カーチャンが本当のカーチャンじゃなかった件
Part2
63 :1:2011/07/13(水) 02:53:56.67 ID:hgHxcprj0
「お前、家出してるだろ?こんな辺鄙な所で、徒歩で、しかも夜。見たこともない顔だ」
「・・・」何も言わずうつむいていた。
「今回は見逃してやる。金なんて持ってねぇんだろ?俺の奢りだ」
「だがな」
「決して甘やかしたりはしねぇ。200円だけ持たせてやる。どこかで親に電話しろ。親に心配かけてることへ責任を取れ」
今でもグッサリ心に突き刺さってる言葉。
俺はその200円でまたおにぎりを買った。
66 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 02:57:03.91 ID:ZaSBM5ni0
リロードを連打するスレは久しぶりだな
67 :1:2011/07/13(水) 02:58:05.55 ID:hgHxcprj0
正直心が腐っていたんだと思う。
俺は爺さんの気持ちを裏切っていた。
次の飲食店で食い逃げをしてアッサリつかまった。
警察が手馴れた感じで淡々と事務をこなし、どうしても呼ばないでくれという俺の願いを無視して両親へ連絡をした。
未成年者への対応としては当然だった。
両親が迎えに来る。
今まで反抗したことなどなかった。
とても仲の良い家族だった。
罵声も汚い言葉も、使ったことさえなかった。
ただただ幸せな家庭だった。
だが、俺の母さんへの第一声は
「てめぇは近寄るんじゃねぇ」だった。
68 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 02:58:15.97 ID:NvUX8T+W0
シーチキン?
69 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 02:59:21.24 ID:wujXUJJz0
>>68
そこに食いつくのかよw
高菜じゃね?あれうまいし
72 :1:2011/07/13(水) 03:01:24.59 ID:hgHxcprj0
家へ多分一週間ぶり?に帰ってきた俺は、
汚い体であるにも関わらず、風呂にも入らず、ずっと部屋にひきこもった。
学校へも行かない。
母さんと顔を合わせたくなかった俺は汚い話になるが、排泄物も部屋で済ませ、オヤジに処理させていた。
ずっと信じてきたものが、あの優しかった母さんが、ずっと騙し続けていたことにただただ絶望して、
世の中に希望なんて何もなかった。
78 :1:2011/07/13(水) 03:05:36.54 ID:hgHxcprj0
>>68
なんか定番なのじゃなくて、ちょっと手のこんでるやつだった気がするw
今ファミマで売ってるキムチチャーハンとかソッチ系w
それから一年が経った。
俺は全く変わらず、引き篭もっていた。
時間の感覚もよくわからない。
それどころか、上手く喋れなくなっていた。
後からわかったがストレスと誰とも喋ってなかったのが原因だったらしい。
80 :1:2011/07/13(水) 03:07:33.54 ID:hgHxcprj0
ずっと考えていた。
自分は誰の子かもわからない。
でも聞きたくないし、話したくもない。
こんな偽者の家族なんていらない。
どうすればいい?
どうすればこの現状を変えられる?
すごく自然に一つの結論に達した。
「そうだ。あの偽者の母親を殺せばいい」
夜中にコッソリ台所へ降りて、包丁を手にした。
82 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:07:44.97 ID:Lmyd+NHq0
まぁ、普通の反応だよな・・・
84 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:09:14.63 ID:NvUX8T+W0
mjk.......
86 :1:2011/07/13(水) 03:10:22.57 ID:hgHxcprj0
心に何の抵抗もなかった。
本気で殺してやろうと思った。
その後でオヤジを問いただして、
もしもオヤジも本当の父親じゃないなら殺して、当面の金を奪って逃げようと思った。
家庭の禁の一つ、両親の寝室に入ってはならない、を破りドアを開けた。
88 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:12:49.25 ID:5XCjhetw0
ねれねえじゃねえか
89 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:13:12.26 ID:Lmyd+NHq0
穏やかじゃなくなってきたな…眠れん
90 : 忍法帖【Lv=8,xxxP】 :2011/07/13(水) 03:13:37.84 ID:RSIdT9Kn0
寝れない…
91 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:14:21.05 ID:9j5LKuWcO
まじかよ…
92 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:16:23.71 ID:ZaSBM5ni0
いま高校生の俺がこの状況に陥ったら間違いなく狂うだろうな
93 :1:2011/07/13(水) 03:16:28.55 ID:hgHxcprj0
母さんを見て愕然とした。
以前はふっくらとしていた体型もガリガリに痩せ、
髪の毛もバサバサだった。
殺せなかった。
でも何か込み上げてきて、包丁で刺しまくった。
自分の腕を。
ウクッ・・・!!アアッ!!
