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男「ナルガたんハアハア」ナルガ「・・・うざい」
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1: さぎし ◆kvG4ejFyq2:2011/9/28(水) 00:11:38 ID:nZvxm/BURM
男「ナルガたん(*´д`*)ハアハア」

ナルガ「・・・」

男「毛をもふってしていい?」

ナルガ「断る」

男「じゃあ、ギュってしていい?」

ナルガ「・・・」

男「沈黙は肯定とみなす!!」ッバ!!

ナルガ「しつこい!!」バキッ!!

男「ひでぶ!?」

ナルガ「(いつからこうなったんだろう・・・)」

話は数日前に遡る


2: さぎし
◆kvG4ejFyq2:2011/9/28(水) 00:15:16 ID:nZvxm/BURM
〜〜〜数日前〜〜〜

男「HRオッケー!!」
男「装備オッケー!!」
男「待っててね!ナルガたん!!」

受付「はーい、こちらでクエストを受注してk」
男「ナルガたんのクエストで!!(*´д`*)」

受付「(何この人?キモイ!)わかりました、場所は渓流です、気をつけて下さい」

男「はーい!!」
3: さぎし
◆kvG4ejFyq2:2011/9/28(水) 00:22:45 ID:nZvxm/BURM
〜〜〜渓流エリア〜〜〜
ナルガ「今日はいい天気だな」

ナルガ「こんな日は水浴びに限る」

ナルガ「その後は恒例のケルビ狩りかなフフ」

バシャバシャブルル

ナルガ「気持ちいい…っ!気配!?」

男「ナルガたんどこかな〜」

ナルガ「(なんだあいつ?ハンター一式にボーンククリ?まるで初心者じゃないか)」

男「むむ!?ナルガたんの気配!!」

ナルガ「(!?完璧に気配は消していたはず!?見た目に騙されるな、ということか)」

ナルガ「(なんにせよ、気づかれたからには、隠れていても、無意味!)」

バサッ、ズーン

男「わっ!?」

ナルガ「(相手は一流のハンター!!恐らく一瞬の油断が死に繋がる…)」
4: さぎし
◆kvG4ejFyq2:2011/9/28(水) 00:29:41 ID:nZvxm/BURM
男「ナルガたん!!」

ナルガ「(武器を抜かない?やはり、そうとうの手練れか…)」

男「すごい!本物だ!!」
ナルガ「(一見驚いているような素振りも、油断させる演技!)」

男「も、もう我慢出来ないっ!」

男「ナルガたーん(*´д`*)」

ナルガ「(!?武器を持たずに突っ込んでくる!?こんなやつ初めてだ!どう対処すればいいかわからないっ!)」

男「(*´д`*)ハアハア」

ナルガ「(近い!!この距離じゃ、避けれない!!)」

男「ナルガたん!!」ダキッ
ナルガ「きゃっ!?」
バキッ、ゴン!!

男「ぐぴゃ!!」

ナルガ「あ、」

ナルガ「(つい、思い切り殴ってしまった…)」
5: さぎし
◆kvG4ejFyq2:2011/9/28(水) 00:34:02 ID:ETm0s3jQuI
男「・・・」

ナルガ「死んだ、かな?」

ナルガ「放置しててもいいけど…せめて、水をかけてやろう」

バシャバシャ

男「っ!?ゴホッゴホッ!!」

ナルガ「気がついた?」
ナルガ「(といっても言葉がわからないからただ、唸ってるようにしか聞こえないか…)」

男「うん!大丈夫!!ありがとう、ナルガたん」

ナルガ「!?私の言葉がわかるのか!?」

男「えへへ、まあね」

ナルガ「これは驚いた、人間にそんな力があったなんて…」


6: さぎし
◆kvG4ejFyq2:2011/9/28(水) 00:39:02 ID:ETm0s3jQuI
〜〜〜現在〜〜〜

ナルガ「いつまで引っ付いてるつもりなんだ?」
男「クエスト終了時間まで(*´д`*)」

ナルガ「その、お前には仲間、とかいないのか?こんな事をしていたら怪しまれるのではないか?」

男「ナルガたん、俺を心配してくれてるの!?嬉しい!!大丈夫!!俺、ソロだから(≧ω≦)b」

ナルガ「ああ、そう」

男「あ、もうそろそろ時間か」

ナルガ「帰るのか?」

男「うん、またね、ナルガたん」

ナルガ「二度と来るな」
7: さぎし
◆kvG4ejFyq2:2011/9/28(水) 00:42:55 ID:PZqqDnt/sY
今日はここまでとします 明日は時間問わず
ガンガン投下していきますm(__)m

回覧ありがとうございました
8: 名無しさん@読者の声:2011/9/28(水) 07:15:38 ID:QdoNGMorCk
支援!
放置しないでね…?
9: さぎし
◆kvG4ejFyq2:2011/9/28(水) 07:45:56 ID:guljLTQ0v2
支援ありがとうございます!!

