***
壱国城、謁見の間
***
壱王「よくぞ参った……魔力を持つ者、勇者よ」
魔者「……お呼びくださったこと光栄に思います、陛下」
壱王「そう畏まらずともよい、楽にせよ」
魔者「……おそれいります」
669: 名無しさん@読者の声:2012/2/27(月) 07:29:57 ID:nHtxpoh1uw
まってた!つCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
670: 少女:2012/2/27(月) 21:33:42 ID:peBMWugcX6
ひやあああこれは夢か…!
みなさんありがとうございます!!
>>667
楽しみなんて嬉しすぎる…!
ありがとうございます!
>>668
お待たせして申し訳ないですううう
少しずつ更新率を戻していこうかと思います!
>>669
お待たせして(ry
ありがとうございます!
それでは今日も少しですが投下しますね!
671: 少女:2012/2/27(月) 21:35:34 ID:6LYyU.x/2k
***
側近「」ドスッ
グオオォォォ…
…ズズン
側近「……これでよろしいでしょうか」
魔者「おー、さすがだな」
側近「もったいなきお言葉でございます」
672: 少女:2012/2/27(月) 21:36:35 ID:6LYyU.x/2k
側近「それでは戻……」
魔者「こんだけでかいヤツなら、あいつらにも鼻が高いぜ」ルンルン
側近「……あいつら、と申しますと?」
魔者「ああ、他にも二人一組で狩りに出てるやつらがいるんだよ、三チームくらい」
側近「……」
魔者「どうした?」
側近「ならば私などの出る幕などなかったのでは?」
673: 少女:2012/2/27(月) 21:37:13 ID:peBMWugcX6
魔者「?」
側近「……私が姫様から離れずとも済んだのでは?」
魔者「……何が言いたいんだよ」ハア
側近「……」
魔者「あのなあ、そんなに壱姫が心配か?」
側近「……」
674: 少女:2012/2/27(月) 21:38:09 ID:6LYyU.x/2k
魔者「心配しなくたって、あいつらは壱姫を殺したりなんかしないさ」
側近「……っ」ギリッ
魔者「?」
側近「……お言葉ですが勇者様」
魔者「お、おう」
側近「壱姫様は、王家の人間にございます」
魔者「おう……?」
675: 少女:2012/2/27(月) 21:38:53 ID:6LYyU.x/2k
側近「……そのお立場ゆえ、御命を狙われることも少なくはございません」
魔者「……」
側近「かつて、……これは極秘の話ですが……血を分けし王家の人間に、殺されかけたこともございます」
魔者「!?」
側近「壱姫様を思う我々臣下の気持ちも、どうか汲みやっていただけますれば嬉しくございます」
魔者「……」
676: 少女:2012/2/27(月) 21:40:23 ID:peBMWugcX6
側近「……私などの話に耳を傾けてくださりありがとうございます、今の話はどうか他言無用でお願い致します」
魔者「……」
側近「戻ってもよろしいでしょうか?」
魔者「……」
側近「……それでは、先に失礼致します」
スタスタ…
魔者「……」
677: 少女:2012/2/27(月) 21:41:15 ID:peBMWugcX6
今日はここまでに!
ありがとうございました!
678: 名無しさん@読者の声:2012/2/27(月) 21:47:38 ID:sO.j3XTpmo
乙です!
明日も楽しみにしてます!
つC
679: 名無しさん@読者の声:2012/2/28(火) 23:55:06 ID:PXIa8lk0OM
まぁまったりしろよ つ旦
680: 少女:2012/2/29(水) 05:28:52 ID:0VQbs4Y8tE
うわあああああすみません寝ちゃってましたあああorz
>>678
ごめんなさいすみません
昨夜の分は今日の投下分に回します(´;ω;`)
>>679
まったりしすぎて寝ちゃってごめんなさいoyz
また夜に来ます(´;ω;`)
681: 少女:2012/2/29(水) 21:34:09 ID:OxfdlXW7XU
改めまして昨日はすみませんでしたorz
今から投下します!
682: 少女:2012/2/29(水) 21:35:05 ID:OxfdlXW7XU
魔者「……ちょっと待て」
側近「……」ピタ
魔者「事情は、分かった……けど」
側近「……」
魔者「それでもあいつらを疑う理由にはならないだろ」
側近「……そうでございましょうか」
683: 少女:2012/2/29(水) 21:35:57 ID:G021L50jqw
魔者「俺はあいつらは殺しをしないって言ったじゃねえか」
側近「……はい」
魔者「……それは、俺を疑ってるってことだな」
側近「……」
魔者「答えろ」
側近「……勇者様を疑っているのではございません」
684: 少女:2012/2/29(水) 21:36:41 ID:G021L50jqw
魔者「……」
側近「主君たる壱姫様のみを信じているだけにすぎぬのでございます」
魔者「……」
側近「ご無礼をご容赦くださいませ」ペコ
魔者「……いいのかよ」
側近「……と、申しますと」
685: 少女:2012/2/29(水) 21:37:48 ID:OxfdlXW7XU
魔者「壱姫は俺と、村娘……それから多分女頭のことも信頼しはじめてる」
側近「……」
魔者「壱姫の信頼してる奴を疑うってことは、壱姫を疑うのと同じだろ」
側近「……あの方が信じたものを疑い、御身を守るのが臣下の勤めにございます」
魔者「……」
側近「……」
686: 少女:2012/2/29(水) 21:38:48 ID:G021L50jqw
魔者「……ひとつ確認したい」
側近「なんなりと」
魔者「お前は壱姫に危害を加えようとしないかぎり、俺たちと敵対するつもりはないんだな?」
側近「……おっしゃるとおりでございます」
魔者「……わかった」ハア
687: 少女:2012/2/29(水) 21:39:59 ID:G021L50jqw
魔者「……それならいい、お前が余計な心配して気疲れしようが俺は知ったことじゃねえからな」
側近「……ご理解感謝致します」
魔者「……」ジッ
側近「どうかなさいましたか?」
魔者「……さみしくないか?」
側近「……お言葉の意味がわかりかねます」
魔者「……誰も信用できないってことは、さみしくないか?」
688: 少女:2012/2/29(水) 21:41:55 ID:G021L50jqw
側近「……!」
魔者「……」
側近「いえ、けしてそのようなことは」ニコ
魔者「……そうか」
側近「はい、……壱姫様を、信用しておりますゆえ」
魔者「…………ああ、そうか……」
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