みたいな声にならない声を上げていたらオヤジが起きた。
物凄い形相で俺を殴りつけてきた。
そこまで記憶があるが、どうもボコボコにやられたらしい。
気がついたら自室に寝かされてた。
94 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:17:55.85 ID:NvUX8T+W0
腕か
95 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:18:25.28 ID:ZaSBM5ni0
ってことは>>1 にはまだ腕に傷とか残ってるんだよな・・・
96 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:18:33.33 ID:vRF3PQ8c0
涙が
97 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:18:52.53 ID:hzNpy86o0
カーチャン…(´;ω;`)
98 :1:2011/07/13(水) 03:19:35.42 ID:hgHxcprj0
腕の傷は深くなく、包帯があてがわれていた。
でも少し冷静になっていた俺はボーっと何も考えずに窓の外を見てすごしていた。
数日後、オヤジが俺の部屋にやってきた。
当然俺はドアを開かない。
オヤジはドアを壊して入ってきた。
以前の俺ならここで発狂していただろう。
だが、何故か冷静だった。
オヤジの顔を横になりながら見て、涙がスーっと流れたのを覚えている。
99 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:21:07.69 ID:Lmyd+NHq0
少なくとも母ちゃんは本気で>>1を愛してた
でもそれを冷静に理解できる年頃でもなかっただろうし……
何かすげぇ切ない…
100 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:21:56.09 ID:NvUX8T+W0
かあちゃんかぁ.....
101 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:23:05.76 ID:qX2FABLe0
切なすぎるなぁ......
102 :1:2011/07/13(水) 03:26:43.82 ID:hgHxcprj0
「父さん」と言いたかったのだが、どうしても上手く喋れない。
何かを言おうとしている俺に父さんが
「真実、本当のことが知りたいか?」
と聞いてきた。
俺は反応しなかった。
「真実、お前が本当のことを知りたいと思っても、今は話さない。だがな・・・」
オヤジがここで涙を流した。心がズキッと痛んだ。
「お前が母さんのことを考えて、今までのことを思い返して、許せる時が来たと思ったら俺から話す」
ということだった。
俺はそれから時間が経つにつれて、本当のことってのを知りたくなってきた。
まず、部屋を片付けてみた。
トイレにだけは行くようにしてみた。
少しずつ、オヤジと話すようにしてみた。
この一つ一つに一ヶ月以上の時間をかけて、こなすようにしてみた。
気がつけば、キャンプから二年が経っていた。
104 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:28:32.36 ID:G0UXzzJMO
代行さんに頼んでスレ立てようとしてる自分が恥ずかしくなってきた
この内容があまりにも切なくて良くて・・・
107 :1:2011/07/13(水) 03:30:11.93 ID:hgHxcprj0
いつしか、普通に喋れるようになっていた。
元々自分で言うのもなんだが、割と社交的だった俺は友達も少なからずいて、
友達からずっともらっていたメールにも返信するようになった。
オヤジに対しても猜疑心はある。
しかしいつしか自然に話せるようになっていた。
しかし笑顔はやはり無かった。
111 :1:2011/07/13(水) 03:35:15.33 ID:hgHxcprj0
ある日、オヤジが一冊の本を持って、俺の部屋に勝手に入ってきた。
さすがに怒る。勝手に入ってくるなよ・・・などと言っていたら
何も言わずにベッドに無言で座る。
パラパラとページをめくる。
そこには俺の成長の記録が記されていた。
俺が体調を崩して気が気でなかったこと、
何を与えればいいのかわからなくて、勉強したことのメモ、
初めて立った日のこと、
顔立ちが自分に似てきた、だの書いてあった。
一番は母乳が出ないってことが多く書いてあったかなw
自分の子じゃねぇんだから、似てくるわけねぇだろ・・・とか思いながら見ていた。
108 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:30:20.35 ID:NvUX8T+W0
目が閉じそう.....
