***
壱国城、謁見の間
***
壱王「よくぞ参った……魔力を持つ者、勇者よ」
魔者「……お呼びくださったこと光栄に思います、陛下」
壱王「そう畏まらずともよい、楽にせよ」
魔者「……おそれいります」
191:🎏 少女:2011/10/7(金) 21:30:08 ID:yCl96nADP2
今日はここまでにしますね!
遅くなってすみませんでしたm(__)m
192:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/7(金) 21:34:52 ID:BZtxKHno3Q
何だろう…
魔者が可哀想になってきたww
どれくらいの書き込みが迷惑にならないのかわからない(´・ω・`)
とりあえず今日もお疲れ様ですノシ
193:🎏 少女:2011/10/8(土) 21:02:51 ID:wqKIwZCrUY
>>192
魔者はヤラレキャラですよw
迷惑なんかじゃないですよー
支援はいくらあっても嬉しいものですので(´`*)
では今から投下始めますノシノシ
194:🎏 少女:2011/10/8(土) 21:04:39 ID:wqKIwZCrUY
壱姫「……あのさ、それもう誰かに言っちゃった?」
村娘「……今お前に言ったぞ……」
壱姫「ああいや……、それ以外じゃ?」
村娘「……魔者が言ってないなら誰も知らないはず……」
壱姫「ならなんとかなる……かな?」
村娘「……何の話だ……?」
壱姫「だから彼の求婚に答えを出すのは待って欲しいって話さ」
195:🎏 少女:2011/10/8(土) 21:05:43 ID:ym1gDgXGNQ
壱姫「……いや、彼の求婚に答えを出したのを内緒にして欲しいって話になったのかな?」
村娘「……なぜ……?」
壱姫「……見せかけだけでいいんだ、この国を出るまで……」
壱姫「……それから村や町で公言したりそういう態度を取るのは控えてもらえたらと思ってる」
村娘「……そういうってどういう……?」
壱姫「簡単に言えばイチャつくなってことだね」クス
196:🎏 少女:2011/10/8(土) 21:06:51 ID:wqKIwZCrUY
村娘「……なんで……?」
壱姫「いやまあぶっちゃけボクのワガママなんだけど」
村娘「……目に毒……?」
壱姫「そうじゃなくて……ボクに好きな子がいるのは聞いたかな?」
村娘「……ん……」
壱姫「ボクはその子と結婚したいんだよね」
村娘「……もっともだな……」
197:🎏 少女:2011/10/8(土) 21:09:37 ID:wqKIwZCrUY
壱姫「うん、だから他の男と結婚させられるのは困るんだよ」
村娘「……ん……」
壱姫「ちなみに今の最有力婚約者候補は勇者ね」
ブホッ
壱姫「おお……はじめて取り乱したね」
村娘「……それで……?」ゲホゲホッ
198:🎏 少女:2011/10/8(土) 21:13:31 ID:ym1gDgXGNQ
壱姫「まあそれで、彼に他の女と結婚されると困るわけさ」
壱姫「ボクに次の婚約の話が来てしまうからね?」
壱姫「まあボクには他に何人か婚約者候補がいるんだけど」
壱姫「勇者の扱いは飛び抜けてるんだ……“勇者”ゆえにね」
壱姫「だから君が彼のプロポーズを受けてしまうと、ボクにとっては少し困ったことになる」
199:🎏 少女:2011/10/8(土) 21:16:44 ID:ym1gDgXGNQ
壱姫「彼はボクとけして結婚はしないだろう」
壱姫「でもお父様にはボクを勇者と結婚させるつもりにさせておく」
壱姫「少なくとも今から出る旅が終わるまでは……」
壱姫「ボクにとってはそれがベストだ」
村娘「……なぜ魔者なんだ……?」
壱姫「それは彼にボクと結婚するメリットがないからさ」
200:🎏 少女:2011/10/8(土) 21:17:01 ID:wqKIwZCrUY
200\(^o^)/
201:🎏 少女:2011/10/8(土) 21:19:24 ID:ym1gDgXGNQ
とりあえず今日はここまでで!
