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壱国城、謁見の間
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壱王「よくぞ参った……魔力を持つ者、勇者よ」
魔者「……お呼びくださったこと光栄に思います、陛下」
壱王「そう畏まらずともよい、楽にせよ」
魔者「……おそれいります」
887: 少女:2012/4/6(金) 22:25:11 ID:YvdtUw2.Mw
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弐国、森のそばの集落、村長の家
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ギィィイ…
側近「失礼いたします」
シン…
村娘「……静かだな……」
壱姫「誰もいないみたいだね」
888: 少女:2012/4/6(金) 22:25:38 ID:YvdtUw2.Mw
魔者「これ勝手に入っていいのか? 確かに看板はあったけど、見た目完璧に民家だぞ」
側近「こちらはこの村の村長様のお宅でございますから」
魔者「ど、どういうことだ?」??
壱姫「その村で一番大きな家が、旅人を泊めたり宿屋を営んだりすることが、宿屋のない小さな村にはよくあるらしいよ」
村娘「……へえ……」
側近「よくご存知で」ニコ
889: 少女:2012/4/6(金) 22:26:19 ID:YvdtUw2.Mw
魔者「……しっかし静かだな」
……シン…
村娘「……やっぱり誰もいないんじゃ……?」
壱姫「でもこんな時間に出かけるかい?」
側近「……」
……シン
壱姫「……他の家にも回ってみようか」
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