眠気覚ましにお墓で煙草すってくる
109 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:31:06.23 ID:qX2FABLe0
くそーーー明日学校で寝るか
110 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:34:24.13 ID:Lmyd+NHq0
>>108
逝ってらっしゃい
115 :1:2011/07/13(水) 03:39:33.49 ID:hgHxcprj0
>>108
墓場ってww
>>109
俺は職場で寝るぜ・・・とかまずいかw
別の本を渡された。
そっちには決して人には見せられない悩みの日記が記されていた。
いつか言わなくてはいけない・・・
自分みたいになって欲しくないから絶対に運動部に入って男らしくなってほしい・・・
なんで自分は女に生まれなかったのか・・・
真実は軽蔑するだろうな・・・
116 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:41:19.65 ID:a94N7Kj10
最近涙腺がガバガバだなぁ…
117 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:41:32.59 ID:Lmyd+NHq0
カーチャン…(´;ω;`)
118 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:43:45.30 ID:qX2FABLe0
カーチャン…(´;ω;`)
120 :1:2011/07/13(水) 03:44:22.10 ID:hgHxcprj0
もうね。
気がついたら音読してたのw
ボロボロ涙出てきて、許せない気持ちと、でも母さんは愛してくれてたってのがわかって、
ずっとオヤジと二人で泣いてた。
それからまたしばらくして、母さんに会いたくなってしまった。
でもキッカケがなかなか訪れない。
自分からは会いに行きたくないし、会っても悪態ついてしまうだろうなって思ってた。
ある日の夜、オヤジが歩いてる音がしてドアを静かに開けた。
126 :1:2011/07/13(水) 03:49:21.75 ID:hgHxcprj0
オヤジの足音だと思ってたのは母さんのものだった。
時間が止まった。
最近は俺が徐々に元に戻っていたこともあり、母さんも元の綺麗な母さんに戻っていた。
少し安心してくれてたんだろう。
数秒間何も言わずに目が合っていた。
すごく長い時間に感じたけど数秒間だったんだろう。
かれこれ、マトモに顔を合わせるのは二年ぶり?くらいだった。
「まこt・・・」母さんが言いかけた途端に
涙腺が決壊してボロボロになって出た言葉が
「母さん、今日はカレーが食べたい」だった
132 :1:2011/07/13(水) 03:53:35.41 ID:hgHxcprj0
寝る人おやすみいいい!
そのうち少しずつ少しずつ家族というものに戻っていった感があった。
高校を辞めていた俺は、必死に勉強して、大学に進学した。
大学に進学するまでが人生で一番大変だったと思うw
なんせ外に出るのがとても怖い。
あの逃げ出した夜がトラウマだったんだと思う。
外に出ると
それじゃ行こう⇒ドコへ?⇒何の為に?⇒そうだ、逃げなきゃ
って気持ちになってしまい、予備校をサボったことも多々あった。
136 :1:2011/07/13(水) 03:59:09.71 ID:hgHxcprj0
俺は次第にその記憶は封印するようになっていた。
本当のことを聞くのは怖い。
じゃあ忘れた方がいいんじゃないかって。
大学に入ったら新たな友達ができた。
充実していたのかな?きっとしていたと思う。
彼女もできたし、初めてのセックスもした。
でも、そのセックスっていうもの自体に嫌悪感を抱くようになっていた。
なぜなら、男女を強く意識してしまうから。
そして迎えた成人式の日。
140 :1:2011/07/13(水) 04:03:24.59 ID:hgHxcprj0
あ、ゴメン、成人式の前の日だw
オヤジに誘われて釣りに行った。
オヤジが真面目な話する時は大体釣りに誘ってくるw
きっと今日はあの話なんだろうと思って釣りへ出かけた。
そんな日に限ってオヤジが空気を読まずにガンガン釣りやがるw
俺はほぼボウズに近かったwww
「オヤジ・・・なんか話あったんじゃないの?一旦休憩したら?」と聞いてみた。ヒマだったのでw
「釣れてる内は釣る!でないと機会損失が云々…」とか言い出し、結局話さないまま釣り終了w
141 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 04:04:50.78 ID:qX2FABLe0
釣り終了wwwwwwwww
142 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 04:05:38.54 ID:53QlIbo20
えええええええええええ
143 :1:2011/07/13(水) 04:05:51.16 ID:hgHxcprj0
既にハタチだった俺とオヤジは二人で居酒屋へ。
釣った魚を捌いてもらった。
脱線するけど、これがまた美味い!
