季節は春――
出会いと別れの季節
今年、高校2年生になった男にも、出会いがあった。
後輩「ねぇ、男先輩、僕の話を聞いてくれません?」
男「だが断る。この男のもっとも――」
後輩「それじゃあ話しますね」
男「あれぇ!?」
※このSSはフィクションです
登場する人物、団体、地名、一部の都市伝説などの名称はたぶんすべて架空のものです
また、物語の進行上、現実に存在する都市伝説の設定を一部変えているので、そこら辺ご了承くださいまし。
あと、文章や内容変でも大目に見てやってください(切実)。
377: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2011/12/27(火) 01:47:39 ID:XWWQR9U4p.
トリック「それにさっきから思ってたんですが、テディベアに源十郎はおかしいですわ!」
メリー「そうかな?」
トリック「そうですわ!あと、機能の一つと言いましたが、他にもあるんですの?」
メリー「百個ぐらいかな」
トリック「無駄に多すぎますわ!」
鏡(ツッコミキター!)
378: 名無しさん@読者の声:2011/12/27(火) 01:50:43 ID:0wEUMZPqbc
更新キタ―(゜∀゜)―!
メリーを俺に下さい!
つC
379: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2011/12/27(火) 01:51:09 ID:OZ.akHp6kY
数分後にて
女父「私が充電器持っててよかったな」
テケテケ「結局女さんの携帯電話だね」
鏡「さて、それじゃあ話してもらおうかい?」
トリック「そうですわね、まずはワタクシのことについて話しましょう」
380: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2011/12/27(火) 01:58:30 ID:lFnFCMUGKc
今回はここまで!
>>378支援ありがとー!
更新遅れてすみません!
クリスマスなので友達とモンハンパーティーやってました
すみません!
メリー「あたしが欲しければ投票しなさい!」
男「やめろよその悪徳商法」
381: 名無しさん@読者の声:2011/12/27(火) 23:16:08 ID:35K7yLKyUg
>>371
そんなことしたら物語が進みにくくなるだろ支援あんど支援!
382: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2011/12/28(水) 01:10:53 ID:oOjhJXygk6
>>381支援ありがとー!
そして支援ありがとー!
鏡「あたいに何か言いたいことでもあるのかい?」
383: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2011/12/28(水) 01:11:21 ID:UgNlKRPWhA
〜九十九神トリック〜
そもそも九十九神というのは、その人が大切に扱う物に憑く神ですわ
普通九十九神が取り憑けるのは一つの物だけなのです
ですが、ワタクシは違ったのですわ
ワタクシは神として生まれたとき、無生物なら何にでも取り憑くことができ、そしてそれを操作することができたのです
携帯電話ならこのようにしゃべったり、電話を繋げたりできますわ
そして、死人ならそれを生きている人のように動かすこともできますの
384: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2011/12/28(水) 01:13:37 ID:1Ft0Jdn8EI
〜九十九神トリック part2〜
ワタクシは女さんのピンチを悟ると、墓地で死人に取り憑きましたわ
そして女さんより先にいかがわしいホテルへ行きましたの
そこで二人を殺し、女さんを連れたもう一人を殺しましたわ
女さんは眠らされていたのでその現場を見ることはありませんでしたわ
その後は女さんの落とした携帯電話に取り憑き
今にいたりますわ
385: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2011/12/28(水) 01:31:37 ID:6iuxfNo7OE
女父「娘は、人を殺してなかったんだな?」
女父「そうか、良かった。本当に、良かった!」グスッ
メリー「いい年して、泣くなよおっちゃん」
鏡「どうだい、あんたもこれでオカルトの存在を認めただろ」
警察「クッ……少し、ほんのすこーしですが、認めましょう」
鏡「強情だねぇ」
386: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2011/12/28(水) 01:32:48 ID:Tuzq.bAvvc
鏡(しかし、あの九十九神の言ったこと、少しツッコミどころがあるが)
鏡(ま、女の親父さんがあんな状態だし、言わないでおこう)
鏡(それにあたい、ツッコミじゃねーし)
387: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2011/12/28(水) 01:34:14 ID:x8CXn48kpo
テケテケ「男、女さんは犯人じゃなかったよ!」
テケテケ「詳しいことはまた後で話すから、早く女さんを連れて帰ってきてね!」
テケテケ「じゃーねー!」ピッ!