とうとう200突破です!
コイツらマジで一体いつになったら出発する気なんでしょう
気長にお待ち頂けたらと思います
これからも何とぞよろしくお願いしますm(__)m
202:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/8(土) 22:29:34 ID:LHj7VdGG5Q
>>193
何回もレスしてもいいものか不安がががが
あ、あと少女さんって
少女「仕方ないから全部持っていってあげるよ」書いた人…ですよね?
僕あれ大好きです。もちろんこのSSも少女さんも大好きです。
それだけですwww
また明日も頑張ってください!!ノシ
203:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/9(日) 04:39:16 ID:Qkeb3Kk31s
こんなSSがあったなんて………お……俺は…orz
勝手につまらないと決め付けてたよ…1よスマンこ
おくれたが(`・ω・)つC
204:🎏 少女:2011/10/9(日) 21:13:36 ID:1ftXwa1NiA
少し遅れましたすみません
今から投下します!
>>202
嬉しいですよ(´`*)!
そうですよー!
知っている人がいるとは……!←
ありがとうございます
頑張ります(^ω^)!
>>203
いえいえーw
やっぱり決めつけてた通りだったと思われなくて一安心です(`・ω・´;)
ありがとうございます!
205:🎏 少女:2011/10/9(日) 21:14:25 ID:1ftXwa1NiA
壱姫「さっきも言ったけど、彼はボクとけして結婚しないだろう」
壱姫「他の婚約者候補は隣国の王子だとかそんなやつらばっかりだ」
壱姫「彼らにはボクと結婚するメリットがある」
壱姫「ひきかえ彼にそんなものは存在しない」
村娘「……そうか……?」
壱姫「え?」
206:🎏 少女:2011/10/9(日) 21:15:33 ID:urZP35D5Xo
村娘「……メリットならあるだろ……」
壱姫「彼に?」
村娘「……ああ……」
壱姫「お金とか名誉とか?」
村娘「……そうじゃないけど……」
壱姫「そうだね、彼はあんまりそういうものには興味がなさそうだ」クス
壱姫(だから話を持ちかけたってのもあるしね?)
207:🎏 少女:2011/10/9(日) 21:18:12 ID:1ftXwa1NiA
壱姫「でも他にメリットがあるにしたって、彼にはデメリットの方がはるかに大きいでしょ」
村娘「…………?」
壱姫「だって君と結婚できなくなるじゃない」キッパリ
村娘「……それ以外は……?」
壱姫「はあ?」
村娘(……あれは偽求婚だからな……)
壱姫(以外も何もそれが唯一最大のデメリットじゃないか)???
208:🎏 少女:2011/10/9(日) 21:19:55 ID:1ftXwa1NiA
×唯一最大の〜
○唯一で最大の〜
脳内補完よろしくお願いしますm(__)m
209:🎏 少女:2011/10/9(日) 21:21:49 ID:1ftXwa1NiA
壱姫「それに、どちらにしろ話を聞いてくれそうな婚約者は彼しかいなかったんだよ」
壱姫「他の婚約者候補には多大なメリットがあるし、結婚しなければ国家間のトラブルを生むしね」
壱姫「そういうしがらみがないってとこでも彼は最適だったからね」
村娘「……ふむ……」
壱姫「まあ本当に、ボクのワガママに過ぎない話さ」
210:🎏 少女:2011/10/9(日) 21:23:52 ID:urZP35D5Xo
村娘「……理解はした……」
壱姫「まあ無理だよね、ああ気にしないでいいからね、君が彼に返事をしたって聞いた時点でもう諦めてたし大体新婚夫婦に」
村娘「……いーよ……」
壱姫「イチャつくなとか鬼畜過ぎるしそれに勇者はあんまり………………えっ」
村娘「……イチャつかなきゃいいんだな……?」
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