生もモチロン美味かったけど、炉辺の店だったから焼いてもらう。至福。
そんなこんなでいい感じに酔っ払った後にオヤジに本当のことを話された。
多分オヤジも酒の力を借りたかったんだろうな。
144 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 04:06:11.64 ID:Lmyd+NHq0
( ゜д゜)・・・
145 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 04:06:13.72 ID:a94N7Kj10
そしてこの話も「釣り」でした
とかないよな…?
147 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 04:06:51.14 ID:qX2FABLe0
で、どうなった
148 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 04:07:04.96 ID:Lmyd+NHq0
だよな、そーだよな、そんなわけないよな
焦った焦った(°∀°;)
「お前、家出してるだろ?こんな辺鄙な所で、徒歩で、しかも夜。見たこともない顔だ」
「・・・」何も言わずうつむいていた。
「今回は見逃してやる。金なんて持ってねぇんだろ?俺の奢りだ」
「だがな」
「決して甘やかしたりはしねぇ。200円だけ持たせてやる。どこかで親に電話しろ。親に心配かけてることへ責任を取れ」
今でもグッサリ心に突き刺さってる言葉。
俺はその200円でまたおにぎりを買った。
66 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 02:57:03.91 ID:ZaSBM5ni0
リロードを連打するスレは久しぶりだな
67 :1:2011/07/13(水) 02:58:05.55 ID:hgHxcprj0
正直心が腐っていたんだと思う。
俺は爺さんの気持ちを裏切っていた。
次の飲食店で食い逃げをしてアッサリつかまった。
警察が手馴れた感じで淡々と事務をこなし、どうしても呼ばないでくれという俺の願いを無視して両親へ連絡をした。
未成年者への対応としては当然だった。
両親が迎えに来る。
今まで反抗したことなどなかった。
とても仲の良い家族だった。
罵声も汚い言葉も、使ったことさえなかった。
ただただ幸せな家庭だった。
だが、俺の母さんへの第一声は
「てめぇは近寄るんじゃねぇ」だった。
68 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 02:58:15.97 ID:NvUX8T+W0
シーチキン?
69 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 02:59:21.24 ID:wujXUJJz0
>>68
そこに食いつくのかよw
高菜じゃね?あれうまいし
家へ多分一週間ぶり?に帰ってきた俺は、
汚い体であるにも関わらず、風呂にも入らず、ずっと部屋にひきこもった。
学校へも行かない。
母さんと顔を合わせたくなかった俺は汚い話になるが、排泄物も部屋で済ませ、オヤジに処理させていた。
ずっと信じてきたものが、あの優しかった母さんが、ずっと騙し続けていたことにただただ絶望して、
世の中に希望なんて何もなかった。
78 :1:2011/07/13(水) 03:05:36.54 ID:hgHxcprj0
>>68
なんか定番なのじゃなくて、ちょっと手のこんでるやつだった気がするw
今ファミマで売ってるキムチチャーハンとかソッチ系w
それから一年が経った。
俺は全く変わらず、引き篭もっていた。
時間の感覚もよくわからない。
それどころか、上手く喋れなくなっていた。
後からわかったがストレスと誰とも喋ってなかったのが原因だったらしい。
80 :1:2011/07/13(水) 03:07:33.54 ID:hgHxcprj0
ずっと考えていた。
自分は誰の子かもわからない。
でも聞きたくないし、話したくもない。
こんな偽者の家族なんていらない。
どうすればいい?
どうすればこの現状を変えられる?
すごく自然に一つの結論に達した。
「そうだ。あの偽者の母親を殺せばいい」
夜中にコッソリ台所へ降りて、包丁を手にした。
82 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:07:44.97 ID:Lmyd+NHq0
まぁ、普通の反応だよな・・・
84 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:09:14.63 ID:NvUX8T+W0
mjk.......
