注意
このスレには捕食、虐殺、首跳ねのようなグロ成分が含まれています。
直接的な表現は極力減らしていますが、苦手な人はすぐに戻ってください。
2: ◆R.iBuJXktQ:2011/9/22(木) 23:42:30 ID:m9S8aEy.Sk
――ココハ……ドコ?
すっかり日が落ちた森の中、少し赤が混じった青い塊がうごめいていた。あらゆる物理攻撃を弾き、触れたものを容赦なく溶かす、一般的にスライムと言われる魔物だった。
――ワタシハ……ダレ?
赤い液体が混じっている所から、何かを捕食した後のようだ。 スライムはうごめいてはいたが、その場からは動こうとはしなかった。
――ワタシ?ワタシハナニ?
しばらくすると、スライムは大きく広がったり、小さくなったり、一部を鋭く尖らせたりと次々と形を変えていく。端から見れば、十中八九近づきたくないというようなおぞましい光景だった。
――ワタシハ……わたしは……私は!
3: 名無しさん@読者の声:2011/9/22(木) 23:43:31 ID:7vTIIhVuFE
しえん
っと
4: 名無しさん@読者の声:2011/9/22(木) 23:43:36 ID:U/g2Hh.7Kc
おもしろそう
しえん!
放置はナシでおながいします
5: ◆R.iBuJXktQ:2011/9/22(木) 23:44:40 ID:sZFT6sQ9z2
>>3
支援ありがとうございます。というか、早いwww
私という存在を理解したのは、つい最近の事だが、私という存在の全てを理解したかと言うと、答えはノーだ。私があの日血まみれの女性を捕食する前の事は全く思い出せない。私が今こうして思考出来るのは、おそらく人間の知識を偶然手に入れたおかげだろう。先ほど、同族と言う奴と出会って、コミュニケーションをとってみたが、言葉と言うものは無いらしく、無反応だった。つまりはド低脳だ。昔の私もあんなド低脳だったと考えると、何とも言えない。
そんなこんな考えているうちに、森の開けた場所で日向ぼっこをしている一匹の狼を見つけた。何にも考えないで飛びつこうものならば、あっという間に気づかれて逃げてしまう。だが、幸い私はスライムだ。極限まで体を引き伸ばし、気配を悟られずに近づいて、頭を貫く事が出来る。そして、それをやるための知識もある。後はやる気と根気だが、それは食欲が無理にでも掻き立ててくれる。
そして、私は獲物への接近を始めた。
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