***
壱国城、謁見の間
***
壱王「よくぞ参った……魔力を持つ者、勇者よ」
魔者「……お呼びくださったこと光栄に思います、陛下」
壱王「そう畏まらずともよい、楽にせよ」
魔者「……おそれいります」
418: 少女:2011/11/21(月) 21:45:15 ID:kl8E2gL2EM
魔者「味方?」
村娘「……仲間……?」
魔者「うーん、知り合い?」
村娘「……友人……?」
魔者「……それはなんか気持ちわるいわ、……やめてくれ」ウェッ
壱姫「……結局何の話な訳さ」イライラ
419: 少女:2011/11/21(月) 21:45:42 ID:cPyZimQKa.
魔者「ああもう、あいつらなんか知り合いだ知り合い、知り合いで十分だ」
壱姫「で、その知り合いが何だって?」
村娘「……暴れるかも……」
壱姫「……は?」
村娘「……怒り狂って暴れるかも……」
壱姫「いや言い直されても意味わかんないから」
420: 少女:2011/11/21(月) 21:46:33 ID:kl8E2gL2EM
壱姫「つまり、君たちの知り合いが、君たちが突然居なくなってたら驚くだろうってこと?」
魔者「まあそういうことだな」
壱姫「というか君たち、知り合いなんて居たの?」
魔者「どういう意味だコラ」
421: 少女:2011/11/21(月) 21:48:37 ID:cPyZimQKa.
今日は少しキリが悪いですがこの辺で(´ω`)
おやすみなさいましー
422: 少女:2011/11/22(火) 21:40:52 ID:yan9zBwNCM
遅くなりましたー(;´`)
更新いきます!
423: 少女:2011/11/22(火) 21:41:42 ID:1t5Nfnd7FI
壱姫「だって君たち、二人で生活してきたんだろう?」
側近「……自給自足、他とは交流がなかったとお聞きしておりますが」
魔者「ああ、まあなかったな」
村娘「…………」
側近「それで、『お知り合い』が、ですか?」
魔者「そりゃああいつら……もがっ!?」
村娘「……魔者、めっ……」
424: 少女:2011/11/22(火) 21:43:47 ID:1t5Nfnd7FI
村娘「……秘密、って約束した……」
魔者「──ぶはっ、……あーそうだったな、すまん」
村娘「……わかればよし……」コクコク
壱姫「え、何?」???
村娘「……だめ、秘密……」フルフル
425: 少女:2011/11/22(火) 21:48:45 ID:1t5Nfnd7FI
村娘「……魔者ちょっと……」コソコソ
魔者「おう」コソコソ
壱姫「……内緒話?」
側近「……何なんでしょう」
壱姫「うーん……」
***
魔者「家まで行って帰ってくるだけだろ?」
村娘「……でもこの時期……」
魔者「うーん、しかしぴったり鉢合わせるか?」
***
壱姫「よくわかんないな……何やってんだろ」
426: 少女:2011/11/22(火) 21:52:34 ID:yan9zBwNCM
今日はここまでです(´ω`)
短くてすみませぬ…
おやすみなさい!
427: 名無しさん@読者の声:2011/11/22(火) 23:20:42 ID:x07hoQdDXs
あーもー気になるだろ!!
支援!!
428: 少女:2011/11/23(水) 21:33:26 ID:Bz5Vxk9m2I
>>427
おおっ(°∀°*)
意味わかんねーよハゲなどと罵られるのを覚悟していたので支援いただけるなんて…(´;ω;`)ブワッ
ありがとうございます!
今から投下します!
429: 少女:2011/11/23(水) 21:34:46 ID:Bz5Vxk9m2I
***
魔者「……と、まあ話し合った結果」
村娘「……何も聞かず私たちについてきてくれないか……」
壱姫「何がどうしてそうなった」
430: 少女:2011/11/23(水) 21:36:05 ID:Bz5Vxk9m2I
壱姫「ついてこいって……何する気なんだよ」
魔者「だから詳しくは話せない事情があるんだよ」
壱姫「話せないような事情ってなんだよ」
魔者「だからそれが話せな」
村娘「……壱姫、すまん……」
壱姫「……」
魔者「おいなぜ村娘には反論しない」
431: 少女:2011/11/23(水) 21:36:53 ID:Bz5Vxk9m2I
側近「姫様はみにくいものがお嫌いですから」ニッコリ
魔者「おいちょっと待て、それは俺がみにくいってことか」
側近「いえ、御婚約者様がお美しいということでございます」
村娘「……私と魔者だけの秘密なんだ、壱姫……」←聞いてない
村娘「……お願いだから……」
壱姫「……〜〜っ」
432: 少女:2011/11/23(水) 21:48:36 ID:Bz5Vxk9m2I
壱姫「あーもういいよ、わかったよ」
魔者「おっ」
壱姫「でもどこに行くかくらい教えなよね」
村娘「……それはもちろん……」
魔者「そういや側近、あんたは場所聞いてるかもな」
側近「と、言いますと──」
魔者「俺たちの家さ」
433: 少女:2011/11/23(水) 21:54:49 ID:Bz5Vxk9m2I
今日はここまでにします!
ありがとうございましたー!
434: 少女:2011/11/24(木) 21:49:59 ID:Kkh511QEhI
あぶぶぶ遅くなりました
こんばんは(´・ω・`)
今から投下しますね!
435: 少女:2011/11/24(木) 21:51:04 ID:JlaWwk8fx.
***
壱国外れの山奥
***
壱姫「……で、一体どこまで歩くわけさ?」ウンザリ
魔者「あと少し」
壱姫「さっきからそれしか聞いてないよ……」ハア
436: 少女:2011/11/24(木) 21:52:26 ID:Kkh511QEhI
魔者「文句言うなよな……大体お前は歩いてもねえだろが、側近に抱えてもらってよ」
側近「」ニッコリ
壱姫「側近は護衛なんだから当たり前じゃないか」
魔者「どんな当たり前だよ」
壱姫「側近」
側近「はい」
437: 少女:2011/11/24(木) 21:52:51 ID:JlaWwk8fx.
壱姫「ボクを下郎から守るのは?」
側近「護衛の仕事でございます」
壱姫「ボクを雨風や空腹から守るのは?」
側近「護衛の仕事でございます」
壱姫「ボクを筋肉痛から守るのは?」
側近「護衛の仕事でございます」
262.43 KBytes
[4]最25 [5]最50 [6]最75
[*]前20 [0]戻る [#]次20
【うpろだ】
【スレ機能】【顔文字】