86 :1:2011/07/13(水) 03:10:22.57 ID:hgHxcprj0
心に何の抵抗もなかった。
本気で殺してやろうと思った。
その後でオヤジを問いただして、
もしもオヤジも本当の父親じゃないなら殺して、当面の金を奪って逃げようと思った。
家庭の禁の一つ、両親の寝室に入ってはならない、を破りドアを開けた。
88 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:12:49.25 ID:5XCjhetw0
ねれねえじゃねえか
89 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:13:12.26 ID:Lmyd+NHq0
穏やかじゃなくなってきたな…眠れん
90 : 忍法帖【Lv=8,xxxP】 :2011/07/13(水) 03:13:37.84 ID:RSIdT9Kn0
寝れない…
91 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:14:21.05 ID:9j5LKuWcO
まじかよ…
92 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:16:23.71 ID:ZaSBM5ni0
いま高校生の俺がこの状況に陥ったら間違いなく狂うだろうな
93 :1:2011/07/13(水) 03:16:28.55 ID:hgHxcprj0
母さんを見て愕然とした。
以前はふっくらとしていた体型もガリガリに痩せ、
髪の毛もバサバサだった。
殺せなかった。
でも何か込み上げてきて、包丁で刺しまくった。
自分の腕を。
ウクッ・・・!!アアッ!!
みたいな声にならない声を上げていたらオヤジが起きた。
物凄い形相で俺を殴りつけてきた。
そこまで記憶があるが、どうもボコボコにやられたらしい。
気がついたら自室に寝かされてた。
94 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:17:55.85 ID:NvUX8T+W0
腕か
95 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:18:25.28 ID:ZaSBM5ni0
ってことは>>1 にはまだ腕に傷とか残ってるんだよな・・・
96 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:18:33.33 ID:vRF3PQ8c0
涙が
カーチャン…(´;ω;`)
98 :1:2011/07/13(水) 03:19:35.42 ID:hgHxcprj0
腕の傷は深くなく、包帯があてがわれていた。
でも少し冷静になっていた俺はボーっと何も考えずに窓の外を見てすごしていた。
数日後、オヤジが俺の部屋にやってきた。
当然俺はドアを開かない。
オヤジはドアを壊して入ってきた。
以前の俺ならここで発狂していただろう。
だが、何故か冷静だった。
オヤジの顔を横になりながら見て、涙がスーっと流れたのを覚えている。
99 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:21:07.69 ID:Lmyd+NHq0
少なくとも母ちゃんは本気で>>1を愛してた
でもそれを冷静に理解できる年頃でもなかっただろうし……
何かすげぇ切ない…
100 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:21:56.09 ID:NvUX8T+W0
かあちゃんかぁ.....
101 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:23:05.76 ID:qX2FABLe0
切なすぎるなぁ......
102 :1:2011/07/13(水) 03:26:43.82 ID:hgHxcprj0
「父さん」と言いたかったのだが、どうしても上手く喋れない。
何かを言おうとしている俺に父さんが
「真実、本当のことが知りたいか?」
と聞いてきた。
俺は反応しなかった。
「真実、お前が本当のことを知りたいと思っても、今は話さない。だがな・・・」
オヤジがここで涙を流した。心がズキッと痛んだ。
「お前が母さんのことを考えて、今までのことを思い返して、許せる時が来たと思ったら俺から話す」
ということだった。
俺はそれから時間が経つにつれて、本当のことってのを知りたくなってきた。
まず、部屋を片付けてみた。
トイレにだけは行くようにしてみた。
少しずつ、オヤジと話すようにしてみた。
この一つ一つに一ヶ月以上の時間をかけて、こなすようにしてみた。
気がつけば、キャンプから二年が経っていた。
104 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:28:32.36 ID:G0UXzzJMO
代行さんに頼んでスレ立てようとしてる自分が恥ずかしくなってきた
この内容があまりにも切なくて良くて・・・
107 :1:2011/07/13(水) 03:30:11.93 ID:hgHxcprj0
いつしか、普通に喋れるようになっていた。
元々自分で言うのもなんだが、割と社交的だった俺は友達も少なからずいて、
友達からずっともらっていたメールにも返信するようになった。
オヤジに対しても猜疑心はある。
しかしいつしか自然に話せるようになっていた。
しかし笑顔はやはり無かった。
111 :1:2011/07/13(水) 03:35:15.33 ID:hgHxcprj0
ある日、オヤジが一冊の本を持って、俺の部屋に勝手に入ってきた。
さすがに怒る。勝手に入ってくるなよ・・・などと言っていたら
何も言わずにベッドに無言で座る。
パラパラとページをめくる。
そこには俺の成長の記録が記されていた。
俺が体調を崩して気が気でなかったこと、
何を与えればいいのかわからなくて、勉強したことのメモ、
初めて立った日のこと、
顔立ちが自分に似てきた、だの書いてあった。
一番は母乳が出ないってことが多く書いてあったかなw
自分の子じゃねぇんだから、似てくるわけねぇだろ・・・とか思いながら見ていた。
108 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:30:20.35 ID:NvUX8T+W0
目が閉じそう.....