男「支援だってナルガたん!!嬉しいね!」

ナルガ「こんなやつを支援していただき、ありがとうございますm(__)m」
男「ナルガたん!支援記念にギュー・・・」

ナルガ「・・・うざい」
10: さぎし
◆kvG4ejFyq2:2011/9/28(水) 08:41:20 ID:VMR/UgjFcQ
男「ナルガたーん」タッタ

ナルガ「また、お前か…ん?」ピクピク

ナルガ「なにやら香ばしい匂いがするな」

男「気がついた!?今日はナルガたんの喜びそうな物を持ってきたよ」

ナルガ「お前が私の喜ぶ物を持ってきたかはさておき、見せろ」

男「ナルガたんったら…大胆…」

ナルガ「見せろ」
11: さぎし
◆kvG4ejFyq2:2011/9/28(水) 12:39:25 ID:DK79KcUzXA
男「ジャーン!!」

ナルガ「これは…ケルビ肉か?なんとも食欲をそそる」

男「ケルビ肉をあぶり焼きにしてみたんだ、食べてよ、ナルガたん」

ナルガ「そこまで、言うなら食べてやろう、勘違いするなよ、別に食い意地が張ってる訳じゃないからな!!」

男「ナルガたんツンデレwwwちょっと待ってて」ゴソゴソ

ナルガ「?なんで、皿に乗せてるんだ?」

男「一緒に食べようと思って」

ナルガ「見たところ、私一人分しかないぞ?」

男「僕はこれがあるから、」つこんがり肉

ナルガ「・・・皿に乗せてる肉を食べるのは不思議な気分だな」

男「いただきます」
ナルガ「なんだそれは」
男「生に感謝して食べるときにいうんだ」
ナルガ「そうか、・・・いただきます」

男「(ナルガたんカワユス(*´д`*))」
12: さぎし
◆kvG4ejFyq2:2011/9/28(水) 12:48:16 ID:9S3FXLrCz.
ナルガ「・・・美味しい」ハムハム

男「うん」ガツガツムシャムシャモリモリ

ナルガ「随分、豪快だな…」
男「こんがり肉はかぶりつくのが礼儀!」
ナルガ「そうか」

男「ごちそうさま」
ナルガ「・・・ごちそうさま」
ナルガ「ずっと気になってたんだが、なんで手を合わせるんだ?」
男「これが感謝の印なんだよ」

ナルガ「・・・そうか」
スカッスカッ
ナルガ「上手く出来ないな…」
男「(ナルガたんが必死に手を合わせようとしてる!!凄く可愛い!!抱きつきたい!!)」

ナルガ「まあ、あれだ」 男「?」
ナルガ「さっきの肉は美味しかった…だから、もしよかったら、また持ってきてくれないか?」

男「・・・」
ナルガ「駄目か?」
男「全然!!ナルガたんの為ならいつでも持ってくるよ!!」
13: さぎし
◆kvG4ejFyq2:2011/9/28(水) 12:52:08 ID:wQ08J0KhCs
ナルガ「ところで、お前はハンターなんだよな?」
男「うん、そうだよ?」 ナルガ「ハンターは金を払って、クエスト?を受注して、モンスターを狩って金を稼いでると聞いたことがある、だがお前は私に会いに来るばっかりでそのクエストを達成してないんじゃないか?大丈夫なのか?」