トリック「その、テケテケさん。今、貴女は誰と話してましたの?」
テケテケ「男だよ。女さんを連れてくるって!」
トリック「……今すぐ戻るように伝えなさい。じゃないとその方、死ぬことになりますわよ」
388: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2011/12/28(水) 01:35:47 ID:x8CXn48kpo
今回はここまで!
だいたい深夜更新にしようと思います
389: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2011/12/29(木) 04:10:25 ID:1F5QczKvnc
展望台にて
男「相変わらず、人がいねーな」
女「男?」
男「…!女、お前が巻き込まれた事件の真犯人が分かったんだ!帰ろう」
女「来ないで、近づかないで」
男「女?」
女「私は、人を殺したの」
390: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2011/12/29(木) 04:11:47 ID:WhexdUVxt6
男「いや、だから真犯人が」
女「違うの!私は殺してないって信じたかった。でも、犯人は私だったのよ!」
男(ダメだ、今の女は精神的に不安定。何を言っても通じねーだろうな)
男(とりあえず、近づいてみて様子を見るか)
そう、男が一歩近づいた瞬間だった
男「え?」
男の背には、一本のナイフが突き刺さっていた
391: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2011/12/29(木) 04:13:34 ID:NxWCm.gNZc
男「イッテぇぇぇ!!」
女「だから、私に近づくなって通常人格が言ったろ?」
男「お、女?」
女「おいおい、この超絶クールな女ちゃんを呼び捨てたぁ、困るぜ、ホント」
女「せめて、さんを付けろよデコ助野郎」
男「お前、本当に女なのか?」
女「だから、さんを付けろって言ってんだろうが」
392: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2011/12/29(木) 04:16:59 ID:tY8D9ZB9XA
男「……」キッ
女「おいおい、そう睨むなよ。いいぜ、教えてやるよ」
女「私は女だが女じゃない。ま、アレだ、別人格ってヤツかな」
女「都市伝説、ラブホテル殺人事件のナンパ集団。そいつらのせいで自殺した人間達の魂が混ざりできたのが私だ」
女「私は二度とそういう者を出さないために生まれたんだ」
女「つまり、ラブホテル殺人事件は私の都市伝説という事だ」
男「そうか、じゃあもうお前の仕事は終わっただろ。さっさとその体から離れろ」
女「んっんー、それが無理なのさ」
393: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2011/12/29(木) 04:18:51 ID:1eRjVZpXZM
女「私は取り憑いた人間が死ぬまで、離れることができない」
女「だから、今まではすぐに自殺したりして死んでたんだが」
女「この体の持ち主、強くてね。未だに私に対抗してきやがる」
男「おい、それじゃあ意味ないだろ。ナンパ野郎から守るために生まれたのに、その後自殺しちゃ意味ないだろ!」
女「おいおい、勘違いは止めてくれよ。私がいつ守るために生まれたって言ったよ?」
女「私は、ナンパ野郎を殺すために生まれたんだぜ」
394: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2011/12/29(木) 04:20:41 ID:GgRZcDWIwo
男「クソッ!」
男(女が死んでないのは、強いからだと言っていた)
男(それはまだ女が生きていたいからなんだ。そりゃそうだ、こんなくだらないことで死にたくねーもんな)
男(だったら、俺がなんとしてでも奴をお前の体から追っ払ってやる)
男(だから、ちょっと待ってろよ、女。今度は)
男「今度は、俺がお前を救う番だ!」
395: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2011/12/29(木) 04:23:20 ID:cu1/Ay.CjM
今回はここまで!
何か展開が少年漫画っぽいって思ったけど、俺少年漫画好きだから別にいーや!
396: 郵便屋 ◆jWU.FEbXOc:2011/12/30(金) 01:59:12 ID:sQHyMImaDA
警察署内にて
鏡「さて、あんたにはどういうことか説明してもらおうかい?」
トリック「ワタクシの話が終わってから女さんを探すものだと思ってましたの…それなら、女さんはずっと遠くの方へ逃げられると…でも、まさか同時進行だなんて思いませんでしたわ」
テケテケ「そんなのどうでもいいよ!何で男が死ぬのか言ってよ!」
トリック「…ワタクシ、本当は間に合いませんでしたの。ワタクシが来たときにはもう、三人は殺された後でしたわ」
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