眠気覚ましにお墓で煙草すってくる
109 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:31:06.23 ID:qX2FABLe0
くそーーー明日学校で寝るか
110 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:34:24.13 ID:Lmyd+NHq0
>>108
逝ってらっしゃい
115 :1:2011/07/13(水) 03:39:33.49 ID:hgHxcprj0
>>108
墓場ってww
>>109
俺は職場で寝るぜ・・・とかまずいかw
別の本を渡された。
そっちには決して人には見せられない悩みの日記が記されていた。
いつか言わなくてはいけない・・・
自分みたいになって欲しくないから絶対に運動部に入って男らしくなってほしい・・・
なんで自分は女に生まれなかったのか・・・
真実は軽蔑するだろうな・・・
116 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:41:19.65 ID:a94N7Kj10
最近涙腺がガバガバだなぁ…
117 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:41:32.59 ID:Lmyd+NHq0
カーチャン…(´;ω;`)
118 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 03:43:45.30 ID:qX2FABLe0
カーチャン…(´;ω;`)
120 :1:2011/07/13(水) 03:44:22.10 ID:hgHxcprj0
もうね。
気がついたら音読してたのw
ボロボロ涙出てきて、許せない気持ちと、でも母さんは愛してくれてたってのがわかって、
ずっとオヤジと二人で泣いてた。
それからまたしばらくして、母さんに会いたくなってしまった。
でもキッカケがなかなか訪れない。
自分からは会いに行きたくないし、会っても悪態ついてしまうだろうなって思ってた。
ある日の夜、オヤジが歩いてる音がしてドアを静かに開けた。
126 :1:2011/07/13(水) 03:49:21.75 ID:hgHxcprj0
オヤジの足音だと思ってたのは母さんのものだった。
時間が止まった。
最近は俺が徐々に元に戻っていたこともあり、母さんも元の綺麗な母さんに戻っていた。
少し安心してくれてたんだろう。
数秒間何も言わずに目が合っていた。
すごく長い時間に感じたけど数秒間だったんだろう。
かれこれ、マトモに顔を合わせるのは二年ぶり?くらいだった。
「まこt・・・」母さんが言いかけた途端に
涙腺が決壊してボロボロになって出た言葉が
「母さん、今日はカレーが食べたい」だった
132 :1:2011/07/13(水) 03:53:35.41 ID:hgHxcprj0
寝る人おやすみいいい!
