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魔者「仕方ないからお前と結婚してやるよ」
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1: 少女:2011/9/15(木) 19:33:16 ID:VDKZMqcALE
***

壱国城、謁見の間

***

壱王「よくぞ参った……魔力を持つ者、勇者よ」

魔者「……お呼びくださったこと光栄に思います、陛下」

壱王「そう畏まらずともよい、楽にせよ」

魔者「……おそれいります」


589: 少女:2012/1/2(月) 22:21:57 ID:.cEX9H328w
今日はここまでに!
少なくてすみません(´・ω・`)

センター終わったらまたちょいちょい投下しますゆえどうかご容赦をm(__)m
590: 少女:2012/1/16(月) 21:38:40 ID:kcr/clrm.w
センター終了しましたね!
携帯没収くらってしまい、時間が開いてしまったことお詫び申し上げますm(__)m

それでは今から投下しますね!
591: 少女:2012/1/16(月) 21:41:31 ID:.L0le3Mb.s
壱姫「さて、君と二人きりになった理由にはもうひとつあってね」

側近「はい」

壱姫「わかってると思うけど、勇者のことだ」

側近「……はい」

壱姫「困ったことになったよねえ」ハァ

側近「……」
592: 少女:2012/1/16(月) 21:43:09 ID:kcr/clrm.w
壱姫「そりゃ策がないわけじゃないんだけどさあ」

側近「策ですか?」

壱姫「……うん、まあちょっとね」ニタァ

側近「左様ですか」ニコ
593: 少女:2012/1/16(月) 21:44:58 ID:kcr/clrm.w
壱姫「でも、これは強行策になるからさ、出来れば使いたくないんだよね」

側近「……」

壱姫「……側近?」

側近「……はい」

壱姫「どうかしたの」

側近「……いえ、少々意外に思いまして」
594: 少女:2012/1/16(月) 21:46:12 ID:.L0le3Mb.s
壱姫「何が」

側近「出会って間もないというのに、随分勇者様を思いやって差し上げていらっしゃることでございます」

壱姫「……そうだっけ?」

側近「少なくとも普段の姫様でしたら、手段などお選びになさらないかと」

壱姫「……まあ確かにね」
595: 少女:2012/1/16(月) 21:46:51 ID:.L0le3Mb.s
壱姫「でもこれは、彼だからというわけじゃないさ」

側近「……左様ですか」ニコ

壱姫「……本当だってば」ジト

側近「嘘ではないかと疑っているなどとは申し上げておりませんが」

壱姫「…………」ジト

側近「……」ニコ

壱姫「……まあいいけどね」ハア
596: 少女:2012/1/16(月) 21:49:50 ID:.L0le3Mb.s
本日はここまでにしたいと思います(´ω`)

まだ二次、私立一般が残っておりますゆえ通常営業とまではいきませんが、
また数日に一回は投下したいと思います!

ではではおやすみなさいませ。
597: 名無しさん@読者の声:2012/1/16(月) 21:52:03 ID:wfm2.VqjDI
(二次)頑張れ!!
(私立一般)頑張れ!!
(更新)頑張れ!!
っCCCCCCCCCCCCC
598: 少女:2012/1/22(日) 21:38:10 ID:Wcjz2f/lU6
>>597
ありがとうございます!!
私立はあと10日ほどしかなくて、内心ビビっております(;´ω`)
英語がなあ…


ちょこっと書き溜め出来ましたので、今から投下しますね!
599: 少女:2012/1/22(日) 21:44:53 ID:EDf04Jpibk
壱姫「話がずれた、本題へ戻ろう」

側近「申し訳ありません」

壱姫「怒ってないから」

側近「……」

壱姫「それより何か良い考えはない?」

側近「申し訳ありません」

壱姫「……」ハァ
600: 少女:2012/1/22(日) 21:46:14 ID:Xwg2zBPOZE
壱姫「……引っ掛かってることがないわけじゃないんだけどね」

側近「と、申しますと」

壱姫「あの黒い肌の男……盗賊といったかな」

側近「はい」

壱姫「あの男が邪魔したから聞けなかった勇者の言葉の続き……」

側近「……」

壱姫「……少し、気になってね」
601: 少女:2012/1/22(日) 21:47:26 ID:Xwg2zBPOZE
側近「……では、それを勇者様にお訊ねしては?」ニコ

壱姫「え、……あー、うん」

側近「何か問題でも?」ニコ

壱姫「……」

側近「……」ニコニコ

壱姫「……何か怒ってる?」

側近「とんでもございません、私などが姫様に怒るなど」ニコ
602: 少女:2012/1/22(日) 21:49:28 ID:Xwg2zBPOZE
壱姫「……」

側近「何か?」

壱姫「ちょっとこっちに来なさい」

側近「はい?」

  グイッ


603: 少女:2012/1/22(日) 21:50:26 ID:EDf04Jpibk
側近「……」

壱姫「」ナデナデ

側近「……姫様」

壱姫「何?」ナデナデ

側近「これは一体……?」

壱姫「側近のご機嫌取り」ナデナデ

側近「……」
604: 少女:2012/1/22(日) 21:51:18 ID:EDf04Jpibk
壱姫「機嫌直った?」

側近「……元より私には姫様を相手に機嫌を損ねたりなど、恐れ多い所業でございます」

壱姫「はいはい」

側近「……」

壱姫「機嫌、直った?」

側近「……」

壱姫「……じゃ、ボクのお願いきいてくれる?」ニコー

側近「……姫様の仰せのままに」
605: 少女:2012/1/22(日) 21:53:09 ID:EDf04Jpibk

***

壱姫「さて、それじゃあそろそろ戻ろうか」

側近「姫様」

壱姫「ん?」

側近「……今といい先程といい、私のために姫様のお顔をつぶす様な真似をしてしまい……」

壱姫「先程?」

側近「……女頭様との件にございます」

壱姫「ああ、あの口喧嘩ね」
606: 少女:2012/1/22(日) 21:54:13 ID:Xwg2zBPOZE
壱姫「いいよボクは気にしてないし」

側近「しかし……」

壱姫「珍しい君が見れてむしろ満足さ」

側近「……姫様の寛大なる御心に感謝を」チュ

壱姫「どういたしまして」クス
607: 少女:2012/1/22(日) 21:55:02 ID:EDf04Jpibk
壱姫「むしろ気になったのは──」

側近「はい」

壱姫「──……いや」


──魔者「だ、だっていきなり知り合いが山賊だって言ったら、こいつらのこと悪いヤツだって思うだろ……!?」

壱姫(……やれやれ、呆れたことだね、あの男の仲間思いの程は)
608: 少女:2012/1/22(日) 21:57:09 ID:EDf04Jpibk
今日はここまでにしたいと思います。

ではではおやすみなさいませノシ
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