男「問題ないよ、ナルガたんに会うだけなら、金なんて掃いて捨てる程ある(`・ω・´)」

ナルガ「そうか」
ナルガ「(!?今、一瞬嬉しいとか感じてなかったか!?)」
14: さぎし
◆kvG4ejFyq2:2011/9/28(水) 12:53:47 ID:9S3FXLrCz.
男「ナルガたん」
ナルガ「?」
男「結婚しよう」
ナルガ「・・・雄だけどいいか?」
男「なん・・・だと?」 ナルガ「嘘だ、断る」
ナルガ「(なんで、ドキドキしてるんだ!?私!!)」
15: さぎし
◆kvG4ejFyq2:2011/9/28(水) 16:33:05 ID:1Fs5h2eCBU
男「ナルガたんの毛はモフモフだねぇ」
ナルガ「・・・」
男「とっても毛ざわりがいいよ(*´д`*)」
ナルガ「わかったから、息を荒くするな、かかってくすぐったい」
男「刃翼も触ったら斬れそうだけど、」
ナルガ「ちょ!おい!!」男「表面はスベスベしてるね」
ナルガ「やめっ・・・ん!」
ナルガ「おい、何した?」
男「え?頭を撫でてるんだけど…」ナデナデ
ナルガ「違う、その2秒前にしたことだ」
男「ああ、キs」
ナルガ「貴様!!」バキッ
男「グハ!!」
16: さぎし
◆kvG4ejFyq2:2011/9/28(水) 16:38:05 ID:1Fs5h2eCBU
男「ナルガたーん」
ナルガ「お前も懲りない奴だな」
男「ナルガたんってどの辺が感じるの?」
ナルガ「お前の頭の中はひょっとしなくても常時お花畑なのか?」
男「まあまあ」ナデナデ
ナルガ「む、この頭を撫でるというのは落ち着くな…」
男「もし、僕以外が触ったらどうなる?」
ナルガ「触らせる気は無いな」

男「えへへ〜ギューってしていい?」
ナルガ「好きにしろ」
17: さぎし
◆kvG4ejFyq2:2011/9/28(水) 16:42:33 ID:RhZtreRMKk
ナルガ「なあ、男」
男「!?ナルガたんが僕の名前を覚えてくれた!!」 ナルガ「あ、いや、まあ、お前の名前はともかくとして、ハンターは私達モンスターを狩って名声を得るて聞く、だがお前はいつまで経っても私を狩る気配がない」
ナルガ「だから、大丈夫なのか?」
男「・・・ヒグッグスッ」
ナルガ「!?泣いているのか?すまん、悪気は無かったんだ」

男「僕は絶対にナルガたんだけは狩らないよ、絶対に」

ナルガ「男・・・」
18: さぎし
◆kvG4ejFyq2:2011/9/28(水) 16:46:57 ID:RhZtreRMKk
男「ところでさっきの続きだけど」
ナルガ「ん?ああ、」
男「僕はナルガたんに会うために色々と狩ってきたんだwww」
ナルガ「例えばどんな?」
男「んー?最近ならリオレイアかなー」

ナルガ「(リオレイア、決して弱くはない飛竜だ、まさかこの装備で倒したのか?だとしたらこいつはかなり凄腕の…)」

ナルガ「その装備で行ったのか?」
男「いや?これは露出面積が多くてナルガたんと接触出来るから装備してるだけでメイン装備はちゃんとあるよ」

ナルガ「まて、変態」
19: さぎし
◆kvG4ejFyq2:2011/9/28(水) 16:49:06 ID:RhZtreRMKk
ナルガ「今日は男の奴、遅いな、」
ナルガ「いつもならこの時間にナルガたん!!とかいいながら、登場するのに、」
ナルガ「ケルビでも狩るか」

ナルガ「・・・不味いな」ハムハム

ナルガ「また、あの肉を持ってきて貰うか」

ナルガ「男・・・来ないな」

ナルガ「・・・寂しい」
20: さぎし
◆kvG4ejFyq2:2011/9/28(水) 16:55:37 ID:HCcBG4yiJI
〜〜〜ギルド〜〜〜

男「どういう事だよ!!ちゃんとHRは到達してるのにクエスト受注出来ないって!!」
受付「ですから、ハンター様はクエスト失敗を繰り返しておりその挽回が追い付いていないのです」

男「そのぶん、他のモンスターを狩ってるだろ!?リオレイアとかベリオロスとか!!」
受付「じゃあ、何故、ナルガクルガだけ失敗するんですか!?」
男「そ、それは・・・」 受付「とにかく!ナルガクルガはハンター様がHRをあげるためのターゲットモンスターです!!これ以上失敗は許されません!」
男「くっ!!」
21: さぎし
◆kvG4ejFyq2:2011/9/28(水) 20:29:59 ID:t6uracRKfM
ギルマス「ほっほっほ、なにやら騒がしいのぅ」
受付&男「ギルドマスター!!」

ギルマス「男よ、お前さんが何故ナルガクルガを狩らないかは聞かん」
男「・・・」
ギルマス「だが、ハンターを名乗る以上、ギルドのルールにはしたがってもらう」
ギルマス「受付ちゃん」 受付「はい」
ギルマス「何か緊急のクエストはあったかのう?」チラリ
受付「え?・・・あ!はい、一つだけ」
男「?」ガタッ
受付「ターゲットは・・・リオレウスですね」
ギルマス「そうかそうか、あー、リオレウスが暴れまわって困るのう、誰かリオレウスを討伐する勇気あるハンターはいないかのう」チラリ
男「ギルドマスター・・・ありがとう・・・」
男「そのクエスト、僕が引き受けた!!」
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