そのうち少しずつ少しずつ家族というものに戻っていった感があった。
高校を辞めていた俺は、必死に勉強して、大学に進学した。
大学に進学するまでが人生で一番大変だったと思うw
なんせ外に出るのがとても怖い。
あの逃げ出した夜がトラウマだったんだと思う。
外に出ると
それじゃ行こう⇒ドコへ?⇒何の為に?⇒そうだ、逃げなきゃ
って気持ちになってしまい、予備校をサボったことも多々あった。
136 :1:2011/07/13(水) 03:59:09.71 ID:hgHxcprj0
俺は次第にその記憶は封印するようになっていた。
本当のことを聞くのは怖い。
じゃあ忘れた方がいいんじゃないかって。
大学に入ったら新たな友達ができた。
充実していたのかな?きっとしていたと思う。
彼女もできたし、初めてのセックスもした。
でも、そのセックスっていうもの自体に嫌悪感を抱くようになっていた。
なぜなら、男女を強く意識してしまうから。
そして迎えた成人式の日。
140 :1:2011/07/13(水) 04:03:24.59 ID:hgHxcprj0
あ、ゴメン、成人式の前の日だw
オヤジに誘われて釣りに行った。
オヤジが真面目な話する時は大体釣りに誘ってくるw
きっと今日はあの話なんだろうと思って釣りへ出かけた。
そんな日に限ってオヤジが空気を読まずにガンガン釣りやがるw
俺はほぼボウズに近かったwww
「オヤジ・・・なんか話あったんじゃないの?一旦休憩したら?」と聞いてみた。ヒマだったのでw
「釣れてる内は釣る!でないと機会損失が云々…」とか言い出し、結局話さないまま釣り終了w
141 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 04:04:50.78 ID:qX2FABLe0
釣り終了wwwwwwwww
142 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 04:05:38.54 ID:53QlIbo20
えええええええええええ
143 :1:2011/07/13(水) 04:05:51.16 ID:hgHxcprj0
既にハタチだった俺とオヤジは二人で居酒屋へ。
釣った魚を捌いてもらった。
脱線するけど、これがまた美味い!
生もモチロン美味かったけど、炉辺の店だったから焼いてもらう。至福。
そんなこんなでいい感じに酔っ払った後にオヤジに本当のことを話された。
多分オヤジも酒の力を借りたかったんだろうな。
144 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 04:06:11.64 ID:Lmyd+NHq0
( ゜д゜)・・・
145 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 04:06:13.72 ID:a94N7Kj10
そしてこの話も「釣り」でした
とかないよな…?
147 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 04:06:51.14 ID:qX2FABLe0
で、どうなった
148 :名も無き被検体774号+:2011/07/13(水) 04:07:04.96 ID:Lmyd+NHq0
だよな、そーだよな、そんなわけないよな
焦った焦った(°∀°;)
感動系の人気記事
感動・ほっこり短編シリーズ
→記事を読む
あは。いっぱいします?
貧しくツラい環境の中でも健気に前向きに暮らす彼女と、その彼女を時には兄のように時には彼氏として温かく包み込むように支える主人公。次々におこる悲しい出来事を乗り越える度に2人の絆は深まっていき…、読んでいくと悲しくて、嬉しくて、涙が滲み出てくるお話しです。
→記事を読む
クズの俺が父親になった話
結婚して子供が生まれても、働かずに遊び回り家にも帰らない、絵に描いたようなクズっぷりの>>1。しかし、ある日のこと、子供を保育園に迎えに行かなければならない事情を抱えるところから全てが始まる……。親と子とは何か? その本質を教えてくれるノンフィクション
→記事を読む
今から何十年も開かずの間だった蔵を探索する
よくある実況スレかと思いきや、蔵からはとんでもない貴重なお宝が…!誠実な>>1と彼を巡る奇跡のような縁の数々。人の縁、運命、命について考えさせられ、思わず涙するスレです
→記事を読む
妹の結婚が決まった
両親を亡くし、男手一つで妹を育て上げてきた兄。ついに妹が結婚し、一安心したところに突然義母から「元々妹なんて存在しなかったと思ってくれ」という連絡を受けてしまう。失意のどん底に居た兄を救う為、スレ民が立ち上がる!
→記事を読む
急に色々気づいたら、死にたいって思った
積もり積もって七転び八起き◆3iQ.E2Pax2Ivがふと考えついたのが 「死にたい」 という気持ち。そんな中、一つのスレが唯一の光を導き出してくれた。書き込みしてくれる奥様方、なにより飼い猫のチャムちゃん。最後にはー‥七転び八起きとはまさにこのこと。
→記事を読む
番外編「I Love World」
→記事を読む
昨日、嫁の墓参りに行ってきた
>>1と亡き嫁、そして幼馴染みの優しい三角関係。周りの人々に支えられながら、家族は前に進む。
→記事を読む
介護の仕事をしていた俺が精神崩壊した話
介護とは何か。人を支えるとは何か。支えられるとは何か。色々考えさせるスレでした。
→記事を読む
過去の自分に一通だけメールを送れるとしたら
永遠に戻ってくれない時間。それでも、、
→記事を読む