID:KURVJsn1aw
影「なあ、何かしゃべろうぜ」

七「……」

影「あ、じゃあモンハンしようぜ、モンハン」

七「……」コクン

影「よし、決定な。俺HR40までいったから、お前のHR上げるの手伝ってやるよ」

七「……私、HR138」ボソッ

影「そ、そうですか」
496: 郵便屋
◆jWU.FEbXOc:2012/1/18(水) 00:02:40 ID:6aJeFT4DVQ
影「よし、コケたぞ」

七「……」

影「よっしゃ尻尾切った」

七「……」

影「おっ、七ちゃんナイスピヨリ」

七「……」テレテレ

影「……」

七「……」
497: 郵便屋
◆jWU.FEbXOc:2012/1/18(水) 00:03:59 ID:KURVJsn1aw
影「止めよう。モンハン止めよう」

七「……!?」

影「いや、驚くとこじゃなくてね」

七「……理解不能」ボソッ

影「いやね、こんな俺らの日常を映していても面白味が全くないのよ」

七「……」コクン

影「そこ肯定しちゃうのね」
498: 郵便屋
◆jWU.FEbXOc:2012/1/18(水) 00:05:59 ID:1uPHLrvNvI
影「それにね、こんなまったり日常だと、オチがつけられない」

七「……それは、大変」ボソッ

影「そう、大変なんだよ。それにこれ番外編として成立してるかどうかも微妙なんだよね」

七「……」コクン

影「あ、やっぱ肯定すんのね」

七「……作者の意図的には、私達を見せておきたいだけみたい」ボソッ

影「お前にとっては長い文章お疲れさん」
499: 郵便屋
◆jWU.FEbXOc:2012/1/18(水) 00:07:38 ID:6aJeFT4DVQ
影「とりあえず終わろう。この番外編はもう終わろう」

七「……」コクン

影「あ、そうだ。このSSですが、来週は作者の都合により更新できないかもしれません」

七「……楽しみにしてた人(がいるかどうか分からないけど)ごめんなさい」

影「それでは、さようなら」

七「……」ノシ

第二部 番外編 END
274.80 KBytes

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