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壱国城、謁見の間
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壱王「よくぞ参った……魔力を持つ者、勇者よ」
魔者「……お呼びくださったこと光栄に思います、陛下」
壱王「そう畏まらずともよい、楽にせよ」
魔者「……おそれいります」
783: 少女:2012/3/20(火) 21:46:05 ID:SHIfJkK4AE
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タタン、トンッ…
魔者「……さて、と……到着だな」
魔者「この辺だったかな……うお、砂ぼこりやべぇ!」ガサガサ、ゲホッゴホッ
魔者「んー、結構時間かかるかもなあ……」ハア
側近「お手伝い致しましょうか?」
魔者「おう頼…………って、うわあああああああおおおええおおあああ!!!??」
784: 少女:2012/3/20(火) 21:47:39 ID:eycZAGN556
側近「……」
魔者「うぇ、え……あ、そ……側近?」ドキドキバクバク
側近「……」
魔者「な、なんだよ驚かすなよ……ってかなんでここにいるんだ?」ハアハア
側近「……」
魔者「そ、側近?」
側近「……いえ、驚かせして申し訳ございません」プルプル
魔者「さっきから必死で手をつねってるのはなんでだ」
785: 少女:2012/3/20(火) 21:48:48 ID:eycZAGN556
側近「このような洞穴があったのですね」ニコ
魔者「……おう、ちょっと登らないと入り口がわからないから、普通にしてたらまず見つからない」
側近「ほう……」フムフム
魔者「……」
側近「……それで、このような洞窟で、何をしてらしたのでしょう?」
魔者「え、そりゃ……」
側近「……」
786: 少女:2012/3/20(火) 21:49:18 ID:SHIfJkK4AE
魔者「……、そ、それはいいから、なんでここにいるのか答えろよ」
側近「それは……」
魔者「……」
側近「……壱姫様の御心のままに、勇者様の説得に参りました」ニコ
魔者「……お前って笑ってごまかすよな」
側近「これ以上無くはっきりと申し上げたつもりでございますが……」
魔者「いや、気まずさとかそういう……まあいいか」
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