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魔者「仕方ないからお前と結婚してやるよ」
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1: 少女:2011/9/15(木) 19:33:16 ID:VDKZMqcALE
***

壱国城、謁見の間

***

壱王「よくぞ参った……魔力を持つ者、勇者よ」

魔者「……お呼びくださったこと光栄に思います、陛下」

壱王「そう畏まらずともよい、楽にせよ」

魔者「……おそれいります」


285: 少女:2011/10/30(日) 21:16:54 ID:tMXuJA2ahY
今日はこの辺でー…(´・ω・`)

そろそろまじで書き溜めがあああああ
内容は決まってるのですが時間が…すみません
286: 少女:2011/10/31(月) 21:12:06 ID:CxrgMNh062
今日もちょこっとだけ更新ですー
287: 少女:2011/10/31(月) 21:12:46 ID:WceLfe4OIg
壱王「では警備の強化、そして兵の強化、近々検討しよう」

魔者「は?」

壱王「なにかな」

魔者「いや、検討……って」

壱王「勇者の言い分はわかったし受け入れるが、財政上に問題はある」

壱王「実現に時間がかかるのは避けられん」
288: 少女:2011/10/31(月) 21:13:44 ID:WceLfe4OIg
魔者「……じゃー、俺らの分の鎧とか武器とかいらないんで、それキャンセルして金まわしたらどうだ?」

壱王「……?」

魔者「今日採寸したばっかだしまだ作りはじめてはねえだろ」

魔者「おい村娘、お前もいらねーだろ?」

村娘「……ん……」

壱王「……むむ」
289: 少女:2011/10/31(月) 21:14:27 ID:CxrgMNh062
壱王「しかしそれでも足らんぞ」

壱姫「……旅費は?」

壱王「む?」

壱姫「鉄道で弐国までお送りする計画でしたでしょう?」

壱王「……ああ」

壱姫「宿泊費や食費のために、莫大なお金を回しているのではありません?」

壱王「うむ」

魔者「あー俺、それいらねーや」
290: 少女:2011/10/31(月) 21:15:43 ID:WceLfe4OIg
壱姫「」ニッコリ

  「!?」

  ドヨドヨ…

壱王「何を言う、そんなことはさせられん!!」

壱王「それに、それでどうやって旅をするつもりだ……!?」

魔者「それについても話がある」

魔者「もっとも、これは頼みじゃなくて宣言だけどな」

壱王「……申してみよ」ハア
291: 少女:2011/10/31(月) 21:16:29 ID:WceLfe4OIg
今日はここまでです!
ありがとうございました!
292: 名無しさん@読者の声:2011/10/31(月) 23:47:10 ID:JrqGbBqdhE
続きが気になるww支援支援しえーん(`・ω・´)ドキドキ
293: 少女:2011/11/1(火) 21:03:34 ID:HPGj8KGTJE
>>292
ありがとです(´`*)!

今からいきますね!
294: 少女:2011/11/1(火) 21:05:16 ID:HPGj8KGTJE
***

壱国城、謁見室A〜回想〜

***

壱姫「さて、話すこともこれくらいかな?」

魔者「いや、まだある」

壱姫「なんか問題あるっけ?」

魔者「……この旅の主旨って魔王討伐だろ?」

壱姫「そうだね、……今さら何言ってるの?」
295: 少女:2011/11/1(火) 21:07:22 ID:HPGj8KGTJE
魔者「その上で、いくつかの国をまわるんだよな?」

壱姫「うん……弐国、参国、肆国……我が国と合わせて『四大国』と呼ばれる国々へ向かうことになると思う」

壱姫「我が国が資源豊かであるように、弐国では産業が発展していて、参国では武術で有名だし、肆国じゃ歴史的なものが多く残されてる」

壱姫「魔王を倒す上で必要な情報や力を手に入れるための最短ルートだろう」
296: 少女:2011/11/1(火) 21:08:52 ID:HPGj8KGTJE
魔者「……なあそれ、回り道するわけにはいかないのか?」

壱姫「はあ!?」

魔者「……さっきも言ったように、この国にはたくさんの魔物がのさばってる」

魔者「俺はそいつらを倒しながら旅したい」

魔者「いや、旅する! もう決めた!」
297: 少女:2011/11/1(火) 21:10:46 ID:uXbwh/DWnY
壱姫「何言ってるんだい、魔王は君にしか倒せないんだよ?」

壱姫「雑魚なんか他のやつらに任せればいいだろう?」

魔者「その任せられるやつがいないから言ってんだろ?」

壱姫「…………」

魔者「大体な、雑魚を倒せなくて頭が倒せるわけねーだろが」

壱姫「わかってる……だから武術に秀でた参国で修行する計画なんだ」
298: 少女:2011/11/1(火) 21:13:48 ID:HPGj8KGTJE
魔者「それこそ時間がもったいねーな」

魔者「強くなるなら実戦が一番だ」

魔者「それに、でかいことするだけが国民を守る術じゃないだろ」

魔者「集団の頭は細かいとこまで考えられなきゃ駄目だろが」

壱姫「…………」
299: 少女:2011/11/1(火) 21:16:34 ID:uXbwh/DWnY
側近「確かに勇者様の仰ることにも筋が通っておいでかと」

壱姫「!」

魔者「おー、話がわかるなお前」

壱姫「…………」ムムム

壱姫「……出来ることは協力するって言ったしね」ハア

壱姫「わかったよ、お父様にお話するとき、僕からも言ってあげる」

魔者「!」
300: 少女:2011/11/1(火) 21:17:21 ID:HPGj8KGTJE
今日はここまでにします!
ありがとうございました(*´∀`*)
301: 少女:2011/11/1(火) 21:19:25 ID:uXbwh/DWnY
つかさりげに300ゲトしとるた(°Д°)キヅカナカッタ

ありがとうございます(・∀・)!
302: 少女:2011/11/2(水) 21:15:00 ID:gjgtFT0Dtk
九時過ぎたーあわわわ

今から行きます!
303: 少女:2011/11/2(水) 21:16:53 ID:P1xoGlWrdk
壱姫「でも自分で言いなよね」ジト

魔者「わーかってるって、サンキュなー」

壱姫「…………」イライラ

壱姫「!」

壱姫「……♪」ニヤー
304: 少女:2011/11/2(水) 21:17:50 ID:gjgtFT0Dtk
側近「皆様、もうしばらくで陛下と約束のお時間でございます」

壱姫「あら大変、それでは参りましょうか♪」

魔者「おー」ガタッ

村娘「…………」ガタッ

壱姫「ところで勇者様?」ニッコリ

魔者「な……なんだよ気持ちわりいな」ビクッ
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